支援総額
目標金額 1,000,000円
- 支援者
- 118人
- 募集終了日
- 2021年10月17日
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- 36,349,000円
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- 11,992,000円
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1匹でも多くの猫を救い新しい飼い主に繋げる為に|ツキネコサポーター
#動物
- 総計
- 192人
プロジェクト本文
終了報告を読む
▼自己紹介&FIP発症までの経緯
数あるクラウドファンディングの中から見てくださり
本当にありがとうございます。
アッシュ(猫、ロシアンブルー、1歳5ヶ月、オス)と共に暮らしている中山桃歌と申します。
アッシュは私にとって初めて一緒に暮らす猫で
我が家に来た2020年12月24日から素敵なハプニングを毎日くれる存在でした。
我が家に来た当初のアッシュ
探検が好きだったアッシュ
一緒に暮らしてから半年経った6月ごろから
急に暑くなったせいなのか今まで食べていたピュリナワンを食べなくなり
銀のスプーンやシーバを好んで食べるようになりました。
(今考えると、アッシュは暑さに弱くこれがストレスだったのかもしれません。私が初めて育てる猫だったため経験値もなくこの時点ではFIPとは気づけませんでした。)
1月に3.7kgあった体重が6月末には3.2kg台なりました。
うんちも今までは毎日していたのに、2日に1回程度になって来て
心配なので定期検診も兼ねて7月9日に血液検査をかかりつけの病院へお願いしました。
(こちらの病院では、血液検査を外注しているようで日付が1日ずれています。)
通常波形よりも、5番のγ-グロブリンの値が非常に高く、
A/G比率が通常よりも低いことからFIPの可能性が高いとこの段階で言われました。
確実にFIPであるという診断をするために、
猫コロナウイルスが陽性かを判断する血液検査をお願いすることになったのですが、
結果を待つ2,3日の間にどんどんとアッシュは弱っていき
7月12日の段階でチュールも食べなくなりました。
やせほそり動かなくなってしまったアッシュ
また、FIPのため免疫力が低下しぶどう膜炎ができてしまい
目が開かなくなってしまいました。
かかりつけの病院にはFIPの薬がなく
かかりつけの病院の先生がおしえてくださった別病院へ
13日の深夜急遽お伺いして診察、その場でFIPとの診断をしていただき、
FIPの治療プロトコル(投薬)を開始することになりました。
7月13日投薬初日
そのあとに、7月14日に猫コロナウイルス陽性の診断がされて、
正式にFIPだということがわかりました。
▼FIP(猫伝染性腹膜炎)とは&FIP治療について
そもそも私もアッシュがFIP(猫伝染性腹膜炎)になるまで知らなかったのですが、
FIP(猫伝染性腹膜炎)とは、猫の腸に多くいる猫コロナウイルス(FCoV)の一種によって
引き起こされる病気の名前です。
飼い猫の25~40%は腸にいると言われ通常は猫を攻撃しないのですが、
腸管で猫コロナウイルスが複製され増える時に、
突然変異でFIPVと呼ばれるものになってしまうと発生するそうです。
まだこの研究も発展途上でなぜFIPVに突然変異するかは分かっておらず
高ストレスがかかると、発症するなどと言われています。
多くは1歳未満の猫がかかると言われていますが、
1歳3ヶ月でアッシュはかかってしまいました。
このFIPは恐ろしいことに、発症すると投薬なしでは余命は短いと1週間とのことでした。
現在のところ、ひとたび発症すれば高い致死率を示します。
アッシュもかかりつけの先生からはもって1週間だといわれました。
つい1ヶ月前まではあんなに元気だったのに目に見えて1日ごとにガリガリになり
全く動かなくなる姿をみると、本当に恐ろしい病気だと思います。
しかし、近年研究が進みFIPに効果がある治療も開発されてきています。
猫コロナウイルスについての投薬による治療の論文もオープンにされており読みました。
Efficacy and safety of the nucleoside analog GS-441524 for treatment of cats with naturally occurring feline infectious peritonitis
Niels C Pedersen
2019年発表と比較的新しい発表論文です。
この論文では12週間=84日投薬をし続けて26匹中18匹は寛解。
残りの猫も1匹をのぞいて84日以上投薬することで寛解することができたとのことです。
ちなみに猫の体重によって薬の量を決定すると効果的だということがわかったそうです。
病院で薬の量や日数を説明されてかなり懐疑的だったのですが、
治験に基づいて現在のルールが決定されているということで少し納得しました。
この論文のプロトコルに則ると、12週間=84日以上の投薬が必要で、
体重によって錠剤の個数は変容するということでした。
病院側のプロトコルでは、アッシュはFIPのドライタイプで、
目にぶどう膜炎が発生しているため、
FIP中期の認定をうけ、病状の進行度合いから
150mg/kgで投薬の錠剤数を決めてほしいとのことでした。
(であれば、治っていく過程で投薬数を減らしてもいいと思ったのですが、
どうやらそのような治験は十分にされておらず、
今後研究が進めばそのような投薬も可能性としてはありえるが
寛解を目指すなら現在のプロトコルに則ったほうがいいとの意見を
かかりつけの医院よりいただきました。)
▼FIP治療費について
緊急を要する容体だったため、
クラウドファンディングを開始する前に投薬を開始させていただきました。
7/13 1回目の受診 3.1kg
→初回診療時、かなりFIPの進行が早かったので
注射による投薬をしてもらいました。(注射1回2万円)
→200mgの錠剤を2.5個 /日 25日間 (7/14-8/7)
8/8 2回目の受診 3.5kg
→200mgの錠剤を2.75個 /日 29日間(8/8-9/4)
9/5 3回目の受診 3.9kg
→200mgの錠剤を3個 /日 29日間(9/5-10/4)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1錠が5000円とのことでした。
なぜ、こんなにも錠剤の費用が高額なのかは私も疑問があり、
製薬会社に勤める友人にインタビューをしたところ、
彼女は人間用の製薬会社なので動物用はこれが当てはまるかはわからないが、
原料費+製造費+治験の費用+研究費+難病用で生産量が少ない
さらに国によってもルールが違うところもあるため
高額になっている可能性があると教えてもらいました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2.5(錠) ×25(日) + 2.75(錠) ×29(日) + 3(錠) ×29(日) = 229.25錠 おおよそ 230錠
62.5 79.75 87
230(錠) ×5000(円) = 115万円+初回注射(2万円) = 117万円 が
新薬の代金にかかります。
お恥ずかしながらアッシュを飼い始めたのが2020年12月24日なのですが、
もう少し広い家に住みたいと思い、2021年の3月に引越ししたばかりだったため貯蓄が少なく、
自分の貯金30万円しか当てることができませんでした。
本当に身勝手なお願いなのですが、
117 - 30 = 87万円を集めたいと思いました。
支援総額1,000,000円で成立した場合、手数料(+税)132,000円を引いた
868,000円が中山の手元に入りますので、今回、1,000,000円を目標とさせていただきました。
すでに、230錠のうち158錠分(81万円)はお支払いいたしましたので、
領収書を添付させていただきます。
▼支援金の使い道
皆様から頂いた支援金は全てFIPの治療薬の費用に充てさせていただきます。
(血液検査代やFIP以外の治療薬費用は中山が負担します。)
考えたくないことではありますが、万が一アッシュが死んでしまった場合
こちらの支援金はすでに支払っているFIP投薬代金に当てさせていただきます。
その上、余剰が発生した場合、現在日本でFIP(猫伝染性腹膜炎)の研究を進めてくださっている
日本獣医生命科学大学 獣医衛生学 田中良和 先生に寄付させていただきます。
(すでにメールにてご了承をいただいております。)
▼リターンについて
アッシュの状況は活動報告にて随時報告させていただきます。
(支援者の方のみの公開とさせていただきます。)
ささやかながら、心からの感謝の気持ちを込めて
御礼のメールや直筆のお葉書、オリジナルハンドタオルやエコバックを贈らせて頂きます。
コロナウイルスやワクチン接種になどにまつわり遅延が発生する見込みがある場合
事前に皆様にご連絡を差し上げます。
また中止になった場合、集まった資金は
前述の
日本獣医生命科学大学 獣医衛生学 田中良和 先生に寄付させていただきます。
▼FIP治療の価格適正化に向けて
正直、FIPという病はお金による命の選別に繋がる非常に過酷な現状です。
(錠剤も法外な値段であり、これを選べない飼い主の方もいると思います。
また、ペット保険も適用外です。)
この現状を少しでも変えたいため、
1:何故現在の新薬はこんなに高額なのか?
2:なぜ日本ではこの研究は遅れているのか?
3:どのくらいの日数で日本で認可されるFIPの薬が開発される可能性があるのか?
以上について獣医の友人や生物研究者にインタビューをしたいと思います。
まず、先んじてインタビューについての内容は支援者様に公開させていただき
その後にきちんとFIPを知らない多くの人に読んでもらいたいため
noteにて公開したいと思います。
ここまで長文になりましたが、 お読みいただき誠にありがとうございます。
誠に身勝手なお願いとなりますが、何卒よろしくお願いいたします。
【プロジェクト終了要項】
●治療・手術対象
アッシュ(猫、ロシアンブルー、1歳4ヶ月)
●治療・手術内容
FIPの投薬治療。FIPを発症してしまったため、FIP治療薬を84日間飲ませ続けなければならない
●治療・手術完了予定日
2021年10月04日(月)
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プロフィール
FIP(猫伝染性腹膜炎)を発症してしまったアッシュベイビーの飼い主。しがない社会人。しかしこれを機にきちんと動物医療についてもっと多くの人に知ってもらいたいと思っています。
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リターン
500円
心からの感謝のメール
●心からの感謝を綴ったメールをお送りさせていただきます。
●Readyforにて近況報告を支援者様のみ公開いたします。
※ 指定のメールアドレスに送付させて頂きます。
※送付以外の目的でメールアドレスを使用する事はありません。
- 申込数
- 32
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年11月
1,000円
心からの感謝のメール&アッシュの動画データ
●感謝の気持ちのメールとアッシュの特別編集した動画をお送りいたします。
●Readyforにて近況報告を支援者様のみ公開いたします。
※指定のメールアドレスに送付させて頂きます
※送付以外での目的でメールアドレスを使用する事はありません
- 申込数
- 55
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年11月
500円
心からの感謝のメール
●心からの感謝を綴ったメールをお送りさせていただきます。
●Readyforにて近況報告を支援者様のみ公開いたします。
※ 指定のメールアドレスに送付させて頂きます。
※送付以外の目的でメールアドレスを使用する事はありません。
- 申込数
- 32
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年11月
1,000円
心からの感謝のメール&アッシュの動画データ
●感謝の気持ちのメールとアッシュの特別編集した動画をお送りいたします。
●Readyforにて近況報告を支援者様のみ公開いたします。
※指定のメールアドレスに送付させて頂きます
※送付以外での目的でメールアドレスを使用する事はありません
- 申込数
- 55
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年11月
プロフィール
FIP(猫伝染性腹膜炎)を発症してしまったアッシュベイビーの飼い主。しがない社会人。しかしこれを機にきちんと動物医療についてもっと多くの人に知ってもらいたいと思っています。