100年後もマルミミゾウがいる世界へ。アフリカの森を護りたい!

寄付総額
目標金額 9,500,000円
- 寄付者
- 36人
- 残り
- 25日
プロジェクト本文
コロナ禍が一段落した2022年末以来、カメルーン・ロベケ国立公園のマルミミゾウを初め野生動物保護のため、
レンジャーたちのパトロール費用や生物多様性モニタリング費用など、現場支援の募集を再開しています。
今年も3月末に、その保護活動支援の更新時期がやってきます。
ロベケのマルミミゾウ保護継続に、ぜひ皆さまの力をお貸しください!!
(※ ショッキングな表現が含まれる画像があります)
⬇︎ 2024年6月の現地取材で、プチ・サバンナに昼の日なかに出てきた野生のオスゾウです。
【2024年8月12日配信】なんと、プチ・サバンナは『ゾウの巣窟』と化していました!! 人間がいても、たいして気にもせずに、ゆったり水を飲むマルミミゾウの様子を、『世界ゾウの日』にお楽しみください🐘🐘🐘(©️中村美穂/Miho NAKAMURA 理事による撮影・編集)
▼はじめに ー 激動のアフリカを生きる ー
ページをご覧いただきありがとうございます。認定NPO法人 UAPACAA(ウアパカ)国際保全パートナーズの代表理事、岡安 直比 (おかやす なおび)です。 中部アフリカ熱帯林に通い続けて早35年、野生動物の保護と、そこに暮らす人びとの生活向上を後押しすべく活動を行ってきました。
2018年にUAPACAAパートナーズを立ち上げたきっかけも、WWF(世界自然保護基金)ジャパン時代の2012年から協働していた3カ国のプロジェクトを、組織の都合で途中で放り出すことはできないという、切実な想いからでした。というのも、まだ30代だった1990年代、激動のアフリカ大陸で政情不安や市街戦に繰り返し巻き込まれ、そのたびに守ろうとしていた野生動物と地域コミュニティから問答無用で隔絶されてしまう経験をしました。何十年も再会できない理不尽さ、自分だけ難を逃れ、取り残されていく仲間に何もできないもどかしさに、言いようのない悔しさを感じたものです。
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ー 1995年、コンゴ共和国ブラザビル動物園のゴリラ孤児院での一コマです。英国・ハウレッツ野生動物公園とコンゴ共和国森林省が運営する、密猟で親を殺されたみなしごゴリラを野生に帰すプロジェクトに勤めていました。
ー 死にそうなアカンボウゴリラの母親代わりを務める私に付き合わされて、娘も子ゴリラたちの姉代わり。収容されたゴリラは予防接種完了まで隔離、自宅介護するので、快復した子ゴリラを背負って宿題をこなす小学校時代を送りました。
ー 孤児院の森でリハビリに励む”息子・娘 / 弟・妹”の様子を、たまに観に行くのは何よりの癒しでした。1997年に勃発した内戦で着の身着のまま焼け出され、その大変だけどやりがいのある仕事も離任の憂き目に会いました。
私自身も、難を逃れたとは言え仕事を失い、結局、元のフィールドに戻ることは叶いませんでした。アフリカに心を残したまま日本に戻ってからも、新しいプロジェクトの展開が見えたところで上からの方針転換で中断の繰り返しを余儀なくされ、それなら「自分で運営に責任を持てるNPO法人を立ち上げよう」と決心しました。グローバリゼーションの進んだこのご時世、自然破壊は一瞬ですが、それを保護・再生するには、複雑に絡みあった因果関係を解きほぐし、10年単位の時間がかかります。たった数年間の協力では、現場に変化の兆しが見えるかどうかの瀬戸際で、自然に頼って暮らす地元の人々の梯子を外すようなもの。反動でかえって破壊が進んでしまう、といった事態まで起こり得るのです。
幸い、UAPACAAパートナーズの立ち上げに際しては、本当に多方面からさまざまなご尽力を得て、2018年6月の前職の契約満了ギリギリに設立に至り、ロベケ国立公園の自然保護プロジェクトも無事に引き継ぐことができました。今、思い出しても目まぐるしい展開で、ご協力いただいた皆さまには感謝の念に絶えません。
▼ロベケ国立公園プロジェクトの今昔
ー 地球上に最後に残された大型野生動物の楽園 ー
30年以上にわたって私が関わってきた自然保護の世界は、初めにボノボやゴリラという大型類人猿を研究対象にしたことで、世界第二の面積を誇る熱帯林が広がる、ディープアフリカと呼ばれるコンゴ盆地に展開しています。アフリカ自体が極東の日本から遠いのに、さらにその中央部、赤道直下のジャングルなんて「一体どうやって行くの?」と思われる方がいまだに大多数なのも確かですし、実際、手間も時間もかかります。
1988年10月の最初の渡航先は、ザイール共和国(現・コンゴ民主共和国)の赤道州ワンバ村。ナイロビからキンシャサまで約3,000キロ、アフリカ大陸を横断する飛行機の窓から見える景色がひたすら緑の絨毯で、「ああ、とうとうやってきた」という達成感と期待感がごちゃ混ぜになった感覚は、今でも鮮明に覚えています。
あの当時、この緑の絨毯の中は蛇行するコンゴ河の深い湿地帯が広がり、植民地時代からのプランテーションのトラック道が、陸路では細々と維持されていたほぼ唯一のアクセスでした。キンシャサに着くまでが乗り継ぎで1週間がかりだったのに、その後のザイール国内の移動に3週間!(それでも、早く着いた方だったとか…)ランドクルーザーも調査隊で調達し、自力で運転しての出張。鬱蒼たる密林が行く手を塞ぎ、ケモノ道が縦横無尽に走り、人口密度が低い分、純野生の世界が至るところに残されていました。
そして次の渡航先が、隣国コンゴ共和国の北端に近いンドキの森で、経済破綻が極まって暴動が勃発し、退避勧告が出てしまったザイールから留学先を変更して、野生ゴリラを求めての初めての調査行。1992年3月、ブラザビルからいつ飛ぶかわからない国内線と、15時間掛かりでサンガ川を遡るチャーター船で、たどり着いたボマサは村長一家しか住んでいない小さな村(?)でした。
この時の3カ月の滞在では、左の図にある国境のサンガ川を挟んで、ロベケの対岸にいたのですが、まだコンゴにもカメルーンにも国立公園どころか前身の伐採区もなく、バカ・ピグミーの人々は川を挟んで自由自在に行ったり来たり。日本の調査隊はボマサを拠点に東へ25キロ、バカの人たちも足を踏み入れたことがないという、文字通り人跡未踏の処女林ジャングルにこもって、ゴリラやチンパンジーを追いかけていました。人工物は一切ありませんから、ケモノ道が動物の痕跡を追う頼みの綱。しかし動物しかいないところでは、ザイールの森以上に一面に痕跡があり過ぎて(⁉︎)、案内人も苦労する野生動物の宝庫だったのです。
それから20年後の2012年夏、世界自然遺産に登録されたばかりの『サンガ多国間ランドスケープ』の、一角をなすロベケ国立公園にたどり着いてみれば…
国境を越えて道路も繋がり、地元コミュニティのための森林区・生業狩猟区、商業伐採区とゲームサファリ用狩猟区などなど、周辺のバッファーゾーンもすっかり区分けされて、往年の「処女林」の面影はどこにもありません。
しかしそれでも、最後の巨大市場と言われ、急速な開発が進んでいるアフリカ大陸の中で、いまだに野生動物たちが大した警戒心もなく、人前に現れる稀有なジャングル。最初の印象は、20年前と変わらない文字通り野生動物の楽園でした。サンガ川対岸のンドキの森で野生ゴリラを追いかけた時、人間を知らないダイカー(鹿)やサルたちが、逃げる方向を間違えて走り寄ってくることに驚いたものです。その時とほとんど変わらない態度で、今も野生動物がいられるロベケ国立公園は、失ってはならないアフリカの奇跡だと思います。
⬇︎ #UAPACAAパートナーズ にとって、#ゴリラ は #マルミミゾウ と並ぶ🇨🇲 #ロベケ国立公園 の #象徴種 🦍🦍🦍
【2024年9月24日配信】ゴリラは、表情があって観ていて飽きない #野生動物 の #代表選手 です。 今日の若いオスも、なんでこんなに…🦍(©️中村美穂/Miho NAKAMURA 理事による撮影・編集)
⬇︎ コロナのパンデミック前ですが、ポン・カッセのゴリラ・トランゼクトで”勝手に”人馴れし始めたゴリラたち(一般初公開)
【2021年3月3日配信】ゴリラを慣らし過ぎないようににして、エコツアー参加者に『野生味の残るジャングルの中のグループ』を観察してもらう、という試みですが…(©️MINFOF Lobeke/WWF CCO Djengi-TNS)
▼今、ジャングルで起こっていること
ー 密林の奥深くで、人知れず犠牲になる野生動物たち ー
2012年6月、3カ国にまたがる初めての世界自然遺産として登録された『サンガ多国間ランドスケープ』とあって、中央を流れるサンガ川の国境地帯をどう守っていくかが、関係者の大きな関心事でした。ほとんど人がいなかった1992年当時でさえ、ボマサ住民が「カメルーン人が越境してきて、森の動物を獲っていってしまう」とこぼしていましたが、逆も然り。
特に問題になったのは、岡安も巻き込まれた1997年のコンゴ共和国の内戦で、まるでバーゲンのおまけのように街角で配られ、大量に出回ってしまったカラシニコフ自動小銃(AK47)です。この分解も組み立ても簡単で、何十年経っても壊れない強力殺人兵器は、内戦後、国連の「民兵社会復帰プログラム」で大量に回収、破壊されたにもかかわらずコンゴ共和国内に残存し、流れ流れて北の辺境のジャングルで象牙目当ての密猟に使われるように…。
この自動小銃のような小型武器は、すべてに製造番号が刻印され、どこの国のどの工場でいつ生産されたものかがトレースできるようになっているのですが、コンゴで内戦に使われたものの中にはその刻印を潰し、出所が辿れないものもかなり見つかりました。末端の少年兵や若い民兵たちに渡る前に、自分では手を汚さない上位の人間たち
が、後で足がつかないようにこういった細工をするのでしょう。戦争の悲惨さはこんな場面にも嫌というほど現れ、若い人たちの人生を心身両面から壊していきます。
『サンガ多国間ランドスケープ』の3カ国のうち、コンゴ共和国はこ
のような内戦を経験したこともあり、ヌアバレ・ンドキ国立公園を守るレンジャーたちは早い段階から、軍隊同様の訓練を受けて護身用のAK47を各人が携行、武装化した国際密猟団に対抗できる体制を整えていました。しかも国境警備に当たる際、「コンゴでは不審者を発見次第、必要があれば射殺してもいい」という話まで広がり、周辺住民で密猟に加担する人間は皆無になったと聞きます。しかしロベケ国立公園では、首都から最も遠くてアプローチも困難な熱帯ジャングルの中とあって、レンジャーの補強や警備体制の整備も遅れがちで、2012年に初めて現地を訪れた際は、5人体制でパトロールに行くにもライフルが1丁しかない、という悲惨な状況でした。この年の春に、ブンバ・ジダ国立公園で発生した500頭のマルミミゾウ虐殺のスキャンダルを受け、政府も国境警備軍との共同パトロールなど対策を開始したところではあったのですが…。
このような中、コンゴから越境してくるハンターは引きも切らず。岡安がサンガ川沿いのジェンべ・キャンプを訪れた時は、前の晩に入り込んだ数人の密猟者が、ロベケ国立公園事務所が係留していたパトロール用のボートを盗んで、コンゴに逃げ帰ったという事件に遭遇しました。裏の森には大量に真新しいゴリラの痕跡があるのに、まったく気配がないのもさもありなん、それにしてもゴリラ・エコツアーのポテンシャルは折り紙付き、ここを守らずしてどこを守る?と決心が固まったのもこの時でした。
世界自然遺産に登録されたことで、関係国に協力の機運が生まれていたのも確かです。サンガ川三国共同パトロール隊が編成され、「密猟者が越境して逃げ延びられないようにする」各国の密猟対策のネックがこの国境問題でしたので、これだけでも大きな成果が期待されました。
そんな中、2013年に隣国中央アフリカ共和国でクーデターが発生。
首都バンギを逃れてきた民兵やどさくさに紛れて違法取引を狙う中華マフィアが跋扈し、『サンガ多国間ランドスケープ』の中央アフリカ共和国側では、マルミミゾウの大量密猟が発生して大騒ぎになります。ミレニアム前後のアジアの急速な経済発展から、金よりも高い値がつくようになった象牙を資金源にしようと、国際犯罪集団が暗躍していた時期で、人のいない鬱蒼としたジャングルでは、高度に武装化し衛星モニタリングシステムを駆使する密猟団が、地元住民をお金で釣って密猟の手先として協力させるのです。AK47のような強力な武器があれば、少人数でも短時間で何頭ものゾウを仕留めることが可能になり、ジャングルの奥深くで誰にも気づかれずに、群れが簡単に皆殺しにされるようになってしまいました(写真は国立公園で発見された、密猟の犠牲となり牙を抜かれたマルミミゾウ)。
このクーデターは『サンガ多国間ランドスケープ』にとっても、守りを固めなければならない三辺の一角に穴が開く事態を招き、カメルーンにとっては同じWWFが協力するザンガ・サンガ保護地域を政情不安から守る支援を行い、そこから越境してくる犯罪者を取り締まる、という二重の責務が降りかかってきました。実際、それまでサンガ・バイに集っていた70頭を越えるマルミミゾウたちも、密猟者の侵入に危険を察してなりを潜め、まとまった数がサンガ川を泳いでカメルーン側に逃げ込んできました。そして中央アフリカ共和国のザンガ・サンガ保護地域が、再びツアー客を受け入れられるようになるまでに、1年半という時間を要しました。
このように2010年代(20年代も!?)に入っても、政情不安と縁が切れない国が多い、アフリカも中部のジャングル。WWFのアフリカ事務所が2017年に発表したレポートでは、カメルーン、コンゴ共和国、中央アフリカ共和国、ガボンの主だった保護区の20%をカバーする地域で、過去8年間でゾウの数が3分の1までってしまった、というショッキングな数字が出ています。
▼これまでのプロジェクトと成果
ー 日本の皆さまとともに取り組んできたマルミミゾウ保護 ー
今回、ロベケ国立公園支援の4回目のクラウドファンディングを募集するに当たり、以上のような経緯を振り返ってみたのですが、下の図にあるようにやはり一筋縄では行かない、12年という歳月が改めてあぶり出されることになりました…。世界自然遺産登録と同時に、当時、最大の課題だったマルミミゾウ保護に協力を開始。菱形で示したのが特筆すべきマイルストーンやイベントですが、初めは激減したマルミミゾウの動態がショッキングな数字とともに報告書で明らかとなり、このままではジャングル自体も消滅してしまうと岡安も慌てました。ゴリラ・エコツアーも類人猿研究も、その基盤のジャングルが崩れては維持しようがありません。
以来、さらに深くカメルーン東部州の森に関わるようになり、現在に至ります。UAPACAAパートナーズを立ち上げてからの6年間も、コロナのパンデミックなど過去とはまったく異なる状況が出現。なかなか赤が緑に変わらず、現場で頑張っている仲間からは引き離され、今後もますます深刻になるであろう感染症の問題を、掘り下げつつ時機を待ちました。
経緯とともにこの年表を見ると、日本の皆さまからロベケ国立公園に、ここまで途切れなくご支援いただいていることもよくわかって、感動を覚えます。そしてそのおかげでポン・カッセの守りが固められ、密猟も未遂に留めることができてきました。昨年はこれらの現場支援の一つの結実ともいえる「密猟ゼロ」達成とエコツアー客の増加があり、保護の前進を実感できる緑のマイルストーンを掲げることができました!
UAPACAAパートナーズでは、過去に3回(第1回、第3回、第4回)、READYFORのクラウドファンディングで皆さまのお力添えをいただき、ロベケ国立公園の自然保護活動を、公園当局およびWWFカメルーンと協力して進めてきました。
第1弾 2019年 6月 国立公園パトロールのためのランドクルーザー購入資金募集
第2弾 2022年12月 国立公園の入り口、ポン・カッセ(壊れ橋)のガードポスト再開費用緊急募集
第3弾 2024年 1月 野生動物たちも頼る「ポン・カッセ〜プチ・サバンナ」エリア保護継続資金募集
【第1弾】
ロベケ国立公園では、レンジャーたちが森に入り、密猟対策パトロールを行っています。 その移動に2014年から使用されていたランドクルーザーの走行距離は、地球約5周分である20万キロ近くになっていました。いったん雨が降れば、泥の海と化す広大なジャングルでは、道無き道を移動する丈夫な車両が必要不可欠です。 エンジンが劣化して、長距離を走ることができなくなってしまったランドクルーザーは、引退寸前でした。
翌2020年1月にロベケに届いたランドクルーザーは、国立公園を縦横無尽に走り回り、今もレンジャーたちを森の中に点在するガードポストに送り届けています。
【第2弾】
2022年末には、コロナ禍の影響でツアー客も大幅に減り、資金難で開店休業状態になっていたロベケの玄関口、「ポン・カッセ(壊れ橋)」のガードポスト再開資金を募りました。
コロナでしばらく人の侵入も止まっていた国立公園でしたが、2021年11月に、ここから14km奥に入ったジャンギのバイで、再びマルミミゾウの密猟が発生してしまいました。そんな中、ポン・カッセの守りを固めなければ、プチ・サバンナに帰ってきたマルミミゾウたちも、いつ密猟者の魔の手に落ちるか予断を許しません!
慌てて立ち上げた『緊急支援のお願い』にも関わらず、400万円近いご寄附をいただき、無事ガードポストを再開することができました。
【第3弾】
ついで2023年末〜24年初頭には、ポスト・コロナの世界情勢が混迷の度合いを深める中、再び密猟のリスクが高まっている現地に対し、ポン・カッセのガードポスト維持のための資金募集を行いました。さらに、2023年9月に訪れたジャンギのバイで、「自動小銃の銃声が聞こえた」と調査していたモニタリングチームからSOS。視察を切り上げて公園事務所へ駆け戻り通報する事態に発展したことを受け、衛星携帯を緊急連絡に活用する計画も立てました。しかしこちらは、契約直前にThurayaのネットワークがダウン。現地の通信可能な衛星電話会社も他に見つからず、残念ながら導入には至りませんでした。この運用へのご支援は、不足していたポン・カッセの運営資金として活用させていただきました。
また、UAPACAAパートナーズ理事たちが現地に出張し、エコツアー用広報素材収集やゴリラ・ツアー開発指導、生物多様性モニタリング履行を支援しました。
▼プロジェクトの展望・ビジョン
ー 黄色から緑に進みはじめた自然保護のマイルストーン ー
設立から7年目を迎えようとしているUAPACAAパートナーズですが、最初に書いたように『10年単位でアフリカの現場と協働する』という方針で、ロベケ国立公園の自然保護にも携わってきました。そして年表にもあるように、日本からの支援はその前から、ロベケに届けられてきています。隣国のクーデターでもコロナ禍でも諦めずに粘った12年、ようやく活動に持続的な青信号が点るようになってきました!
⬇︎ 2025年正月、プチ・サバンナに登場した17頭を数える家族グループ
(上の『Gorilla Semi-Habituation』のビデオと同じシルバーバック)
©️岡安直比 / Naobi OKAYASU@UAPACAA Partners
この年明けには、2019年の最初のクラウドファンディングのご支援者に、「現地ご案内」リターンをお届けすることもできました。そこから始まった、UAPACAAパートナーズとしての現地支援。ランドクルーザー『UAPACAA号』でロベケまでの約850km、2日がかりの道を走り、マルミミゾウもゴリラもヨウムも楽しんでいただくことができて、長年の約束が果たされただけでなく、紆余曲折の5年を経ても国立公園のクオリティが失われていないことに、深く感謝しました。
この幸先の良い2025年の幕明けに、あらためてロベケの課題を振り返ってみますと…
野生動物にとっての脅威は、
・国境を超えて暗躍する国際犯罪(密猟)集団と、約30年前のコンゴ共和国内戦から現地に残るカラシニコフ自動小銃
・地域コミュニティとの軋轢(大型野生動物による畑荒らしや攻撃などの獣害と村人の報復、くくり罠による無差別狩猟の被害など)
2番目の野生動物と人々の軋轢は、コミュニティの人口が多くなく、今のところ野生動物が村まで出てくることも少ないため、村人の意識を高める「くくり罠」対策が中心です。1番目の国際犯罪集団による、マルミミゾウの密猟を防げるかどうかが今後も鍵を握っており、それには日々の暮らしをジャングルに頼る、地域コミュニティによる監視が欠かせません。現場では生物多様性モニタリングに村の若者を投入することによって、ジャングルの動態変化をコミュニティ自身が意識し、自分たちが恩恵を受けている自然を自分たちで守ろうという機運の醸成を図っています。
そしてポスト・コロナで取り組むべき課題は、
・パンデミックで引き起こされた経済の停滞による地域振興の遅れ
・持続不可能な代替産業が台頭する可能性(野生動物の商業輸出など)
地域振興の目玉がエコツーリズム開発で、UAPACAAパートナーズも中心になって公園当局に協力していましたが、コロナ禍の2年間のツアー客はたった4人まで落ち込みました。2024年は6月の渡航でも年末の渡航でも、バカンスシーズンに当たったためか、ロベケ国立公園のゲストハウスが滞在客で溢れ、エコツーリズム復興の兆しを感じることができました。訪問客の存在は地域振興に直結するだけでなく、コミュニティや国立公園スタッフに、ロベケの自然の希少さ大切さを実感してもらう何よりの機会になります。それが上述の「自分たちの自然を自分たちで守る」ことに繋がり、ひいては2番目にある(主に政府が主導する)「野生動物の商業輸出」などの抑止力としても働くのです。
です。ハイライトで箇条書きにした4点は、「ロベケ国立公園当局(特にレンジャー部隊)」「地域コミュニティメンバー」「(2者を繋ぐ)現場のコーディネート」そして「国際社会からの資金的技術的支援」の4拍子が整って、初めて解決に向けて前進が見込める困難なものですが、2024年はそのハーモニーのおかげで年間ゼロ密猟・ゼロ違法伐採を達成。その一翼を日本の皆さまに支えられて、UAPACAAパートナーズが担えたことを何より誇りに思います。
そしてもう一つの吉報として年明けに確認してきたのが、2013年に「ゴリラ・エコツーリズム振興」の拠点として、ポン・カッセとともに特定したジェンベに繋がる「ジェンベ・アクセス路」の整備開始でした。この道は2016年に密猟者の手によって、大小の木造橋を焼き落とされ、以来8年もの間、修理に手がつかずに不通になっていました。この一つの要因は、まさに前述した4拍子が揃わず、最初は資金難。全長50kmの林道にかかる3つの大型橋を修繕する費用は、UAPACAAパートナーズのような小規模NPO法人にはとても手が出ません。コロナ・パンデミックの間にようやくドイツODAの資金が決まりましたが、今度は国立公園側の体制が整わなかったり、大型橋を修理する大規模工事ができる業者が、コロナ後の世界的資材・人手不足の影響で手配できなかったり…。
昨年6月の中村理事との取材行の際には、このゴリラを初め大型野生動物の保護優先地域として特定した、貴重な場所の現状をどうしても確認したくて、(公園事務所から全長100kmの)アクセス路を使う経路の3倍の時間と2.5倍の費用をかけて、モーターボートでサンガ川からジェンベ・キャンプに向かう視察も行いました。そして、そこで映像に収められたのが…。
⬇︎ 2024年6月、ジェンベのガードポストすぐ裏の森に、イチジクを食べにきた大きなオスのマルミミゾウ(一般初公開)
©️中村美穂/Miho NAKAMURA 理事による撮影・編集
まるでカメラトラップの映像を観るようですが、実際は目の前でカメラを構えて、撮影されたのです。
12年前、国際密猟団の影に怯え、ペンライトの光でもジャンギのバイ(水草スワンプ)から逃げ出したゾウ家族の姿が忘れられない岡安は、このカメラの前でもリラックスしたオスゾウの様子に、本当に報われました。国立公園所長を初めとするスタッフ、村から来てくれている取材助手、誰もが映像を観て「くつろいでるな〜〜」と歓声を上げます。
国境沿いの密猟者が入り込みやすい場所にも関わらず、野生動物たちがレンジャーたちとガードポストを信頼して、集まってきています。
このジェンベ・アクセス路の開通で、国境沿いのジェンベ・キャンプにあるガードポストの運営費用も労力も節約になるだけでなく、50kmに及ぶ国立公園南側の森のパトロールが格段に改善されます。この森は、ロベケ川の作り出すバイが点在する、国立公園北西の一角とはまた雰囲気の違う多様な植生が入り混じり、昼間でも道路沿いでシタトゥンガやボンゴ、ゴリラや何種類ものサルたち、サイチョウやフクロウに至近距離で出会える貴重な場所でした。予定の4月に修繕が完了すれば、8年前に考案したエコツアーメニューが今でも使えるかどうか、夏に向けて検証する調査に渡航したいと考えています。
▼プロジェクトの内容
ー 世界情勢の変化に応じて現場に即したきめ細かなサポートが求められています ー
しかし今は、このように10年の成果が実を結びはじめたことを、素直に喜びつつも気を緩めずに、次の10年に向けて活動基盤と体制を強化する必要があります。というのも、せっかく世界に大きな影響を与えたコロナ禍が明けたのに、残念ながら世界情勢はますます流動的になり、国際社会、特に先進国政府は自然保護よりも戦争に対外予算の軸足を移しています。そしてそんな中アメリカのトランプ新政権は、世界で最も発展途上国支援に資金を提供してきた、USAIDを閉鎖してしまいました。
正直、ここまでの事態は想定外で、この影響が今後、どのように出てくるのかは予断を許しません。エコツアーの客足が回復基調と言っても、国立公園の運営や地域経済への貢献はまだ微々たるものですし、その行く末はいまだに不確定要素が多く、国際情勢に影響されやすい脆弱さがあります。並行して進めている地場産業開発は、有望なテーマとしてプロポリス養蜂の振興を企画していますが、そもそもハチミツの養蜂を興隆させなければならないため、少なくとも数年は試行錯誤が必要で収入源と位置付けるのは困難です。
他方で、パトロールのため自動小銃を抱えたレンジャーたちが頻繁に出入りしている、ポン・カッセでは大型動物がさらに増えています。野生動物たちのSOS、人知れず犠牲になってきたマルミミゾウや大型類人猿たちが、最後に頼れると思ってくれたのが、国立公園レンジャーと、バックアップする地元住民やWWFロベケや私たち、そのシグナルが発せられているのかも?という予想は、今では確信に変わりつつあります。そのマルミミゾウたちの期待に応えるために、皆さまに再びご支援をお願いしたく、このプロジェクトを立ち上げました。
(今回のプロジェクトについて、カメルーン・ロベケ国立公園長、及びWWFカメルーン・ロベケプロジェクトチームと現場で内容を検討し、名称や画像・映像掲載の許可を得ています。撮影した中村理事の画像・映像使用の承諾も得ています。クラウドファンディング。プロジェクトが成功した際には、WWFカメルーンと現場活動についての覚書を結び、資金的・技術的協力を進めていきます)
1.ポン・カッセのガードポストの維持管理
今回のクラウドファンディングで皆さまからいただくご寄附は、まず最初に2022年末から支援を継続している、ロベケ国立公園の入り口『ポン・カッセのガードポスト』の1年間の運営費用と、付随するUAPACAAの国内・現地活動にあてられます(次の共同プロジェクト覚書の更新が、4月1日に迫っています)。
現在ポン・カッセには、レンジャー2人、アシスタント2人の4人一組のチームを作り1カ月交代で派遣しています。
レンジャーの数がコロナ前に比べて約2/3に減っている(45人→32人)ため、公園所長は森林省に増員を要請していますが、他の保護区との兼ね合いもあり受理されるかがはっきりしません。そこで現地では、地域コミュニティの若者を生物多様性モニタリングのアシスタントとして訓練し、レンジャーと組んで森の中に点在するバイやポン・カッセのゴリラ観察路に配置して、動植物の観察とともに周辺に異常がないかどうかの確認を継続しています。もちろんモニタリング・アシスタントはレンジャーと違い、不審者を直接、取り締まることができる訳ではありませんが、彼らの通報でいち早くパトロール部隊が派遣され、密猟を未然に防ぐことが可能になるのです。
2.野生動物のモニタリング
1.のパトロールの継続とともに、ゴリラ・チンパンジーの好物の果樹の観察(開花や結実をモニターして、いつ実がなりそうか、豊作かなどを予測する)も継続し、ゴリラ・ツアー客にも興味深い情報提供ができるガイド養成に繋げることで、エコツアー復興を盛り立てます。周辺の村々からリクルートされたモニタリング・アシスタントは現在13人いて、定点観察を行なっている6つのバイとポン・カッセのゴリラ観察路に交代で通っています。地元の若者たちの就業先としても大いに貢献し、自然保護意識の醸成と能力啓発の動機づけに役立っています。
3.ジャンギのバイとポン・カッセの中間点、エコツアーにも重要なプチ・サバンナのモニタリング強化!
クラウドファンディング第4弾で、マルミミゾウを護るため衛星電話の導入を目指したジャンギのバイですが、WWFドイツの尽力でヨーロッパ連合からの助成金を獲得し、常設のガードポストを開設してレンジャーとモニタリング・アシスタントを派遣できる目処がたったそうです(ただし1年ごとの更新)。この朗報に合わせ、現場からは「ポン・カッセ→プチ・サバンナ→ジャンギ」と繋がる約18kmの自然観察路をシームレスに護り、野生動物層の変化を追える体制の提案が上がってきました。
プチ・サバンナにもガードポストを置き、ポン・カッセと同人数を派遣するのがベストですが、レンジャー不足が解消されないことには実現できません。代わりにポン・カッセのガードポストに、モニタリング・アシスタントに同行するポーターを2人増やし、1日交代で2人のアシスタント(+ポーター1人)をプチ・サバンナに日帰り派遣するという案です。片道6km遠征し、観察台から野生動物を観察するタスクなら、3平方kmのゴリラ観察トランゼクトを毎日歩くのと労力としては変わらず、半分以下の経費増額(月約8万円)で大きな効果が期待できます! WWFロベケの若手スタッフの提案に、なぜ今までこれを思いつかなかったのだろう!と膝を打ちました。
<上記必要資金の概算>
■目標金額:950万円
■目標金額の使途および実施する内容
・ポン・カッセのガードポスト維持費用:約500万円
(月38万円~43万円;実績より概算したレンジャーおよびモニタリング・アシスタント、加えてポーターの計6人分の日当と食費30日分、必要な機材、消耗品、救急箱補填費用、密猟取り締まり緊急派遣その他の費用)
※ 昨年1年間の現場の予算進捗は、年初のクラウドファンディング時点で計上した経費でほぼ進んでいます。ただ大幅な円安傾向は相変わらず、目減りしてしまった分を元に戻すのは難しい状況です。
・UAPACAAスタッフの現地渡航費:約200万円
※ 8年来の懸案だったジェンベのアクセス路が開通する予定で、エコツーリズム復興のためのゴリラ・グループの再調査など、UAPACAAパートナーズスタッフが十分に技術支援を行うために、渡航日数を増やす必要があります。
(加えて、急激な円安の影響だけでなく、今になって現地の物価高が進み、国内旅費が大幅に値上がりしてしまいました)
・UAPACAAスタッフ人件費・ギフト送料その他、事務局の必要経費:約100万円
・クラウドファンディング手数料(14% + 消費税):約150万円
※集まった資金が目標金額に満たない場合は、その規模によってひと月に6人チームを4人に戻す、あるいは派遣する日数を調整して、1年間、ガード・ポストの守りを固めます。集まった金額から、その他経費を引き、残額を12等分してその金額で派遣できる日数、チームを毎月派遣します。それでも不足する場合は、UAPACAAパートナーズスタッフの渡航日数も減らし、支援内容を縮小して対応します。
※ そして、目標金額を超えてご支援が集まった場合は…何が起こるか予測不能なこの時期に、ポン・カッセのガードポストその他のロベケ国立公園の要衝を固める軍資金を追加で確保する一方、ジェンベのアクセス路とジェンベ・キャンプ周辺の、野生動物観察メニューの再構成、ゴリラ・グループの人づけ用トラッキング研修など、エコツアーの再開発を進める資金に活用させていただきます!
国立公園自体は広大なジャングルを抱えていて、とてもUAPACAAだけで支援するには力不足ですが、ロベケ国立公園の国際支援団体はWWFロベケ・チームを窓口に、長年の連携で強力なタグを組んで、きめ細かい協力を現場に届けられるよう活動しています。国際的な政情が不安定な今こそ、この国境を超えた繋がりを支えて、我々を頼りはじめた野生動物と地域コミュニティに応えたい。3年目に入る「ポン・カッセ・ガードポストの維持資金」調達へ、皆さまのご協力をなにとぞよろしくお願いいたします!!
▼寄附金控除について
UAPACAA国際保全パートナーズは、2020年11月30日、神奈川県知事により「認定特定非営利活動法人(認定NPO法人)」として認定されました。特定寄附金による税制優遇について本プロジェクトを通じて寄附を行う場合には、以下の税制優遇を受けることができます。
<内容>
個人の場合:
2000円以上の寄附をされた方は、寄附金受領証明書を添えて確定申告を行うことで、所得税に関する優遇措置として「税額控除」か「所得控除」のうち有利な方を選択できます。一部の住民税についても優遇措置の対象となる場合があります。
法人の場合:
「寄附金特別損金算入限度額」の枠が適用され、当該限度額の範囲で損金算入ができます。
※詳しくは自治体や所轄税務署、国税庁のウェブサイト等をご確認ください。
<寄附金受領証明書の発行について>
寄附をされた方には、お選びいただいたギフトとともに、後日「寄附金受領証明書(寄附金領収書)」を送付いたします。
領収書名義:
READYFORアカウントにご登録の「リターン/ギフトの発送先の氏名」を宛名として作成します。税制優遇措置をご希望の場合は、確定申告される名義の漢字のお名前をお知らせください。
領収書発送先:
READYFORアカウントにご登録の「リターン/ギフトの発送先ご住所」にお送りします。名義と同様に、確定申告されるご住所をお知らせください。
寄附の受領日(証明日):
READYFORからUAPACAA国際保全パートナーズに寄附金が入金された日となります。2025年6月10日が現在の予定日です。2025年の税制優遇措置を受けていただけます。
領収書の発送日:
2025年6月末を予定しています。発行までお時間をいただきますが予めご了承願います。
確定申告をされるまで、寄附領収書は相当期間大切に保管してください。
- プロジェクト実行責任者:
- 岡安直比(認定NPO法人UAPACAA国際保全パートナーズ)
- プロジェクト実施完了日:
- 2026年5月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
2025年4月~2026年3月のあいだ、カメルーン・ロベケ国立公園のポン・カッセのガードポスト運営費用を支援する。 また2024年に引き続き、ロベケ国立公園のエコツアー復興を支援するために、実行者が現地渡航してゴリラ・エコツーリズムに関する技術指導を行う。 さらに、ポン・カッセより国立公園の奥にあり密猟の被害に遭いやすい、野生動物の定点観察ポイント「ジャンギ」を守るためポン・カッセチームを増員し、中間地点「プチ・サバンナ」にも毎日、人を派遣できるようにする。
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プロフィール
1960年東京生まれ。子供の頃からアフリカに憧れ、野生の王国を観ては「あそこに行くんだ!」と決心していました。それが高じて、大人になってからはコンゴでゴリラ孤児院の院長をしたり(一緒に娘を育てたり)、WWF(世界自然保護基金)ジャパンで室長をしたりした後は、野生のゴリラやボノボを求めて国際風来坊生活。世界第二の熱帯ジャングル、コンゴ盆地の野生動物の保護活動をライフワークとして、2018年NPOを立ち上げました。著書「子育てはゴリラの森で」(小学館:1999年)「みなしごゴリラの学校」(草思社:2000年)「サルに学ぼう!自然な子育て」(草思社:2000年)「絶滅危惧種を喰らう」(共著、勉誠社:2021年)など。
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ギフト
12,000円+システム利用料

【野生動物を守る仲間!】密着フォローコース
【円安傾向が戻らず、現地の物価高が進み経費が高止まりのままです】
・ポン・カッセのガードポストに詰める6人1組のチームは、見回りやゴリラ観察路調査をしながら、30日間ジャングルにこもっています。12,000円あれば、彼らの1日分の派遣費用をまかなうことができます。
<ギフト>
◆ 活動報告メルマガ
1年間:不定期ではありますが、野生動物の保護活動の様子を今後も追っていただけるよう、UAPACAA会員様に配信しているメルマガをお送りします
◆ 寄附領収書(2025年6月予定のREADYFORからの入金を確認後、2025年7月末までにお送りする予定です)
※ こちらから寄附領収書以外のギフトなしの「全力応援コース」もお選びいただけます!
- 申込数
- 8
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2026年5月
4,000円+システム利用料

【お気持ちコース】ポン・カッセまでのランクル2往復分の燃料費になります!
【円安傾向が戻らず、現地の物価高が進み経費が高止まりのままです】
・1カ月交代でポン・カッセのガードポストに詰めるレンジャーチーム。彼らの足として欠かせない、ランドクルーザーの往復分のディーゼルをまかなうことができます。
・4,000円あれば、1カ月分のエンジンオイルや倒木切断用のチェーンソーの燃料費など、他にも支援できることはさまざまです!
<ギフト>
◆ 寄附領収書(2025年6月のREADYFORからの入金を確認後、2025年7月末までにお送りする予定です)
- 申込数
- 9
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年7月
6,000円+システム利用料

【お気持ちコース】ガードポスト用救急箱1カ月分が補充できます!
【円安傾向が戻らず、現地の物価高が進み経費が高止まりのままです】
・ガードポストに詰めるのは、レンジャーと地元コミュニティメンバー総勢6人のチーム。6,000円あれば、出発前に彼らの救急箱の中身を補充することができます。
・他にもキャンプで必要な、細かな消耗品1カ月分など、さまざまなことに役立てられます。
<ギフト>
◆ 寄附金領収書(2025年6月のREADYFORからの入金を確認後、2025年7月末までにお送りする予定です)
- 申込数
- 5
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年7月
18,000円+システム利用料

【野生動物を守る仲間!】ランドクルーザー派遣経費支援コース
【円安傾向が戻らず、現地の物価高が進み経費が高止まりのままです】
・レンジャー送迎の際、悪路での安全確保のため、運転手以外に同行レンジャーとチェーンソー担当者が同乗します。彼ら3人の日当と燃料等、ポン・カッセのガードポストまでの往復に必要な経費全体をまかなうことができます。
<ギフト>
◆ ロベケ「お宝写真」
現地の「お宝写真」から、お好きなものをPC壁紙として配布します
◆ 12,000円コースのギフト
・(UAPACAA会員向け)活動報告メルマガ配信(1年間)
◆ 寄附領収書(2025年6月のREADYFORからの入金を確認後、2025年7月末までにお送りする予定です)
※ こちらから寄附領収書以外のギフトなしの「全力応援コース」もお選びいただけます!
- 申込数
- 9
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2026年5月
35,000円+システム利用料

【野生動物を守る仲間!】密猟を許さない!緊急対応支援コース
【円安傾向が戻らず、現地の物価高が進み経費が高止まりのままです】
・35,000円あれば、毎月のチーム交代のためのランドクルーザー派遣に加え、緊急事態に駆けつける応援部隊の足の確保にもつながります。
<ギフト>
◆ ロベケ「お宝映像」
出張で調達した「お宝映像」をUAPACAA YouTubeから配信します
◆ 18,000円コースのギフト
・(UAPACAA会員向け)活動報告メルマガ配信(1年間)
・ロベケ「お宝写真」PC壁紙配布
◆ 寄附領収書(2025年6月のREADYFORからの入金を確認後、2025年7月末までにお送りする予定です)
※ こちらから寄附領収書以外のギフトなしの「全力応援コース」もお選びいただけます!
- 申込数
- 5
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2026年5月
57,000円+システム利用料

【野生動物を守る仲間!】縁の下の力持ちコース
【円安傾向が戻らず、現地の物価高が進み経費が高止まりのままです】
・現場で57,000円あれば、35,000円や12,000円などでできる支援を、状況に応じて臨機応変に組み合わせることが可能になります。
・さらに、密猟対策最前線を支えるランクル運転手や自動車整備士、ロジ担当や経理担当など、基幹チームの給料1カ月分を支えることもできます。
<ギフト>
◆ UAPACAAパートナーズロゴ入りタンブラー
2023年、UAPACAA5周年を記念して、新しいロゴとタンブラーを作成しました。
◆ 35,000円コースのギフト
・(UAPACAA会員向け)活動報告メルマガ配信(1年間)
・ロベケ「お宝写真」PC壁紙配布
・ロベケ「お宝映像」YouTube配信
◆ 寄附領収書(2025年6月のREADYFORからの入金を確認後、2025年7月末までにお送りする予定です)
※ こちらから寄附領収書以外のギフトなしの「全力応援コース」もお選びいただけます!
- 申込数
- 0
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2026年5月
91,000円+システム利用料

【野生動物を守る仲間!】地域コミュニティとの協働コース
【円安傾向が戻らず、現地の物価高が進み経費が高止まりのままです】
・91,000円あれば、35,000円や57,000円コースの密猟対策に加え、派遣チームに参加する地元コミュニティの若手人材1人の1カ月分の日当が賄えます。生物多様性モニタリングやゴリラ・トランゼクト維持に貢献するとともに、若者の現金収入を確保することができます。
・このような地元の若手の存在はコミュニティの自然保護の意識を高め、ジャングルに入り込もうとする密猟者を摘発する上でも重要な役割を担います。
<ギフト>
◆ UAPACAA本棚の1冊
理事たちの著作を集めた『UAPACAA本棚』から、お好きなものをお届け
◆ 57,000円コースのギフト
・(UAPACAA会員向け)活動報告メルマガ配信(1年間)
・ロベケ「お宝写真」PC壁紙配布
・ロベケ「お宝映像」YouTube配信
・UAPACAAパートナーズ・タンブラー進呈
◆ 寄附領収書(2025年6月のREADYFORからの入金を確認後、2025年7月末までにお送りする予定です)
※ こちらから寄附領収書以外のギフトなしの「全力応援コース」もお選びいただけます!
- 申込数
- 0
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2026年5月
142,000円+システム利用料

【野生動物を守る仲間!】最低1週間派遣担保したい支援コース
【円安傾向が戻らず、現地の物価高が進み経費が高止まりのままです】
・プチ・サバンナ~ポン・カッセラインの確実な保護のため、ガードポストへは途切れ目なしの30日交代で、チームを派遣しています。しかし、万一、資金不足に陥ってしまった場合でも、ひと月(CF手数料等を含めて約57万円の経費)に最低1週間の派遣が確保できれば、密猟対策への貢献ははかり知れません。
<ギフト>
◆ HPお名前掲出(+ロゴも可)
1年間;感謝状形式でお好きなお名前/ロゴを掲載します(希望者のみ)
◆ 91,000円コースのギフト
・(UAPACAA会員向け)活動報告メルマガ配信(1年間)
・ロベケ「お宝写真」PC壁紙配布
・ロベケ「お宝映像」YouTube配信
・UAPACAAパートナーズ・タンブラー進呈
・『UAPACAA本棚』書籍1冊進呈
◆ 寄附領収書(2025年6月のREADYFORからの入金を確認後、2025年7月末までにお送りする予定です)
※ こちらから寄附領収書以外のギフトなしの「全力応援コース」もお選びいただけます!
- 申込数
- 1
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2026年5月
341,000円+システム利用料

【野生動物を守る仲間!】2週間派遣+緊急時応援派遣で安全強化支援コース
【円安傾向が戻らず、現地の物価高が進み経費が高止まりのままです】
・プチ・サバンナの入り口ポン・カッセは、さらに12キロ奥のジャンギのバイの入り口でもあります。ジャンギでの密猟を繰り返さないために、緊急事態には迅速に応援部隊を送れるよう、ポン・カッセの人員調整を行います。
<ギフト>
◆ カメルーンの保護獣ポスター2種(現地普及啓発用)
A1サイズのポスターで、AクラスとBクラスに分類される、貴重な保護獣の写真がふんだんに使われています。今回の出張で、特別に分けてもらいました(数量限定、多少汚れ有)。
◆ 142,000円のギフト
・(UAPACAA会員向け)活動報告メルマガ配信(1年間)
・ロベケ「お宝写真」PC壁紙配布
・ロベケ「お宝映像」YouTube配信
・UAPACAAパートナーズ・タンブラー進呈
・『UAPACAA本棚』書籍1冊進呈
・HPお名前+ロゴ掲出(1年間;希望者のみ)
◆ 寄附領収書(2025年6月のREADYFORからの入金を確認後、2025年7月末までにお送りする予定です)
※ こちらから寄附領収書以外のギフトなしの「全力応援コース」もお選びいただけます!
- 申込数
- 0
- 在庫数
- 5
- 発送完了予定月
- 2026年5月
600,000円+システム利用料

【UAPACAAゴールドサポーター!】1カ月まるっとポン・カッセ保護支援コース
【円安傾向が戻らず、現地の物価高が進み経費が高止まりのままです】
・60万円のご支援で、ポン・カッセのガードポストをひと月の間、維持運営することができます。
<ギフト>
◆ 現地と繋ぐ独占オンライン報告会
UAPACAAスタッフ現地渡航中(7月〜9月または12月〜1月を予定)に独占報告会を開催します(時差の関係で、夕方以降になります。詳細は5月末までにメールでご相談)
◆ 142,000円のギフト
・(UAPACAA会員向け)活動報告メルマガ配信(1年間)
・ロベケ「お宝写真」PC壁紙配布
・ロベケ「お宝映像」YouTube配信
・UAPACAAパートナーズ・タンブラー進呈
・『UAPACAA本棚』書籍1冊進呈
・HPお名前+ロゴ掲出(希望者のみ)
◆ 寄附領収書(2025年6月のREADYFORからの入金を確認後、2025年7月末までにお送りする予定です)
※ こちらから寄附領収書以外のギフトなしの「全力応援コース」もお選びいただけます!
- 申込数
- 0
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2026年5月
1,200,000円+システム利用料

【UAPACAAプラチナサポーター!】2カ月まるっとポン・カッセ保護支援コース
【円安傾向が戻らず、現地の物価高が進み経費が高止まりのままです】
・120万円のご支援で、ポン・カッセのガードポストをふた月の間、維持運営(CF手数料等を含めた総経費)することができます。
<ギフト>
◆ロベケ国立公園から感謝状をお送りします。
◆ 600,000円のギフト
・(UAPACAA会員向け)活動報告メルマガ配信(1年間)
・ロベケ「お宝写真」PC壁紙配布
・ロベケ「お宝映像」YouTube配信
・UAPACAAパートナーズ・タンブラー進呈
・『UAPACAA本棚』書籍1冊進呈
・HPお名前+ロゴ掲出(希望者)
・独占オンライン現地報告会(7月〜9月または12月〜1月予定;5月末までにメールでご相談)
◆ 寄附領収書(2025年6月のREADYFORからの入金を確認後、2025年7月末までにお送りする予定です)
※ 内容は60万円とほぼ同様ですが、その分資金は大切に使わせていただきます。
※ こちらから寄附領収書以外のギフトなしの「全力応援コース」もお選びいただけます!
- 申込数
- 0
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2026年5月
プロフィール
1960年東京生まれ。子供の頃からアフリカに憧れ、野生の王国を観ては「あそこに行くんだ!」と決心していました。それが高じて、大人になってからはコンゴでゴリラ孤児院の院長をしたり(一緒に娘を育てたり)、WWF(世界自然保護基金)ジャパンで室長をしたりした後は、野生のゴリラやボノボを求めて国際風来坊生活。世界第二の熱帯ジャングル、コンゴ盆地の野生動物の保護活動をライフワークとして、2018年NPOを立ち上げました。著書「子育てはゴリラの森で」(小学館:1999年)「みなしごゴリラの学校」(草思社:2000年)「サルに学ぼう!自然な子育て」(草思社:2000年)「絶滅危惧種を喰らう」(共著、勉誠社:2021年)など。

運営費・医療費の危機|保護犬・猫たちの生涯を最後まで支え続けたい

#医療・福祉
- 現在
- 5,008,209円
- 支援者
- 251人
- 残り
- 7日

【緊急支援】能登半島地震の被災猫を救うため、移動手術車を作りたい!

#動物
- 現在
- 12,273,000円
- 支援者
- 1,058人
- 残り
- 7日

第3弾!世界のクマ研究最前線 地球の未来をクマの生態から読み解く

#環境保護
- 現在
- 1,768,000円
- 寄付者
- 117人
- 残り
- 25日

保護猫ちゃん21匹の飼育費にご支援をお願い致します🙇
#動物
- 現在
- 656,000円
- 支援者
- 40人
- 残り
- 12日

車に轢かれて骨盤骨折した保護猫の治療費・入院費ご支援をお願いします

#動物
- 現在
- 543,000円
- 支援者
- 91人
- 残り
- 7日

JWCサポーター大募集中!傷付いた野生動物を救いたい

#子ども・教育
- 総計
- 230人

3本脚でも幸せになってほしい。怪我してしまった外猫を助けて下さい

#国際協力
- 現在
- 491,000円
- 支援者
- 52人
- 残り
- 15日