FAB8 : 世界中から集まったFabLabを切り盛りする逞しいメンバー

 

ニュージーランドで開催されているFAB8(世界中のファブラボ関係者が集まる1週間のセッション)が無事に終了しました。日本にいると自分が日本人だということがあまりにも当たり前すぎて、見えてこない事柄が本当にたくさんあります。今回の機会を介して、これからの日本がどうあるべきか、特にサイエンス、テクノロジー、アート、デザイン、文化的背景そしてコミュニケーション能力を総合的に考えないと日本はどんどん取り残されてしまうというのを肌で感じています。



欧米諸国ですでにはじまっている次世代を育てるための教育プログラムや、途上国支援の新しい形として進めているサイエンステクノロジーを取り入れたトレーニングシステムなどは、目を見張るものがありました。才能も情熱も向学心も好奇心も溢れる途上国の人が知識や施設やネットワークを得ることで、実際に開発者になるという現象が起こっています。進行中の太陽光発電や食用昆虫のための装置などが紹介されました。私達が彼らから技術を学びにいく日もそう遠くないかもしれません。



こうした世界の状況を知れば知るほど、日本はどうあるべきかをずっとずっと考えています。日本には、世界の宝物のようなすばらしい才能や文化、自然があります。どうしたら、もっともっと上手くそれらを引き出していけるのか。




私がやろうとしていることは、すぐには芽が出ないかもしれません。でも、今から芽が育つような土壌をちゃんとつくっておきたいと心から思っています。そうしないと、日本が取り残されてしまう危機感があります。
 



本当に変わらないといけないのは、今までの価値観に囚われている私たち大人なのかもしれません。教育システムやコミュニティーとの関わり方、社会との関わりかた、これからの仕事やライフスタイルをどうひとりひとりが設計していくのかなど。一人じゃとても実現できないことでも、たくさんの人の力を得て少しずつ変えられると信じています。




もっと日本人が、「つくる」ことを通じて世界を自由に渡り歩くためにファブラボが存在するのだと確信しました。この気持ちに迷いはありません。

 



ニュージーランド、ウィリントンより

 

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