中高生がカンボジアに図書館をつくって、子どもたちに教育を届けたい！

 

　はじめまして！私たちは名古屋中高生国際ボランティア団体 「どえりゃあWings」 です！

どえりゃあWingsとは、「名古屋と世界、中高生と世界をつなぐ架け橋に」をモットーに活動している、中高生国際ボランティア団体です。2013年に設立され、現在第9期。企画から運営まですべて現役中高生だけで行っています。

 

　どえりゃあWingsには、「国際問題を解決するために自分が少しでも力になりたい」という気持ちを持った中高生が集まっています。この企画が立ち上がったきっかけはあるメンバーの思いでした。彼女はカンボジアの現状についての本を読んで自分も何かしたいと思い、どえりゃあWingsとして何かできないかとメンバーに相談しました。カンボジアの教育環境をより良くするために私たちができることを考えた結果、教育が不足しているカンボジアに図書館をつくったり、自分たちが授業を行ったりすることで、子どもたちに教育を届けようと決めました！

 

　メンバーの関心のある問題は様々ですが、どの問題を解決するにも「教育」が必要なのではないかと考えています。貧困、気候変動、飢餓などを解決し、平和で差別のない世界を実現するためには、質の高い教育が必要不可欠だと思います。しかし、世界には十分な教科書や文房具がなかったり、働かなければいけなかったりするために勉強できない子供たちがたくさんいます。この企画によって、少しでも国際問題の解決に繋がって欲しい、そんな思いで活動していきたいと思います。

 

 

 

 

　私たちどえりゃあWingsは、ほとんどの学校に図書館がないカンボジアの子どもたちが本を読むことを楽しんだり、知識を蓄えたりしてほしいと考えて企画を始めました。ただ現地渡航メンバーにとっては、それと同時にカンボジアを実際に訪れて、どのような国なのか、今後国際貢献のために私たちに何ができるかを考えるきっかけにしたいという、自己啓発のための渡航であることが背景にあります。ですから私たちの自己啓発のための渡航であることに同意していただける方にこそ支援のご協力をお願いいたします。

 

 

　

　カンボジアでは1970年代後半にポル・ポト政権下で大量虐殺で知識人が多く殺されることになってしまいました。これはまだ40年程前の出来事であり現在でもまだ充分と言える教育環境が整っていません。特に農村部では識字率が低く、貧困にも影響しています。十分な教育を受けられなければ良い職に就けずお金を稼ぐことができません。その結果、学校に行くことが難しくなり教育を得られないという負のスパイラルが生まれてしまうのです。

 

　

　カンボジアでは環境問題が深刻化しています。ゴミ問題はもちろん、気候変動により農民や漁民はいち早く被害を受けてしまいます。しかしカンボジアでの教育制度はまだ整っていないため、環境教育は充実していません。問題の原因や対処法を知るためにも、教育は必要です。また、カンボジアの歴史を、自然を継承していくためには、カンボジアで起こっている問題について子供たちや住民たち自身が向き合い、解決しようと努力することが必要です。そんな機会を作りたいと私たちは思っています。

 

 

私たちがこのプロジェクトを行おうと思ったきっかけは様々です。それぞれのメンバーが熱い想いを持っています。

自分が学校で生活していく中で、子供たちにとって学校という場所は本当に将来に関わる大事な場所だと実感しました。その中で海外の学校の教育の状況についても興味を持ちました。  

私は幼い頃から、本を読んだり、勉強をしたりして新しいことを知った時、高揚感を感じます。この気持ちを子供たちにも感じて欲しいと思い、活動を行ってきました。 

私たちの近くには図書館があり、そこで勉強をすることが当たり前になっています。しかし、カンボジアなどの国では当たり前では無いということを知りました。私たちは教育を普段受けることができるこそ、図書館建設などの活動を通して教育を届けたいと思いました。

国家間でだけでなく、男女間や、都市部と農村部間の教育格差があることを知り、すべての国の子どもが平等に教育を受けられる世界でありたいと思いました。

日本に住んでいる私たちの当たり前が他の国では当たり前ではない。私たちが普段学校に行って授業を受けることが出来ることがいかに恵まれているのか。その事実を知ったことをきっかけにこのプロジェクトを行おうと決めました。

　

 

 

　

　そこで私たちは、カンボジアの子供たちに教育を届けるために図書館を建設することに決めました！カンボジアには1月18日から1月28日まで滞在し、活動を行います。この企画は、私たち中高生が1から企画しました！企画実行にあたってはCIESFさんにご協力いただきます。
 

　建設するのは、CIESF Leaders Academyという学校の一室です。プノンペン中心から車で40分ほどのところにある学校で、全校生徒は125名です。授業料は無料であるため、「学びたい」と願う子どもたちが通うことができます。図書館を建てることで、子供たちが本を読み、学ぶ楽しさ、自国についての知識を深め、より良い未来に繋がると思います。未来ある子供たちのために、応援してくれると幸いです。

 

 

　本は800冊前後を目標としています。日本語、クメール語、英語の本を図書館に置く予定です。日本語の本は私たちの学校などで集め、クメール語や英語の本は現地で購入します。 （子供たちは日本語も学んでいるため、日本語の本も読むことができます。）日本語の本を通して日本文化に触れてほしい、英語の本を通して世界での知見を広げてほしい、クメール語の本を通して自国の理解を深めてほしい、絵本を通してとにかく様々なことに興味を持ってほしい！そんな思いを込めて本を集めたり、図書館をつくったりしていきたいと思います！

 

　本はただ渡すだけでなく、できるだけ長く使えるようにフィルムカバーを貼ったり、どこに何の本があるか分かるようにラベルを貼って50音順に並べたりします。また、どのような配置にすれば本を手に取りやすくなり、子供たちの居心地が良くなるかを考えながら構図を考えました。この学校には、3歳（幼稚園年少）から10歳（小学校4年生）の子どもたちが通っています。そこで、机・椅子とマットの両方を用意することで、椅子に座りながらじっくり読める環境と、マットでくつろぎながら楽しく読める環境の2つをつくりたいと思います！そして学校と相談しながら図書館のルールを考えることで、この先もずっと運用され、本が大切に読まれていくようにしたいと思います！

 

 

　

　本を届けるだけでなく、現地校で環境教育も実施します！学校の子供たちは、年少から小学4年と学年層が幅広いので、それぞれに合った方法を考え、分けて授業を行います。ただ知識を教えるだけでなく、子供たちには楽しみながら学んで欲しいと思い、授業の内容を考えました。

 

①紙芝居

　幼稚部用と小学部用の2種類を用意しました。内容はカンボジアで問題になっている、ゴミ問題や森林伐採についてです。「仙人」 「ゴミゴミモンスター」 などのユニークなキャラクターを登場させることで、子どもたちが楽しみながら理解を深められるよう工夫を凝らしました。

　

②間違い探し

　4、5歳の子供たちには紙芝居を読んだ後、間違い探しをしてもらいます。それ通して、どのような行動が間違っているのか、どのような行動が環境を破壊してしまうのかを知ってもらいたいです。また、日常生活の場面を取り上げることで、自分個人でもできることを見つけてもらいます。

 

③ディスカッション

　小学部においては、①②に加え、自分たちのコミュニティの環境問題を解決するために何を行えばよいのか話し合ってもらいます。問題を自分の問題として捉え、行動するきっかけにして欲しいです！

 

 

 

　

　 国際協力を行う上で、現地の人々や彼らの生活について知ることはとても重要です。彼らのためにと思って行った支援でも、一歩間違えば反対に現地の生活を破壊してしまう事にもなりえます。私たちは現地の方のご自宅にホームステイさせて頂き、彼らが望んでいる支援についてインタビューを行ったり、実際に農業のお手伝いをしたりします。そうすることでカンボジアの状況を学び、今回のカンボジアでの支援のほか、どえりゃあWingsにおける今後の活動に活かします。 

 

 

 

 

 

 

本の素晴らしさを1人でも多くの子供に伝えたいです

実用的な図書館を作り、1人でも多くの子供たちの役に立ちたいです

図書館建設を成功させて、カンボジアの子どもたちが学ぶことや本を読むことに興味を持つきっかけになると良いなと思います

この企画を必ず成功させ、カンボジアの子どもに笑顔になってもらいたいです！

少しでもどえりゃあWingsの活動がカンボジアの子供達の未来を明るくできるようにしたいです！！！ 

このような思いで私たちはカンボジアでの図書館建設・環境教育を行っていきたいです！どうかご協力よろしくお願いします！

 

 

①ネパールの子どもたちへ

当団体のメンバー数名が直接ネパールを訪れ、図書館を作ったり、小学校や孤児院への物資支援を行いました。

 

②東北応援✕バングラデシュ支援

東北とバングラデシュのストリートチルドレンの両方を支援することを目的に、募金でお預かりしたお金で東北のお菓子を購入し、それをバングラデシュの貧しい子どもたちのもとへ送りました。

 

③ベトナムへの環境教育支援

ベトナムの子供たちに、オンラインで、環境問題や日本文化についての授業を行っています。

 

④フェアトレード啓発運動

共同開発したフェアトレードコーヒーやクッキーを様々なフェアトレードイベントで販売しています。

 

⑥子ども食堂のお手伝い

子ども食堂でお弁当づくりや配布のお手伝いをしています

 

 

　一度図書館を建設して終わりではなく、その後の様子を聞きながらさらに良い図書館にしていきたいです。例えば、図書館が上手く運用されているのかを聞くことで、状況に合わせてルールの改変を行っていきたいです。

　また、このカンボジアでの経験を主に3つの点でこれからの活動に活かしていきたいです。1つ目はノウハウです。図書館建設や環境教育をするにあたって何に気をつければいいのか、どうすれば上手くいくのかを次の代に引き継ぎ、カンボジアに限らず様々な場所に教育を届けていきたいです。そして最終的には私たちの望む世界、つまり世界中の人々が平等に教育を受けられる世界にしたいと思います。2つ目は、彼らの望む「支援」の形です。現地の人々にインタビューを行うことで、私たちが今後行うべき支援の形を考えていきたいです。ただ自分たちが満足するためではなく、彼らのためになるボランティアを行っていきたいと思います。

 

目標金額：55万円

 

【用途】

本・フィルムカバー・ラベル　              106,000円

本棚　　　　　　　　　　　　　　   　 50,000円

机・椅子　　　　　　　　　　　　　　30,000円

マット　　　　　　　　　　　　　　    15,000円

環境教育費　　　　　　　　　　　　      3,400円

交通費　　　　　　　　　　　　　 　 220,000円

宿泊費　　　　　　　　　　　　　　    23,000円

コロナ検査 ・ SIMカード ・ ビザ等　 　30,000円

手数料·税　　　　　　　　　　　　　   72,600円

 

　　最後になりますが、私たちはまだ中高生ですが、少しでも国際問題の解決に貢献したいと思って活動しています。どうかご支援よろしくお願いします！

 

※使用されている画像や氏名、名称に記載については使用許可を得られています。

※図書館建設先からは建設に承諾いただいています。また、名称記載にも同意していただいています。

※CIECFのカンボジアスタッフや日本スタッフと常に連絡が取れるよう連絡手段を確保することで、現地での安全確保を行います。

※皆さんの寄付は「名古屋中高生国際ボランティア団体どえりゃあWings　吉野裕斗」という名前の口座に振り込まれます。これは設立時に設立者である吉野裕斗が口座を作ったためです。しかし、お金は吉野裕斗には渡らず、第9期（現在）のどえりゃあWingsメンバーにより、この図書館建設企画のためのみに使われます。