想像し、ともに生きる社会をー「生命のメッセージ展in桐生」

想像し、ともに生きる社会をー「生命のメッセージ展in桐生」

支援総額

564,000

目標金額 500,000円

支援者
88人
募集終了日
2018年12月17日

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2018年11月20日 03:12

鈴木共子さんと

港区・芝公園にて 

 

世界道路交通被害者の日のキャンドルイブで、NPO法人いのちのミュージアム代表理事の鈴木共子さんとご一緒しました。

 

共子さんは神奈川県に住む造形作家。

そして、19歳だった息子さんを飲酒運転の車によって奪われた被害者遺族でもあります。

 

アートをとおして、息子の生きていた証を伝え、人々の心に訴えるかたちで命の尊さや生きていることの価値を伝えたいとの共子さんの思いが、「生命のメッセージ展」を誕生させました。

 

2001年に始まったメッセージ展はしだいに全国に広まり、これまでに143の会場で開催されました(2018年11月20日現在)。

小規模のミニ展も含めると、その数はもっと増えます。

 

僕は、2008年に群馬県前橋市でこのメッセージ展と出会い、衝撃を受けました。

犯罪や交通事故で亡くなった人たちそれぞれに、かけがえのない人生があり、家族がいて、仕事や夢や生きがいがあったことを実感したからです。それは、「命の大切さ」という、ありふれた言葉では表せない、重く、実感を伴ったものでした。

 

その数日後、桐生市内で暴行により同世代の高校生(当時)が命を落とす事件が起きました。事件直後、騒然とした現場付近を通りかかった僕は、数日前に見たメッセージ展を思い出していました。

亡くなった高校生とは面識はありませんでしたが、彼にも かけがえのない人生があり、家族や友人がいて、将来があったことを思いました。

そのことを伝えなければならないのではないかー

なぜ自分がそんなふうに思ったのかはわかりません。衝動に似た思いでした。

そして、前橋で名刺をいただいた共子さんに電話をかけ、桐生でメッセージ展を開催したいと伝えたのです。

 

「生命のメッセージ展 in 桐生」(2009)より 

 

そうして1年後に開催したメッセージ展については、プロジェクト概要で書いた通りです。

 

以来、共子さんとは、付かず離れずというのが一番しっくりくるような間柄で関わらせてもらっています。

 

今回、10年後の節目に、もういちど開催したいということ、そのコンセプトを伝えたとき、共子さんはすごく喜んでくれました。

 

僕と共子さんがつながれたわけ。

それは、メッセージ展という「アート」を介しているからだと思います。

 

僕は、犯罪被害者遺族ではありません。

もちろん、遺族の方のお話を聞き、ともに時間を過ごすなかで、その気持ちを想像し、自分に置き換えて考えることに心を砕いてきました。

 

でも、やはり、経験した方の立場に なりかわることはできません。

 

もしかしたら、言葉を尽くせば尽くすほど、互いの立場や認識の違いに気づかされたり、互いに傷ついたりすることもあったかもしれません。

 

でも、僕と共子さんは、メッセージ展という「アート」を介在させることで、ゆるく、互いの気持ちをうまく表現しながら わかりあうことができたのです。

 

すべては(自分のこととして)理解できなくても、表現されたものをとおして、互いの気持ちを想像し、ともに生きることができた。

 

「生命のメッセージ展」の主役・メッセンジャーは、共子さんの最もシンプルで、根源的なアートのかたちです。

 

このメッセンジャーと出会い、対話することをとおして、僕と共子さんが共有してきたような時間を、1人でも多くの方に体験してほしいと思っています。

 

共子さんのアーティストとしての想い。

それは、心に訴えかけること。

メッセージ展をとおして心に訴えかけることが、人々がともに生きる社会をめざすうえで、大切だとの想いです。

 

16歳で共子さんと出会った僕は、今年、26歳になりました。

いつのまにか、共子さんの息子の年齢をこえて久しくなりました。

 

生きていること、夢を追いかけていられることに感謝し、共子さんをはじめとする参加ご家族のみなさんと、再び桐生でのメッセージ展をつくりたいと思っています。

 

「​​​10年ぶりに桐生で開催したい」と共子さんに伝えた日(2018.5) 

 

リターン

500


みんなの気持ちをつないで ー 募金プラン

みんなの気持ちをつないで ー 募金プラン

 「少額でも応援したい」と思ってくださった方のために、ワンコインでできるご支援です。この活動を始めたのは高校生のときでした。あのときのメッセージ展をつくってくれたのは、市民のみなさんが募金箱に入れてくださった1円1円の積み重なり。その重みを知っているからこそ、「ワンコインから」の設定をつくらせていただきました。
 心をこめて、お礼のメールを送らせていただきます。

支援者
9人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年1月

1,000


つながれ、いのち ー 想いを広げようプラン

つながれ、いのち ー 想いを広げようプラン

 私たちが資金を集めて開催したい理由は、みなさんとともにメッセージ展をつくり、“想い” を共有したいから。10年前、桐生の商店街をまわらせていただいたときも、多くの方々からご支援をいただきました。
 お礼のメールとともに、活動報告(ニュースレター)を送らせていただきます。

支援者
24人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年1月

5,000


一緒につくろう ー 10年ぶりのメッセージ展プラン

一緒につくろう ー 10年ぶりのメッセージ展プラン

 「生命のメッセージ展を一緒につくりたい!」「会場へ足を運びたい!」と思っていただいた方へ。その気持ちを、私たちは大切にします。
 お礼メール、活動報告(ニュースレター)の送付とともに、感謝の気持ちをこめて、招待状(*1)を送らせていただきます。
 また、会場とパンフレットにお名前(または会社名)を掲載させていただきます。

*1 2019年8月16~22日に桐生市市民文化会館にて開催予定。入場無料。交通費はご負担していただきます。

支援者
25人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年2月

10,000


もういちど、あなたと。 ー 全力応援プラン

もういちど、あなたと。 ー 全力応援プラン

 サブタイトル「もういちど、あなたと。」には、私たちとメッセンジャー、そして桐生の人たちが もういちど会場へ集まって “想い” を共有したい、という願いを込めています。 
 お礼メール、活動報告(ニュースレター)の送付とともに、感謝の気持ちをこめて、招待状(*1)を送らせていただきます。
 また、会場とパンフレットにお名前(または会社名)を掲載させていただきます。
 あわせて、10,000円以上のご支援をいただけた方には、「生命のメッセージ展」を応援していただけたことがわかる “寄付証” を贈らせていただきます(郵送)。

*1 2019年8月16~22日に桐生市市民文化会館にて開催予定。入場無料。交通費はご負担していただきます。

支援者
34人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年2月

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