皆様の御理解・御支援に支えられ「バスターミナル学習室」感謝!
年号が変わった令和元年にスタートした「バスターミナル学習室」は、たくさんの方々の支援を受け、子どもたちに十分な教育を支援することができました。
これも目標金額80万円を大きく上回る112.5万円(140%)の御支援してくださった皆様
のお陰と厚く御礼申し上げます。
既に支援者の皆様には、活動報告書を郵送させて頂いたところではありますが、再度説明させて頂き、より皆様の出資が子どもたちのために有意義に使われたことを再確認して頂ければ幸いです。さらに、初めて、ご覧になる本活動に賛同して頂ける方がおられましたら、第2回目のクラウドファンディングをレディフォー様から公開しますので、御支援宜しくお願いします。
現在、小学校11校区、中学校5校区から101名の子どもたちが学習室に登録し、活用してきました。
利用する子どもたちの困り感は、
①学び残しがある (44.1%)
②テストの点数が悪い (26.5%)
③授業についていけない(26.5%)
利用する保護者様の困り感は、
①多忙のため教える時間がとれない(52.1%)
②塾等、教育費に掛ける金銭的なゆとりがない(33.3%)
③教え方が分からない(16.7%)というものでした。
そこで、テーマ「学びに向かう力」とし、次の3つの目標を立てました。
<短期目標>授業の学び残しをなくし、学ぶ喜びを味わえる子ども
<中期目標>自分の将来に夢や憧れを持ち、それを志として努力できる子ども
<長期目標>長崎県の発展等を考え、社会貢献できる子ども
目標を達成するため、具体的では、次の4つの事業を行いました。
事業1.子どもたちの学び残しをなくし、基礎学力の定着を図る事業
①日時
〇 平日 16:00~18:00
〇 土・日及び長期休業日 10:00~17:00
※ 路線バスの出発時刻にあわせ、学習時間は柔軟に対応する。
②場所
〇 諫早バスターミナル2階「バスターミナル学習室」
③対象児童
〇 諫早市内の小・中学生
④学習内容
◎ 教科書を中心とした予習・復習
〇 学校で教わる次時の学習内容の予習
〇 学校で教わった学習内容の復習
(テストやドリル、プリント等の誤った個所の定着)
<ボランティアの皆さんとの学習支援>
<保護者様の御感想>
○バスターミナル学習室スタート時より参加させていただいて,子どもたちは楽しく勉強に取り組んでいます。以前は「何をしよう?」と私に尋ねる事がよくありましたが,最近は自分で「これとこれをする」と自分で決めて行くようになりました。私として,これから習う学習を少しでも先に勉強してほしいと思っているのですが,復習の方がメインになっているので,今後は復習と予習がバランスよくできるようにと思っています。 | |||||||
○苦手な教科を中心に利用させて頂いています。親が教えようとすると「学校ではそのやり方ではない」等,スムーズに進まないことがあり,学習室で,いろんなパターンの解き方を教えてもらい,助かっています。長期休暇の予約が昨年は月~土曜日など,まとめて取られる方も多く,利用したいのにできないということもあったので,より多くの人が利用できるように「学習室は学童ではない」ことを再認識する必要があるのではと思いました。 | |||||||
○毎週末,子どもたちが,お世話になり,学び残しは勿論,バスでの通塾など,良い学び場になり,この1年間,とても身になる1年でした。公文の先生からも学校の先生からも,今年は2人とも,学習意欲が増したと言われ,バスターミナルの学習が活かされているんでしょうと声を掛けて頂いたので子どもたちの学習意欲も前より増したと思います。 | |||||||
○進学塾だと子ども本人も身構えると思いますが,ここの学習室は自分が分からない所を個別で教えていただけるので,子どもも親も有難いと思います。先日は恥ずかしながら,本人も解けなかった算数の問題を一緒に教えてもらい,家で復習することもできました。あと,先生からのコメントも様子が分かり有難いです。 | |||||||
○昨年の12月より利用させていただいておりますが,長女・次女共に楽しく参加でき,一人一人に合った学習方法を提示して頂いたり,その日1日のコメントを書いてくださり,感謝しています。机に向かうのが,好きではない娘も土・日の学習室を楽しみに過ごせています。 | |||||||
○夏休み中,数回のみの利用になってしまいましたが,バスターミナルの上にあることもあり,子どもたちだけの初めてのバスでも利用しやすかったようで,子どもだけでは遊びばかりになったであろう夏休みに大変助かりました。 | |||||||
○大変助かっております。また,指導して頂けることで勉強への意識は高まったと思います。くじける所がありましたが,指導のおかげで,持ち直す事,ちゃんと終わらせる事を学び,前向きにもなれたと思います。 |
<保護者様からのお声を受けて> | |||||||
○保護者様の声「分かる・できる喜びを味わい,学習意欲へとつなげることができた」 →(考察)学習室の学びに向かう空気感を大切にしました。子どもたちは,教室で理解できなかったところを学習室にもってきます。挨拶をしたら,静かに席に着き,90分間,問題に向かい合う(休憩の回数・時間は自由)等,流れが身に付くまで回数が必要でした。保護者様の御理解のもと,学ぶ姿勢が身に付くまで励まして通わせてくださったことに感謝するばかりです。 |
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○保護者様の声「問題を通して,親子のコミュニケーションが増えた」 →(考察)保護者様には,月曜日から木曜日までの教室での学び残しをLINEを使って学習室に予約をして頂いています。その中で,保護者様もお子様から授業の様子を聞き取ったり,一緒に教科書やテスト,プリント,ノート等を見てくださったりしています。保護者様にお子様の学習への関心を高めてくださった事を感謝申し上げます。これからも,できていない内容は,一緒に悩み,できた内容はほめてあげてください。 |
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○保護者の声「学習塾ではない事の再認識」 →(考察)バスターミナル学習室は,塾でも預かり保育でもないことは説明したとおりです。ここでは習得すべき知識や技能は与えられるものではなく,自ら追求するものであり,その時間と場所(空気観),少しの励ましや助言だけがあればいいと考えています。そうすれば,課題に向かい合う充実感,「自分もやればできるんだ」という自己肯定感が生まれるものと考えます。 |
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<学習室から> | |||||||
「学びに向かう力」について 学習に取り組む子どもや保護者の課題として,下記の3つの視点が活動の中で考えることができた。 ① 勉強しなくてもいいんだという選択肢ができたこと…今はユーチューバーやゲーマー等,大好きなことが仕事として収入を得ることができる。だから,今のやっている勉強はしなくてもいい。という安易な考え方が子どもたちの中にある。しかし,今活躍しているユーチューバーやゲーマーが,他と違う秀でた力を得るために勉強や努力をしていることは知らない。 ② 夢や憧れを抱き,それに向かって努力することがかっこ悪いと思っている…中学校受験に向け,がむしゃらに勉強しなければいけない時期に校内で休み時間まで割いて努力する子どもがは少ない。周りの友達の目が気になったり,自分は塾に行っているから,学校では息を抜いていいんだとは考えたりしている。 ③ 「健康であれば,それでいい」と思っている保護者も多い…行き過ぎた「教育虐待」という言葉もあるが,子供が将来に夢を描けるような学力は必要である。それは受験に必要な学力もあれば,自ら問題を切り開く学力(生きる力)もある。最低限度,目の前にある各単元や学期,学年を終える時には,学び残しがなく次の学習に移りたい。 |
事業2.大人や社会とのつながる喜びを味合わるためのふれ合い活動事業
①日時
○ 学習後の20分間
②場所
〇 諫早バスターミナル2階サンコー商店街
③活動内容
◎ 大人との関わりの中で行う子ども会的な活動
・あいさつ ・コミュニケーション
・お店の手伝い(掃除や商品並べ、ゴミ出しなど)
<サンコー商店街の皆さんとの交流>
<保護者様の御感想>
○今日は商店街の人と,おしゃべりしたとか,お菓子をもらったと楽しそうに話をしています。なかなか年上の方と話すことがないので,とても良い事だと思います。ポイントを使って買い物も楽しみの一つのようで,お菓子を買ったり,時には私や主人にプレゼントを買ってくる事もあり感動してしまいました。 | |||||||
○身内以外の年配の方々との関わりが少ない中で,この様にお掃除をさせてもらったり,おしゃべりをしたりするといった事でコミュニケーション能力を付けさせてもらえるのは,すばらしい取組と思います。 | |||||||
○お掃除の手伝いをしたり,会話をしたり,お菓子を頂いたり,今の世の中,昔みたいな近所付合いもないので,商店街の方々との関わりは子どもたちにも身になるものだと思います。 | |||||||
○親や先生方とは異なる第三者的人物(商店街の皆様)から,ほめられることが子どもの自尊心を高めているようです。それは,なかなかできない経験なので,ありがたいです。 |
<保護者様からのお声を受けて> | |||||||
○保護者様の声「子どもにとって昔みたいな近所づきあいは大切」 →(考察)子どもにとって,「知らない人を見たら不審者と思え」と思わさなければいけない時代だからこそ,意識して子どもが大人との関わる喜びや温かさを味合わせる必要があります。さらに,「だめなものはだめ」と厳しく自分の子どものように叱ってくれる大人を素直に「有難い」と受け止められる心構えができれば,きっと自ら成長できると考えます。 |
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○保護者様の声「ポイントを使った商店での買い物はよい」 →(考察)ゲームで得たポイントは単に得点に過ぎないが,学習室でのポイントは自分で学習室に持ってきた課題を解決するごとに得たものです。たまったポイントでお菓子や学習用具,小物,そして父の日や母の日のプレゼントまでゲットすることができました。学習に向かう動機づけとしては効果はありましたが,最終的に学ぶ喜びを知れば,自然とポイント制度なしでも学習に向かう習慣ができると考えます。 |
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○保護者様の声「商店街の皆様の手伝う事はすごく楽しそう」 →(考察)キャリア教育の一環として毎回20分間を商店街で過ごさせてもらっています。始めは,恥ずかしくてしゃべれなかった子どもたちも,回を重ねるにつれて,自然にあいさつや会話,掃除などのお手伝いを楽しんでいます。お菓子を頂いたり,あやとりを教えて頂いたり,時として,走り回っている子どもを叱ってもくださいます。この経験は,子どもたちの生き方や考え方に大きな影響を与えてくれるものと確信しています。 |
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<学習室から> | |||||||
子ども会活動として 子ども会活動は,団体数の減少や加入率の減少など,多くの課題を抱えている。…社会の一員として必要な知識や技能・態度を学ぶ場である子ども会は,家庭教育同様,子どもたちの成長には必要です。知らない人を見たら不審者と思わなければならない時代だからこそ,地域社会と強い結びつきがある安心感も必要です。 |
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大人との関わりとして 子どもは地域で育てる意識が低下している。…子どもが言動をしている時,危ない行動をしている時,自分の子どものように叱ってあげられる意識があるだろうか。だめなことは「だめ」と叱り,良い事は「いいね」と褒め,学校で習う道徳的価値観や判断力を地域で実践力を高めることが必要です。 |
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キャリア教育として 日常的にキャリア教育を行える場が少ない。…個人経営をされている家庭生活を送る子どもたち以外は,仕事に携わっている大人と直接触れ合う機会は少ない。個人経営の商店が少なくなり,大型ショッピングセンター等が増えた今では,さらに機会は少なくなる。昔は「ケーキ屋けんちゃん」「おもちゃ屋けんちゃん」「寿司屋のケンちゃん」などを見ながら疑似体験ができたのですが…。今は「はじめてのおつかい」で感動しています。 |
事業3.子どもの心をはぐくむ体験活動事業
①日時
○ 土・日曜日、長期休業日等
②場所
〇 県内の教育的な体験ができる施設
③活動内容
○ 将来の自分の夢を持てる体験学習
・座禅 ・畜産 ・ボクシング ・図書館 ・食育 ・土木
・科学 ・陶芸 ・餅つき ・テーブルマナー
<県立諫早農業高等学校での畜産体験>
<保護者様の御感想>
○妹は何にでも参加して楽しむタイプなので,毎回楽しみでしょうがないです。兄は面倒くさがりなので,行くまでグズグズしますが,全力で楽しんで帰ってきます。座禅や餅つき等,なかなか個人ではできない事なので,とても良い経験をさせて頂き,感謝の気持ちしかありません。 | |||||||
○親だけでは,なかなかさせてあげられない体験をさせてもらい感謝しています。ミステリーツワーだけに内容が分からないまま出発する時の楽しみの中に不安顔で出かけた我が子が満足した笑顔で帰ってきた表情が忘れられません。 | |||||||
○夏休み,冬休みなど,普段はなかなか体験できない事を体験して,子どもたちは,とても喜んで毎日いろんな話を聞かせてくれました。昼食等,大人数のお世話を先生方は,とても大変な中,して頂き,感謝です。 | |||||||
○様々な体験ができ,本人たちも喜んでいます。自慢げに話もしてくれます。ほとんど体験できないような体験ばかりで,非常に良い学習と思いますし,親として非常に助かります。 |
<保護者様からのお声を受けて> | |||||||
○保護者様の声「楽しみの中に不安顔で出かけた我が子が満足した笑顔で帰ってきた」 →(考察)座禅やボクシング,畜産,テーブルマナー,土木,食育,陶芸,科学,図書,餅つき等,様々な体験の場と時間を設定してきました。そこには,教育的な意図があり,考えてほしいテーマがありました。例えば,座禅であれば, ○ 座禅を通して,心静かに自分を律することができる態度を養う。 ○ 住職様のお話を通して,自分のあるべき姿を考える。等の目的がありました。 子どもたちにとって,我慢をするという苦行は聞いた時には嫌な顔をしますが,終わった後の感想を見ると成長を感じるものばかりでした。「楽しかった」で終わらない,子どもの成長に必要な心に響く体験活動を今後も仕組んでいこうと考えています。 |
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○保護者様の声「事前に内容を教えていただけると,より参加しやすい」 →(考察)保護者様としては,子どもにがどこで何をしているのか不安も大きいものと十分に理解しています。体験活動が「ミステリーツワー」であるのにも意味はあります。 ① 子どもたちの冒険心を掻き立てることで,様々な物事に興味関心を持たせること ② 子どもたちは「好き・嫌い」「おもしろそう・おもしろくなさそう」「やりたい・やりたくない」で参加したい体験を選択をさせないこと 前項で説明しました通り,体験活動には教育的な目的があります。事前に内容を明らかにしない事は,「子どもたちにとっては,選り好みをさせない」,「保護者様にとっては,説得しなくてもよい」ということにつながると考えています。 安全を第一に,何度も下見や打ち合わせをしたものばかりです。ぜひ,御理解のほど,お願いします。勿論,一人一人のお子様の特性に応じて対応が必要な場合があります。その際は,今後も電話で相談に応じさせて頂きます。 |
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<学習室から> | |||||||
人間形成の場として 子どもたちの体験・経験が乏しい。…新しい体験や経験や人との出会いを通した感動が新しい価値観を生み出します。大人が押し付けた価値観より,子どもが自ら考える場と時間を設ける方が自分の人間形成に必要な価値観を生み出すことができると考える。しかし,面白かった,楽しかったで終わることがないよう,体験前に考える視点を与え,体験後には視点に応じた振返りを自分の言葉で表現させることが必要と考える。 |
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将来を見据えた進学について 自分の進路を自分で考える機会が少ない。…中学や高校の進路を決めるとき,自分の学力(偏差値)で可能とされる進路を決める場合が多い。多くの専門(工業・商業・農業・水産等)高等学校への進路を決める際もそうかもしれない。しかし,自分の夢を実現するための各専門高等学校に進路を決めることによって豊かな将来を見据えた学びを進めることができる。今後とも普通校と同様に各専門高等学校との連携を模索していきたい。 |
柱4.講師を招いての教育講演会事業
①日時
○ 主に土曜日19:00~
②場所
〇 学習室や公民館
③講演内容
第1回公演
日時:令和元年9月21日(土) 19:00~20:00
演題:「親として」「親の役割」
講師:小谷富敏先生(元小学校校長先生秋の叙勲 瑞宝双光章受章
諫早市子ども会連合会専門指導員
社会福祉法人施設 評議員
学校法人 評議員)
第2回公演
日時:令和2年1月30日(木)19:00~20:30
講演:「子どもを非行化させない接し方」
~法に触れた子どもたちの特徴を通して、家庭教育の在り方を考える~
講師:前里光作(法務省長崎少年鑑別所首席専門官・公認心理士・臨床心理士)
第3回公演
日時:コロナ渦の中、延期
講演:「ネット・ゲーム依存の現状と対応」~脳に与える影響~
講師:前園真穀(独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター医療福祉相談室
<元小学校高等先生の保護者向け講演会>
<保護者様の御感想>
○今まで2回の講演会に参加しました。どちらも,とても勉強になるお話でした。毎日,同じ事の繰り返しで,なかなか子育てに向き合う事がないのですが,講演中や講演後は自分の事,子育ての事などで,とても良い経験をさせて頂き,感謝の気持ちしかありません。 | ||||||||||||||
○講演会も貴重なお話を聞かせて頂き,勉強になりました。とても素晴らしい講演会なので,たくさんの方々に参加して頂くためにも,週末の金・土曜日あたりにするのが,参加する側も参加しやすいと思います。 | ||||||||||||||
○1月30日の講演会に参加させて頂きました。普段は聞くことのない貴重なお話をたくさんの子どもたちを保護された経験を伺うことができました。 | ||||||||||||||
○一度だけ参加しました。行くまでは正直,ゆううつでした。でも,参加して,とても良いお話を聞けて,次も参加したいと思いました。 |
<保護者からのお声を受けて> | |||||||
○保護者様の声「折に触れて自分の言動にハッと気づき,メモを読み返して反省する」 →(考察)最初は誰もが親として子育て初心者です。自分も親として,「子育て本」を読み,子育ての先輩に相談し,試行錯誤を繰り返しながら奮闘してきました。厳しくもし,甘やかしもし,必要以上に褒めたり,怒鳴り合ったり,つかみ合ったり,見て見ぬふりをしたり,メッセージを送ったり,今も,何が正しくて,何が間違えだったのか分かりません。ただ,様々な教育の在り方に触れ,お子様にあった方法を模索していく必要があるのは確かです。 |
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○保護者様の声「時間が合わなく出席できず」 →(考察)保護者様が講演会に足を運ぶのは,仕事や家事等の関わりから大変難しいことは十分に承知しています。そこで,会場に簡単な食事を準備し,託児を別室に設けることで増員することもできました。さらに講演会をDVDや資料を保護者に配布する予定です。 |
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<学習室から> | |||||||
教育講演会による発信について 保護者は家庭教育に関する困り感を少なからず持っている…。子育てに奮闘されている保護者が集まり,皆で困り感を共有しながら子育ての基本を理解することは大切なことと考える。現在2回の講演会「親の役割(元校長 小谷富敏)」「子どもを非行化させない接し方(法務省長崎少年鑑別所主席専門官 前里光作)」を行いました。忙しい中,たくさんの保護者や教育関係者,支援者,ボランティアの方々に参加して頂いたところです。 第3回の講演会も3月に準備していましたが,コロナの影響で6月20日(土)に延期いたしました。現在,たくさんの方々に参加して頂けるよう文化会館に場所を確保し,久里浜医療センターから講師の先生をお招きし「ネット・ゲーム依存の現状と対応~脳に与える影響~」について講演を準備しています。 |
<終わりに>
一年間,活動の趣旨を理解して頂き,子供の未来応援基金やたちばな信用金庫を介してレディフォー(クラウドファンディング)等、多くの企業・個人様から十分な応援金を頂くことができました。令和2年度も活動の継続及び令和3年度の学習室移転,県内のネットワーク化等に向け,NPO法人化,基金への申立て,企業への支援呼びかけ等を図ってきました。 今後も,年間の活動報告(効果と課題等)を発信しながら,活動への御理解を皆様に呼び掛けていきたいと考えています。さらに「子どもの貧困化」という見えずらい社会的な問題に関心をもち,「無料学習室の有用性」に関して様々な御意見・御感想がいただければ幸いです。 |