バングラデシュの聴覚障がい児学校を存続させたい

バングラデシュの聴覚障がい児学校を存続させたい

支援総額

1,775,000

目標金額 1,000,000円

支援者
125人
募集終了日
2020年10月30日

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プロジェクト本文

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プロジェクト達成の御礼とネクストゴールについて

 

皆様の多大なるご協力をいただき、プロジェクトの目標金額を達成することができました。ご協力いただいたお一人おひとりに深く感謝を申し上げます。

 

今回のプロジェクトには友人、関係者の皆様をはじめ、SNS等でこのプロジェクトを知りご協力下さった多くの皆様がいらっしゃいました。私たちの予想をはるかに越えたスピードでの達成に、驚きと同時に、これほどの方々がバングラデシュの子ども達に関心を寄せて下さることに喜びの気持ちでいっぱいです。

 

皆様から寄せられたご支援で、子どもたちの安定した学校生活は約3ヶ月間保証されました。学校に通う子ども達やそのご家族にとって素晴らしいプレゼントとなることでしょう。

 

しかしながら、学校運営が軌道に乗るまでの期間は最低6ヶ月間程度必要です。

 

そこで、私たちは更なる支援を目指してネクストゴールを設定し、期限となる10月30日までの期間このプロジェクトを継続していくことを決めました。

 

ネクストゴールの目標金額 240万円

学校運営にかかる費用は1カ月約40万円です。もしこの金額を達成できれば、約6か月分の支援を行うことができ、スムーズに学校運営を軌道に乗せることができます。

 

皆様の温かい励ましのお言葉を力に、今後とも支援の輪を広げてまいりたいと思いますので、皆様の更なるご理解とご協力をお願いいたします。

 

ミーナ友の会 会長 石川 勇

(2020年9月23日追記)

 

バングラデシュの子どもたちの笑顔を守るために。

 

このページをご覧いただきありがとうございます。ミーナ友の会会長の石川 勇です。

 

私たちのミーナ友の会は正式名称を「バングラデシュの子ども達と共に歩む会」としています。貧しさゆえに学校に通うことができない子どもたちのための「寺子屋教育」、仕事に就くためにその技能を身につける「職業訓練教育」、そして聴覚に障がいのある子どもたちが補聴器を着けて音の世界の中で学ぶ「ろう話教育」などの活動を展開しているバングラデシュのNGOを27年に渡り、支援しています。

 

ミーナ友の会のメンバーです。

 

ミーナ友の会の誕生は、今から27年前にバングラデシュで医師として、教育者として活動なさっていたミーナ・マラカール女史の熱意との出会いからでした。世界最貧国ともいわれていた当時のバングラデシュは、「家庭の貧困から→子どもたちは幼い頃から露店などで働かされ→学校で満足な教育も受けられないまま成人となり→字の読み書きができず、計算ができず、結果ろくな仕事に就くことができず→さらに貧困になる」という、いわゆる「負の連鎖」につながっていました。とりわけ、障がいをもって生まれてきた子どもにとって、医療や福祉の環境も整っていない社会で生きていくことは非常に困難な状況にありました。

 

 

ミーナ・マラカール女史はそうしたバングラデシュ社会を憂い、国の発展のためには、第一に「教育の発展が不可欠である」と提唱されました。先生のこの言葉に多くの人たちが賛同し、1994年に私たちミーナ友の会も誕生したのです。

 

ミーナ友の会は、会費と活動で運営されています。「一日10円の寄付」をモットーに年間3,600円の会費をいただき、また年2回のお祭りの開催や、チャリティコンサートなどの活動を通して支援金を生み出しています。私たちは皆ボランティアでこの活動を支えています。私たちの小さな力がバングラデシュの子どもたちの笑顔につながっていくことを願っています。

 

2016年にはクラウドファンディングを実施し、皆様のご支援のおかげでバングラデシュの子どもたちのため、新しい聴力検査器を購入することができました。ありがとうございました。

 

詳細はこちら

 

私たちの会についてもっと知りたい方は、こちらのページもご覧ください。

ミーナ友の会ホームページ

ネットショップ(小物販売)

 

これまで27年間にわたり、主にバングラデシュのシャバール、ボリシャル、マイメンシン、ボイロブ地域にある4校のろう学校運営の支援を行って参りましたが、新型コロナウイルスの影響で運営団体が突然の閉校を決定。もともとろう学校が少ない場所でもあり、閉校してしまうと子どもたちの学びの場が無くなってしまいます。

 

ミーナ友の会としても、閉校を阻止すべく、奔走しました。そんな中、新たに運営を行ってくれる団体が見つかりました。ほっと安心したのもつかの間、今後運営していく資金を集めなければいけません。そこで皆様のお力をお借りして運営費を寄贈したいとこのプロジェクトを立ち上げました。皆様、どうかご支援のほどよろしくお願い致します。

 

 

あたりまえの日々をあたりまえに過ごせるように

 

「私たちの学校を守ってください」

 

タンジル・シェイク君は、両親と一緒に暮らす9歳の元気な男の子です。現在ダッカ近郊にあるシャバール聴覚学校で就学前教育を受けています。

 

タンジル君は毎日お父さんの人力車で20分かけて登校しています。ブラシと水彩絵の具で絵を描くことが好きで、将来の夢はビジネスマンになることです。

 

 

生後7か月で彼は肺炎に苦しみました。肺炎から回復した後、医者に紹介され、聴力検査の後、重度の難聴と診断されました。

 

彼は学校に入学する前、ジェスチャーでコミュニケーションを図っていましたが、学校の先生の愛情深く専門的な教育を受けてからは、ジェスチャーではなく口話でのコミュニケーションを始めるようになりました。彼はすぐにダダ(祖父)、ママ(母方の叔父)、カーラ(母方の叔母)のようないくつかの言葉を非常にはっきりと発音することができました。これは彼の家族に大きな喜びをもたらしました。また彼は学校で多くの社会的スキルを学んでいます。自分の清潔を維持する方法を理解し、敬意を持ってお年寄りに接する方法を知っており、サラーム(敬意、平和の意を込めた挨拶)を伝えることさえできます。彼は好きなものを言って簡単な質問に答えることもできます。

 

 

彼にはたくさんの友達がいます。ゲストが彼の家を訪問すると、彼は自分が研究したものを教えてくれます。ゲストは彼のスピーチを聞いて非常に感銘を受けました。自宅でも定期的に補聴器を装着していますが、必要に応じて自分で補聴器のバッテリーも交換できます。今では近所のお店で買い物もできるようになりました。

 

聴覚学校に通うことで言語と社会的スキルが向上し、彼の人生が変わりました。彼は今、自分の家やコミュニティで日常生活に完全に参加している幸せな少年です。

 

 

「財政上の都合で学校を閉校します。」

 

それは学校を運営する団体からの突然の知らせでした。

 

学校が閉校になることを知ったとき、彼はお母さんに尋ねました。「なぜ僕の学校は閉校するの?いつ再開するの?僕はこれからどうすればいいの?」彼は非常に動揺して、泣きました。それからも度々お母さんに、なぜ学校に行けないのかと尋ねました。

 

 

彼の両親も学校の閉校を知って絶望感と不安でいっぱいになりました。お父さんとお母さんは、タンジル君の将来はどうなるかについて話し合いました。「これからも学校で必要な教育を受け、言語能力をさらに身につけ、ゆくゆくは普通学校に通えることを夢見ていたが、この先どうなるのか。タンジルのために通える場所を探せる財政的な余裕もない。」

 

彼のお父さんは人力車の引き手であり、教育にお金を払う余裕はないので、学校が閉校された場合、タンジル君の教育の機会は奪われます。

 

お父さんとお母さんは、タンジル君の将来の道が絶たれないようにと神に祈りました。

 

 

 

バングラデシュにおいても新型コロナウィルスの影響は深刻で、多くの人たちが失業や倒産に追い込まれています。学校を運営する団体もこの影響を受けて経営を続けていくことが難しくなったようです。ほかの地域も含めて全4校の閉校が決定されてしまいました。

 

聴覚に障がいを持つ子どもたちが通える学校は、バングラデシュでは非常に稀であり、代わりの学校を見つけることはほぼ不可能です。このヒアスクール(聴覚学校)でタンジル君たち生徒は、補聴器を支給され、読唇術や発声法を学び、言葉や算数など、普通学校に行けるための特別な教育を受けています。この子たちにとって学校がなくなるということは、将来の道が閉ざされることなのです。

 

▶プリーサのストーリーを見る

 

 

学校の存続は私たちの責任

 

そんな中、この危機に立ち上がってくれた団体がいました。

 

BDP(Basic Development Partners)という団体で、貧しく学校に通えない子どもたちのために「寺子屋学校」を開き、また就職に必要な技能を習得する「職業訓練校」などを運営している現地NGOです。元々繋がりのあった団体で、ミーナ友の会より事情を説明したところ、快く引き受けてくださったのです。

 

 

BDP代表のゴメスさんは、「この特別な子どもたちが学ぶ学校を存続させていくことは私たちの責任である。」と学校運営を引き継ぐことを即断してくれました。

 

しかし問題は資金面です。学校存続がかかる非常事態のため、決断からたった数か月での事業立ち上げとなり、学校運営のための初期費用が不足しています。教育には適切な環境と専門性を持った教師の存在が不可欠です。新しい運営団体の下で歩み出す学校の教育環境が整うまでの応援を是非ともお願いいたします。

 

タンジル君たちが通う学校の存続のために、どうぞご協力ください。

 

 

いただいたご支援は、学校運営の費用として大切に使わせていただきます。

 

皆様からの支援金は、クラウドファンディング手数料と返礼にかかる費用を差し引いた金額をBDPへ寄贈致します。その後は、BDPが事業を安定化させていくまでの初期費用に充てられます。具体的には、4つの地域にある4校の校舎使用料と、そこで働く19名のスタッフの人件費に用いられます。この環境下で在校生106名の子どもたちが必要な教育を受けられます。

 

4校の運営費(校舎使用料、人件費)は、ひと月だいたい40万円ほどかかります。特に、当初6ヶ月分の支援が必要です。この間にBDPは経営を安定化させるための準備を整え、経営を健全化させていきます。

 

 

学校を守り、聴覚障がいと共に社会の中で行きていく教育を。

 

聴覚障がい者が社会参加するための第一歩を踏み出せます。

 

聴覚が原因で言葉のコミュニケーションがとれない子どもたちが、専門機関と出会い、特別な教育を受けることで、障がいを乗り越えて、「社会の中で生きていく力」を身につけることができます。

 

そのためにもきちんと教育を受けられる学校が必要なのです。

 

障がいの有る無しに関わらず、誰もが自分の人生を笑顔で歩んでいける社会になることを心から願っています。今回のプロジェクトはそのための第一歩になると信じています。

 

どうかご支援のほど、よろしくお願い致します。

 

 

リターンの詳細について

 

このプロジェクトにご参加いただいた方には、お礼状と当会のパンフレット、支援額に応じてオリジナルグッズを差し上げます。また、10,000円以上ご支援いただいた方には支援者のリストを銘板にして、後日現地の学校に掲示いたします。

 


※本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、こちらのページの「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

 

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プロフィール

学校法人百羊学園昭島幼稚園の園長をしております。 個人的にはこれまで3回ほどバングラデシュを訪問する機会があり、現地の子どもたちや先生方と直接お会いして楽しい時間を過ごしました。 幼稚園にも毎年のようにバングラデシュからお客様をお招きして、子どもたちとの交流の時を持っています。 在園、卒園の親御さんと共に、日々「バングラデシュの教育を支える」活動をしています。

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リターン

3,000


【3,000円:一人の子どもが1ヶ月教育を受けられます。】

【3,000円:一人の子どもが1ヶ月教育を受けられます。】

・ミーナ友の会よりお礼状をお送りします。
・当会のパンフレットをお送りします。
・オリジナル缶バッチ(1つ)を差し上げます。

※寄付控除の対象ではありません。

支援者
25人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

5,000


【5,000円:約1.5人の子どもが1ヶ月教育を受けられます】

【5,000円:約1.5人の子どもが1ヶ月教育を受けられます】

・ミーナ友の会よりお礼状をお送りします。
・当会のパンフレットをお送りします。
・チャリティタオル(1枚)を差し上げます。

※チャリティタオルの色・柄はおまかせとなります。
※寄付控除の対象ではありません。

支援者
28人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

10,000


【10,000円:約3人の子どもが1ヶ月教育を受けられます。】

【10,000円:約3人の子どもが1ヶ月教育を受けられます。】

・ミーナ友の会よりお礼状をお送りします。
・当会のパンフレットをお送りします。
・オリジナル缶バッチ(1つ)を差し上げます。
・チャリティタオル(1枚)を差し上げます。
・ご支援者一覧にお名前を入れて銘板を作成し、現地の学校に掲示します。(ご希望者のみ)

※寄付控除の対象ではありません。

支援者
63人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年2月

30,000


【30,000円:約10人の子どもが1ヶ月教育を受けられます。】

【30,000円:約10人の子どもが1ヶ月教育を受けられます。】

・ミーナ友の会よりお礼状をお送りします。
・当会のパンフレットをお送りします。
・オリジナル缶バッチ(1つ)を差し上げます。
・チャリティタオル(1枚)を差し上げます。
・ご支援者一覧にお名前を入れて銘板を作成し、現地の学校に掲示します。(ご希望者のみ)
・現地の子どもたちからの手紙をデータにてお送り致します。

※寄付控除の対象ではありません。

支援者
4人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年2月

50,000


【50,000円:約17人の子どもが1ヶ月教育を受けられます。】

【50,000円:約17人の子どもが1ヶ月教育を受けられます。】

・ミーナ友の会よりお礼状をお送りします。
・当会のパンフレットをお送りします。
・オリジナル缶バッチ(1つ)を差し上げます。
・チャリティタオル(1枚)を差し上げます。
・ご支援者一覧にお名前を入れて銘板を作成し、現地の学校に掲示します。(ご希望者のみ)
・現地の子どもたちからのビデオメッセージをお送り致します。

※寄付控除の対象ではありません。

支援者
6人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年2月

100,000


【100,000円:約30人の子どもが1ヶ月教育を受けられます。】

【100,000円:約30人の子どもが1ヶ月教育を受けられます。】

・ミーナ友の会よりお礼状をお送りします。
・当会のパンフレットをお送りします。
・オリジナル缶バッチ(1つ)を差し上げます。
・チャリティタオル(1枚)を差し上げます。
・ご支援者一覧にお名前を入れて銘板を作成し、現地の学校に掲示します。(ご希望者のみ)
・現地の子どもたちからの手紙をデータにてお送り致します。
・現地の子どもたちからのビデオメッセージをお送り致します。

※寄付控除の対象ではありません。

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年2月

300,000


【300,000円:約100人の子どもが1ヶ月教育を受けられます。】※ほぼ全校生徒分となります。

【300,000円:約100人の子どもが1ヶ月教育を受けられます。】※ほぼ全校生徒分となります。

・ミーナ友の会よりお礼状をお送りします。
・当会のパンフレットをお送りします。
・オリジナル缶バッチ(1つ)を差し上げます。
・チャリティタオル(1枚)を差し上げます。
・ご支援者一覧にお名前を入れて銘板を作成し、現地の学校に掲示します。(ご希望者のみ)
・現地の子どもたちからの手紙をデータにてお送り致します。
・現地の子どもたちがお名前をお呼びして、特別なビデオメッセージをお送り致します。

※寄付控除の対象ではありません。

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年2月

プロフィール

学校法人百羊学園昭島幼稚園の園長をしております。 個人的にはこれまで3回ほどバングラデシュを訪問する機会があり、現地の子どもたちや先生方と直接お会いして楽しい時間を過ごしました。 幼稚園にも毎年のようにバングラデシュからお客様をお招きして、子どもたちとの交流の時を持っています。 在園、卒園の親御さんと共に、日々「バングラデシュの教育を支える」活動をしています。

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