【変えること】

銀河鉄道の夜、みなさん読んだことありますか？

 

今回の支援募集、ロメオパラディッソをきっかけに小説を手に取っていただけた方がいたなら、なお幸いです。

 

僕は、この「銀河鉄道の夜」を子供の頃から読んでいて、大好きです。

 

触れたことのない不思議な言葉遣い、
ずっと夢が続いているような幻想的な描写、
そしてどこまでも優しくて切ない、淡々とした展開。

 

今回の舞台化の話を聞いた時、正直「無茶じゃないか？」と、思いました。

 

それほど、読んだ人の心によって、それぞれの世界が出来上がる、難解な物語だと思っていました。

 

公演が目の前に迫った今でも、ロメオで銀河鉄道の世界をどう作り上げられるのか、不安です。

 

ですが、
僕が今回ひとつだけ、とてもとても、幸せだと思っていることがあります。

原作 銀河鉄道の夜の最後を、思い出してみてください

ジョバンニが、振り返った時のこと。

 

僕はあのシーンが、悲しくて悲しくて悲しくて
何度も涙が出てきます。

 

彼はそれを受け止めて、乗り越えて、生きることを選びます。

でも、実際の僕達には、本当にそんなに強くあることができるでしょうか？

 

大好きな大好きな人が、
たった今まで目の前で笑っていた人が、
いなくなってしまったとしたら。

 

僕達の銀河鉄道は、そうではないんです。

 

人間臭いです
すんなりなんていきません
もがきます
叫びます

 

そうやって、乗り越える。

 

そんな物語に『変わって』います

その為の仲間がいる
その為の舞いがある
その為の歌がある

 

きっと、
暗闇の向こうの光を、見てもらえると思います。

さあ、いよいよ出発です。
あともう少し、ほんの少しの不安と、ワクワクを胸に抱いて、待っていてください。

お会いできるのを楽しみにしております。

 

 

 

READYFOR終了まで残り1日。
引き続き、ご支援の程、宜しくお願い致します！

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文章：
ロメオパラディッソ　パフォーマー
イタチ