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マンスリーサポーター総計
【活動のご報告】~歌舞伎俳優研修~(実技・舞踊・衣裳・化粧・作法)
日ごろより国立劇場養成所をご支援くださり、誠にありがとうございます。
国立劇場各館で行われている伝承者養成事業について、皆様にもっと知っていただけますよう、日々の研修の様子などをご紹介してまいります。
今回は「歌舞伎俳優研修」です。
~歌舞伎俳優研修~
現在、歌舞伎俳優研修生は5名。今年の春に2年目を迎えた第27期生1名と新しく養成所の仲間に加わった第28期生4名です。今回のご報告では、そんな5名の4月から現在に至るまでの活動の様子(実技・舞踊・衣裳・化粧・作法)をご報告します。
・節目の季節、春の開講式!
4月、新たに養成所の扉を叩いた第28期歌舞伎俳優研修生たちは開講式に臨みました。
新研修生の誕生に、第24期歌舞伎俳優研修修了者の市川河松(せんまつ)さんと中村蝶也(ちょうや)さんも駆けつけてくださり、紋付き袴の着付けを手伝っていただきました。
「新研修生、頑張って!!」という先輩方の温かいメッセージに励まされ、国立劇場養成所での新しい日々が始まりました!
・第28期生、初めての研修は...
初出勤日を迎えた28期生。
早速、初めての研修!
講師の中村京蔵(きょうぞう)先生から、お稽古着となる浴衣、制服となる紋付き袴の着方を教わりました。
稽古着が自分で着られるようになったら、次は「衣裳」!
プロになれば、ある程度の着付けができなくてはなりません。
6月には歌舞伎の衣裳を手掛ける松竹衣裳の辻先生から、直々に衣裳のつけ方を教わりました。
稽古着とも勝手が違い、1年目の28期生は戸惑っている様子...
稚魚の会・歌舞伎会合同公演が近づく頃には、「黒衣(くろご)」の研修もありました。
8月の合同公演では、後見の勉強をさせていただいた28期生。
黒衣は、修了後にも大切な仕事着となる衣裳です。
舞台で脱げないように、ほどけないように…
2年後を強く意識した研修となりました。
・化粧に、作法に舞踊...教わることは盛り沢山!
4月。研修が開始された週末最後の研修では、中村吉三郎(きちさぶろう)先生に実技と化粧を教わりました。
実技の課題は「傾城反魂香(けいせいはんごんこう)」。
歌舞伎の大舞台を意識して、まずは大きくハッキリ台詞を読む稽古です。
実技の次は化粧。
2年目の27期生は曽我五郎の化粧に挑戦。
1年目の28期生は、羽二重(はぶたえ:かつらの下地になるもの)をつけるところから大苦戦。
「できないんだったら何度も練習する」
「こればっかりは自分でやるしかないよ」
先生の言葉に励まされ、ひたすら練習です。
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歌舞伎俳優研修には「作法」を学ぶ時間もあります。
お茶を通して、畳の上での所作や伝統的な作法を身につけていきます。
岩田宗冨(そうふ)先生と助手の安藤宗美(そうみ)先生に、一つひとつの作法を丁寧に教わります。
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歌舞伎と切っても切り離せない日本舞踊。
歌舞伎俳優研修生も研修で勉強します。
この日の講師は藤間涼花(すずか)先生。
丁寧に教えていただきながら、型を体で覚えていきます。
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歌舞伎実技(演技指導)の研修。
この日のご指導は、中村芝翫(しかん) 先生。
国立劇場7月歌舞伎鑑賞教室のご出演後、ご指導いただきました。
教わるのは「絵本太功記」の武智光秀(たけちみつひで)。
発声の仕方、台詞回し、体の使い方…
すべてのお役に通じることをひとつずつ教わり、身につけていきます。
国立劇場歌舞伎公演時には、舞台稽古見学もさせていただきました。
初代国立劇場で研修を受ける最後の世代となる研修生たち。
貴重な機会に、真剣な熱量で臨みます。
市村橘太郎先生の研修では、「白浪五人男」の「稲瀬川勢揃いの場」を教わっています。
一つひとつの言い回しや所作はもちろん、台詞や体を動かす間を覚えるのに苦戦している様子です。
主任講師の中村時蔵先生からは「番町皿屋敷」を教わる28期生。どんな心情で言う台詞なのか、どんな気持ちでする動きなのか、先生の言葉一つひとつから、役を、舞台をリアルに想像し、今日も必死に取り組んでいます。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
今後とも、国立劇場養成所にご支援・ご声援をよろしくお願い申し上げます。
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【お知らせ】
国立劇場調査養成部養成課は下記に移転いたしました。
住所 〒151-0052
東京都渋谷区代々木神園町3-1
国立オリンピック記念青少年総合センター内 カルチャー棟3階
TEL 03-3265-7105(直通)
FAX 050-3730-0275
E-mail yosei-nt@ntj.jac.go.jp
ご不便をおかけしますが、ご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
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