かわいそうだけでは助けられない　野良猫さんのこと⑧

和歌山市内のあるお家
 

事が発覚したのは　お父様が急死し自宅を訪れた娘さんからでした
猫を飼っていたのは知っていたがまさかこんな状態になっているとは・・・

​​​​​​
お父さんは猫好きで　野良猫が産んだ子猫を家に連れてきていたそうです。
最初はとてもかわいがり　雄のみですが去勢手術もしていたようです

だけど　不妊手術をしていない雌猫が外に出て妊娠出産してしまい
だんだんとお世話や手術もしなくなりそのうちどんどんと繁殖してしまい
もう何匹がいるのか何匹の子猫が産まれているのかさえ
わからない状態となり・・・・

そして父親はここから逃げ出しました。
とはいえ餓死させるつもりはなく　週に数回　ご飯とお水を
置きにきていたようです。

夏は灼熱地獄のような暑さの中　猫たちは耐えてきました
飼い主さえも滅多に見ることのなかった猫たちは
もちろん人馴れなんか全然していません。
皮膚の状態も悪く　保護直後に早産や流産した雌猫も複数いました

犠牲は猫たち　いったいどれだけの命が子猫が亡くなってきたのだろうか
保護された猫たちの中に　若い１歳～３歳の猫はいませんでした。
この事実が　事の悲惨さを伝えているのだと私は思います。

野良猫をかわいそうに思い　お家にいれてあげる
だけど　不妊手術をしないと際限なく増えてしまいます
いくら室内だからと言われても　猫には絶対はありません
開いていた窓から脱走して１日たって帰ってきたけど
妊娠していた　なんて話はざらにあるのです
そうなるとお世話もできなくなり　人間も猫もその生活自体が
めちゃくちゃになるのです

私たちは今回のクラウドファンティングで　このような
多頭飼育崩壊を起こさない　未然に防ぐための活動も
していきたいと思います。
方法は　飼い猫であっても野良猫であっても
猫に関わるなら不妊手術をすることしかありません。

お外での過剰繁殖　そして家の中での繁殖
どちらも止めて行かなければ　猫たちの悲惨な歴史は繰り返されます

猫をかわいそうに思い　おうちにいれる　ご飯をあげる
その優しさだけでは猫は絶対に助けられません。
まずは不妊手術をして　それ以上かわいうな猫を増やさないこと
それが一番大切な事なのです