プロジェクト概要

▼はじめに

 

ページをご覧いただきありがとうございます、NPO法人アクロスの仙崎裕右と申します。大阪の高校で英語の教員をしています。

 

英語教員の会員が多いアクロスは、自分たちが取り組む支援としてまず英語教育の改善をしようと考えました。経済の大きな部分を海外からの支援に頼っているカンボジアでは、英語が使えるかどうかがその生徒の人生に大きく影響するからです。

 

まずは4年にわたって、英語の教科書を寄贈してきました。そして支援している地域の学校全てに支援を行ったことでいったん教科書支援を終え、現在は奨学金の寄贈などを行っています。

 

教科書贈呈式の様子

 

奨学金の贈呈の様子

 

2017年1月と2018年1月、Readyforにて皆さまのご支援をいただき、支援先の高校を卒業した女子生徒を、日本に招き、九州・関西・関東での学校訪問やホームステイなどを通して日本を体験してもらいました。このプロジェクトは招待した生徒だけでなく、カンボジアの子どもたち、日本の子どもたちにも少なからず影響を与えました。

 

そこで今年も、前年の反響も踏まえ、2名の卒業生(大学生)を日本に招き、日本の学生たちと交流を持つ機会を作りたいと思います。カンボジアの子どもたちに教育の大切さを広めるため、そして日本の子どもたちにも国際交流の機会をもってもらうため応援よろしくお願いいたします!

 

 

昨年の学校訪問の様子

 

 ※過去にアクロス(e-dream-s時代のものも含む)がReadyforで行って

  きた支援

 

  <カンボジア・コンポンチャム州の学校に英語の教科書を届けたい!

  <カンボジア・コンポンチャム州の学校に奨学金を届けたい!

  <カンボジアの学生を日本に招待し、教育の大切さを広めたい!

  <カンボジア・コンポンチャム州の学校に今年も奨学金を届けたい!

  <【第二弾】カンボジア学生を招待し、日本の学生と英語で交流を。

 

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

カンボジアでは長く続いた内戦の後、都会部ではイオンや高級自動車ディーラーのお店が立ち並んだりと、目覚ましい経済発展を遂げました。しかし一歩裏通りに入ると数十年前と変わらないままの町の雰囲気が残っており、以前よりも貧富の差は拡大しています。

教育についても、iPadを持ちながら学校に向かう子どもがいる一方で、アンコールワットなどの観光地や寺院では、学校に通わず、観光客に花や野菜、魚などの物を売って家計を支える子どもたちもいます。

 

カンボジアの家庭では、今もなかなか教育が定着しにくい状況があります。特に女性は、学校に行くよりも家の手伝いをしなさいと言われます。そういった教育に理解の少ないことが、貧富の格差をますます拡大させています。

 

そこで私たちは、2011年から4年にわたってプノンペンのコンポンチャム州の4つの学校に、延べ6000冊の英語の教科書を届けてきました。勉強を頑張って続けるモチベーションの維持のため、カンボジアでは学期ごとに試験の優秀な生徒に少額の奨学金を与える風習があります。私たちは、その奨学金の資金の援助も行っています。

 

過去の奨学金贈呈式の様子

 

さらに支援の手を広げようと、今度は学生を日本に呼び、交流を行うプロジェクトを立ち上げました。

 

 

 

▼プロジェクトの経過

 

<第1弾 2017年>

2017年1月、本プロジェクトの第1号の支援者となったSreynethさんは、大阪・東京の会員宅にホームステイしながら、観光をし、中学・高校を訪れてカンボジアについて生徒たちに紹介したり、日本の生徒たちと周辺観光を一緒にしたりと交流を持ってもらいました。

 

日本の高校生と大阪城を観光するSreynethさん

 


 

<第2弾 2018年>

前年の反響を受け、今度は2名を同時に招致しました。MeyrongさんとSreynochさんです。二人は北九州でのカンボジアの交流イベントにも参加し、文化や料理、舞踊などを紹介してくれました。京都での私たちの研修にも参加し、カンボジアでの教育の現状、生活など、積極的に話し合いに参加し、交流を深めました。
 

交流イベントでカンボジア文化を紹介する姿

 

同時に、大阪、東京の学校で自国の文化について説明したり、生徒たちと交流する時間を持つことで、相互理解を深めることができました。

 

中学校で自己紹介をするSreynochさん

 

高校で交流するMeyrongさん

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

 

この企画のいいところは、来日した本人が貴重な体験をすることばかりではなく、交流した日本の中高生にもカンボジアを知るきっかけになったり、その後もSNSなどを通して交流を続けてくれていることです。日本語でもクメール語でもなく、英語を使うことで、英語でコミュニケーションをとることの力を感じてくれた生徒もいます。

 

また、招いた学生たちには、帰国後、母校の後輩たちに報告会をしてもらっています。頑張れば夢はかなうこと、勉強をコツコツやる大切さを伝えてくれました。そして、このプロジェクトに関しても大いに後輩たちに話をして、薦めてくれています。地域での先駆者として、後輩たち、特に女子学生たちにメッセージを送り続けてくれています。

 

そのおかげもあり、年々エントリーする学生の数が増えてきているのも少しずつでもこのプロジェクトが地元に浸透してきてくれているのが感じられ、心強いです。

 

また本人にも大きな影響がありました。日本に来たことで、新たな目標ができたというのです。これまでは漠然と薬剤師や医者になりたいとだけ思っていたのが、さらに勉学を続け、日本に留学して学業を深めたいと思うようになったそうです。現在も大学で勉強を頑張ってくれています。

 

母校で帰国報告会(後輩たちに日本文化を教える)

 

 

▼今年のプロジェクトの内容

 

 ※以下2つの行事の実施をもってプロジェクト終了とする。
  ①2019/1/2から2019/1/13まで、NPO法人アクロスが支援している

   高校を卒業したカンボジア女性2名を日本に招待する。

  ②2019/2/15から2019/2/17まで、NPO法人アクロスの会員が学会

   に出席のためカンボジアを訪れるのに合わせ、翌2019/2/18に学生

   と再会し日本での成果を報告する会を設ける。

 

 

今回、日本に招くプロジェクト第3弾として支援先の学校の卒業生(大学生)2名を日本に招待します。


すでに、現地で希望者の募集を行い、10月初めに書類と面接(Skype)をして候補者を決定しました!! 来年1月、来日した学生たちを福岡、大阪、東京に招き、交流を行う予定です。

 

Skypeを使って面接

 

プロジェクタの画面を見ながら面接する様子

 

 

面接の結果、2名の学生が決定!

 

面接では、将来の夢、日本で何がしたいか、などを聞きながら、コミュニケーションをとろうとする意欲や語学力を確認しました。現地のスタッフとも相談した結果、今年は、DalinさんとSodaneさんを招待することになりました。

 

Dalinさんは、プノンペン市内の大学に通う18歳。英語の教員を目指して文学、語学を学んでいます。3人きょうだいのお姉さんで、読書、テニス、ボランティア活動が好きだそうです。今回の訪日を心より楽しみにしてくれています。

 

Son Dalinさん

 

もう一人はPhann Sodaneさん。プノンペン市内の別の大学に通う一人っ娘の19歳。音楽鑑賞とテニスが趣味で、同じく英語の教員を目指して英語の教授法を学んでいるそうです。今回のプログラムに選ばれ、大変名誉だと胸を張ってくれています。

 

Phann Sodaneさん

 

過去2年間は理系女子が訪日していましたが、今年はたまたま教員志望のお二人が選ばれました。日本の中高生に囲まれ、接していく中で、どんな刺激を受け、成長していってくれるでしょうか。

 

交流プログラムの流れは大まかに決まっています。

 

 ・2019/1/2~1/3:来日。福岡・北九州方面観光。 
 ・2019/1/4:北九州でワークショップに参加する。 
 ・2019/1/5~1/6:京都で当会の合宿に参加する。
 ・2019/1/7~1/9:大阪で観光及び学校を訪問する。 
 ・2019/1/10~1/12:東京で観光及び学校を訪問する。 
 ・2019/1/13:帰国

 

 帰国後、2月半ばに当会の代表者がカンボジアに行く際に支援先のBatheay高校にも訪問し、Dalinさん、Sodaneさんとも再会する予定です。その際、現地で二人が日本での体験や感想を伝える成果報告会が行われます(私たちのこのプロジェクトはこの成果報告会をもって終了する予定です)。一回りたくましくなった彼女たちがどう成長しているか、楽しみです。

 

 

招待した生徒たちから教育の輪を広げていきたい。

 

カンボジアでは、教育(特に英語教育)の重要性はますます高まってきており、勉強をきちんとして上級の学校に進んだかどうかが、子どもたちの将来に大きく影響を与えてきています。

今回のプロジェクトを通し、カンボジアの学生に機会を与え、努力すれば報われる、英語を使えることがどれだけ大きな武器になるのかを知ってもらえればと思います。また、Sreynethさん、Meyrongさん、Sreynochさんのように彼女たちが新たな教育の語り部となり、後輩たち、地域の子どもたちにとっての良いお手本になってくれることを願っています。

 

成果報告会で後輩に体験を話すSreynochさん



そして、日本の生徒たちにも、英語を勉強することで、さまざまな国の人たちとつながることができることがわかる良い機会です。

 


カンボジアの人々に教育の大切さを理解してもらうため、日本の子どもたちのため、皆様からの温かいご支援をよろしくお願いします。

 

 

 

 


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