多くの生物が住むコスタリカの自然保護区の森を守りたい

多くの生物が住むコスタリカの自然保護区の森を守りたい

支援総額

615,000

目標金額 500,000円

支援者
34人
募集終了日
2020年11月16日

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プロジェクト本文

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中米の小国、コスタリカ。
多くの生き物が生息する自然保護区を守り続けたい。

 

初めまして、加瀬と申します。コスタリカという中米の小国で旅行および海外撮影コーディネートを承る会社を経営しています。日本の某番組に出演する事もあり、私をご存じの方もいらっしゃる事かと思われます。

 

 

コスタリカには1995年に渡航しまして、その自然と政府が行っている自然保護に魅了され、1997年よりコスタリカの私立大学へ留学し、環境学と観光学を学びました。その後、紆余曲折の末、2003年に会社を設立し現在にいたります。

 

私たちは現在、コスタリカにあるピエレーラ自然保護区を共同経営として携わっており、自然や野生動物の保護、そして全世界から訪れる観光客の方々をご案内してきました。

 

しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、3月より国境が封鎖され、現在まで観光客の受け入れは出来ておらず、保護区を管理するための収入が足りていません。密猟が深刻化していることもあり、このままでは、保護区に生息する生物たちを守ることができません。

 

ナマケモノなど多くの生物が生活している自然保護区を守りたいと思い、今回、プロジェクトを立ち上げました。皆様の温かいご支援、どうぞよろしくお願いいたします。

 

※本プロジェクトは同社の山添裕太をはじめとする複数のプロジェクトメンバーと協力して行っています。

 

森林の再生により生まれた「ピエレーラ自然保護区」。
パトロール・メンテナンス、そして観光客の方々をご案内してきました。

 

コスタリカは世界的に環境保護の先進国として知られており、国土の約27%が自然保護区に指定されています。自然保護に関する国の厳しい法律と、自然を次世代に残したいという国民により守られている豊かな自然を利用したエコツーリズムが国の重要な産業の一つとなっており、多くの人々が観光業に関連した仕事で生計を立てています。

 

私たちが共同経営として携わっている「ピエレーラ自然保護区」は約5ヘクタールと、保護区としては比較的小さな面積ながら、生き物の生息密度が非常に高く、コスタリカの熱帯雨林地域に生息する多くの生き物たちを見ることができます。

 

コスタリカの熱帯雨林を代表する生き物の1種である「アカメアマガエル」
アカメアマガエル

 

ピエレーラ自然保護区が位置するサラピキという地域は元々農業の盛んな場所であり、牧畜やパイナップル栽培等のために森林が切り開かれ、動物たちの住処が失われており、ピエレーラ自然保護区のオーナーであるコスタリカ人のウィリアム・カマチョ氏は、サラピキで生まれ育った生粋のナチュラリスト(自然を愛する人)で、約25年前から自身で購入した土地に様々な種類の木々を植林し、手入れを行い、森の再生に尽力してきました。

 

彼のこうした活動により、今では高さ20mを超えるような大木もある再生した森に、農地開発などにより住処を追われた様々な生き物たちを観察することができます。ピエレーラ自然保護区で観察出来る動物の代表例としては、コスタリカのイメージキャラクター的な動物でもあり、熱帯雨林保護活動のイメージにも使われている「アカメアマガエル」やコスタリカに来る観光客の方が必ず見たいと願う「ナマケモノ」、そして、とりわけ珍しいのは、世界でも非常に貴重な白いコウモリである「シロヘラコウモリ」を100%の確率(今まで、弊社のツアーを通じてご案内したお客様には)で観察出来ることが挙げられます。

 

シロヘラコウモリは夜行性であり、日中は植物の葉を折り曲げて「テント」のような形にし、そのテントの中で眠っています。体長も3~4cmと非常に小さく、通常であれば野生の状態で観察をすることは非常に難しい動物です。ピエレーラ自然保護区ではオーナーであるウィリアム氏は常にシロヘラコウモリの寝場所(テント)の位置を把握し、大切に保護をしているため、容易に観察をすることが出来ます。

 

世界でも非常に珍しい白いコウモリである「シロヘラコウモリ」
シロヘラコウモリ

 

私たちは地域の自然や野生動物を保護するために、保護区内の定期的な巡回(パトロール)と整備(メンテナンス)、植林、そして訪れた観光客の方々に対して、保護区に生息する動物や自然、直面する問題点などを説明・啓発活動を行ってきました。ツーリズムで得た収益は保護区の維持費やメンテナンスとして活用させていただいておりました。

 

(写真左:オーナーのウィリアム・カマチョ氏、右は奥様のクリスタル夫人)

 

ピエレーラ自然保護区の森。
約25年前は完全な牧草地であったが、オーナーのウィリアム氏の長年の保護活動により熱帯雨林の森が再生した。

 

保護区内にはバタフライガーデンもあり、
青い宝石とも呼ばれるモルフォ蝶をはじめとした熱帯の色とりどりの蝶を観察、生態を学ぶことが出来る。

 

観光客にシロヘラコウモリの解説をするオーナーのウィリアム氏

 

 

新型コロナウイルスにより国境は封鎖。
観光業での収入がなくなり、密猟問題も深刻化しています。

 

コスタリカの観光繁忙期は乾季にあたる12月~4月ですが、コロナ禍により海外からの旅行者は激減、そして同時期にコスタリカ国内でコロナウィルス陽性者が確認され、3月24日から空港を含め全ての国境は封鎖され、現在まで観光客の受け入れは出来ておらず、観光業に関わる人は勿論、多くの人々が職を失い、倒産や倒産寸前まで追い込まれている会社は少なくありません。

 

ピエレーラ自然保護区も例外ではなく、観光業による収入は3月の後半から無くなり、現在も全く改善の兆しは見えてまいりません。観光業の傍ら、コスタリカの蝶の養殖を行い海外へ輸出していましたが、コロナの影響により物流が止まり、こちらも止まっています。

 

そしてピエレーラ自然保護区での密猟問題も深刻化しています。住宅地からも近く、色々な種類の動物たちが密集して生息をしているため、密猟者にとって格好の狩場となっています。密猟の目的は様々ですが、食用やペットとして販売するためなどが主な目的で、まだまだ貧しい人の多いコスタリカの農村地域では非常に深刻な問題となっています。

 

コスタリカの農村風景の一例。牧草地や農地が広がる

 

ピエレーラ自然保護区では現地の住民を雇用し、仕事を与え、保護区内のメンテナンスや密漁防止のパトロールを担当してもらっていました。しかし収入が激減した結果、 元々雇っていた従業員を解雇する必要に迫られており、保護区内のメンテナンスやパトロールを十分に行うことが出来ていないのが現状です。今年3月からは貯蓄を崩して運営を続けていましたが、これ以上は運営が難しい状況となっています。

 

このまま密猟が深刻化した場合、保護区内の生物が危機にさらされるのみならず、エコツーリズムで収入を得ることが難しくなり、森林を再生させて大切に守ってきた森を手放さなければならなくなります。そして森がまた破壊され、ナマケモノやシロヘラコウモリをはじめとするサラピキの野生動物たちの住処が無くなってしまうことも私たちは心より危惧しています。


そのような事態を避け、サラピキの森やその森を拠り所とする動物たち、そして、自然をこよなく愛し、環境保護に情熱を捧げる人々を守るために、次の世代に自然を残したいと考え、今回のクラウドファンディングのプロジェクトを立ち上げることを決意いたしました。

 

 

皆様からいただいたご支援は、
ピエレーラ自然保護区の維持費や人件費などに充てさせていただきます。

 

今回皆様からご支援いただく資金で、まずは2020年12月までの自然保護区の管理・維持費に充させていただきます。

 

目標金額である50万円は率直に申し上げますと、自然保護区の運営に十分な資金とは言えず、本来であれば本当に必要な資金である120万円を目標金額と設定すべきではありますが、コロナの影響は世界中、ほとんど全ての業種に及んでおり、経済的に苦しい状況の中、それほどの大金をご支援頂くことは難しいかもしれないと考え、私たちの考える最も現実的な金額である50万円を目標金額に設定させて頂きました。

 

コスタリカは2020年8月1日にフアンサンタマリア国際空港を開き、週に合計5便以下という非常に少ない便数ながらも、再び、海外、主にヨーロッパからの観光客の方々の受け入れを再開しました。希望的観測とは思いながらも、今年の12月頃には、弊社やピエレーラ自然保護区も徐々に観光客の方々の受け入れが可能になり、もちろん、今まで通りとは言えないものの、観光業による収入が戻ってくるのではと願っております。しかしながら、現状はかなり厳しい状況であることは事実です。

 

皆様にご支援頂いた資金に関しましては、主に以下の用途に充てさせて頂きます。

■ピエレーラ自然保護区の維持費及び人件費

■ピエレーラ自然保護区周辺地域に住んでいる地元民の雇用

■リターンの品である標本作りに関わる材料及び人件費

 

 

自然保護区は生き物たちによって大切なサンクチュアリー。
育ててきたこの場所、そして生き物たちの住処を守り抜きたい。

 

皆様のご支援によりプロジェクトが上手くいき、資金が集まった暁には、現在直面している以下の問題が解決または改善されると考えております。

 

1. 雇用を生み出す。取り戻す。

→ピエレーラ自然保護区周辺地域の地元民、特に今回のコロナの問題により仕事を失った人々に雇用を与えることが出来る。

 

2. 密猟問題の解決・改善

→地元民の雇用によりピエレーラ自然保護区のメンテナンスや密猟者に対するパトロールを十分に行えるようになり、結果として保護区内での密猟問題が解決または大幅に改善される。

 

3. 生息する動物たちの保護

→密猟問題が解決または改善されることにより、ピエレーラ自然保護区内に生息するナマケモノ、シロヘラコウモリ等の希少な動物たちを保護することが出来る。

 

4. 観光ツアーの継続

→ピエレーラ自然保護区の森や動物の保護を継続し、コロナの問題が沈静化した後は、これまで通り、

世界中の観光客の方々を受け入れ、サラピキの自然の素晴らしさをお越しになられた皆様へと紹介。

 

5. 自然保護区の拡張により森と動物を守り続ける

→観光業で得た資金をもとにさらに土地を購入、拡張し、森や動物たちを守り続けていくことが出来る。

 

ピエレーラ自然保護区はサラピキの熱帯雨林に生息する様々な野生動物にとって、とても大切なサンクチュアリーであり、約25年も前から、自然をこよなく愛するオーナーのウィリアム氏が自身の情熱と人生を100%捧げて大切に作り上げ、守ってきた森です。この森を住処としている様々な動物たちが危機に陥ることは決してあってはならないことであると私たちは考えておりますし、そのような事態を阻止するためにも全力でサポートしていきたいと考えております。

 

ミユビナマケモノ
ミユビナマケモノ

 

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プロフィール

初めまして、加瀬和城(かずき)と申します。コスタリカという中米の小国で旅行および海外撮影コーディネートを承る会社を経営しています。日本の某番組に出演する事もあり、私をご存じの方もいらっしゃる事かと思われます。 コスタリカには1995年に初めて渡航しまして、その自然と政府が行っている自然保護に魅了され、1997年よりコスタリカの私立大学へ留学し、環境学と観光学を学びました。その後、紆余曲折の末、2003年に会社を設立し現在にいたります。

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リターン

5,000


バーチャルツアービデオ

バーチャルツアービデオ

某テレビ番組でお馴染みの名物コーディネーター加瀬和城がピエレーラ自然保護区の自然や動物を案内する様子を撮影、編集を行ったバーチャルツアービデオをメールにてお送りさせて頂きます。

バーチャルツアービデオでは加瀬がナマケモノ、カラフルなカエル、トゥカンなどの色鮮やかな野鳥、モルフォ蝶、そして、世界でも非常に珍しい白いコウモリであるシロヘラコウモリなどのコスタリカの動物たちをご紹介いたします。

申込数
12
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月

5,000


alt

応援コース 5000円

お礼と一緒にピエレーラ自然保護区内で観察できる様々な生き物の写真データ(簡単な解説付き)をメールで送らせていただきます。

申込数
3
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年1月

5,000


バーチャルツアービデオ

バーチャルツアービデオ

某テレビ番組でお馴染みの名物コーディネーター加瀬和城がピエレーラ自然保護区の自然や動物を案内する様子を撮影、編集を行ったバーチャルツアービデオをメールにてお送りさせて頂きます。

バーチャルツアービデオでは加瀬がナマケモノ、カラフルなカエル、トゥカンなどの色鮮やかな野鳥、モルフォ蝶、そして、世界でも非常に珍しい白いコウモリであるシロヘラコウモリなどのコスタリカの動物たちをご紹介いたします。

申込数
12
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月

5,000


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応援コース 5000円

お礼と一緒にピエレーラ自然保護区内で観察できる様々な生き物の写真データ(簡単な解説付き)をメールで送らせていただきます。

申込数
3
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年1月
1 ~ 1/ 10

プロフィール

初めまして、加瀬和城(かずき)と申します。コスタリカという中米の小国で旅行および海外撮影コーディネートを承る会社を経営しています。日本の某番組に出演する事もあり、私をご存じの方もいらっしゃる事かと思われます。 コスタリカには1995年に初めて渡航しまして、その自然と政府が行っている自然保護に魅了され、1997年よりコスタリカの私立大学へ留学し、環境学と観光学を学びました。その後、紆余曲折の末、2003年に会社を設立し現在にいたります。

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