プロジェクト開始までの投薬治療によるアトの様子

皆様、こんばんは。

いつも大変お世話になっております。

温かい応援のメッセージ、有り難いご支援を賜りまして、心より感謝いたします。

 

本日は、このプロジェクトが開始するまでの投薬でアトの様子にどのような変化があったかをご報告させていただきます。

毎日の投薬の様子はブログに記しておりますが、こちらでも定期的に活動の報告として様子をお伝えするようにいたします。

 

→MUTIAN投薬の記録(毎日更新)はこちらからどうぞ。

 

【第一週　12/5〜12/11】

MUTIANを処方していただける病院は全国でも非常に限られております。

私達の場合、最寄りの病院でも片道4時間かけての通院となります。

初めての受診時は、食欲不振、元気喪失、脱水症状、貧血、炎症反応、神経障害による四肢の麻痺が出た状態でした。

検査・診察の後、その場で投薬を決め、初回は病院にて先生のご指導を受けながらお薬を飲ませました。

 

2日目から、アトが身体を起こせるようになりました。

また、5日目には自分からドライフードを食べるようになり、食欲が少しずつ出てきました。

MUTIANの投薬は、最初の1週がまず第一の壁であると聞きました。

ここで効果が出るかどうかが、まず重要な点だそうです。

アトの場合は、最初の週で下記のような変化が出ています。

・上半身を起こせるようになった(投薬2日目～)

・フラフラと移動をするようになった(投薬3日目～)

・大好きなおやつに反応するようになった(投薬3日目～)

・トイレに行くようになり、日中オムツを外せるようになった(投薬4日目～)

・毛づくろいを頻繁にするようになった(投薬4日目～)

・通常食のドライフードを自分から食べるようになった(投薬5日目～)

・撫でたり名前を呼んだりすると、ゴロゴロ鳴きながら寄ってくるようになった(投薬5日目～)

・トイレでしゃがむ体勢がとれるようになった(投薬6日目～)

・多少の段差を登れるようになった(投薬6日目～)

・食欲が増し、ごはんを欲しがるようになった(投薬6日目～)

・座り姿勢が取れるようになった(投薬7日目～)

 

投薬開始から1週間で2回目の通院でした。

1回目の診察の時に処方していただいたお薬の効果もあって、貧血がだいぶ改善されていました。

体重は変化なし(3.68kg)でしたが、食欲・運動に大きな変化が見られたため、投薬を続けていけば効果が期待できるとの診断でした。

 

【第二週　12/12〜12/18】

この週は、アトの好奇心・運動に変化が見られました。

キャットタワーに登れるようになり(投薬8日目〜)、

部屋の外(同居猫と部屋を分けるようにしていました)にも出られるようになってきました(投薬13日目〜)。

神経障害については、今後も後遺症が残る可能性があるとお医者様に言われています。

2週目はまだフラフラと歩くのがやっとで、数歩動くと転んで、の繰り返しでした。

 

【第三週　12/19〜12/25】

この週は、3回目の通院でした。

貧血の数値が改善し、ずっと出ていた炎症反応が劇的に下がりました。

食欲、排便共に良好です。

体重の増加は体力的のためにももっと目指したいということで、今後もカロリーを意識した食事を与えていくようにというご指導をいただきました。

また、神経障害が残っても移動がスムーズにできるよう、筋力をつけるためにリハビリを兼ねた運動をさせるようにしました。

猫じゃらしにも反応するようになりました(投薬20日目〜)。

この週の体重測定では微増(3.75kg→3.86kg +70g)で、投薬量は変化なしでした。

 

【第四週　12/26〜1/1】

ぐったりと寝ていることはなくなり、運動も食事も積極的にするようになりました。

部屋の外で過ごせる時間も次第に増えてきており、少しずつ日常を取り戻しつつあります。

この週から、体重増加(3.75kg→3.97kg +110g)により投薬量が750mg→800mgに増えました。

現在も週に1度体重測定を行っております。

MUTIANの投与量は体重によって変化するため、自宅での体重測定が必須になります。

この週には、食欲がもう一回り回復した印象がありました。

はじめのうちは必要カロリー量を計算した食事を食べきれず、栄養食をシリンジで口に流し込むといった補助をしていました。

もうその必要はないくらい、自分で食べ切れるようになってきています。

同居猫との関係も日々良好に戻りつつあります。

写真は元旦、投薬28日目に撮影したものです。

 

【第五週　1/2〜現在】

年末に行った検査の結果について、病院よりお電話をいただきました(投薬33日目)。

PCR検査の結果は陰性、猫コロナウイルスの反応が見られなくなりました。

炎症マーカーという数値は、初回受診時2000↑で測定不能だったものが、1002まで下がりました。

まだ健康な猫に比べると高い数値ですが、投薬3週間の次点で行った検査の結果としては良好とのことでした。

貧血のお薬は投薬18日目で飲み終わっていますが、食事を自分で摂れるようになっているため耳・鼻・肉球等はしっかりピンク色でキープできています。

この週の体重測定は3.95kg→4.02kg +70gでした。

次は4.1kg以上〜投与量が増加します。

 

 

皆様のご支援のおかげで、アトは現在寛解に向けて頑張ってくれています。

治療を始めた時は藁にも縋る想いで、ここまで回復してくれたことは奇跡のように感じています。。。

治療前の様子と投薬開始からの写真を並べると、見違えるようです。

 

 

今後も、ここで活動の報告をさせていただくようにいたします。

引き続き温かい応援の元見守っていただけましたら幸いです。

寒い日が続きますので、皆様風邪など引かれぬよう、ご自愛ください。

 

2021/1/8 榛地瑞穂・アト