心を閉ざす障がい児に光を!週末学級ドリームクラスをベトナムに

支援総額

975,000

目標金額 800,000円

支援者
69人
募集終了日
2019年1月28日

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2018年12月31日 14:54

ドリームクラスが出来るまで

こんにちは!

梅垣研究会OGの佐藤三奈実と申します。

卒業後も、先生方のご好意もあって、継続して活動に参加しています。多くの卒業生が卒業後も継続して関心を持ち、サポートしているこの活動ですが、今回OBOGを代表して記事を担当させていただきます。

 

本日は「ドリームクラスが出来た経緯と私たちがこの活動を続ける意味」について、ご紹介です。



 

ドリームクラスは2012年にスタートしました。

現在は、ドリームクラス1・2・3校が運営され、4校目5校目のオープンへと準備を進めておりますが、この活動ははじめから現地の家族や近隣の人々の理解を得られていた訳ではありませんでした。

活動初期(2005)の梅垣先生とMai



 

 梅垣先生とチー先生は「ベトナム戦争の枯葉剤散布の後遺症の調査」のため、フーキャットを始めとするベトナム各地で調査を開始しました。

調査地の一つであるフーキャットでも、障がいを持つ子供を抱える家族を何度も訪れ、研究調査のインタビューを行ってきました。

調査のために訪れる中で、先生方はフーキャットの方々や子供達、その家族と徐々に交流を深め、彼らは次第に梅垣先生やチー先生の訪問を心待ちにするようになりました。

 

 研究調査のために訪れるフーキャットで、梅垣先生は彼らの居場所が家以外になく、家に閉じこもっている状態であること、障がいを持つ子供達への支援は二の次にされており、彼らに十分な機会が与えられていない実情を目の当たりにしました。

 

 調査の為のインタビューに協力してもらっているが、「彼らのために何かできることがないか」そんな恩返しの想いから始まったのがドリームクラスです!

 



 

 しかし、日本での当たり前はベトナムでは当たり前ではありません!

日本のように、障がいについて学ぶ場所がないどころか、障がいを持った人について知らない・見たことがないという人が多くいるのが現状です。

そんな中で、障がいを持った子供たちが学校に通うという発想は、簡単に受け入れられることではありません。

”障がいは治らない” "障がいを持つ子供が何か出来るようになるのは難しい"

障がい児の周囲の人々は、可能性を伸ばす機会を与えられず、家の中で閉じこもっている子供達と接する中で、そんな考えが自然に出来上がっていくのです。

ずっと学校に通いたかったLiem

普通の学校に通ってみましたが、やはり通うことは出来ませんでした。

ドリームクラスができる前、彼女は学校に通いたくて、洋服を着替え学校の時間になると学校の外から学校を眺めて過ごしていました、、、!





 

 ドリームクラスははじめ、現地の方の協力を得てわずか10名の生徒で始まりました。

地元小学校の校長先生やボランティアの先生方とともに、誰も障がいを持つ子供たちを教えたりしたことの状態のない中、手探り状態でスタートしました!

そんな中、この活動が意味のあるものだと私たちに教えてくれたのは子供達でした!

彼らはドリームクラスを本当に楽しみにしていました。

そして、本当に少しずつではありますが、彼らの行動に変化が現れ始めたのです。

ドリームクラスの日を毎日指折り数えて心待ちにしていると

お父さんが教えてくれました!教室ではいつも元気一杯です。

 

 

そんな様子を見て、周囲の人々も少しずつ彼らに対する考え方が変わっていったのです。

家族も送り迎えを協力しあったり、送り迎えの際に会話して互いの子供のことを話すなど、家族の中にも輪が広がっていったのです。

 

Liemのお父さん

お迎えにこれないBinhのお母さんに変わって送り迎えをしてくれています



 

そして、少しずつドリームクラスの話は他の障がいを持つ子供の家族へも伝わっていき、今では25名程度の子供達が参加するようになりました!

 

 

現在でも、ドリームクラスに子供を預けたくないという家族もいます。

障がいを持った子供を外に連れ出すこと、母親の目の届かない場所に預けることはとても心配なことなのです。そして、彼らの中には依然として”障がいは治らない” "障がいを持つ子供が何か出来るようになるのは難しい"という考え方を持ってる人もいるのです。

 

しかし、ドリームクラスの評判は徐々にフーキャットに広がっています。

噂を聞いてみにくる子供達や、自分の子供も通わせたいとはじめは反対していた家族が参加するケースも出ています。

活動を地道に続ける中で、少しずつフーキャトの人々や家族の障がいへの考え方は変化していっているのです!





 

現地の"障がいに対する考え方"を一気に変えることは出来ません。

しかし、地道に少しずつ、交流の機会を持ち続けていくこと、年に2回だけでもフーキャットに顔を出して彼らと交流を持つことで想いは伝播していきます。

言葉は通じない、1年に2回しか訪れることは出来ませんが、写真をご覧になってくださるとわかるように子供達は梅垣先生やチー先生の訪問を心待ちにしております。

 

先生方との絆は、言葉が通じること頻繁に会えることが大切なのではなく、想いが重要であることを私たちに気付かせてくれます。

 

 

 

私はこのプロジェクトに携わる中で、

「自分が思っている当たり前は変えることが出来る!」

「自分が不可能だと思っていることも変えることが出来るのではないか」という前向きな考え方を学びました。

それは、彼らの現状を打開するために奔走する先生方の姿勢や、夢にも思っていなかった障がい児の成長を目の当たりにした家族の姿を見た為です。

 

 

 何のためにこの終わりのないプロジェクトに関わっているのか、その理由は人それぞれあります。

しかし私達は、「ベトナムで出会った大切な仲間たち(子供達)の居場所を守りたい」という思っております!

 

 

 

また、私個人としても「多くのことを教えてくれた彼らに、私も恩返ししたい!」と思っております。

このプロジェクトに携わるまでは、自分はどんな価値を生み出せる人間なのかといったことを頭でっかちに考えていました。

しかし、彼らと携わる中で、私たちは目に見える利益を生み出したり、お金を稼いだり、評価されるような結果や価値を生み出すことが全てではないと考えるようになりました。

このプロジェクトに携わっていなければ、私はそのことに気づけず、物質的に人間の価値を決めるようになってしまっていたかもしれません。

障がいを持っている彼らから、多くを学びました!

そして、私も受け取るだけじゃなくて彼らのために何かしたいという思いを強く持っています。

 



 

私たちは、一人では生きていけません。

それは私たち健常者でも障がいを持っている人でも同じではないでしょうか。

私の場合は、これまで家族や友人など出会った人に支えられて今があります。

一人では何もできないというのは、障がいを持っているかどうかは関係ないと考えています。

 

「多くの人の輪の中で生きているからこそ、自分ではない誰かのために」

そんな気持ちを一欠片でも持っていると、ドリームクラスを中心に広がっているような明るい輪を広げていけるのだと信じています。

これからも、フーキャットや日本でそんな輪を広げていくとともに、少しでも私たちの一助を必要としている子供達の為に出来ることを探していきたいと思います!

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

平成最後のお正月まであと少しですね!

今年あった様々な出来事を振り返りながら、ゆっくりと過ごしたいものです。

次の記事の配信も準備しておりますので、もしよろしければまたページを覗いてくださいますと幸いです!

来年も宜しくお願い致します!

 

佐藤 三奈実

 

 

リターン

3,000


【応援ありがとう】子どもたちからのお手紙

【応援ありがとう】子どもたちからのお手紙

①子どもたちからのお手紙
②ベトナムのしおり

申込数
25
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年5月

10,000


【応援ありがとう】子どもたちからのお手紙+ベトナムのしおり、コーヒー豆

【応援ありがとう】子どもたちからのお手紙+ベトナムのしおり、コーヒー豆

①子どもたちからのお手紙
②ベトナムのしおり
③ベトナムはコーヒー豆の生産量世界第2位!日本で珍しい種類のコーヒー豆


申込数
29
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年5月

3,000


【応援ありがとう】子どもたちからのお手紙

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①子どもたちからのお手紙
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申込数
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在庫数
制限なし
発送完了予定月
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【応援ありがとう】子どもたちからのお手紙+ベトナムのしおり、コーヒー豆

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