自然界と人間の営みの中で

「最近、竹林が荒れてるのは国産扇子の需要がないからですな。竹を切りだす人がいんようになるとずっと縮んでいきます。注文がないところは回転しないやないですか。異業の話でそこまで私がごちゃごちゃいう必要もないですけど、そういう人らでも結局外国産の竹を扱わんなんですわな。そこまで出張っていってやる意味が、誰にあるのかなと。グローバル化は必要やけど、どういう世界が待ってんのかなという風には思いますね。この頃、『さようなら中国』いうて、撤退する企業が多いと聞いたりすると、やっぱり資本家というのはその国がどうやとかこうやとかいう問題と違って、どこで利益を生みだすかという1点しかなくてそれが世の中を動かすわけですね。中々難しいですね。

 

宮脇昭さんという生態学者で植林家の人がいるんですけど、里山の文化、山と海との関係の話をされてました。山をちゃんと手入れしいひんかったら、海のミネラル分が枯渇していくという自然のサイクルまで話を拡げていく。自然界と人間の営みの中でどういう風に生きるべきか、グローバル化の中でどういう風に生きていったらええのか。日本にも凄い人がそこここにいっぱいいるんやなと思いました。」

 

 

(つづく)

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