プロジェクト概要

ごあいさつ

 

はじめまして、うさみ海事事務所の渡邊和紀と申します。私は、静岡県伊東市宇佐美で自営漁家の子として生まれました。父の船で漁のイロハを仕込まれた後、十数年にわたり遠洋漁業発展のため長期航海に出ていました。

 

かつては大賑わいだった宇佐美海水浴場、そして水揚げ優秀船が勢ぞろいしていた宇佐美漁港は、時代の流れとともに人が減り、船が減り、魚が減り、町の活気も乏しいものになってしまいました。

 

そこで、世界的に注目されている団体マリンスポーツであるドラゴンボート競技を活用し、再び活気があふれ、人が集まる宇佐美漁港にするべく、今回プロジェクトを立ち上げました。皆様のご支援、応援をよろしくお願いいたします。

 

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宇佐美漁港

 

全国的に厳しい漁業の現状

 

現在、天然魚介類相手の漁業は、全国的に非常に厳しいものになっています。養殖魚との競争、市場相場の低迷、資源量の減少、漁獲規制の強化、燃油の高騰、後継者不足など、様々な問題を抱えています。

 

大間マグロや氷見の寒ブリに代表されるような、水産物のブランド化で漁村が盛り上がっている成功例もありますが、大部分の小さな漁村は、衰退の一途をたどる様子が容易に想像できてしまう状況です。

 

私の地元、宇佐美の漁業問題も例外ではありません。ですが、宇佐美湾は、3方向を山に囲まれているため、ある程度の波風をしのぐことができ、遠浅の天然砂浜や岩礁帯もあるので、様々なマリンスポーツに適しています。さらに首都圏にも近いので、マリンカルチャーの発信地として魅力的な湾であると言えます。

 

そこで、宇佐美漁港内に残っている未利用地を、ドラゴンボート漕艇研修の拠点として一部開放し、一般市民の方々が海に親しめる環境を整え、地元に人の流れを作り出し、観光と漁業の第六次産業化の両面から漁村経済を活性化させていこうと考えました。

 

閑散とした宇佐美海水浴場

 

世界でも注目されているドラゴンボートとは?

 

ドラゴンボートは、1名のドラマー、10名~20名の漕ぎ手、1名の舵取りで行う競技です。日本各地の海や川や湖で、オープンの部、混合の部、女子の部、シニアの部、ジュニアの部など、様々な競技カテゴリーが開催されています。老若男女が楽しめるスポーツです。

 

また、世界中で最良の青少年育成ツールと言われており、チームワークが悪いとスピードが出ないため、チーム一丸となることが必要な競技です。チームで協力してレースに勝った時の達成感の共有は、団体研修やチームビルディングに利用できます。

 

パドルは軽く小さく取り回しも簡単で、初心者や女性の方でも比較的容易に漕ぐことができるので、午前のみ、午後のみといった半日単位の研修にも向いています。

 

エンジンではなく手漕ぎであることは、漁場環境に悪影響を与える心配がなく、申し合わせを守ることで漁業者と共存しやすい利点もあります。

 

ドラゴンボート(龍舟)は、古代中国で生まれた世界最古の手漕ぎ舟の競漕です

 

ドラゴンボートで宇佐美湾を訪れる方々の可能性を引き出す

 

これからのマリンスポーツのシーズンに向けて、宇佐美漁港にドラゴンボートを体験していただくための漕艇研修場を開設します。

 

開設後は、水温が低下しすぎない3月から11月を受け入れ期間として、協調性、チームワーク、指揮力を育むための社会人・学生を対象としたドラゴンボート研修を実施します。

 

夏季は、地域の子ども会や観光客、隣接した海水浴場に遊びにいらした方を対象にドラゴンボートの体験事業も実施します。

 

ドラゴンボート研修においては1艇10人~22人を6艇、午前午後と分ければ1日最大264名の団体受け入れ態勢を整える予定です。

 

そして、大会を開催すれば何十チームものエントリーや応援団の来遊が見込まれ、宇佐美から伊東市全体(特に観光業や宿泊業)の活性化につながります。

 

さらに参加者を対象に、宇佐美で水揚げされた魚介類を使ったバーベキュー等を提供したり、水産加工品試験販売のモニタリングを行ったりすることで、宇佐美地域漁業の第六次産業化の基礎として大いに貢献するものになると確信しています。

 

宇佐美漁港の未利用地(ドラゴンボート拠点の予定地)

 

私が観光地に住んでいて最近感じるのが、宴会型の宿泊ではなく、ご当地でしかできない体験型アクティビティーを求めている宿泊者が多いということです。今回のプロジェクトではそのニーズにも対応します。

 

皆様からのご支援は20人漕ぎドラゴンボート6艇と、漕艇研修場の拠点となる宇佐美漁港未利用地を整備するための初期設備費用として、大切に活用させていただきます。

 

競技の様子

 

宇佐美発のドラゴンボートチームが活躍する日を目指して

 

2019年には、静岡ドラゴンボート協会と連携した第1回目の当地競技大会を開催する方向で、現在調整に入っています。また、ドラゴンボートは世界中で競技が行われているため、世界選手権大会もあります。

 

今後、宇佐美をホームグラウンドとして定期的に活動する学校や職場、同好会などのドラゴンボートチームの登録を受け付けていきます。老若男女かかわらず多くのチームを結成していただきたいと思います。

 

そして、近い将来、宇佐美をホームグラウンドとするチームが、日本代表として世界選手権で活躍できるよう(夢のまた夢ですが)、日本ドラゴンボート協会ならびに静岡ドラゴンボート協会の指導を受けながら育成にあたっていきたいと思います。

 

今回のプロジェクトを通して、宇佐美漁港が再び活気を取り戻し、人が集まる港町となるよう尽力してまいります。どうか皆様のご支援、応援をよろしくお願いいたします。

 

ドラゴンボートで活気溢れる宇佐美港に!

 

(注)文中のドラゴンボートに関する画像は、一般社団法人日本ドラゴンボート協会のHP等より、許可を得て掲載させていただきました。

 


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