私たち一般社団法人日本高齢者・障害者虐待防止協会は

「いつまでも生きがいを持てる社会の実現のために虐待をゼロへ」の理念のもと活動しています。

 

当会は2016年9月に発足しましたが、発足の契機についてお伝えしたいと思います。

大きく私に影響を与えたのは次にあげるニュースでした。

 

2014年から2015年にかけて、川崎市の介護付き有料老人ホームからの連続突き落とし事件がありました。

この事件は、この施設に入所している3人の高齢者が立て続けに元施設職員により突き落とされ、転落して死亡するという衝撃的な事件でした。

 

その後、2016年7月には津久井やまゆり園での事件がありました。入所者など46人が次々と刃物で切り付けられた殺傷事件です。障害者の存在を否定する発言がつぎつぎと明らかになり、憤りはもちろんありましたが考えさせられたニュースでもありました。

 

世の中を大きく騒がせることとなったこれらの事件は、それまで私の記憶には似たようなものがなく衝撃的なものでした。

 

 

そしてこれらのニュースを契機として、自分の今までの働き方や職場の雰囲気を振り返ってみました。もちろん事件になるようなものはありませんが、虐待に対する認識は私だけでなく職場全体で甘かったのだと感じざるを得ませんでした。

 

そして、他の医療関係者とも虐待についてたくさん話をしました。医療や介護の現場にある虐待の現状に対して、多くのひとが憤りを感じていながらどうしたらよいかわからない。と、いうのが大勢の意見であったと思います。

 

その当時わたしは、医療や介護の現場で働く人たちの高齢者や障害者に対する理解が不十分であるために、いらだちを募らせることになり虐待へとつながると考えていました。そのため知識を補充することが虐待をなくすために必要なことであると信じていました。今でもこのことは大切であると考えています。

 

しかし、学びのモチベーションを上げることは簡単でないだろうと考え、動機を作ろうということで認定試験をつくることにしました。

これが当会を発足する契機となりました。

 

その後、一人ひとりが学んでも日本から虐待はゼロにならないことに気づきました。そこで、学んでいる一人ひとりが自分の職場や地域において虐待を防止するための活動を実践し、虐待を防止する空気を伝播していくことが大きな力になるだろうというところから会員活動を推奨することになりました。

 

こうして、活動の三本柱である「認定制度」「会員活動」「講演・講義」という形ができあがりました。

新着情報一覧へ