
寄付総額
目標金額 30,000,000円
- 寄付者
- 1,774人
- 募集終了日
- 2023年7月31日
【理事長渡辺より】物価高騰下での困窮する子育て家庭の現状とお願い(全文掲載)
今月6月に実施した緊急アンケート調査結果について、本日26日に記者会見を行いました。
理事長の渡辺よりお伝えしたメッセージを、こちらに全文掲載いたします。
物価高騰下での困窮する子育て家庭の現状とお願い
2023年6月26日(記者会見発表)
認定NPO法人キッズドア 理事長 渡辺由美子
私たちは、今、給食がなくなり、子どもが家で過ごす夏休みに、なんとか食料品を送り、栄養失調にならないように、少しでもエアコンをつけられるようにと、クラウドファンディングで寄付を集めていますが、昨年に比べても集まりは大変悪い状況です。
2020年のコロナ以後、毎年夏休みや年末年始に食料支援のための寄付をお願いしており「また?いつまでやるの?」と思う方も多いと思います。
しかし、2020年以後で今年が一番深刻で食料支援が必要です。3年以上続いたコロナ禍で蓄えも底をつき、貯金がない方、借り入れをしている方も多く、自分たちではどうにもなりません。このままではエアコンもつけず栄養失調になり、大袈裟ではなく親子の健康や命の危機です。
「コロナが終われば」と歯を食いしばって頑張ってきたひとり親家庭のお母さんも子どもも、先の見えない物価高騰で絶望し始めています。6月に物価高騰の影響を尋ねたアンケートには、うつ病、死にたい、心中などの言葉が溢れています。子どもが自殺未遂をしたというコメントもありました。本当に、困窮子育て家庭に死が身近に迫っています。
物価高騰はこの先も当面続くでしょう。政府には、今年度からの年末年始や年度末など困窮する子育て家庭への計画的な現金給付をぜひお願いいたします。私たちのようなNPOが頑張るのも限界です。少子化対策も重要ですが、自国の子どものお腹を満たすことは、政府が何をおいても率先してやるべきことではないでしょうか?
ヤングケアラーや不登校、孤独孤立など、課題が噴出する中でそれぞれの対策を行うことも重要ですが、ヤングケアラーにならないように、孤独孤立にならないように、原因を究明し予防をすることが、最も重要だと思います。
子どもに満足に食事も用意できない自らの不甲斐なさを責め、将来の不安からうつ病になり、仕事はもちろん家事もできない母親を量産するような状況を、まずは最優先で解消してください。
保護者からこんな声も寄せられています。
「経済的に厳しいことを誰かに相談しても解決策はほとんどないので、さらに精神的にもしんどくなります。安心して相談できるところがあるといいと思います。」
子どもの食費が足りない家庭に、現金を給付する仕組みが現在の日本にはありません。生活保護制度を利用するハードルは未だに大変高く、子育て家庭にとって決して利用しやすい制度ではありません。福祉の制度でも利用できるのは福祉資金の「貸付」しかありません。貸付は返済しなければなりません。お金がない人に、貸付以外に現金を支給する仕組みがないのは、あまりにも実態に即していないと感じます。
困窮する子育て家庭の親は、決して働いていないわけではありません。みなさん、一生懸命働いています。ダブルワーク、トリプルワークで体を壊すまで働いているのに、子どもに十分な食事を与えられない、必要な教育を受けさせられない、これは本人の過失ではなく、日本社会の構造的課題です。ワーキングプアという言葉が市民権を得ていますが、おかしなことです。ワーキングプアが許されるのであれば、労働者は働く意味を見失います。ワーキングでもノットワーキングでもプアならば、何をモチベーションにすればいいのでしょう?
何よりも、このような困窮する子育て家庭の状況を積極的に自ら調べ、率先して対策をとるのが政府の重要な仕事ではないでしょうか? コロナ禍以後、子どもの支援やひとり親支援に取り組むNPOが、自らの資金で様々な調査をし、実情を訴えて政府にお願いをしなければ、わずかな現金給付もなされないような政府のあり方は、「子どもの未来を開く」ことの対極にあるように感じます。
日本では、貧困バッシングが放置されているため、困窮されている方々が支援を求める声を上げずに、ひたすら我慢をし、体を壊されたり、自ら亡くなったりしていきます。声の大きい人の話だけを聞いていては、困窮する方々への対策、子どもや若者の対策は乏しくなるばかりです。ぜひ、積極的に状況を調べて、適切な対策をとっていただきたいと心から願います。
ただ、3週間後に迫った今年の夏休みには間に合いません。困窮する子育て家庭は、すでにできることはなんでもしています。子どもは、お腹が空いてもお母さんを気遣って文句も言わず、ひたすら痩せて、無気力になっています。
テレビからは「熱中症にならないためにエアコンを使ってください」と注意喚起が頻繁に流れますが、お金がなくてエアコンをつけられない子どもたちは、この不条理をどう理解すればいいのでしょう?津波警報が出ているのにそこから逃げられないような状況で、子どもが夏休みを過ごさなければなりません。
学校では「1日3食、栄養バランスの整った食事を摂りましょう」と食育の授業を受けていますが、食費が足りなくて家ではどうにも用意ができない。それを苦しんでいる親の気持ちが痛いほどわかるから、子どもは文句も言わずに空腹を我慢しています。
「弟がおにぎりをおなかいっぱい食べました。ありがとうございます。」
こんな葉書が届きます。真面目に、ひたすら頑張っているのに、子どもにおにぎりをお腹いっぱい食べさせられない、平時であるにもかかわらず、NPOなどの民間組織が食料を渡さなければ栄養失調になるような状況は異常です。ぜひ、早急な改善をお願いします。
しかし、目の前に迫った子どもたちの危機を救うためには、今すぐ食料を買うお金が必要です。どうか、子どもたちのために、ご寄付のご協力をお願いいたします。
また、経済界の皆様にも、ぜひこの実態を受け止め、全国のNPO等への資金提供や様々な協力をお願いいたします。
以上
■調査結果概要はこちら
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