『気候変動・SDGs』について政府・国際機関に政策提言します!

『気候変動・SDGs』について政府・国際機関に政策提言します!

支援総額

1,838,000

目標金額 1,200,000円

支援者
103人
募集終了日
2021年12月6日

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2021年12月27日 18:29

クラウドファンディングを終了しました! 〜活動報告も兼ねて〜

 

皆様こんにちは!JACSESです。

 

10月8日から挑戦を始めたクラウドファンディングですが、

皆様からの温かいご支援のおかげで、11月20日までに当初の目標金額120万円を達成し、

その後ネクストゴールを掲げ、最終的に103名の方々から計1,838,000円ものご支援をいただきまして、無事成功させることができました。

たくさんのご支援・ご協力に心より感謝いたします。

 

皆様からいただきました応援メッセージやプロジェクトに対するアドバイスは、私たちの活動の大きな励みとなっています。

「社会システムを改善し、現場で活動される方々・実務を行う方々を取り巻く環境を良くしたい」との想いを持って、より一層、活動を進めて参りたいと思います。

 

さて、ここからは遠藤が実際にイギリスで参加したCOP26のポイントと最近の活動報告となります。

(COP26会場近くの駅にて撮影)

 

◆COP26 焦点となった議論とポイント

10月31日~11月13日にイギリスで開催されたCOP26で交渉が行われ、議論や合意のポイントを簡単にご紹介いたします。

 

<パリ協定ルールブックの完成>

1.パリ協定第6条(市場メカニズム)

・国際的に移転される温室効果ガス削減量の二重計上防止ルール

・京都議定書のCDM(クリーン開発メカニズム)活動/クレジット一部(2013年以降登録されたもののみ)パリ協定に移管可能

・適応支援の方法 など

2.透明性枠組

・全締約国に共通の項目・表で温室効果ガス排出量の報告を行うことや、比較可能な表形式で達成に向けた取組の報告を行うことが決定

・能力開発を含む報告のための支援のあり方についてはCMA4であらたな議題の下継続して議論することに合意 など

3.NDC実施の共通の期間(共通時間枠)

・全締結国に対し、2025年に2035年目標、2030年に2040年目標の通報(以降、5年毎に同様)を奨励することに合意

※実施機関を2031年以降とするNDCの共通時間枠について、何年先の目標を設定するかについて規定がなく、検討していた。

 

<Glasgow Climate Pact(グラスゴー気候合意)>

1.効果的な気候変動対策や政策立案には、最新の科学が重要と認識

2.世界の平均気温上昇を1.5℃に抑えることを追求(2℃よりも気候変動の悪影響がはるかに小さい)

3.1.5℃に抑えるため、世界の温室効果ガス排出量を迅速かつ大幅に継続して削減:2010年比で2030年までにCO2を45%削減&今世紀半ばに実質ゼロ、その他温室効果ガスの大幅な削源

4.排出量削減対策を講じていない石炭火力発電の段階的削減&化石燃料への非効率な補助金の段階的廃止を加速し、クリーンなエネルギーシステムに移行(貧困に苦しむ脆弱な人々も支援/公正な移行)

5.森林や陸・海の生態系を保全:「森林と土地利用に関するグラスゴー首脳会議」など

6.気候変動の悪影響に適応するための能力などを強化&適応できる範囲を超えて発生する損失と被害に対処

・締結国に対し、2022年11月開催のCOP27に先立って、適応コミュニケーション(気候変動影響と適応の進捗」に関する報告書)を提出し、グローバルストックテイクにタイムリーな情報を提供するよう要請
・パリ協定によって定められた世界全体の適応目標(GGA:Global Goal on Adaptation)の進捗評価に関する2年間の作業プログラム「GGAに関するグラスゴー・シャルム・エル・シェイク作業計画」の設立

7.途上国に対して温室効果ガス削減や悪影響への適応に必要な技術・資金・能力開発を支援

・先進国に対して、途上国に対する適応のための資金支援を2025年までに少なくとも倍増(2019年比)することを要請 など

8.様々なステークホルダーの果たす役割の重要性を認識

 

<Gender and Climate Change(ジェンダーと気候変動)>

・ジェンダー行動計画に含まれる活動の実施状況の中間レビューがSBI56(2022年6月)で決定されることを想起。

・2022年3月31日までに、締結国やオブザーバー(NGOなど)に対し、ジェンダー行動計画の実施進捗や改善点、実施すべき追加作業等に関する情報を提供するよう奨励。

・国際労働機関(ILO)に対し、ジェンダーに対応した気候変動対策と公正な移行(just trabsition)の関係性を探求するテクニカルぺーパーの作成と2022年3月31日までにUNFCCC事務局への提出を要請。

・UNFCCC事務局に対し、2019年12月~2022年3月の間に開催されたワークショップやイベントで得られた情報や提案、関連調査に基づく統合報告書の作成を要請。

・ジェンダー構成に関する年次報告書に留意(対面やオンラインでも女性の参加促進における課題や、各国政府代表団・関連機関における女性のリーダーシっプ改善が急務)。

・UNFCCC事務局に対し、UNFCCC会合における発言時間に関する男女別のデータ分析を自動化する方法を検討するよう要請。

・2022年3月31日までに、締約国やオブザーバー(NGOなど)に対し、気候変動の男女別の影響、変化の担い手としての女性の役割、女性の機会に関する情報の提出を求めることを想起。

・UNFCCC事務局に対し、SBI56に先立ち、気候変動とジェンダーに関する国別フォーカルポイントの責任や支援を反映した非公式のサマリーレポートを作成するよう要請。

・締結国に対し、草の根の女性組織や先住民や地域コミュニティによる気候資金へのアクセスを促進するため、女性の能力を強化やジェンダー行動計画での作業を促進する観点から、気候資金のジェンダー対応性をより明確にするよう促す。

 

<日本政府発表の結果概要>

日本政府のCOP26結果概要は、こちらのサイトをご覧ください。

 

 

◆講演会「気候変動の現状と施策・対策の全体像」に登壇

(公社)日本技術士会埼玉県支部主催「気候変動の現状と施策・対策の全体像〜地域での実践とSDGsへの貢献のために〜」で足立(事務局長)が講演しました。

以下が講演の構成になります。
1. 気候変動とその影響(IPCC報告書の紹介等)
2. 気候変動対策①:緩和策(SDGsの他ゴールとの関係、国内外の施策動向、民間による対策例等)
3. 気候変動対策②:適応策(SDGsの他ゴールとの関係、国内外の施策動向、民間による対策例等)
4. まとめ―世界及び日本の課題、展望
 

 

◆NWECフォーラム「気候変動×ジェンダー平等ーCSW66にむけて」に登壇

以前ご案内させていただいた、12月5日に開催されたNWECフォーラム2021ワークショップ「気候変動×ジェンダー平等ーCSW66にむけて」に遠藤が登壇しました。

当イベントは、気候変動に取り組んでいる日本の若者や海外の女性たちの活動を知り、気候変動とジェンダー平等、それぞれの取り組みの相乗効果を上げるヒントを探るという趣旨で開催され、

第66回国連女性の地位委員会(CSW66)のテーマ「気候変動および環境・災害リスク削減におけるジェンダー平等と女性・少女のエンパワーメント」に沿ったものです。

 

 

最後になりますが、2021年も残すところ数日となりました。

本年は大変お世話になり、ありがとうございました。

2022年も様々なステークホルダーの皆様と連携して精力的に活動を進めて参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

コロナ禍という状況ではありますが、皆様もどうかお体にお気をつけて良いお年をお迎えください。

 

 

リターン

3,000


①全額支援コース

①全額支援コース

●活動報告メールをお送りいたします

申込数
46
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年8月

10,000


②全額支援コース

②全額支援コース

●活動報告メールをお送りいたします

申込数
38
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年8月

3,000


①全額支援コース

①全額支援コース

●活動報告メールをお送りいたします

申込数
46
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年8月

10,000


②全額支援コース

②全額支援コース

●活動報告メールをお送りいたします

申込数
38
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年8月
1 ~ 1/ 8

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