「朝顔柄」です。

きものや手ぬぐいの柄で、盛夏を伝える植物文様は意外と少なく、秋の植物を早めに取り入れることで涼しさを演出してきました。その中にあって朝顔は、鉄線(てっせん)と並んで盛夏を象徴する植物です。

朝顔は別名「牽牛」。朝顔の種が薬として非常に高価で珍重された事から、贈答された者は牛を引いて御礼をしたという謂れで、百薬の長として珍重されました。

江戸時代には七夕の頃に咲く事と、その花を「牽牛花」と呼んでいたことから、織姫を指し、転じて朝顔の花を「朝顔姫」と呼ぶようになり、花が咲いた朝顔は「彦星」と「織姫星」が年に一度出会えた事の具現化として縁起の良いものとされたようです。

これらの事により、夏の風物詩としてそのさわやかな花色が広く好まれ、鉢植えの朝顔が牛が牽く荷車に積載されて売り歩かれるようになったとも。

また、朝顔のツルがしっかりと巻きつくということから、花言葉は「私はあなたに結びつく』と言われています。

さわやかで物語も忍ばれる柄。今年の夏はこの柄をぜひ!

 

 

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