香港デモはまだ終わらない。民主化運動を伝える写真展と写真集

香港デモはまだ終わらない。民主化運動を伝える写真展と写真集

支援総額

1,123,000

目標金額 900,000円

支援者
124人
募集終了日
2020年5月22日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

 

【How to Support by Credit Card(Support Now)】

 

【English Page】

The Hong Kong protests are not over yet. A photo exhibition and photo book to illustrate the movement towards democracy.

 

【中文】

香港人的抗爭仍然是「現在進行式」。香港民主化運動關連相展及相集

 

200万人デモから一年。

 

新型コロナウイルスをはじめ、

さまざまな出来事に流され、

日本で「香港デモ」を報道される機会は、

少なくなりました。

 

しかし、

活動はまだ続いています。

 

− 香港人の自由・人権・民主主義を守る、歴史的なこの運動を、

風化させてはならない −

 

まずはこちらをご覧ください。

 

こちらは、2019年7月~12月に私が現地香港で撮影した映像です。

 

 

▶︎今回のプロジェクト概要

 

初めまして、カメラマンの柴田のりよしと申します。私が撮影のために初めて香港へ渡ったのは、2019年の6月末。それから行き来を繰り返し、これまでに合計3回、現地へ撮影に向かいました。

 

香港200万人デモから1年を迎える今年6月に、事態を風化させないためにも、再び一般の日本人にも香港の現状を知ってもらいたく、写真展の開催と写真集の出版を予定しています。皆様のご支援、よろしくお願いいたします。

 

雨傘を使ってバリケードと作り、警察隊と対峙する前線の勇武派(2019.7.1 金鐘)

 

 

警察隊による必要以上の取り締まり、催涙弾の乱射。

「起きている真実」を伝えるために撮影を続けました。

 

最初のうちは前線取材のノウハウがわからず、デモ隊からも政府側・中国側のスパイではないか?と誤解され詰問されました。安全な取材スタイルなどは、やりながら覚えました。基本的に彼らは、日本人にはとても親切で、移動中にも見知らぬ香港人から「アリガトウ」「ガンバッテ!」など後ろから声を掛けられたりしました。

 

一言でデモといっても、許可を得た平和的なデモと、それが終わった後に「勇武派」が始める戦闘的なデモがあります。警察隊が丸腰のお爺さんにペッパースプレーをかけ数人で取り囲み殴る、など必要以上の見せしめを行うシーンに出くわしました。さらに一般市民が抗議の声をあげている時も、警察隊は催涙弾を打つことが多々あり、これは非常に大きな問題であると感じました。

 

ペッパースプレーを手にデモ参加者を威嚇する香港警察(2019.9.29 銅鑼湾)

 

催涙弾は、浴びると暫くは何もやる気がなくなります。基本的にプレスは攻撃される立場ではないのですが、それでも流れ弾や意図的な攻撃、事故などもあるので、ヘルメットやゴーグルやマスクなど必要なものを揃え、細心の注意を払って撮影にあたりました。

 

日本のテレビ局や海外の大手メディアが現場で撮影していることもありますが、彼らも人員的な限りがあります。さらに撮影には運もあり、素人の香港人学生カメラマンが、重要なシーンを撮影することもあります。起きている真実を伝えることが大事であって、そこにはプロもアマチュアも関係ありません。私自身は小さな存在ですが、真実を伝えるために役に立ちたい、という思いで撮影を続けています。

 

後ろから迫る警察隊から逃げるように移動する黒服の若者たち(2019.10.1 湾仔)

 

 

当たり前の「自由」が奪われるかもしれない危機感。

「他の国の出来事」ではない。

 

香港の大規模デモについては、日本でもかなり頻繁に報道されていましたが、日本ではどこか他人事と感じているように思えました。知識としては頭に入っているものの、自分たちの実際の生活や将来には関係がない、関わりたくない、といったような雰囲気が感じられます。

 

しかしグローバル化した世界では、かつてのように「他の国の出来事」では済まなくなってきています。今香港で起きていることを見過ごすと、やがて日本の問題になっていく可能性も十分にあるのです。さらに、表現の自由・人身の自由など、いわゆる「基本的人権」が脅かされる危機感から、若者たちがこのように立ち上がり戦っている、ということについて、是非一度立ち止まって考えていただきたいと思っています。

 

仲間の死を悼む幕を手に「人間の鎖」を作る(2019.10.1 尖沙咀)

 

香港でこれまでは当たり前のように保証されていた「自由」が、目の前からなくなってしまうかもしれない危機感。もしこのような状況が日本で起きたら......。

 

 

いま、再び「香港デモ」の記憶を呼び戻さなければ、これは「過去の出来事」になってしまう

 

 

 

現地の実相を伝え、香港民主化運動について一緒に考えたい。

写真展の開催と写真集の出版をします。


このプロジェクトでは、皆様からいただいたご支援金で写真展を開催し、同時に写真集を出版いたします。

 

写真集について

B5サイズ100ページ程度(写真展開催までに出版予定)

 

写真展や写真集には、催涙弾が打たれているような前線の激しい写真のみならず、平和的なデモの様子や、印象的なポスターやシンボルなど、香港ならではの写真も展示・掲載する予定です。前線の息遣いが伝わるような「現場感」のある写真を皆さまに見ていただきたいと思っています。

 

写真展について

・開催日:2020年6月10日(水)〜6月15日(月)

・会場:「アメリカ橋ギャラリー」〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-22-3

・入場無料

 

写真展会期中は、全日程、私自身が会場に常駐します。来場者の方には、写真や動画で香港民主化運動を見ることに加えて、私にどんどん質問してほしいです。「知識」で終わるのは残念なので、何か引っかかるものを残したいです。

 

※写真展につきましては、会場都合などでやむを得ず開催できない場合は、2020年秋に順延の予定です(中止はしません。会場キャンセル料はかかりません)。その場合は、ご支援者ならびにSNSにご報告いたします。リターンは先に郵送いたします。会場側都合の閉鎖がなければ、入場制限をした形で、予定通り6月に開催する予定です。

 

写真展の開催と写真集の出版、両方同時にやることに意義があります。写真展は「場」、写真集は「記憶」として、ふたつでひとつの企画です。2019年6月の200万人デモから、まもなく一周年を迎えますが、新型肺炎という世界的な大ニュースにより、香港の大事な問題が風化しつつあります。どちらも中国に関連する共通点がありますが、外国の強権的な人権抑圧も放置しておくといつか、コロナウィルス同様気が付かないうちに迫ってくるかもしれない、という想いでいます。

 

▶︎資金の使いみち(概算見積もり金額)

 

・ホームページ翻訳  ¥50,000

・写真展会場費  ¥143,000(前日使用含7日間、税込)

・プリント費  ¥50,000

・配送費  ¥10,000(プリント・写真集の運搬)

・写真集印刷費  ¥550,000(300部)

・写真展DM印刷費  ¥15,000

・リターン作成費(バッチ) ¥20,000

・リターン郵送費 ¥50,000(海外SAL便、国内レターパック)

・雑費(備品購入、飾り付けの謝礼等)¥10,000

・クラウドファンディング手数料  ¥220,000

===================

経費の合計(見積もり) ¥1,118,000

 

※この内クラウドファンディングで¥900,000-を集め、殘りの¥218,000-は、柴田が自己資金を投入します。

※写真集は、リターンで100部程度使用します。残りの部数は、会場と私のホームページで販売し、先ず個人負担分(¥218,000)の穴埋めに当てます。万一、利益が出る場合は、香港の人権団体に寄付する予定です。事後の写真集の売り上げに関しては、3ヶ月毎に私のSNSで報告いたします。

 

全体の最終的な会計報告は、ご支援者ならびにSNS上に公開します。

 

 

最後に

 

今回のプロジェクトを通して、日本の中に香港デモのサポーターを一人でも増やしたいです。香港を旅行したことのある日本人は多いと思いますが、香港の若者たちは、我々と何ら変わる事のない自由・人権・法治等が尊重される環境下で育ってきました。そして今、そういった共通の価値観が著しく脅かされています。


香港デモ隊を弾圧している香港政府は、北京の傀儡に過ぎません。いま香港で起きている暴力を見逃すなら、中国政府の圧力はやがて台湾、日本へと向けられていきます。その意味でも、香港の民主化運動は、我々日本人にも無関係ではありません。

私は昨年6月から数回にわたる香港現地取材で見て感じたことを、このプロジェクトを通じて、写真・映像・言葉で伝えたいと思います。今回の写真展示で香港人・日本人、さらにはメインランドからの在日中国人も、香港問題を語り合うような場を作れたら、そしてその小さな出会いからまた何かが始まれば幸いに思います。

皆様のお力添えをどうぞよろしくお願いいたします。

 

五つの要求を表す五本の指を掲げ、デモ行進する香港市民(2019.12.1 尖沙咀)

 

 

▶︎自己紹介とメッセージ

 

柴田のりよし

 

カメラマン。1966年長崎県生まれ。慶應義塾大学文学部を卒業後、91年に共同通信社に入社、国内ニュースの撮影に従事。95年よりフリーカメラマンとして活動。写真展を複数開催。2010年カメラマン派遣会社「フォトイースト」を設立。

※主な掲載雑誌/朝日新聞社「週刊朝日」、毎日新聞社「サンデー毎日」、文藝春秋「文藝春秋」他

【主な活動】プロフィール  /  香港デモ見聞録  /  Noriyoshi Shibata Photography

 

 

 

▶︎「香港デモ」(香港民主化運動)とは

( 2019年逃亡犯条例改正案に反対するデモについて )

 

2018年2月17日に香港人が台湾で恋人を殺害する事件が発生、事件後犯人は香港に戻り、香港警察に逮捕された。しかし台湾と香港の間には犯人引き渡し条約がなく、犯人を台湾に送還することができなかった。

 

これに対し香港政府は2019年2月、逃亡犯条例の改正案提出を発表したが、この改正案が成立した場合、香港と中国本土の犯罪人受渡しが可能になるため、香港市民が中国当局の取り締まり対象になる可能性が生じた。香港の自治を保証する「一国二制度」が揺らぐのではないかという恐れから、改正案に対する反対運動が勃発。

 

2019年3月1日に、約12,000人が参加するデモから始まり、6月には複数回大規模デモが実施され、特に6月16日のデモでは200万人(主催者発表)が参加し、これまでの香港の歴史で最大の参加者数となった。

 

9月4日にはキャリー・ラム行政長官が、逃亡犯条例防止改正案の完全撤回を正式表明したが、デモ隊が求める「五大要求」(※1)の内、他の4つの要求には応じない姿勢を示した。

 

その後もデモは続き、11月にはデモに参加していた学生が逮捕・拘束されるなど警察とデモ隊の衝突が激化。11月24日に行われた香港区議会議員選挙では、民主派が8割以上の議席を獲得し、五大要求を政府に求める民意が反映される形となった。

 

2020年1月以降は、新型コロナウイルスの影響により、多数の人数が集まるデモ活動の中止が相次いでいるが、医療従事者がストライキを行うなど、形を変えて抗議活動が続いている。

 

※1 五大要求

1. 逃亡犯条例改正案の完全撤回

2. デモを「暴動」と認定した香港政府見解の取り消し

3. 警察の暴力に関する独立調査委員会の設置

4. 拘束・逮捕されたデモ参加者らの釈放

5. 行政長官選や立法会選での普通選挙の実現

 

==================================================

本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

 

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プロフィール

元通信社カメラマンで、現在東京でカメラマン派遣会社を経営しています。普段の仕事は主に国内の法人向けですが、個人のライフワークとして中国とその周辺地域を撮影しています。

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リターン

3,000


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賛同いただきありがとうございます。お礼のメールをお送りします

・お礼のメール(Thanks letter sent by e-mail)

申込数
22
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月

5,000


過去の出来事にはさせない!ムーブメントを作り出す缶バッチ

過去の出来事にはさせない!ムーブメントを作り出す缶バッチ

いただいたご支援のほぼ全額を今回のプロジェクトに充てさせていただきます。

・サンクスレター
・オリジナルの缶バッジ
・写真1枚

・Thanks letter
・1 Original tin badge
・photo print from the exhibition, in 254 x 203mm size

※税制上の優遇はありませんので、ご留意ください。

申込数
12
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月

3,000


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賛同いただきありがとうございます。お礼のメールをお送りします

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申込数
22
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月

5,000


過去の出来事にはさせない!ムーブメントを作り出す缶バッチ

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・写真1枚

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・photo print from the exhibition, in 254 x 203mm size

※税制上の優遇はありませんので、ご留意ください。

申込数
12
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月
1 ~ 1/ 9

プロフィール

元通信社カメラマンで、現在東京でカメラマン派遣会社を経営しています。普段の仕事は主に国内の法人向けですが、個人のライフワークとして中国とその周辺地域を撮影しています。

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