
プロジェクト本文
✔︎ 超健康体ともいえるエリートアスリートの体で起こっていることを詳細に検討し、それを一般の方々の健康のために役立てようとする試みに取り組んでいます。
✔︎ エリートアスリートたちは「遺伝子」「血液」の面で特異な要素を持っており、それにより健康体が保たれているのでは、との仮説を立て、それを検証し、活用する研究です。スポーツ観戦で「感動と勇気」をもらっているスポーツ愛好家の方々、普段からスポーツを楽しんでいらっしゃるアマチュアアスリートの方々にも直接ご支援いただき、研究への一歩を踏み出したいとの思いから、クラウドファンディングへ挑戦します。
✔︎ 今回の研究は、研究対象であるエリートアスリートが健康体を保っている要素『元気の源』の正体が明らかになる可能性を秘めています。ぜひ皆様のあたたかいご寄付をいただけますよう、何卒よろしくお願いいたします。
アスリートの「元気の源」を探る研究を!
ページをご覧いただきありがとうございます。筑波大学・体育系教授の武政徹です。
私は「筋肉」を主な研究対象にする、分子運動生理学を専門にしています。
20年あまり、筑波大学の教員として多くのアスリート学生・大学院生に囲まれながら分子運動生理学の研究をしてきました。運動生理学とは、運動によるからだの適応変化を研究する学問であり、本来はアスリートがパフォーマンスを上げる仕組みを研究し、それをアスリートに還元することが目的です。
しかし、元気に満ちあふれるアスリート学生に囲まれた環境で、教育と研究を続けるうちに、彼らの「元気の源」を知りたいと思うようになりました。
そこで、私がいま注目しているのは、アスリートの「遺伝子」「血液」です。
現在、日本人の健康寿命(介護を受けずに日常生活を支障なく送れる期間)は平均寿命より10年前後短くなっています。(出典:2021年12月20日付の厚生労働省健康日本21推進専門委員会資料 )
これは、我々は晩年の10年間は自立した生活ができず、何かしらの介護を受けなくては生きてゆけないことを示唆する悲しい現実です。
今回の研究でアスリートの「元気の源」を探り、その要素を抽出することができれば、その「元気の源」をこれからも研究し続けることで、私たちの「健康」に結びつくさまざまな成果につながる可能性もあります。
本研究のポイント:
アスリートたちのからだから、元気のヒントを探りたい
アスリートたちの元気な体質は、遺伝子、血液成分、はたまた運動・トレーニングのいずれか、もしくはその相加効果/相乗効果によるものなのか?
私は、この答えをアスレチコオミックス研究により明らかにし、本研究の結果をさらなる研究につなぎ、全世界の人々のために役立てたいと考えています。
■プロジェクト内容:
本プロジェクトでは、エリートアスリート学生たちの「遺伝子」「血液」を解析します。対照実験として、一般学生や高齢者のサンプルを同時に解析します。
■資金使途(目標金額:300万円の内訳)
エリートアスリート等のゲノム解析 110万円
エリートアスリート等の代謝物質解析 110万円
クラウドファンディング手数料など 50万円、間接経費 30万円
■研究実施期間
2025年3月末までを予定
クラウドファンディング終了後、約6ヶ月をかけてアスリートからのサンプル収集を行います。その後、解析および研究成果の取りまとめの期間として2年を想定しています。
※本研究の実施にあたっては、筑波大学附属病院倫理委員会にて研究計画の承認(R02-174)を得ております。
この研究プロジェクトは、①遺伝子、②血液成分の2つの観点で研究を計画しています。
POINT① 遺伝子
エリートアスリートが特異的に持つ遺伝子を明らかにするために、筑波大学所属のエリートアスリートの遺伝子の家系分析を行っています。エリートアスリート特異的な変異などが発見された遺伝子を、分子運動生理学的な観点から検討し、アスレチックパフォーマンス(例えば筋力アップ)に関っていそうな一塩基多型(SNP)を特定します。
このSNPは筋力アップのためのキーファクターの遺伝子に生じている可能性が高く、この成果をもとに、筋力が低下したサルコペニアもしくはフレイルの方への運動処方にも役立つかもしれません。
POINT② 血液成分
エリートアスリートの血漿に特異的に含まれるマイオカイン(骨格筋由来作動物質)等の成分を明らかにします。エリートアスリートの血漿サンプルをマウスの骨格筋培養細胞C2C12の培地に添加し、研究室保有の細胞外フラックスアナライザーを使ってミトコンドリアでの有酸素代謝活性化の指標である酸素消費速度 (OCR: Oxygen consumption rate)に与える影響を検証します。
最大呼吸のOCRを著しく亢進する血漿が見つかれば、それは有酸素代謝を亢進し、細胞のエネルギー(ATP)レベルを上げるような知見につながる可能性もあります。
POINT③ その他
筑波大学の体育会水泳部(水球)に所属する日本代表選手とそれ以外の選手について、大変厳しい運動として知られている高強度間欠運動の前後で採血をおこないました。高強度間欠運動後の血液中の乳酸(無酸素呼吸である解糖系に由来する物質で、一般的には疲労物質としてとらえられている)の濃度を測定した結果、日本代表選手はそれ以外の選手と比べ、血中乳酸濃度が著しく低いことがわかりました。
部活で同じようなトレーニングを日頃行っているにもかかわらず、この日本代表選手はそれ以外の選手と比べ「疲れにくい」形質を持っており、高強度運動後でも血中乳酸が低いというはこの日本代表選手の特異体質を示す特徴かもしれません。この特異体質が遺伝的なものなのか、それとも日々行うトレーニングに対する反応性の違いなのかは現時点では不明です。
本プロジェクトをもとに、目指していきたい未来
アスリートの血液、遺伝子をもとに、分子運動生理学の観点から、「元気の源」を実験によるエビデンスを出しながら可能性を見出していき、これからの研究につなげていきます。
大学の講義室でこのような発想の話をすると、筑波大学体育専門学群の学生達は大変興味を示してくれました。私の運動生理学の講義を受講した人は延べ5,000人を上回ります。講義を行ってきた経験から、私の研究を面白いと思ってくれる人間はアスリート以外にも少なからずいらっしゃると考え、研究開始にあたりクラウドファンディングに挑戦することにしました。
これは研究者の探究心を充たすための基礎研究ではなく、研究の成果をこれからの分子運動生理学などにも役立てていこうとする研究です。スポーツ観戦で「感動と勇気」をもらっているスポーツ愛好家の方々、普段からスポーツを楽しんでいらっしゃるアマチュアアスリートの方々など、スポーツの素晴らしさに理解のある方々に直接ご支援いただきたいと考えました。
「感動と勇気」を超えるアスリートからの贈り物、受け取ってみませんか?
筑波大学へのご寄附に対しましては、確定申告を行うことにより税制上の優遇措置が受けられます。(詳細はこちら:https://futureship.sec.tsukuba.ac.jp/tax/index.html)
優遇措置の内容
■ 個人でご寄附をされる場合
− 所得控除
所得税法上の「寄附金控除」の対象となる特定寄附金(所得税法第78条第2項第2号)の税法上の優遇措置を受けることができます。具体的には、総所得金額等の40%を上限とした寄附金額について、「寄附金額-2,000円」の額が所得から控除されます。
− 住民税の軽減
お住まいの都道府県・市区町村が、条例で筑波大学を「寄附金税額控除」の対象として指定している場合、総所得金額等の30%を上限とする寄附金額について、下記の金額が翌年の個人住民税額から控除されます。
・都道府県が指定した寄附金 [寄附金額 - 2,000円]×4%に相当する額
・市区町村が指定した寄附金 [寄附金額 - 2,000円]×6%に相当する額
※県・市町村の両方が、寄附金税額控除対象指定を行っている場合、都合「寄附金額 - 2,000円」の10%に相当する額となります。
※平成23年度税制改正により、寄附金税額控除の適用下限額が、5,000円から2,000円に引き下げられてます。
※本学を寄附金税額控除対象指定している自治体は、茨城県、千葉県、つくば市など多数があり、詳細は「寄附⾦税額控除の対象として本学が指定された県および市町村⼀覧 (平成29年2⽉1⽇現在)」をご覧ください。
− 計算例
課税所得500万円でつくば市にお住まいの方が、10万円寄附された場合の計算方法は以下のとおりです。
(所得税の軽減額)
・寄附していない場合
5,000,000円×20%(税率)-427,500(控除額)=572,500円
・10万円寄附している場合
{5,000,000円-(100,000円-2,000円)}×20%-427,500(控除額)=552,900円 572,500円-552,900円=19,600円(所得税の軽減額)
(個人住民税の軽減額)
(100,000円-2,000円)×10%=9,800円(個人住民税の軽減額)です。したがって、つくば市にお住まいの方が10万円寄附された場合、 19,600円(所得税の軽減額)+9,800円(個人住民税の軽減額)の合計29,400円が税制上の優遇措置による軽減額となります。※上記はあくまでも目安です。実際は収入の種類、各種所得控除等により変動が生じることがあります。
優遇措置を受ける手続き
本学では、寄附金のご入金を確認しますと、ご寄附を頂いた方へ「寄附金受領証明書」をお送りしています。この証明書を添えて、所轄税務署で確定申告を行ってください。(住民税の寄附金控除のみを受ける場合は、市区町村に申告することになります。)なお、この証明書は、税制上の優遇措置を受けるために必須の書類ですので、大切に保管してください。
※一般的な所得税の確定申告提出期間は、毎年度、翌年2月16日から3月15日までの1ヵ月間です。なお、この期日が土曜日・日曜日と重なると順次繰り下げ、月曜日までとなります。
● 本プロジェクトでは、アスリートの「元気の源」を明らかにし、それを一般人の健康増進に活用することを目指す研究を進めてまいりますが、必ずしも想定した結果が得られるとは限りません。
● 解析及び分析結果次第では、途中でスケジュールや研究計画を大きく変更する可能性があります。その場合でも、本研究のテーマであるアスリートの「元気の源」に近づくために、ご寄付を大切に活用して継続します。
●第一目標達成後のご寄付確定後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。
●寄付完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、新着情報やSNSなどでご紹介させていただく場合があります。
●領収書の名義・発送先は、原則としてご寄付時に入力したお届け先の宛名と住所となります。
●なお、ご寄付後に上記情報を変更することはできず、アカウント情報を変更した場合でも、ご寄付時に入力したお届け先の宛名と住所は変更されませんのでご注意ください(個別にご連絡いただかない限り、原則としてお申込み時にご入力いただいた宛名と住所に領収書をお送りさせていただくことになります)。
●本プロジェクトのギフトのうち、【命名権・お名前掲載】に関するギフトの条件詳細については、READYFOR利用規約(https://legal.readyfor.jp/guidelines/terms_of_service_index/terms_of_service/)の「支援契約」にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。
- プロジェクト実行責任者:
- 武政 徹(筑波大学・体育系・運動生理学領域・分子筋生理学研究室)
- プロジェクト実施完了日:
- 2025年3月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
エリートアスリート学生や対照となる(運動を行わない)一般学生、高齢者、有疾患者などから血液を採取する際の謝金。血液に含まれるリンパ球の遺伝子解読とその解析委託費。培養骨格筋細胞を培養するための器具、試薬。細胞外フラックスアナライザーを動かすためのキット、試薬。
プロフィール
筑波大学体育系(健康体力学分野・運動生理学領域)教授 筑波大学の体育の教員として20年以上勤務しています。専門は「分子運動生理学」で、運動による筋肉の適応現象(筋トレによる筋肥大や持久性運動による有酸素代謝向上)の分子メカニズムを研究しています。 プライベートでキースホンドというオランダ原産のワンコを2頭飼っています。主人を癒やすのが仕事のイヌで、自宅ではずっとこの子達とと一緒にいます。
ギフト
3,000円+システム利用料
3千円コース|アスリートの「元気の源」にたどりつくために
・寄付金受領証明書
・感謝のメール
・研究報告書(PDF)
・研究報告書にお名前掲載(希望者のみ・ニックネーム可)
・論文掲載などについてのお知らせ(随時)
※寄付金受領証明書は、2023年7月までを目処に送付いたします。領収書の日付は、筑波大学へ入金される2023年5月の日付になります。
- 寄付者
- 47人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年3月
10,000円+システム利用料
1万円コース|アスリートの「元気の源」にたどりつくために
・寄付金受領証明書
・感謝のメール
・研究報告書(PDF)
・研究報告書にお名前掲載(希望者のみ・ニックネーム可)
・論文掲載などについてのお知らせ(随時)
※寄付金受領証明書は、2023年7月までを目処に送付いたします。領収書の日付は、筑波大学へ入金される2023年5月の日付になります。
- 寄付者
- 37人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年3月
30,000円+システム利用料
3万円コース|アスリートの「元気の源」にたどりつくために
・寄付金受領証明書
・感謝のメール
・研究報告書(PDF)
・研究報告書にお名前掲載(希望者のみ・ニックネーム可)
・論文掲載などについてのお知らせ(随時)
・オンライン講演会
※寄付金受領証明書は、2023年7月までを目処に送付いたします。領収書の日付は、筑波大学へ入金される2023年5月の日付になります。
※オンライン講演会は「アスレチコオミックス研究から見えてきたこと(仮題)」をテーマに、2023年11月〜12月に実施予定です。詳細はクラウドファンディング終了後、2023年10月ごろにご案内いたします。
- 寄付者
- 19人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年3月
50,000円+システム利用料
5万円コース|アスリートの「元気の源」にたどりつくために
・寄付金受領証明書
・感謝のメール
・研究報告書(PDF)
・研究報告書にお名前掲載(希望者のみ・ニックネーム可)
・論文掲載などについてのお知らせ(随時)
・オンライン講演会
※寄付金受領証明書は、2023年7月までを目処に送付いたします。領収書の日付は、筑波大学へ入金される2023年5月の日付になります。
※オンライン講演会は「アスレチコオミックス研究から見えてきたこと(仮題)」をテーマに、2023年11月〜12月に実施予定です。詳細はクラウドファンディング終了後、2023年10月ごろにご案内いたします。
- 寄付者
- 7人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年3月
100,000円+システム利用料
10万円コース|アスリートの「元気の源」にたどりつくために
・寄付金受領証明書
・感謝のメール
・研究報告書(PDF)
・研究報告書にお名前掲載(希望者のみ・ニックネーム可)
・論文掲載などについてのお知らせ(随時)
・オンライン講演会
※寄付金受領証明書は、2023年7月までを目処に送付いたします。領収書の日付は、筑波大学へ入金される2023年5月の日付になります。
※オンライン講演会は「アスレチコオミックス研究から見えてきたこと(仮題)」をテーマに、2023年11月〜12月に実施予定です。詳細はクラウドファンディング終了後、2023年10月ごろにご案内いたします。
- 寄付者
- 7人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年3月
300,000円+システム利用料
30万円コース|アスリートの「元気の源」にたどりつくために
・寄付金受領証明書
・感謝のメール
・研究報告書(PDF)
・研究報告書にお名前掲載(希望者のみ・ニックネーム可)
・論文掲載などについてのお知らせ(随時)
・オンライン講演会
※寄付金受領証明書は、2023年7月までを目処に送付いたします。領収書の日付は、筑波大学へ入金される2023年5月の日付になります。
※オンライン講演会は「アスレチコオミックス研究から見えてきたこと(仮題)」をテーマに、2023年11月〜12月に実施予定です。詳細はクラウドファンディング終了後、2023年10月ごろにご案内いたします。
- 寄付者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年3月
500,000円+システム利用料
50万円コース|アスリートの「元気の源」にたどりつくために
・寄付金受領証明書
・感謝のメール
・研究報告書(PDF)
・研究報告書にお名前掲載(希望者のみ・ニックネーム可)
・論文掲載などについてのお知らせ(随時)
・オンライン講演会
※寄付金受領証明書は、2023年7月までを目処に送付いたします。領収書の日付は、筑波大学へ入金される2023年5月の日付になります。
※オンライン講演会は「アスレチコオミックス研究から見えてきたこと(仮題)」をテーマに、2023年11月〜12月に実施予定です。詳細はクラウドファンディング終了後、2023年10月ごろにご案内いたします。
- 寄付者
- 2人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年3月
1,000,000円+システム利用料
100万円コース|アスリートの「元気の源」にたどりつくために
・寄付金受領証明書
・感謝のメール
・研究報告書(PDF)
・研究報告書にお名前掲載(希望者のみ・ニックネーム可)
・論文掲載などについてのお知らせ(随時)
・オンライン講演会
※寄付金受領証明書は、2023年7月までを目処に送付いたします。領収書の日付は、筑波大学へ入金される2023年5月の日付になります。
※オンライン講演会は「アスレチコオミックス研究から見えてきたこと(仮題)」をテーマに、2023年11月〜12月に実施予定です。詳細はクラウドファンディング終了後、2023年10月ごろにご案内いたします。
- 寄付者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年3月
プロフィール
筑波大学体育系(健康体力学分野・運動生理学領域)教授 筑波大学の体育の教員として20年以上勤務しています。専門は「分子運動生理学」で、運動による筋肉の適応現象(筋トレによる筋肥大や持久性運動による有酸素代謝向上)の分子メカニズムを研究しています。 プライベートでキースホンドというオランダ原産のワンコを2頭飼っています。主人を癒やすのが仕事のイヌで、自宅ではずっとこの子達とと一緒にいます。