多くのご支援、そして多くの心あたたまる応援コメント、みなさま有難うございました!ボランティア・チーム「よくなる・むすたくばる」の池田です。

 

10月24日(土)に開催された綿井健陽監督によるトーク・イベントでも、参加者の皆さまから多くの応援コメントを「チューリップ」の形に折った折り紙に書いて頂きました。

 

 

「Smile ! Don’t worry. We love Iraq」
「Cheer up 元気を出して」
「イラクの皆さんのこと 日本からいつも思っています:) 」


でも、なんで「チューリップ」の形なの?と思われる方もいらっしゃると思います。そこでこの「チューリップ」について説明させて頂きます。


昨年、2014年6月10日、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISISまたはISIL)」がイラク第2の都市であるモスルを一夜にして制圧、6月末にはイラクおよびシリアにまたがる地域に「イスラム国」の樹立を宣言しました。この状況を受けて、現地状況を共有するためJVCの現地パートナー団体INSANの代表アリーさんが9月に来日しました。そして混乱する現地の様子と緊急支援の必要性について、報告会で支援者や関心をもつ方々に伝えました。

 

富山県の砺波市で行われた報告会では、イラクの文化についても質問がありました。質問に答えたアリーさんに対し、参加者の一人が「アリーさんからイラクの紹介があったので、今度は私たちの街についても知ってほしい」と、砺波市が日本一のチューリップ球根の生産地であることを教えてくれました。砺波では大正期からチューリップ栽培が始まりました。しかし戦争の拡大にともなって、食糧増産のために花を作る者は非国民とみなされるような風潮になっていきました。そのうえ昭和20年2月にチューリップは不要不急作物に指定され、球根栽培が禁止されたのだと参加者の方が教えてくれました。しかし、それでも戦争はいつまでも続かない、必ず平和な時代が来る、花が必要とされる時は必ずやってくると信じ、麦の間に隠すように、あるいは稲穂の邪魔にならないように田圃の畔に植えたりし栽培を続ける人も多かったそうです。やがて戦争が終わり人々は、復興はチューリップからと、球根栽培を再開しました。そしてチューリップを"平和の象徴"と思って慈しんだといいます。


数種類の球根を参加者の方からプレゼントされたアリーさんは、「イラクの自宅の庭でチューリップを育てる」と、真剣な表情で栽培方法を職員の人から聞いていました。自らを「Peace Maker」と呼ぶアリーさんは、きっとこのチューリップの球根達に呼ばれ、この街で報告会をすることになったのかもしれません。

 

 

そんな彼にとって「チューリップ」は平和のシンボル!
イラクの子どもたちへのメッセージは、このシンボルに折った折り紙に書いてもらうことにしました。次回のイラク出張では、折り紙のチューリップに書いて頂いたメッセージを現地に届けたいと思います。

 

クラウドファンディングはとうとう今夜23時まで。ひとつでも多くの声援をイラクに届けられるよう、最後まで応援のほど、お願いいたします。

 

※10月9日~16日の「支援額2倍キャンペーン」期間中に集まった179,000円は、浄土真宗本願寺派高岡教区寺族青年会様および真光寺様が、JVCを通じてINSANに直接寄付されることになりました。この場をお借りして皆さまにご報告するとともに、寺族青年会様および真光寺様に改めて深く感謝を申し上げます。ありがとうございました。

JVCイラクボランティアチーム