御礼とご報告
改めてのお礼。コンサートは大成功でした。
ご支援頂いた皆様、
日本フィルの初めての「ひとり親のご家庭」に向けたチャレンジに大きなご支援と励ましを頂き、本当にありがとうございました。
お陰様でコンサートは無事に終了いたしました。本格的なロシアの芸術を肌で感じて頂き、そして「ライブ」の楽しさを感じていただたのではないでしょうか?
演奏者もとてもハッピーでした。
ソリストの小林美樹さん。
ラザレフさんと日フィルさんとの共演は今までにないくらい音楽に没頭して熱中してしまいました。顔は怖いけど心は誰よりも優しくてあったかいロシアのおじさま。また絶対一緒に弾こうねと固く約束してさよならしました。日フィルさんとの共演もとても幸せなひと時でした。@Japanphil pic.twitter.com/BNGnqPdl2R
— 小林美樹 (@piyomikiccho) November 24, 2018
そして、余韻の残るオーチャードホール。
(今回は、お客様の顔を写真に残すことは控えました)

ご来場者様からの感想文も続々届いています。
専用のアンケートフォーム(匿名)で感想を寄せて下さった方は、11月29日現在で51名様となりました。
アンケートの途中経過では、小学校低学年(37.5%)から高校生以上(23.0%)まで、幅広い年齢の子どもが来場されたことがわかりました。また、2名様以上の子どもと一緒にご来場の方が18.9%いらっしゃいました。
たくさんのご意見からほんの一部をご紹介させていただきます。
(コンサートご感想)
・とても素晴らしいコンサートでした。指揮者の人柄も良かったですし、演奏はとても感動しました。やはり、協奏曲はいいですね!ありがとうございました。
・特に特別音楽に熱い想いを持っているわけでもない、高校生の女の子が、2時間じっくり集中している姿に驚きました。特に音楽経験がなくても、一見興味がなさそうな子でも、本物の生の音楽に触れるとここまで圧倒され、何かを感じ取るのか、と驚いてしまいました。貴重な機会をありがとうございました。
・大きなホールのクラシックのコンサートは、初めてで、素晴らしかったです。生演奏の迫力に、親子で感動しました。指揮者がチャーミングでした。
・10年?振りにコンサートホールでのオーケストラの演奏を聞きました。美しい音色と様々な楽器のハーモニーに感動しました。子供には普段、体の栄養はあげても心の栄養はなかなか与えることが出来ないので今回は子供に心の栄養を与えてあげることが出来ました。ありがとうございます。
有難うございました。素晴らしい演奏を目の前で、生で聴くことができ、とても感激しています。息子も時折、指でリズムをとったりしながら聴いていました。
・子どもを産んでから、初のオーケストラとの再会でした。音楽を聴くことを忘れるような日々でしたが、このような機会を与えていただき感謝申し上げます。ありがとうございました。
・オーケストラの生演奏は圧巻の迫力でした。貴重な機会をありがとうございました。
・大変感動いたしました!大満足です。ヴァイオリンの美しい音色に聞き惚れました。二部はプロコフィエフの冒頭の不協和音に圧倒され、最後のクライマックスでは迫力に胸が溢れました!
・本格的なオーケストラの生の音色を子供の時から聴けるというのは、とても贅沢な体験だったと思います。
・初めての本格的なコンサートを聞かせていただきました。とても心地が良くて、少しうつらうつら としてしまいました。本物の音楽は鳥肌が立つんですね!素敵な体験をありがとうございました。
・うまく子供に説明してあげたりなどは、できませんでしたが、子供とゆったり素敵な音楽のある時間を持てました。ありがとうございました!
・後半の曲が映像が浮かぶようですごく素敵でした
・ジャンルを問わず、音楽に縁遠く、ご招待いただかないとホールで聞く機会はなかったと思います。コンサート前に、娘がバイオリンに触れてみたいと言っていただけに、集中して聞いているのをみて、貴重な経験をさせていただいたと感じました。ありがとうございました。
・一部はバイオリンの音色に癒され、二部はオーケストラの様々な音色を楽しみました。72歳の指揮者のラザレフさんの情熱的な動きも素敵でした。
・本当に素晴らしかったです。一流の音楽を子供に聞かせる事は豊かな感性を養うと思います。生活が厳しい中でオーケストラのチケットを買うお金を捻出するのは難しいです。この機会にとても感謝しています。
・久しぶりのコンサートで、それも本格化なクラシックを堪能させて頂きました。何処かで聞いたことのあるメロディなので、演奏を気持ちよく聴くことができました。
・初めてのオーケストラでしたので、緊張しつつも大変楽しませていただきました。貴重な機会を与えてくださいましてありがとうございました。
・ホールでちゃんとしたオーケストラの演奏を聴くのは久しぶりで、音の素晴らしさに感動しました。子供たちにも質の良い音楽を聴かせてやれて、とても良かったです。
・なかなか機会がないので、子供たちに良い経験をさせられました。ありがとうございます。
・CDやyoutubeでクラシックを聴くことはありましたが、コンサートホールで生で聴くと、迫力がまったく違いました。小さな一音までも伝わってくるような静けさの中、オーケストラと一体になった感覚でした。バイオリンの小林の研ぎ澄まされた音も素晴らしかったです。このような機会を与えてくださり、本当にありがとうございました。
・とても良い席をご用意いただき、やはり生で聴く音楽は感動します。演奏後にステージ前で楽器を観させていただいていた際、ハープ奏者の方が色々と楽器について教えてくださいました。普段、観ることのできない楽器ですし、娘に貴重な経験をさせてあげられました。ありがとうございました。
・非日常空間で素敵な音楽に心から癒されました。ありがとうござました。
・素晴らしい演奏を、ありがとうございました。皆様が、今、この曲を、この場で演奏して下さるために、どれほどの練習を重ねていらしたのだろうか。心が震えました。一曲目は、題名は知らなかったけれど大好きな曲でした。ヴァイオリンソロ・小林美樹さんの演奏は、低音は深く、高音は繊細。ピアニッシモでも耳に美しく届く音色を聴きながら、『小さい≠弱い』ではないのだと実感しました(私たちもそうです、小さくとも弱くはない!)。とうとうとした大きな曲の流れに身を委ねました。『ロミオとジュリエット』は、悲鳴のような不協和音で始まり、不穏で空虚な音色に悲劇を感じました。私はこの曲を、バレエ抜きのオーケストラ演奏だけで聴いたのは初めてでした。ラザレフ氏の全身から溢れる、時に荒々しく、時に悲しげ、表情豊かな指揮のもとに紡がれる音楽から、このような争いで命を落とすことへの怒りや虚しさ、哀れみを感じました。
…はい、練習も重ねました!(リハーサル会場Photo)
・生活環境が一変し、コンサートは遠い存在になりました。機会を頂き有難うございました。ひと時のオアシスとなりました。
(日本フィルへの意見など)
・もし今回の様なコンサートイベントが、シーズンの予定で組めるのであれば、毎年の恒例行事になったら楽しみが増えて嬉しいなと勝手に思いました。 今後もクラシックコンサートの企画をはじめ音楽系の演奏会のイベントを勝手にとても期待しております。 本当に本当に貴重な機会をプレゼント頂きまして有難うございました!
・大変貴重な体験をさせていただいたと思います。なかなか、自ら券をとっていけないのでこうした企画は親子共々心の余裕につながり、大変有り難く思います。本当にありがとうございました。
・小学校高学年以上が参加できる企画は少ないと思うので、今回の企画は子供もとても満足していたので。またこの様な企画をしていただけると嬉しく思います。
・よい企画だとは思いますが、小学生には難しい楽曲だったのではないかとおもいました。
・ご招待頂き、ありがとうございました。なかなかない機会で、親子共に良い経験が出来たこと、嬉しく思います。またこのような企画を設けて頂けるとよいなと感じます。
・この度はこのような素敵なコンサートに招待頂きありがとうございました。仕事と子育て、この四月からは親の介護もする事になり余裕のない生活を送ってました。子供達をコンサートに連れて行く機会ができて、私自身も久しぶりにリフレッシュできました。 子供達には素晴らしいコンサートホールやプロの生の演奏を見せる事ができてとても嬉しかったです。ありがとうございました。
・普段、仕事、家事、育児に追われてなかなかゆとりがないので、ご招待いただかなったら、行こうとは思わなかったと思います。 ありがとうございました。
・とても良い企画ですので、ぜひまた伺いたいです。可能であれば、もう少し早く結果をご連絡いただければ有り難いです。
・事前に子供向けの「ようこそ、日本フィルのコンサートへ」という案内をいただけたのが助かりました。パンフレットは娘にとって難しい言葉なので、こういった子供向けの案内はありがたかったです。
・チケット代金を支払う余裕がなく、行くかどうか、直前まで悩みました。お聞きすれば良かったのに、と今は思いますが、その時は、そう思わず、意を決して、思いきって行ってみようと思い、連絡が遅くなってしまいました。ご迷惑をおかけすることになって、申し訳ありませんでした。今後、また、こういう企画がありましたら、ご案内をしていただけると嬉しいです。
・この度は、夢のような機会を下さり、本当にありがとうございました。 私はバブル期に独身時代を過ごし、本格的な舞台芸術に触れる機会を得てきました(今は考えられませんが、当時¥16000のバレエ上演を楽しんでも給与の余裕がありました)。娘にも、上級な芸術を知ってほしい、楽しませてあげたい!しかし、リーマンショック後の不景気の中で夫が早逝し、ひとり親となってからは、金銭的・時間的・精神的…つまり全面的に、上質の芸術に触れる余裕(というか発想)から遠ざかっていました。 この度、『渋谷のBunkamuraで』『日本フィルの演奏で』『高名な指揮者/ソリストのもと』『ロミオとジュリエットを』というご案内を頂いた時は、ちょっと目を疑いました。こんな嬉しいことがあるなんて…!娘は中学に入ってから、親より友達や部活を優先するようになっていましたが、今回は喜んで付き合ってくれました。 当日は、出かける前からイベントです。娘の服装に色味を合わせて『一見ペアルック』。いつもよりお洒落をして、渋谷の賑わいを眺めながら坂を上って劇場へ。音楽で身体を満たした後は、音楽会を反芻しながらお店を覗いたりお茶をしたり。娘も私もずっと笑顔で、本当に幸福な一日を過ごしました。 この特別な機会を下さった、すべての方々に感謝申し上げます。 素敵な世界を体感することで、子供達の世界が広がり、負の連鎖から引っ張り上げて頂けるように思います。 もしできましたら、今回きりではなく、今後ともお続け下さいますよう、お願いいたします。
(子どもの感想)
・指揮者の伝えたいことがとてもよく伝わりました。
・映画館みたいに色々な音が重なって聞こえて楽しかった。
・時間があっという間に感じました。
・すてきなおんがくをありがとうございます。
…まだまだたくさんのご感想を頂いております。
頂いたご感想・ご意見を全て掲載した「感想文集」を後日お届けいたしますので、どうぞ楽しみにお待ちください。
メールでもご感想をいただいております。
(親)
・私は楽しみにしていたのですが、
ご招待いただきましてありがとうございました(^^)
(子ども・小4)
・指揮者の方のパフォーマンスがとても面白くてずっと見ていました
ヴァイオリン協奏曲は途中で少し眠くなってしまったのですが、ロメオとジュリエットはどんどん場面が変わって最後まで楽しく聞
楽しかったです。ありがとうございました♪
FAXでも届いています。

プロジェクトの結果ご報告
122名もの皆様からいたただいたご支援で、多くのご家庭にオーケストラの演奏会をお楽しみいただくことができました。
・お配りしたチケット:当日返券もあり、最終的に426枚
・ご来場者:352名様(82.6%)
となりました。
ご来場率は私たちの経験からすると少し低めでした。
しかし、もともと支援団体様から「難しい環境にあるので、申し込まれていても当日行けなくなる可能性が高いご家庭もいらっしゃいます」と伺っておりました。「その場合はご無理なさらなくて結構ですよ」とお伝えしておりましたが、この結果に「なるほどな、支援団体の方々はさすがによく状況を把握されていらっしゃるな」という感じがいたしました。
日本フィルとしては、たとえ当日ご来場いただけなくても「こういう機会があるんだ!」と気が付いていただき、一度は演奏会を聞く気持ちを持って頂いたことだけでも、何か意味のある取り組みだったと考えております。
ただ、せっかく皆様からご支援頂いて用意したチケットですので、次回以降は上手な活用方法を検討する余地があるなとも考えており、今後の課題とさせていただきます。
収支のご報告
皆様からご支援頂きました資金は、全額チケット代金に充当させていただきます。およそ299枚相当分のご支援を頂きました!
総額と使途は以下の通りです。
・ご支援総額:1,231,500円
・Readyfor手数料:186,203円
・差引チケット代金充当額:1,045,297円
※今回のチケット代金は親子で7,000円(A席5,500円+25歳以下Ys席1,500円)です。これを、仮に1枚3,500円と換算すると299枚分のご支援となります。(実際には親と子の内訳が不明であること、また、予想以上のお申込みを頂いたため一部S席をご用意いたしましたことで、正確な算定が難しくなっております。)
残りの経費は全額日本フィルが負担いたします。負担額はおよそ729,100円です。
・差額の約130枚分のチケット代金(@3,500×130枚+S席差額1,500円*175枚)合計約717,500円
・経費(チケット・チラシ・資料送付料の合計3,600円、資料印刷代約8,000円)合計約11,600円
リターンのお届けについて
ご来場者様からの感想文が、まだ途切れず届いております。また今後、支援団体様が取りまとめた分の感想文も届く予定となっております。
そのため、感想文集の作成は12月10日ごろをめどにとり掛からせて頂きます。
年内には皆様にお送りする予定で作業いたしますので、しばらくお時間を頂けますと幸いです。
今後に向けて
オーケストラは日々、皆様にいい演奏をお届けすべく努力を重ねております。
そしてこのたびのプロジェクトのように、ご支援いただく皆様と「いっしょになって」、音楽を届けるために支援の必要な方々にも、引き続きしっかりと向き合ってまいりたいと思います。

「ひとり親のご家庭へ、オーケストラの演奏会をプレゼント」プロジェクトは、具体的に【第2弾】(2019年6月2日公演)を設定し、既にご支援の呼び掛けも始めさせて頂きました。12月25日までご支援のお願いをさせていただいております。
皆様と一緒になって、音楽でできることを社会に発信し続けていきたい…。
皆様と一緒だからことできたこのチャレンジを、本当に幸せに思い、改めて深く深く感謝申し上げます。
そして、続くチャレンジに、よろしければ是非、引き続きのご支援をお願いいたします。
最後にもう一度、心を込めて、
本当にありがとうございました!

















