皆様こんにちは!

プロジェクト終了まで1ヶ月を切り、現在54%を達成しています。

ご支援くださった皆様、本当にありがとうございます!

 

昨日はなんと、来日中のミシェル・オバマ米国大統領夫人にISAKの生徒たちがお会いする機会をいただきました。オバマ夫人は、安倍昭恵夫人と共に会見を行い、途上国の女性への教育の重要性を訴えました。ISAKの奨学生の多くも、女性の地位が低い国・地域で育った子が多く、母国のそういった状況を何とか変えたい、という夢を持って学んでいます。彼女たちは、オバマ夫人の力強いスピーチを聞いて、一層モチベーションが高まったようです。

 

 

さて今日から、サマースクールの「多様性」を活かしたプログラムについて少しずつご紹介したいと思います。

 

ISAKのリーダーシッププログラムに取り入れている「デザイン思考」は、サマースクールでも目玉の一つとして、毎年丸1日使ってワークショップを実施します。

ハンズオンなプログラムを通じて「デザイン思考」を学ぶことで、「人」を中心に考え、自ら課題を発見してイノベーションを起こすためのマインドセットとメソッドを身につけてもらいます。(ISAKは、デザイン思考の生みの親であるデザインコンサルティングファーム・IDEOから多大なサポートを頂きながら、サマースクール・本校において教育プログラムを発展させています。)

 

Together we can make a difference  〜一緒にやれば、何かを変えられるはず

 

デザイン思考のプロセスにおける最初のステップは、身の回りの問題に気付き、問題の本質は何なのか、なぜそれが煩わしいと感じるのか、問い続けることです。
生徒たちは日常生活のなかで煩わしさを感じるものの写真を共有し、その煩わしさの本質は何なのか話し合うことからスタートしました。日本やアメリカなどの先進国から来ている子もいれば、インターネットがある環境まで数日間トレッキングしなければならないような途上国の農村から参加する子もいるISAKのサマースクールでは、まずこの段階で多くの驚きが生まれます。

たとえば、あるグループで「洗濯機の機能を改善したい」という話が出ると、ネパールの山奥に住んでいる子は、「洗濯機なんて見たことない!」と目を丸くしました。

異なる文化・環境のなかで育った生徒たちが同じグループになると、一つの物ごとの捉え方や視点の違いに、皆最初は戸惑います。でも、バックグラウンドも考え方も違う人が集まって一緒に取り組むからこそ、似た者同士では出てこないようなアイデアがたくさん生まれることを、体感してもらっているのです。

 

 

Embrace Failure 〜失敗を楽しもう

 

新しいことに挑戦するとき、失敗や困難はつきもの。私自身、これまで多くの困難や挫折を乗り越えたからこそ、夢を実現できたと思っています。

このワークショップでは、実際にアイデアをプロトタイプ(試作)することを経験してもらいます。形にしてみて、うまくいかなかったら、すぐやり直す。失敗がなければ、より良いアイデアは生まれません。また、第三者からのフィードバックで失敗に気付くこともあります。ですので、プロトタイプの過程では、様々な人に使ってもらって、意見を聞き、それらを反映してさらに改善していく、というプロセスを繰り返します。

 

 

 

そして最後はお楽しみ!出来上がった作品を2分間でプロモーションするCMを作り、発表します。好奇心を共有し、試行錯誤しながら一緒に一つのものを創る過程で、生徒たちはぐんと互いの距離を縮めます。

 

このプログラムは、生徒たちに「自分と違う意見、考え方の有り難さ」を体感する機会を与えます。

これからいっそう混沌とする社会において、同じバックグラウンドの人としか仕事をしない、などということはもうあり得ません。国境を越えて起こる、予測不能な問題の数々を解決できる人材に、「多様性への寛容力」が求められることは必至です。

サマースクールは短いプログラムですが、将来世の中をより良い場所に変えていきたい、という志を持って世界中から集まった子どもたちに、このことを少しでも実感して帰ってもらいたいと思っています。

 

より多様で、質の高い学びの場を提供するために、奨学金がもっと必要です。

どうか皆さま、ご協力を宜しくお願いいたします!

 

小林 りん

 

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