かわいそうだけでは助けられない　野良猫さんのこと⑦

和歌山県北部のあるところ
まわりは山や畑に囲まれたあるおうち

元々野良猫さんが多い地区ではあったそうですが
おじいさんが２匹の野良猫たちにご飯をあげていました。
それが手術をしていなかったため少しずつ増えてきて
今年春にはたくさんの子猫が産まれてしまいました。
そして昨年の５月
なんとかしなきゃと娘さんのMさんがあわてて野良猫相談会に来てくれました。

私たちはともかく全頭の避妊手術をお勧めしました。
でなきゃ猫たちを助けられない事をお伝えし。。。

ところがMさんとお話しして　すごいなーと思ったのは
猫たち用にプレハブハウスを新たに立てたこと　
そして費用負担をするからと住居周りの猫達も捕まったら
全頭避妊手術してあげたいと決意されていたことなのです

そして一斉捕獲決行の日
つぎつぎと捕まる大人猫たちにまじり子猫たちもたくさん







わたしはどうしてもこの子たちをここへ置いていくことはできませんでした
まわりは山　そして畑　天敵もたくさんいます

そして　子猫全頭を保護　
Mさんは初期医療費をすべて負担してくださりました

もちろん　大人猫たちもそのまま一斉手術へと・・・
ただ　その日は数匹の猫達が捕獲できずに残してしまいました。
その後はMさん　そしてご近所様が力をあわせて
全頭の捕獲　手術を行ってくれました
更にその噂を聞いて　私の所も手術してあげたいという方も出てきて
こちらも皆さんで　頑張られています。
そしてその輪はどんどん広がりを見せているそうです

地域の誰かがひとり　猫たちのためにと頑張れば
きっとまわりも徐々にでも変わってくるはず
お外にいる猫たちの繁殖をとめようとする方も出てきます
そんなこんなで広まれば　きっと猫も幸せに暮らせる
人も地域も穏やかに暮らせると　そう信じています。