プロジェクト概要

高校生・小中学生の数学の才能を発掘し、育成するため、日本数学コンクールを開催しています。

 

 ページをご覧いただきありがとうございます。日本数学コンクールの実行委員会委員長(名古屋大学大学院多元数理科学研究科)の宇澤達です。

 

名古屋大学では、科学・技術の基盤を担う夢とロマンを秘めた若者の才能を発掘し、今後も育成していくため、高校生を対象とした日本数学コンクールと、小中学生を対象とした日本ジュニア数学コンクールを開催しています。


1990年に日本数学コンクールが、1997年からは日本ジュニア数学コンクールが開催されるようになりました。現在は、名古屋会場のほかに、三重会場、福井会場、大阪会場、和歌山会場の計5会場で開催し、内容も個人戦のみではなく、団体戦や、論文賞の開催により発展を続けています。

 

これまで、名古屋大学の教員を中心に、愛知県や三重県のみならず様々な地域の大学や高校の先生方により実行委員会を構成しており、先生方の多大なご協力により、開催回数を重ねてきました。そして、第29回目を迎える今年のコンクールをより充実させるために、このプロジェクトを立ち上げました。

 

 

学校の授業や入試問題とは違った角度で、数学の問題にじっくり向き合い、考えることで、数学をより好きになってもらいたいと考えています。

 

数学の楽しさは「考えること」です。学校の授業や入試の問題では、時間も限られており、公式や過去問題の解答を当てはめていくように解くことが多くなってしまいますが、このコンクールでは、時間をかけ、よく考えて解答をしてもらうような問題を出題しています。

 

難しい問題をじっくり考えて、考えたことが伝わるように解答を作成する。このような経験を通じて、数学の魅力を感じ、より数学を好きになってもらえるのではないかと考えています。

 

実際参加した生徒さんたちからは、

 

「数学は日常生活を含めた幅広い分野に応用できると分かった。」

「1問でも集中すれば5時間はあっという間に過ぎた。とても有意義な時間だった。」

「周りと相談しながら問題を解決することができて、非常に意義のある時間となった。また、分からないなりにも問題を完遂させるという達成感を味わうことができた。」

 

など、嬉しい声をたくさんいただいています。

 

日本数学コンクールと日本ジュニア数学コンクールでは、2015年から、他者と協力して解を導き出せる人材の発掘・育成のために、個人戦に加えて、団体戦を開催しています。

 

団体戦の参加者数は特に増加傾向にあり、毎年多くの生徒さんに参加いただいています。

 

個人戦と団体戦で出題される問題は同じです。学校における教育課程、教科書にとらわれず、数学の本質に根ざした、考えて楽しい問題が出題されます。

 

 

ー 問題例 ー

①「あなたはデザイン事務所の事務担当」

あなたはあるデザイン事務所の事務を担当しています。

ある海外のイベントを担当しているデザイナーから装飾に正十二面体を10,000 個使用したいので、手配してほしいという注文がありました。

よく聞いてみると、正十二面体の1辺は100mm、個数は多ければ多い方が良いが最低10,000 個は欲しいとのことでした。

調べてみましたが、現地で正十二面体を生産できる工場が見つかりません。

正五角形の板を大量に送り現地で組み立てることも検討しましたが、必要な個数が多いので、場所を借りた上で、現地の人を雇って組み立てる人件費や日本から職人さんを連れて行く交通費宿泊費より、日本の工場で正十二面体を生産してコンテナ(内寸長さ5,899mm、幅2,352mm、高さ2,386mm)を何個か手配する方が安いことがわかりました。

コンテナには正十二面体を規則正しく積んで輸送中に動いたりしないようにしますが、正十二面体の間や正十二面体とコンテナの間に保護材は入れなくても良いとします。

 

Q1立方体なら計算は簡単ですが、正十二面体を詰め込むのはどうすればいいのでしょうか?

Q2コンテナは最低何個必要でしょう?

Q3また、そのコンテナの個数では最大何個の正十二面体を送ることができるでしょうか?正十二面体の積み方も答えてください。

 

解答に当たっては、正五角形の1辺と対角線の長さの比が 1 : (1 + √5)/2 = 1: 1.618...であることを必要に応じて利用しても構いません。

立方体と正十二面体以外の多面体についても、自由に問題を考えてください。

 

 

回答時間は約5時間です。途中に昼食や飲み物などを自由にとることができます。参考書やノート、電卓の持ち込みも自由です。2018年からは、PC・タブレットなどの電子機器を持ち込み、ネット閲覧することも自由となります(外部の人への相談は禁止)。生徒さんたちは自由に、ゆっくりと数学を楽しむことができます。

 

入試などとは違い、記憶力や計算力よりも、論理性や着眼点、ユニークな発想など、多彩な才能を多面的に評価します。出題された問題に深く向き合い、よく考えられた解答をより評価しますので、たくさん解いた生徒さんだけでなく、1題に集中してすばらしい発想を出した生徒さんにも賞を用意しています。

 

昨年、2017年は518名の生徒さんが参加してくださいました。

 

(下記、2015年からの参加者数)

・2015年(平成27年)計 337名

日本数学コンクール 個人戦65名 団体戦12チーム(44人)

日本ジュニア数学コンクール 個人戦55名 団体戦50チーム(173人)

・2016年(平成28年)計429名

日本数学コンクール 個人戦78名 団体戦28チーム(100人)

日本ジュニア数学コンクール 個人戦42名 団体戦62チーム(209人)

・2017年(平成29年)計518名

日本数学コンクール 個人戦75名 団体戦43チーム(149人)

日本ジュニア数学コンクール 個人戦28名 団体戦80チーム(266人)

 

このように、参加してくださる生徒さんの数は毎年増えています。多くの生徒さんが数学に興味をもち、参加いただけることは大変嬉しいことであり、日本数学コンクールをさらに充実させていきたいと考えております

また、生徒さんたちからの、また参加したいという声に答えたい気持ちはもちろんですが、高校生や小中学生の数学的能力を発掘して育成することは、今後の科学・技術の発展に結びつくと考えています。

そのため、日本数学コンクール・日本ジュニア数学コンクールのさらなる振興を目指し、クラウドファンディングへの挑戦を決意しました。

 

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コンクール詳細

 

 

<日本数学コンクール、日本ジュニア数学コンクール>

開催日:8月5日(予備日:8月19日)

会場:名古屋会場、三重会場、大阪会場、和歌山会場、福井会場

 

内容:コンクールでは、それぞれ個人戦と団体戦があります。高校生(シニア)対象の日本数学コンクールと小中学生(ジュニア)対象の日本ジュニア数学コンクールでは、5題の問題が出題されます。参加する生徒さんは、約5時間かけて解答に取り組みます。

 

ほかに日本数学コンクール論文賞も開催されています。コンクール会場での解答ではなく、論文の提出により解答します。論文は、9月5日まで募集しています。

 

<表彰式>

開催日:11月4日

会場:名古屋大学

内容:日本数学コンクール委員長である理事・副総長と来賓からの挨拶の後、日本数学コンクール個人戦・団体戦と日本ジュニア数学コンクール個人戦・団体戦で優秀な成績を収めた生徒、及び日本数学コンクール論文賞で優秀な論文を作成した生徒に対して、賞状、メダル及び副賞を授与します。

 

日本数学コンクール個人戦・団体戦の大賞、日本ジュニア数学コンクール個人戦・団体戦の大賞、日本数学コンクール論文賞の金賞を受賞した生徒さんから、それぞれ感想をいただきます。

 

その後、実行委員会委員長より全体講評があり、各賞受賞者で集合して記念撮影を行います。表彰式後には問題作成に携わった実行委員の教員から、ポスターセッション形式での問題解説があり、教員と生徒さんと議論を交わします。

 

 

みなさまからいただいたご支援は、日本数学コンクールの表彰式を開催するための、会場準備費用、受賞者にお渡しする賞状やメダルなどの記念品製作費用として大切に活用させていただきます。(受賞者数は、2016年は140名、2017年は123名でした。受賞者ひとりひとりに記念品をお渡ししています。)

 

 

この表彰式には、受賞する生徒さんと保護者の方、及びコンクール開催に関わるスタッフなど、約100名が参加します。

 

表彰式の縮小を検討したこともありました。しかし、生徒さんの解答を評価して、その評価を問題作成の実行委員の教員が伝える場があることで、受賞する生徒さんは評価された喜びをより実感することができると思います。

 

また、問題解説の時間では、教員と生徒さんが議論することもでき、生徒さんの数学の才能を伸ばす場にもなります。

 

教員にとっては、生徒さんの発想や着眼点を知ることができ、感想を直接聞くことができるので、今後の日本数学コンクールの発展につなげることができます。

 

このように、参加する生徒さんや今後のコンクール発展のためにはこの表彰式は不可欠だと判断をし、例年通り開催をしたいと考えています。

 

 

より多くの生徒さんが数学を楽しめる場として、このコンクールを広めていきます。


私たちは、このコンテストが、参加する生徒さんたちにとって、数学を心から楽しむことができて、数学をもっと好きになる、そんな場でありたいと思っています。

 

参加することを通じて、数学は、実生活にも深く関わっていて、使うことができるということを実感し、深く考えた結果の様々な発想が評価されるということを感じてもらえれば嬉しいです。

 

今後は、参加者を増やし、会場も全国展開を目指したいと考えています。

 

数学を通して、生徒さんたちの才能を発掘し、育てていくために、皆さまの応援・ご支援をお願いいたします。

 

 

 

ー 特定寄附金による税制優遇について ー

 

名古屋大学へのご寄附については、税制上の優遇措置が受けられます。
※PDFを開けない方は、Adobeのヘルプページ(外部リンク)をご参照ください。

 

<個人の皆様>

■所得税(所得控除)
 寄附金額が年間2,000円を超える分について、所得控除を受けることができます。

 

 寄附金額 - 2,000円 = 所得控除額

 (控除対象となる寄附金の上限額は、当該年分の総所得金額の40%です)

 

■住民税
 本学を「寄附金税額控除対象法人等」として指定している都道府県・市区町村にお住まいの寄附者の皆様は、所得控除に加えて、翌年の個人住民税が軽減されます。控除対象の地方自治体については、愛知県内の条例指定状況(外部リンク PDF)よりご確認ください。

 

 (寄附金額 - 2,000円) × 4~10% = 住民税控除額

 (控除対象となる寄附金の上限額は、当該年分の総所得金額の30%です)

 

 ※上記の計算式の4~10%について
 ・都道府県が指定した寄附金は4%
 ・市区町村が指定した寄附金は6%

  (都道府県と市区町村双方が指定した寄附金の場合は10%)

 

<法人様>

 寄附金の全額を損金算入することができます。

 

 

ー 実行委員会 ー

 

▼実行委員会委員長 宇澤委員長

 

 

▼実行委員会 伊師委員

 

 


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