まず足元の命から。リハビリケージを拡充し、多くの野生動物を救いたい
まず足元の命から。リハビリケージを拡充し、多くの野生動物を救いたい

支援総額

3,929,000

目標金額 3,000,000円

支援者
322人
募集終了日
2022年3月25日

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2022年03月24日 21:00

特定外来生物や有害鳥獣 もどかしい現状

 

 タイワンリスやチョウセンイタチ、ヌートリア、ガビチョウ。そして、アライグマ。これらは全て環境省によって特定外来生物として指定されている野生動物です。

 特定外来生物とは、海外から人によって持ち込まれてしまった、または何らかの理由で日本に来てしまった生物のことを指します。

 この特定外来生物が危険視されている理由ですが、まず一番は日本に元々いる在来種を絶滅させてしまう懸念がある為です。海外由来の生物は、繁殖力が非常に高く、在来種よりも体が大きかったり、攻撃力が高い種が多いのです。

 実際に、当団体へもアライグマに襲われたと思われるホンドタヌキが保護されてきたこともあります。顔中咬傷だらけで、片目も脱落し、とても危険な状態でした。

 特定外来生物の繁殖が広がれば、いずれ在来種はいなくなってしまうかもしれません。大きく日本の環境すら変わってしまう可能性もあるのです。在来種を守る為にも、特定外来生物の繁殖は何としても防がねばならないのです。

 

 また、有害鳥獣とされる動物について。代表的な動物の中には、人に害を及ぼすとしてカラスやドバト、イノシシなどが指定されています。他にも、当施設へもよく保護されてくる『ホンドタヌキ』。実は彼らも、自治体によっては有害鳥獣に指定されています。

 彼らが『有害』とされる理由は、『民家に巣を作ってしまうから』『糞害があるから』『ゴミを荒らすから』と様々ですが、一番は『農作物を荒らしてしまうから』ということです。

 農家の方にとって、農作物への被害は死活問題となります。現在は防獣対策に力を入れている自治体も増えてきていますが、未だに被害は抑えきれておらず、被害総額は約160億円にものぼるとされています。

 害獣による農家の方の営農意欲低下も問題視されていて、私達が日頃当たり前のように食べている野菜も、作る方がいなくなれば、価格が高騰するのはもちろんのこと、最悪の場合、輸入の野菜しかスーパーに陳列されなくなる可能性すらあります。

 

 特定外来生物が数を増やし続けてしまう背景には、「殺されてしまうのは可哀そう」と市民の方が見付けても見逃してしまう、ということもあります。お気持ちは、痛い程よく分かります。私も、数を減らさなければならない、と頭では分かっていても、命を奪うということには未だ目を背けています。

 

 理想を言えば、各自治体ごとに特定外来生物の収容施設を作り、保護することができれば、市民の方も通報しやすくなり、自然の中での頭数は減らしていけると思いますが、予算や土地、運営のことを考えると、そう簡単に実現できることではないでしょう。

 また、有害鳥獣に関しても、全自治体で森林との境をフェンスで囲って完全なる防獣を行い、森林の管理も徹底的に行うことができれば、頭数調整での狩猟は必要なくなるかもしれませんが、とても現実的ではありません。

 

 それこそ、クラウドファンディングでご支援を募ることができればあるいは……とも思いますが、きっと、公共のお立場では、なかなか難しいこともあるでしょう。

 

 しかし、こうして「できない、できない」と嘆いてばかりではなにも変わりません。なのでせめて、皆様に実情をお伝えし、『市民の声』で何かが変わるきっかけとなればと、今回お話させていただきました。

 

 それから、「野生動物保護団体なのに、命を奪う狩猟を容認するのか」とお言葉をいただくことも何度もありますが、私達は『命を奪う』こと自体に賛同しているわけではありません。まして、何の知識も無く、免許も持たずに動物を殺すことは犯罪ですので当然容認は致しません。

 しかし、『狩猟』という行為には、生息域観察やその知識も必要となります。動物たちの実際の生態を一番よく知っている為、野生動物の実情把握等のリサーチには、実は狩猟家の方のお力が大きかったりもします。

 そして、自然環境のことを学び、人の生活だけでなく、野生動物のことも考えて活動する為に免許を取得した狩猟家もいらっしゃいます。

 

 いずれにせよ、駆除は対処療法に過ぎません。私達が最終的に目指すところは、変わらず『防獣』と『棲み分け(ゾーニング)』によって、人と野生動物が本当の意味で共生が叶う社会を築くことです。

 

 もし、会員様が1万人集まれば、私達でも町田市の中で特定外来生物の施設を運営・維持していくことも可能かもしれません。現在、JWCをご支援くださっている会員様は約70名。まだまだ、あまりにも遠い道のりではありますが、歩みを止めればそこで終わりです。言葉だけではなく、実際に行動に起こすことで、変化は生まれるはずだと信じています。

 啓蒙活動を続け、ご賛同いただける方にご助力を求めつつ、いつか『特定外来生物保護施設』を作ることを諦めず、これからも活動を続けて参りたいと思います。

リターン

5,000


応援コース

応援コース

・お礼のメール

・JWC通信 特別号
 ※普段、会員の皆様へ毎月活動報告としてお送りしている『JWC通信』を今回のクラウドファンディングに向けて特別に編集しています。

・保護されてきた動物たちのPC/スマホ壁紙用画像
 ◆画像解像度 1920×1080 px 
 アスペクト比 16:9
 ◆画像解像度 2778 x 1284 px
 アスペクト比 19.5:9 (縦のみ)
 ※サイズが合わない場合はご自身でご調整ください

・ホームページにお名前掲載(希望制)

✳︎一度に30口までのご支援が可能です

申込数
89
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年6月

10,000


オリジナルポストカード

オリジナルポストカード

・お礼のメール

・JWC通信 特別号
 ※普段、会員の皆様へ毎月活動報告としてお送りしている『JWC通信』を今回のクラウドファンディングに向けて特別に編集しています。

・保護されてきた動物たちのPC/スマホ壁紙用画像
 ◆画像解像度 1920×1080 px 
 アスペクト比 16:9
 ◆画像解像度 2778 x 1284 px
 アスペクト比 19.5:9 (縦のみ)
 ※サイズが合わない場合はご自身でご調整ください

・ホームページにお名前掲載(希望制)

・保護動物ポストカード ×3

✳︎一度に30口までのご支援が可能です

申込数
31
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年6月

5,000


応援コース

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・お礼のメール

・JWC通信 特別号
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・保護されてきた動物たちのPC/スマホ壁紙用画像
 ◆画像解像度 1920×1080 px 
 アスペクト比 16:9
 ◆画像解像度 2778 x 1284 px
 アスペクト比 19.5:9 (縦のみ)
 ※サイズが合わない場合はご自身でご調整ください

・ホームページにお名前掲載(希望制)

✳︎一度に30口までのご支援が可能です

申込数
89
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年6月

10,000


オリジナルポストカード

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・JWC通信 特別号
 ※普段、会員の皆様へ毎月活動報告としてお送りしている『JWC通信』を今回のクラウドファンディングに向けて特別に編集しています。

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 アスペクト比 16:9
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 アスペクト比 19.5:9 (縦のみ)
 ※サイズが合わない場合はご自身でご調整ください

・ホームページにお名前掲載(希望制)

・保護動物ポストカード ×3

✳︎一度に30口までのご支援が可能です

申込数
31
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年6月
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