皆さまこんにちは。八丈島沖に来遊するザトウクジラの生態を船から調査する本プロジェクトですが、現時点で54名の方々から寄付をご予約いただいております。皆様から寄せられるメッセージは、一同の励みになっております。ご支援に心から感謝申し上げます。ありがとうございます。

 

 今回は、東京海洋大学 鯨類学研究室のチーム紹介を兼ねて、研究室内で取りましたアンケートの結果を紹介して参ります。

橘丸から見た明け方の八丈島

 

 調査出張で必携のものを教えてください。

 

 本プロジェクトのような乗船調査以外にも、研究室メンバーは骨格標本の計測や外部機関との共同研究などで頻繁に出張に行きます。調査に必要な道具から身の回りのものまで、忘れ物は時として出張の成果に致命的な影響を与えます。

 アンケートで各人が答えた必需品のうち、いくつかの回答を抜粋してご紹介いたします。地道な調査と研究室一同の奮闘をイメージしていただければと思います。

 

サングラス

 探鯨(たんげい)しやすくなる&目を守るサングラス。特に海上では日光の照り返しも強く、屋外で長時間調査をする際には必需品です(調査風景はこちら)。これがないと仕事にならない、との声もありました。

 

万能ナイフ

 男子学生2名から、作業現場の設営から撤収まで使える万能ナイフを重宝する、という意見が寄せられました。長期滞在する調査では、最終日は引っ越しさながらの作業になります。調査の準備と片付けを効率よく、少ない道具で実行することがフィールドワークにおいて必要になります。

 

延長コード

 電気機器を思う存分充電できるかどうかは重要なチェック項目です。調査で使うカメラにスマホに…と、調査出張時には普段の旅行の比ではないくらいにコンセントを必要とします。相部屋の時は特に、延長コードを持っていると重宝します。

 

3Dスキャナ

 これは骨格計測組からの回答です。鯨類学研究室では、物の形を3次元で読み取る特殊なカメラを持っており、このハイテクな機械を利用して研究を進めている学生もいます。

 

計測器

 こちらも、骨格計測組からの回答です。データ収集に必要な計測器は絶対に持って出発するのですが、取り付け部品を持ってくるのを忘れたり、運搬中に破損したり、とにかく現地でのトラブルがつきものな印象です(実体験より)。メンテナンス用品や予備の部品等も必携です。

 

シャンプー・リンス等の入浴セット

 私は全く気にしないのですが、「香りが変わると落ち着かない」という回答があり意外でした。

 

釣り道具

 「海洋生態系を知るのには必要不可欠」と書いてありますが、これは趣味道具ですね!1か月を超えるような長期調査にはオフの日もあります。釣った魚を食べることで食費の節約にもつながります。

 

アイドルの写真集

 心の癒しが必要になるときに備えるためだそうです。調査中は買い物に出る機会が少ない反面、持ち込める荷物の量も限られています。厳選された持ち物の中にアイドルの写真集があるとは、回答者はかなりのアイドル好きと察します。

 

 

 調査資材を見ると調査員・研究者ひとりひとりの工夫と思い入れが伝わってきます。長い時間をかけて調整してきた調査の機会を無駄にしないように、持ち物の準備にも気は抜けません。

 

 12月に入り、八丈島観光協会さまのツイッターにも順調にザトウクジラの目撃情報が寄せられています。こちらのツイッターでは、リアルタイムにかなり近い形でザトウクジラの来遊状況を知ることができますので、よろしければチェックしてみてください。調査での発見報告もいち早くツイートしていただいております!!

 また、来る12月13日には八丈町内にて2017年度調査報告会も予定されております。過去の新着情報(こちら)に詳細なご案内がございますので、ご興味のあります方はぜひお越しください。どうぞよろしくお願いします。(廣瀬)

 

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