支援総額
目標金額 1,200,000円
- 支援者
- 133人
- 募集終了日
- 2024年7月29日
【残り6日】NPO法人MedicalPLAY活動メンバーへのインタビュー②
一般社団法人チャーミングケア代表の石島さんより,「医療体験に価値を創出する」ことを理念に活動している、NPO法人MedicalPLAY(メディカルプレイ)。運営メンバー4名へのインタビュー(後編)では、プレパレーションのツールとして最終的に選んだ「絵本」への想いと、実際に絵本を読んで検査に臨んだ子ども達の様子についてご紹介します。
また、クラウドファンディングにより絵本を全国の病院へ配布することを通じて変えていきたいこと、今後の展望についてもお話しいただきました。
4.プレパレーションツールとして「絵本」「動画」「VR」に注目した理由や想いを教えてください。
(あむこ)
絵本を用いることで、文章と絵から実際の検査や処置がイメージしやすくなります。
実際の器具や機械を見る前段階として、絵で柔らかいタッチで表現することで恐怖を和らげることができるのではと感じています。
(福井)
今回の事業を始めるにあたって、「患児の心的負担を軽くしたい」、「子どもに検査をどのように説明したら良いかわからないという保護者の悩みを解決したい」、「医療者が検査説明をするという時間的負担を小さくしたい」という、3つの課題を解決できるプレパレーションツールの制作を大きな目的としました。
実は以前、当法人の代表を中心にレゴブロックを使ったMRIの検査説明用ビデオを作成したことがあります。
とても好評で、患児もその保護者も興味を持って検査について学ぶことができたのですが、動画を見るためのデバイスや通信環境の整備が必要だったため、どこでも気軽に活用することが難しいという問題がありました。
さらに動画がうまく再生されないと、結局医療者が近くでサポートする必要が出てきてしまい、場合によっては医療者への時間的負担を減らすことができないこともしばしばありました。
それらの経験を踏まえ、今回は場所を問わずにどこでも使えるもの、そして子どもが親しみやすく、親子で楽しめる媒体を使用したい!と考え、「絵本」という媒体を選択しました。
絵本であれば、混み合った待合室でも気軽に、誰でも使うことができますし、院内だけでなくお家でも使うことができます。
また、保護者に読み聞かせをしてもらうことで、子ども達もリラックスした状態で自然と検査への心の準備ができますし、保護者もスムーズに子どもへ検査説明ができます。
さらには、絵本という馴染みのある媒体を使用することで、保護者と患児の2者間でプレパレーションを完結させることができ、結果として医療者の検査説明に割く時間的負担を減らすことにもつながります。
絵本という媒体は、保護者が中心となってプレパレーションを進めることができ、結果として医療者の時間的負担を減らすというサイクルを作ることができるのです。
(小野)
私たちが医療従事者として多くの小児検査を経験し気づいたことは、医療体験を経験する子ども達のご両親が、医療に関わりたいという想いを持っているということでした。
「子ども達のために何かできることはないか」そんなご家族のたくさんの感情が溢れていることに気づき、検査説明であれば、ご両親やご家族が「我が子の医療に参加ができる」と考えました。
医療現場に医療絵本があることで、待合室でご両親がこれから医療体験をする子ども達に医療を教えてあげたり、医療体験を学習するゲームを子どもと一緒にやってあげたり、ご両親やご家族が我が子に医療に参加ができたら、「子ども達のために何かできることはないか」というご家族の満たされない想いを実現できると考えました。
5.絵本「からだのなかをしゃしんでみると...!?」の魅力や、読んだ方々からの反応を教えてください。
(あむこ)
絵を描く上で、医療器具を柔らかいタッチとし、実際の機械も連想できるように意識しました。
子ども達へ「痛くない・怖くない」ことを理解してもらいたい、それに加え、レントゲンは不思議ですごい技術なのだということが、絵本の話と絵を通して表現できたのではないかと思います。
(福井)
【魅力】
一番こだわったポイントは、この絵本の内容が「単なる子どもにわかりやすい検査説明書になっていない」というところです!
メディカルプレイとは、遊びを通して医療への知識を深めることを指します。
単なる子どもにもわかりやすい説明書では、興味を持って読むことが難しく、本来の目的である「医療への知識を深めること」ができない場面も少なくありません。
この絵本では、子ども達が集中して、楽しく医療を学べるよう、沢山の工夫をしました。
まず、絵本の序盤には、様々な動物のレントゲン写真がイラストで登場します。
動物の体の中がどうなっているか、大人でも気になりますよね!
そんな楽しいページを読みながら、レントゲン写真は、体を切らなくても、写真を撮るだけで体の中を見ることができる写真なんだよ!ということを学ぶことができます。
そして、お話が進んでいくと、写真を撮るだけなので痛みはないこと、どんな風に写真を撮ると体の中が見えるのか、さらには誰がどんなふうにX線を発見したのか、そんなことまで学ぶことができるような内容になっています。
つまりこの絵本は、これから放射線検査を受ける子ども達はもちろん、すぐにはレントゲン検査を受ける機会のない子ども達までもが興味を持って読めるような内容になっているんです!
病院に来ている子ども達は、すぐにレントゲンを撮る子ども達だけではありません。
ですが、その機会は突然やってきます。
もちろん、検査前にプレパレーションの時間を取ることができれば良いですが、毎日何十人ものレントゲン検査を行っている病院では、なかなか時間を取れず、結局医療者が抑制して撮影してしまう、というのが現実です。
そんな時にこの絵本があれば、レントゲン検査の待ち時間に読んでもらうのはもちろん、他の検査の合間にも、一つの読み物として読むことで、自然とレントゲン検査に対する心の準備をすることができます。
レントゲン検査を受ける前の子ども達も、医療を受ける機会がすぐにない子ども達も、楽しくレントゲンについて学べる絵本、そして、実際の検査を受ける時、「レントゲン検査って怖くないんだよね!」と思い出せる絵本になっていると思います。
ぜひ親子で楽しみながら読んでいただきたいです!
【患者さんや保護者からの反応】
3歳の男の子のケースです。
検査室に入ってきたときは、「これから何が起こるんだろう」という表情でしたが、はじめに医療者と一緒に絵本を読むことで、写真を撮る、ということを理解してくれました。
検査も嫌がらず、撮影ポーズを患児自身でキープすることができ、被ばくも最小限に診断能の高い画像を撮影することができました!
平均的な実年齢の知的レベルとの発達差がある男の子のケースです。
始めは保護者の後ろに隠れていましたが、医療者が絵本を出すと一緒に読んでくれました。
絵本を通して検査の内容を理解し、無事抑制することなく撮影を行うことができました。
年齢が高かったため、抑制するとなると医療者が2〜3人で、強い力での抑制が必要だったと思います。
プレパレーションを通して、患児の心的負担を大きく減らすことができると実感できた瞬間でした。
(大脇)
最初は検査の説明すら聞きたくないと、親の後ろに隠れてしまう子でも、絵本を差し出し親との時間をとると、レントゲン検査への「興味」が湧いてきます。
あむこが描いた動物のレントゲン写真は、まるで標本のようなリアルさと動物本来の可愛さの両面をうまく描出しており、老若男女問わず引き込まれる優しいタッチが魅力です。
動物たちだとこんな写真、じゃあ、〇〇君(ちゃん)の写真はどんな写真かな?と絵本のシーンにあわせてコミュニケーションをとりながら進めることで、子ども達自身もある程度コントロール感を持って検査を進めることができるようになり、まるで博物館に行ったかのように、子ども達の医療体験は貴重な経験へと変わります。
(小野)
プレパレーションや検査説明ツールといえども、「医療の説明書」にはしたくありませんでした。
LEGOのMRI検査説明動画も同様なんですが、やっぱり医療体験やその医療技術に興味を持ってもらうこと、「面白そう」って少しでも思ってもらえたらと。
医療現場は最先端の科学技術で溢れています!笑
病院に来てたくさんの医療体験をすることが、貴重な体験というのは乱暴だと思いますが、ちょっと先の未来で「そういえば病院で経験したあれって...」なんて振り返ってもらえたら本望です。
もちろん安全な医療提供を行うために医療の説明は重要なんですが、レントゲン検査で「からだのなかをのぞいてみると...!?」という好奇心を感じてもらえたら嬉しいです。
6.絵本「からだのなかをしゃしんでみると...!?」は医療従事者・医療機関に配布されますが、一般の方に向けて、伝えたいことはありますか?
(あむこ)
小児病院の待合室で、医療絵本を読んでもらい、子ども達がこれから経験する医療に対し、恐怖や不安に立ち向かう勇気が湧いてくるような環境にしていきたいです。
(福井)
この絵本がさまざまな医療機関に配布され、そして読んでいただくことで、沢山の子ども達の検査に対する心的負担が減り、検査についてどのように子どもへお話したら良いかわからない保護者の悩みを解決することができます。
そして患児自身が検査を前向きに、興味を持って受けられるようになり、自身の疾患を知るきっかけを与えることができます。
自身を疾患を知ることは、「自分らしく」毎日を過ごすことにつながっていきます。
私達はこの支援の輪を全国に広げていきたいと考えています。
ぜひみなさんの力を貸してください!
(大脇)
病気だったらどうしよう…
大人でさえ医療を受けるとき不安を感じるように、子どもは大人以上に医療のことを不安に感じています。
そんな時親の立場でできることは、子どもの気持ちに寄り添い、不安な気持ちを共有することではないでしょうか。
今回制作した医療絵本は、子どもが受ける医療をより良くするだけでなく、子どものために協力したいといった、親の愛情を一緒に届けることができるツールとなっています。
子ども達が受ける初めての医療が、決してトラウマになることがないように、優しさに溢れた医療環境を一緒に造っていけたらと思います。
ご協力、宜しくお願い致します。
(小野)
子ども達が医療体験に好奇心や勇気をもって臨んでもらえたら…ということはもちろんですが、絵本を通して、お子さんの医療に参加ができるご家族やご両親が増えたり、医療に向き合うその時間に、少しでも笑顔と安心が訪れることを願っています。
リターン
10,000円+システム利用料
A | 【個人様向け】お礼状 + 活動報告書(ラフ画つき) + ウェブサイトにお名前掲載
個人様向けです。ウェブサイトに氏名を掲載させていただき(任意)、お礼状を送ります(電子メール)。加え、絵本「からだのなかをしゃしんでみると...!?」制作裏側のラフ画と本プロジェクトの活動報告書をお送りします(電子メール)。また、今後開催する講演会等のお知らせを送ります。
- 支援者
- 39人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年9月
30,000円+システム利用料
B |【個人様向け】お礼状 + 活動報告書(ラフ画つき) + ウェブサイトにお名前掲載+オンライン相談会
個人様向けです。ウェブサイトに氏名を掲載させていただき(任意)、お礼状を送ります(電子メール)。加え、絵本「からだのなかをしゃしんでみると...!?」制作裏側のラフ画と本プロジェクトの活動報告書をお送りします(電子メール)。また、今後開催する講演会等のお知らせを送ります。
加えて、医療者/研究者/企業人のヘルスケアに関するバックグラウンドを持ち様々な経験を有するMedicalPLAYのメンバーよりご希望に応じてあなたのプロジェクトの相談(オンライン)を伺います。製品ヒアリング,研究相談,開発プロセス等,多様なメンバーにてあなたのプロジェクトを”全力で”支援します。(相談会1回 1時間 クラウドファンディング終了後から1年間を有効期限とします)
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年9月
50,000円+システム利用料
C |【個人様向け】お礼状 + 活動報告書(ラフ画つき) + ウェブサイトにお名前掲載+対面相談会
個人様向けです。ウェブサイトに氏名を掲載させていただき(任意)、お礼状を送ります(電子メール)。加え、絵本「からだのなかをしゃしんでみると...!?」制作裏側のラフ画と本プロジェクトの活動報告書をお送りします(電子メール)。また、今後開催する講演会等のお知らせを送ります。
加えて、医療者/研究者/企業人のヘルスケアに関する多様なバックグラウンドを持ち数々の経験を有するMedicalPLAYのメンバーよりご希望に応じてあなたのプロジェクトの対面相談会を引き受けます。製品ヒアリング,研究相談,開発プロセス等,多様なメンバーがあなたのプロジェクトを”全力で”支援します。(対面orWeb相談会1回 1時間,クラウドファンディング終了後から1年間を有効期限とします。)
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 5
- 発送完了予定月
- 2025年9月
100,000円+システム利用料
D | 【企業・医療機関・法人様向け】:お礼状+活動報告書+ウェブサイトに企業名・スポンサーロゴ掲載
企業・医療機関様向けです。ウェブサイトに企業/医療機関名・スポンサーロゴを掲載(任意)させていただき、お礼状を送ります(電子メール)。また、今後開催する講演会等のお知らせを送ります。なお、企業/医療機関名・スポンサーロゴの掲載はクラウドファンディング終了から1年間とします。
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年9月
300,000円+システム利用料
E | 【企業・医療機関・法人様向け】:お礼状+活動報告書+ウェブサイトとアプリに企業名・スポンサーロゴ掲載
企業・医療機関様向けです。ウェブサイトとローンチを予定するWebアプリに企業/医療機関名・スポンサーロゴを掲載(任意)させていただき、お礼状を送ります(電子メール)。また、今後開催する講演会等のお知らせを送ります。なお、企業/医療機関名・スポンサーロゴの掲載はクラウドファンディング終了から(原則)1年間とします。
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 2
- 発送完了予定月
- 2025年9月
500,000円+システム利用料
F |【企業・法人様向け】:お礼状+活動報告書+ウェブサイトとアプリに企業名・スポンサーロゴ掲載+医療サービス相談会
企業・医療機関様向けです。ウェブサイトとローンチを予定するWebアプリに企業/医療機関名・スポンサーロゴを掲載(任意)させていただき、お礼状を送ります(電子メール)。また、今後開催する講演会等のお知らせを送ります。なお、企業/医療機関名・スポンサーロゴの掲載はクラウドファンディング終了から(原則)1年間とします。
加えて、医療者/研究者/企業人のヘルスケアに関する多様なバックグラウンドを持つMedicalPLAYのメンバーよりご希望に応じて貴社へお伺いし”継続的な”相談会を引き受けます。製品ヒアリング、研究相談、開発プロセス相談、臨床フィードバック等々、多様なメンバーが貴社のプロジェクトを全力で”伴奏支援”します!(ご依頼に応じて支援内容は柔軟に対応いたします。クラウドファンディング終了後から1年間を有効期限とします)
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2025年9月
3,000円+システム利用料
G | お気持ち応援
●お礼メール
ーーー
特別なリターンが不要な方に向けたコースです。いただいたご支援をより多く、本プロジェクトに充てさせていただきます。
- 支援者
- 50人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年9月
10,000円+システム利用料
H | お気持ち応援
●お礼メール
ーーー
特別なリターンが不要な方に向けたコースです。いただいたご支援をより多く、本プロジェクトに充てさせていただきます。
- 支援者
- 31人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年9月
30,000円+システム利用料
I | お気持ち応援
●お礼メール
ーーー
特別なリターンが不要な方に向けたコースです。いただいたご支援をより多く、本プロジェクトに充てさせていただきます。
- 支援者
- 7人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年9月
50,000円+システム利用料
J | お気持ち応援
●お礼メール
ーーー
特別なリターンが不要な方に向けたコースです。いただいたご支援をより多く、本プロジェクトに充てさせていただきます。
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年9月
100,000円+システム利用料
K | お気持ち応援
●お礼メール
ーーー
特別なリターンが不要な方に向けたコースです。いただいたご支援をより多く、本プロジェクトに充てさせていただきます。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年9月
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- 現在
- 15,889,000円
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- 11,778,700円
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