第80回日本癌学会学術総会を終えて
第80回日本癌学会学術総会 若手支援プロジェクトのクラウドファンディングをご支援頂いた皆様へ
先週9月30日~10月2日に、第80回日本癌学会学術総会が開催されました。
コロナ禍や台風という大変な状況の中でしたが、ご参加頂いた皆様へ心から感謝致します。
非医療者、研究者以外の方々にも多く参加して頂けましたこと、とても嬉しく感じております。
1日目から3日目まで毎日行われたポスター発表ですが、約500人の若手研究者の発表が行われました。
発表・質疑応答の時間には、各ポスターの前で若手研究者を中心とした熱い議論が繰り広げられており、ついつい時間をオーバーしてしまうくらい白熱した様子も見られました。
普段医療にあまり関わらない方が熱心にポスターを見ていらっしゃる姿もあり、とても嬉しくなりました。
沢山の若手研究者が熱く自らの研究を発表し、そこに興味を持つ人が訪れ、コミュニケーションし、切磋琢磨が行われる様子を見て、僭越ながらがん研究が育つ未来を想像することができました(若手のくせに生意気なこと述べてしまい申し訳ありません…)。
また、皆様のご支援により今回の学会では学部学生や若手研究者向けのサービスやセッションを行うことができました。
特に下の写真の「Meet the exepert」というベテラン研究者が若手研究者や学生向けに「なぜがん研究者を目指したか?」をフランクに話してもらうセッションはとても好評でした。
講演時間が終わってからも、質問に行く学生がいたり、がん研究って面白いねと言う声が聞こえたり、と未来を担うがん研究者が生まれる瞬間だったように思います。
頂いたご支援は、受賞者への賞金と副賞に約200万円、会場の設営に約150万円、リターンを含む事務雑費やコロナ感染対策に約150万円を使用させて頂きました。残金は、受賞者の研究内容を発表する機会の創出に使用させて頂きます。
現在、ポスター賞の選考結果を集計しており、結果は後日総会のHPにて発表させて頂きます。
各リターンにつきましても現在準備中であり、12月中には皆様のお手元にお届けできるかと思いますので、少しお待ち頂けますと幸いです。
今回の取り組みや皆様からの応援を次へ引き継ぎ、がん研究がさらに盛り上がっていくように、今後も日本癌学会の一員として邁進して参りたいと思います。
ポスター会場に展示させて頂きましたが、日本癌学会は様々な方向で、これからもがん研究の支援を行ってまいります。
また、現在、小児がん研究を応援するプロジェクトを準備中です。
https://readyfor.jp/projects/Getwell_BeHappy_Children
準備が整いましたら、再度アナウンスをさせて頂きますので、是非ご注目ください。
改めまして、今回の皆様の応援・ご支援誠にありがとうございました。
これからも、がん研究がどんどん盛り上がって、種が育ち新たながん治療が生まれていく過程を共に温かく見守って頂けますと幸いです。
がん治療の種が育つことを願って。
第80回日本癌学会学術総会
若手支援プロジェクト・クラウドファンディング担当
大槻雄士