
- 支援総額
- 1,065,000円
- 目標金額
- 1,000,000円
- 支援者数
- 37人
- 残り日数
- 終了しました
このプロジェクトは
2018年4月10日(火)23:00 に成立しました。
プロジェクト概要
「いのちアカデミー」開講!
こんにちは。いのちアカデミー事務局です。わたしたちはこれまで8年間、いのちアカデミーの母体である学際的研究会“プロジェクト「いのち」”において、「いのち」の共通基盤・共通言語の確立を目指し、活動してきました。
今まで、医学や科学、哲学、教育学、農学など様々な分野の専門家が集まり、それぞれの観点からの「いのち」についての講座を行ってきました。その講座は、定例会として過去に41回行い、さらに学びを深める合宿も8回開催してきました。
これまでの経験を活かし、専門家(医療従事者・対人支援者)と一般の方(生活者)の垣根を越えて、教育でありがちな一方向ではない共育。すなわち、人間だけではなく植物・動物・全ての存在の根源となる「いのち」に焦点を当てた、“いのちの対話”を通して、「いのち」の気づきを深め、双方向の学びの場・共育の場として、“いのちアカデミー”を設立いたします。
専門家と一般の方の気づきと叡智を結集して、共通基盤・共通言語の確立に近づけられればと思います。そして、それを持つことで、私たちはお互いの立場や意見の違いに分離感や優劣を見出すのではなく、統一感や一体感を持ち、多様性を尊重し、お互いに学び合いながら成長すること、すなわち我々が志向する、共育が可能になればと考えております。
学際的な観点から「いのち」
私たちが一貫としてきた中心テーマは「いのち」です。普段何気なく使っているこの言葉ですが、その意味の解釈や使い方は、人によって様々です。この「いのち」について、様々な角度から掘り下げ、"いのちの対話(オープン・ダイアローグ)"を行いながら、場を共有することにより、現在、表面化している様々な問題を突破する糸口になるのではないかと考えています。
そのような考えのもと、研究会では、医学(西洋・東洋)、科学、哲学、宗教学、教育学、農学、心理学等様々な分野の研究者・実践者が集い、また専門家だけでなく誰もが参加し対話できる開かれた場として、これまで41回の定例会と、8回の合宿を開催してきました。(今後も、いのちアカデミーと有機的に連携をとりながら、プロジェクトいのちは継続して開催致します。)
また、関連研究会である「いのちの医療哲学研究会」では、研究者・医療従事者をメンバーとして、討論会や報告会を行い、2016年には第26回人体科学会を主催しました。その他、関連する「いのちの医療哲学実践会」では、医療や対人援助の現場で臨床活動を行う専門家によるカンファレンスおよび実践ワークショップ等を行ってまいりました。
「いのち」を共通基盤とした、コミュニティーの輪を広げ、共に気づき、
共に育つ場を創りたい。
様々な専門分野で活動する医療従事者・対人援助者と生活者との垣根を超え、「いのち」を共通基盤とした、コミュニティーの輪を広げ、共に気づき、共に育つ場を創りたい。
これまでの活動で築いてきたネットワークの輪をさらに広げ、各専門家や一般の方々の垣根を超えて、共に学び、気づき、育つ場を創ることを目的とした、「いのちアカデミー」を開講するにいたりました。
いのちアカデミーは2018年4月に開講し、一般にひらかれた共育の場として、毎年様々な講師をお招きして講座を開講します。講座を開催するのは、第2土曜日の午後とその翌日の日曜日(第2または第3日曜日の午前・午後)です。講座は通年で開講する「連続講座(90分×16コマ)」と単発で行う「単独講座(90分×1コマ)」の2種類に分かれます。
2018年度は、連続講座の講師として、藤原桂舟先生(東洋医学治療院すばる院長)、松原恵美先生(フリーアナウンサー)にお願いしております。単独講座には、北村翰男先生(奈良漢方治療研究所所長)、斉藤良夫先生(斉藤クリニック院長)、田中実先生(六角田中医院院長)、堀田忠弘先生(堀田医院院長)をお招きし、開催致します。
アカデミーの会場は、アクセスのよい京都駅から徒歩5分程度の京都中央学院で開催致します。また、アカデミー会場に直接足を運ぶことのできない方のために、また歴代の講座内容をアーカイブ形式で保存し、いつでも自宅で学習できるよう、動画・音声配信システムを構築していきます。
皆様からのご支援は、講座開催のための会場費や講座内容の動画・音声配信システム構築のための諸費用に充てさせていただきます。どの講師の先生方も、既存の常識を超えて独自に研究と実践を重ねておられます。みなさま是非、お越しください!
※詳細はHPをご覧ください。
http://inochi-academy.ne.jp/index.html
自立した人達がつながり、いのちのコミュニティーの輪を広げていく。
私たちが現在直面している個人的・社会的な問題と対峙しようとするとき、“健康”と“病気”、“幸福”と“不幸”、“善”と“悪”などといった、二極的な立場に立っている限り、それらの問題を解決することはもはや不可能なのではないでしょうか。
それら相対的なものの背後にあり、かつそれらを包含しているもの、もっと言えばこの世のすべての現象を成立させている根源、それこそが「いのち」です。つまり、「いのち」とはあらゆる相対性・二元性を現象させる、絶対的・一元的な基盤(マトリクス)であるということができます。
そして、この「いのち」という共通基盤を持つことで、私たちはお互いの立場や意見の違いを認めつつ、全一性すなわち統一感や一体感を出発点として多様な在り方を尊重し、お互いに学び合いながら成長することが可能となります。このような立場に立ち、さらに既存の常識や価値観から飛躍し、新たなパラダイムおよび方法論を確立することが、 今こそ必要であると考えています。
わたしたち一人ひとりが、自己存在の本質である「いのち」に気づき、生かされて生きている自覚を深めることを通して、 自助(みずから助ける:セルフケア)・自立(おのずから立つ:立命)し、さらには現実を創り出す“創造者”としての意識を持ち実践する。そして、 「いのち」を共に感じ、共有することで、コミュニティーの和を拡げていく。いのちアカデミーはそのような場づくりを目指していきます。