プロジェクト概要

 

《2016年9月5日追記》

 

皆さまからの温かいご支援のおかげで、開始から5日という非常に短い間に目標金額40万円を達成することができました。

 

本活動の意義に多くの方に共感いただけたと思うと非常に嬉しく思います。情報シェアいただいた皆様、ご支援いただいた皆様に改めて心より感謝申し上げます。

 

日韓自死遺児交流会を実現させるべく、皆さまから頂いたご支援は本交流会の運用のため、

 

・遺児の宿泊費

・国内交通費

・分かち合い会場施設等利用費の一部(3日分)

・日韓遺児交流イベント開催費 等

に利用させていただきます。

 

そして、本交流会を更に充実させるため、第2の目標金額60万円を設定いたします!今回のイベントを行うにあたって、まだ必要な費用があります。さらに20万円が集まりますと、韓国、国内遠方から参加者の航空代・新幹線代の補助、日本側の参加者とスタッフ増、交流イベントの更なる充実等に役立てることができます。

 

日本と韓国の「生きる支援」としての自殺対策を更に前に進めるために、引き続き応援をよろしくお願いします!

 

2016年9月5日 ライフリンクメンバー一同

 

=============<以下もご覧ください>=============

 

 

親を自殺によって亡くした、日本と韓国の遺児たちのために

全国で初めての「日韓の自死遺児交流会」を東京で開催したい!

 

 

この度、自殺対策に取り組んでいるわたしたちNPO法人ライフリンクは、2016年9月の世界自殺予防デーに合わせて、全国で初めての『日韓の自死遺児交流会』を開催いたします。親を自殺によって亡くした遺族(自死遺児)約10名が韓国より来日し、日本の自死遺児との交流を通して親睦を深めつつ、お互いの想いや悩みを分かち合う時間をもちます。

 

自殺で家族を亡くした悲しみや苦しみを、国境を越えて分かち合うことで、日本と韓国双方の自死遺児にとっての癒しとなり、一人ひとりがあらためて自身の人生を見つめ直す機会になればと考えています。

 

この『日韓自死遺児交流会』の実施には、韓国の遺児の宿泊費や分かち合いの会場費、懇親会や国内の交通費等を含めて合計40万円の費用が最低でも必要であると試算しております。皆さまのお力がどうしても必要です。お力添えをお願い致します。

 

交流会に参加予定である韓国自死遺児の皆さん。
赤い本は今回の交流会のために購入した日本語の教科書。

 

 

日本では対策によって自殺者が減少

しかし未だ毎日66人の人が自殺で亡くなっている現実

韓国では世界的にも高い自殺率

 

 

日本では1998年以降、毎年自殺で亡くなる人が3万人を越えている状況が続いていましたが、自死遺族や民間団体など多くの声によって、国や地方公共団体が様々な自殺対策を展開するようになり、2015年の自殺者数は24,025人*1と減少しました。

 

しかし、今も平均すると毎日約66人もの人たちが自殺に追い込まれている異常事態であることには変わりありません。人口10万人あたりの自殺者数は経済協力開発機構(OECD)加盟国中、韓国、ハンガリー、ロシアに次いで4位であり*2、同じ先進国である英国や伊国の3倍*1という状況です。

 

一方、韓国は日本と同じようにアジア通貨危機後の1998年から長期的な経済不況、社会的セーフティネットの不足、相対的な剥奪感などの要因によって自殺率が急激に増加したと言われています。

 

人口10万人あたりの自殺率はOECD諸国中最も高く、その平均が12.4人であるのに対し、韓国は33.3人と突出して高い水準にあります。*2

これに対し、韓国では2011年3月に「自殺予防及びいのち尊重文化醸成に関する法律」を制定するなど、法的根拠に基づいた自殺対策を実施していますが、自殺はなかなか減らない状況にあります。

 

*1 厚生労働省『平成28年度版 自殺対策白書』

*2 OECD、Society at a Glance 2014

厚生労働省『平成28年度 自殺対策白書』より
日本では10代後半から30代後半までの死亡原因の第1位が自殺であり、20代ではほぼ半数を占めています。

 

OECD加盟国の中で、韓国の自殺率はきわめて高く、日本も世界有数の自殺大国です。

 

 

自殺によって親を亡くした「自死遺児」

誰にも言えず、孤立している遺児も多い

 

 

日本と韓国は共に深刻な自殺の問題を抱えています。そして、自殺によって大切な家族を亡くした遺族の抱える苦しみ、悲しみは、日本でも韓国でも変わることはありません。

 

一般に1人が自殺で亡くなると平均4~5人が自死遺族となると言われており、日本では毎年約9万~12万人が自死遺族となる計算になります。韓国でも毎年約5万5千~7万人が自死遺族となると言われています。

現在日本の自死遺族の数は、全国で推計300万人を超えていると言われ、日本で暮らす40人に1人が自死遺族ということになります。

 

自殺により大切な人を亡くしたとき、家族や親しい人は、衝撃や悲しみ、止められなかったことへの自責の念などから、極度の心的ストレスにさらされがちです。その上、故人の負債を相続してしまったり、自殺の現場となった賃貸物件の所有者から多額の損害賠償を請求されたり、法的・経済的な負担を負わされることも少なくありません。

 

さらに、社会の偏見や無理解は根強く、誰かに思いや辛さを語ることが許されない空気の中で、遺族はますます孤立を深めていきがちです。家族の自殺のことを誰にも言えず、事故や病と偽って、大切な家族の死を自らの人生の一部として受け容れられぬまま生きざるを得ない自死遺族も大勢います。

 

日本でも長らく自殺はタブー視されてきましたが、2000年に自死遺児たちが、自らの体験や思いをつづった文集『自殺って言えない』を発行し、日本中で大きな反響を呼びました。さらに、翌年には本人たちの意思で実名と顔を公表し、その姿が多くの自死遺族への励ましとなりました。こうした当事者たちの勇気ある行動が、今日の自殺対策の法制化や自死遺族支援を進める原動力となっています。

 

自死遺児たちの声が日本の自殺対策を切り拓いていきました。
『自殺って言えなかった。』自死遺児編集委員会・あしなが育英会編 サンマーク出版(2002/10)

 

 

まだまだ対策の追いついていない韓国

社会での偏見や差別も根強く残っています。

 

 

一方の韓国の自死遺族支援は日本より10年遅れていると言われています。社会全体としても自殺に対する偏見、差別は今も根強く、家族が自殺したと知られれば、進学や就職といった人生の重要な局面で不利に立たされることも多いと聞きます。そのため、家族を自殺で亡くした遺族の多くはその事実を隠し、誰にも言えない悲しみ、苦しみを抱えながら生きていかざるをえない状況にあるのです。

 

今回の交流会に参加する一人、韓国人のAさん(男性・30歳)は、高校1年生のときに母親を自殺で亡くしました。第1発見者はAさん自身。春の遠足から家に帰ると、変わり果てた母親の姿がそこにありました。その後、母親が自殺で亡くしたことは伏せられ、葬式に出ることも許されず、入学したばかりの学校も転向を余儀なくされました。誰にも相談できないばかりか「母の事件が誰かに知られることに戦々恐々としながら」日々を送っていたそうです。

 

誰にも言えない過去(母の自殺)を抱えながら生きる日々に耐え切れず、Aさんもうつ病に苦しみ、自殺を考えたこともありました。寸前のところで「韓国いのちの電話」が主催する自死遺族プログラムを知り、ようやく自らの体験と苦しみを語ることができました。

 

Aさんは今も時々苦しみに苛まれることがあると言います。しかし、以前と比べてそこから逃げようとしたり、回避しようとする感情はなくなってきているそうです。

 

「同じ経験をした人が話す一言がどんな慰めよりも大きい」

 

同じ経験をした人と出会い、安心して話すことができる場は遺族にとって大切であり、貴重です。この『日韓自死遺児交流会』が、そのような場の一つになればと考えています。そして同時に、日本の自死遺族支援のこれまでの取組みや成果を知ることで、韓国の自死遺族にとって大きな励みになればとも考えています。
 

 

1人1人が誰にも言えない苦しみと悲しみを抱えながら、ここまで歩んできました。

 

 

自死遺族の置かれている状況を

多くの人に知っていただく機会を作っていきたいと思います。

 

 

日本でも韓国でも、自殺について語ることはまだまだタブー視されており、自分とは関係のない問題として切り離され、対策の必要性への理解が十分広がっていません。そのような風潮によって、遺された家族にとって極めて生きづらい社会となっています。この真実を知っていただきたいと私たちは考えています。

 

そして、私たちはこの『日韓自死遺児交流会』を出発点にして、できれば来年以降も日韓の自殺対策の架け橋となるべく、様々な連携を続けていきたいと考えています。

 

自殺はその多くが「追い込まれた末の死」であり、複合的に抱えている問題に対して、適切な支援が得られれば、避けることのできる死です。

日本と韓国の「生きる支援」としての自殺対策にどうか力を貸してください!!

 

<開催内容詳細>

 

・開催日程:9/30~10/2

・参加人数:韓国人8名、日本人8名(予定) うち、自死遺族は各国から6~7名ずつ

・参加対象者:自死遺児、韓国側スタッフ(韓国いのちの電話)、日本側スタッフ(NPO法人ライフリンク)

・開催場所:都内(国立オリンピック記念青少年総合センター内施設)

・主催者:NPO法人ライフリンク

・スケジュールとプログラムの概要(予定)

9/30 日韓顔合わせを兼ねた交流会の開催

10/1 日本の自死遺族支援の現状について講演・ディスカッション、レクリエーション、分かち合いの会

10/2 総括,来年以降の開催計画,日本国内観光

 

ライフリンク代表の清水(写真手前右)、イベント企画者の朴さん(写真手前左)、及びライフリンクのスタッフ・ボランティア一同です。韓国の皆さんと交流できるよう、韓国語の猛勉強中です!!ご支援をお願い致します。


 

 


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