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ドキュメンタリー映画「最後の吉原芸者みな子姐さん」を上映したい

安原眞琴

安原眞琴

ドキュメンタリー映画「最後の吉原芸者みな子姐さん」を上映したい

支援総額

637,000

目標金額 250,000円

支援者
31人
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プロジェクト本文

貴重な吉原最後の証言記録と最後の吉原芸者みな子姐さんの映像記録の上映会を開催して、若者も含めた多くの方々に、失われつつある古き良き日本文化に興味を持っていただきたい。

 

初めまして、安原眞琴と申します。立教大学や法政大学、NHK学園などで講師をしながら、江戸文化の研究、教育、普及活動をしております文学博士です。

私は、机上の学問と同時に、より社会的で実践的な活動をしていくために、最後の吉原芸者・みな子姐さんを2005年から2010年まで密着取材し、ドキュメンタリー映画を制作しました。そして、少しでも多くの方々に、江戸文化の代表たる吉原とその芸者さんについて知っていただきたく、ドキュメンタリー映画「最後の吉原芸者みな子姐さん」の上映会を開催していきたいと希望しております。

 

しかし、すべて個人で行っているため、この第一回上映会開催のための費用が足りません。皆さまどうかお力を貸して頂けないでしょうか。

 

(お座敷での撮影を終えて帰るところ。右がみな子姐さん、左にいらしゃるのは浅草芸者の聖子さんです)

 

このドキュメンタリー映画を制作した思い

 

江戸文化は、世界では注目されています。先日、N.Y.の国連の近くにあるJapan Societyに行ったところ、「EDO POP」という展覧会が開催されていました。とても大勢の人が来ていて、美しくPOPな浮世絵に見入っていました。

 

しかし日本では、欧米文化は身近に感じても、昔の日本文化には興味がないという若者が増えています。でも、そんな時代だからこそ、江戸文化をあらためて見つめ直す時期にきているのではないでしょうか?

 

実は、浮世絵や歌舞伎などの江戸文化の大半が、吉原なくしては存在しなかったのです。吉原というと、花魁のイメージしか持たれていませんが、本来の意義は「文化の発信源」だったことにあります。

 

(吉原の花魁が描かれた浮世絵です(家蔵))

 

吉原は、現代でいえば、原宿や渋谷、六本木、あるいは銀座、はたまた秋葉原といったところでしょうか。江戸時代には娯楽も娯楽地も多様ではなかったので、吉原が日本で唯一の最大かつ最高の娯楽(文化)の聖地でした。

 

江戸文化に、このような背景があることを、もはや誰も知りません。しかし、みな子姐さんは、自らの身体の中に、吉原の伝統と文化を宿していたのです。ご本人は、そのような歴史の上に立っていることに、全く気付いていなかったと思います。ただその身体に、吉原文化がしみこんでいたのです。

 

私は、江戸文化を研究していることもあり、お姐さんが、最後の吉原芸者である前に、吉原という重要な文化の最後の生き証人であることに気付くことができました。そして、お姐さんと同時に、お姐さんを通して吉原文化を記録に留めよう、留めなければならない、と強く思ったのです。

 

(「二百三高地」という明治後半から大正、昭和初期にかけて流行した、今では珍しい髪型をして写真に撮られるみな子姐さん。20歳頃(昭和14年/1939年))

 

みな子姐さんとの出会い

 

みな子姐さんとの出会いは、「ご縁」としかいいようのない不思議なものでした。都内の男子高校で国語科の非常勤講師をしていた時、日本文化を知識ではなく、楽しく身体を使って勉強させたいと思い、日本文化の宝庫・座敷芸の体験学習をすることにいたしました。

 

座敷芸を教えていただこうと、はじめは同業の研究者の方々にご相談したのですが、実践できる方は1人もいませんでした。そして、ひょんなことから巡り廻って、本物の芸者さんで、しかも吉原の芸者さんであり、芸歴80年にのぼる、みな子姐さんご自身に来ていただくことになったのです。

 

教わったのは座敷芸の定番「虎拳」です。江戸前期の近松門左衛門のお芝居「国性爺合戦」を下敷きにした遊びなので、生徒たちにとっては江戸文学の勉強にもなりました。

 

(みな子姐さん直々に座敷芸「虎拳」を教わる男子高校3年生。三味線もその場で教わりました)

 

みな子姐さんについて

 

私はお姐さんと2005年に出会ってから、2010年に亡くなるまでの6年間、家が近所だったこともあり、毎日のようにお食事をしたり、遊んでいただいたりしていました。二人とも深酒し家に泊めていただき、枕を並べて寝たこともありました。

 

会うついでに撮影するという感じだったので、お姐さんも身構えることなく自然体で撮影に応じてくれました。私の撮った映像には、このような気取らない普段通りのお姐さんの姿が収められています。

 

ただし芸は一流でした。「芸は売るけど身は売らない」。この吉原芸者の意地とプライドを守り、11歳で吉原に奉公してから90歳で亡くなるまで、80年にわたり現役の吉原芸者として、芸一筋に生きてきた方です。そのため、中途半端に芸を撮られることは嫌いました。撮影ではその点に注意を払いました。

 

江戸時代から吉原に伝わってきた芸の数々は、もはやお姐さんの身体にしか記憶されていませんでした。そのため、歌舞伎役者の方や古今亭志ん朝師匠のような噺家さんが、芸を教わりにくることもありました。

 

芸歴といい、その腕前といい、芸の多彩さといい、芸者にはなれないのかもしれませんが、人間国宝にならなかったのが不思議なくらいです。

 

 

(お姐さんの三味線の腕は一流でした。その自負もあったようです。23歳で常磐津の名取りになった時のことを思い出しながら、「芸者で名取りになったのは、私くらいなものだわね。」と、ちょっと自慢気におっしゃっていました)

 

映画の見どころ

 

この映画は、お姐さんにインタビューした時の映像を中心にした第一部「吉原とお姐さんの歴史」と、お姐さんと浅草の芸者衆2人の、合計3人の芸者さんをあげて遊んだ時の映像をまとめた第二部「昔のお座敷再現」から成っています。

 

(これは、雑誌「東京人」のインタビューをしている時のスナップです。映画では、別の年にかなり長くインタビューさせていただいた時の映像を使っております)

 

第一部では、お姐さんの口から、吉原や吉原芸者に関する、知っているようで知らない面白い話がたくさん語られます。第二部では、これぞ座敷芸というお座敷遊びが、ノンストップで繰り出されます。

 

浅草の芸者衆は、1人は聖子さんという美しい芸者さんで、もう1人は七好さんという男芸者、つまり幇間(ほうかん)さんです。太鼓持ちとも言います。

 

太鼓持ちも希少な存在で、私が撮影した時は日本に4人しかいませんでした。その翌年に1人増え、現在では5人ですが、それでも少ない人数です。しかも、東京に6つある代表的な花街のうち、浅草花街にしかいません。

 

(浅草の太鼓持ち七好さんが、東八拳の新年会で踊りを披露しているところ)

 

2人の若い浅草芸者衆が、みな子姐さんしかしらないお座敷遊びの数々に、笑い転げながら興じている「素の姿」は、この映画でしか見られない必見の映像です。もちろんお姐さんの至芸や話芸、戦時中の悲しくも面白いエピソードも満載されています。

江戸文化を全く知らない方にも、今まで興味がなかった方にも、楽しんでいただける内容になっております。

 

 

歴史ある日本文化を未来へつなぐために

 

(二調鼓を披露してくれた時の写真です。左にいらっしゃるのは、すでに引退されていますが、お姐さんが吉原で教えていた最後のお弟子さん二三松さんです。)

 

ファストフード的なお手軽文化がもてはやされている昨今、本物の芸を身につけた人も、それが理解できる人も、とても少なくなっている気がします。

 

吉原文化の正当的な継承者みな子姐さんの芸と証言記録を収めたこの映像は、江戸文化の根源にふれ、本物の芸に触れる事のできる唯一無二の記録です。この映像により、日本文化とは何かを、あらためて見つめ直していただけるものと確信しております。

 

若者も含めた多くの方々にそれを感じていただきたく、上映会を開きたいと思っております。しかしながら、今のところ無名の女性1人で活動をしているため資金が足りません。長い歴史を持った世界に誇れる日本文化を未来につなぐために、最初の支援者になっていただきたく、ご協力のほどを心よりお願い申し上げます。

 

どうか皆様のあたたかいご支援を宜しくお願いいたします。

 

 

■上映会詳細

 

▼上映会

・【日時】2013年6月23日(日) 14:00〜17:00

     14:00開場、14:30開演

・【場所】 浅草見番
・【内容

               第一幕 演奏会 14:30〜15:30

                「吉原の至芸〜二調鼓を未来へ〜」

              (吉原のみに伝わる幻の至芸「二調鼓」の演奏会です)

                出演:二三松さん(もと吉原芸者)

                   望月太左衛さん(歌舞伎囃子方望月流宗家長女)

                   太左衛さん門下の方々

                 曲目:おめでたい曲と未来を予感させる曲を予定。

                      *また、トークショーを行います。出演のお二人に芸を中心とし  

                         たみな子姐さんの思い出を語っていただきます。

        休憩 20分程度

                  第二幕 映画上映 16:00〜17:00

                   「最後の吉原芸者みな子姐さん―吉原最後の証言記録」 

・【定員】 50人程度

             *畳の部屋ですので、あいている座布団にお座りください。

・【主催】 安原眞琴

 

■特典

・HPに支援者の方のお名前を記載させていただきます。

 

■引換券詳細

・サンクスレター

・チラシ

・上映会へのチケット

・DVD

 

・みな子著『華より花』(主婦と生活社、2009年3月、絶版)

*現在絶版となっている、みな子姐さんを知る貴重な記録です。私が保管していた本などをお分けいたしますので、保存状態は良好ですが、新刊ではないことをご了承ください。本書を企画し聞き書きされたのは、お姐さんを通して知り合った、寄席などで音曲師として活躍されている柳家紫文さんです。

 

・抜刷り(小冊子)

*「東京人」(都市出版、2007年3月発売、絶版)の抜刷りです。私(安原)が戦前の吉原の思い出をうかがった時のお話が収められている、史料的価値の高い内容です。A4判8頁程度。

 

・ポストカード1枚 

(みな子姐さんが左褄をとっている写真です。左褄とは芸者の異名にもなった言葉です。「芸は売っても身体は売らない」という意味の身体表現です。反対に花魁は右褄をとっていました。)

 

支援金は全額この上映会に使わせていただきますが、目標金額を達成しても赤字となりますので、もし上回りましたら補填させていただきます。

 

▼団体詳細

・makoto office

江戸文化の保存、普及活動を続けていくために、makoto officeを作りました。まだHPを立ち上げたばかりですが、この映画の制作、上映を皮切りに、失われつつある古き良き文化を守り、伝えていくために、従来の研究、教育活動に加え、officeでの活動にも力を入れていく所存です。今後ともあたたかく見守っていただければ幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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プロフィール
安原眞琴
安原眞琴
初めまして安原眞琴と申します。古きよき日本文化が大好きです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

リターン

3,000

※サンクスレターを1枚
※ポストカードを1枚
※チラシを1枚

上記をお送り致します。

支援者
4人
在庫数
制限なし

10,000

※サンクスレターを1枚
※ポストカードを1枚
※チラシを1枚
※上映会へのチケットを1枚

上記をお送り致します。

支援者
12人
在庫数
完売

15,000

※サンクスレターを1枚
※ポストカードを1枚
※チラシを1枚
※上映会へのチケットを1枚
※DVDを1枚

上記をお送り致します。

支援者
14人
在庫数
完売

30,000

※サンクスレターを1枚
※ポストカードを1枚
※チラシを1枚
※上映会へのチケットを1枚
※DVDを1枚
※みな子著『華より花』を1冊
※抜刷り(小冊子)を1冊

上記をお送り致します。

支援者
4人
在庫数
完売
プロフィール
安原眞琴
安原眞琴
初めまして安原眞琴と申します。古きよき日本文化が大好きです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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