大阪府三島救命救急センター:命と向き合う現場を存続させたい。

大阪府三島救命救急センター:命と向き合う現場を存続させたい。

寄付総額

41,838,000

目標金額 20,000,000円

寄付者
1,909人
募集終了日
2019年9月3日

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2020年09月17日 18:14

クラウドファンディング プロジェクト終了後 1年経過のご報告

 

拝啓 長月の候、平素よりご支援を賜り厚くお礼申し上げます。


 プロジェクトが終了してから早1年が経過しようとしております。今回、多くの御支援を頂いた皆様に当センターとして1年の区切りのご報告をさせて頂きます。

 

 2019年6月、医療者の人材確保に関わる運営資金を集めるため、異例とも言えるこのプロジェクトへの挑戦を決断し、実行して参りました。当初は不安も多く、ご意見を頂いたことも事実でございましたが、開始後5日で当初の目標金額であった2000万円を達成し、その後ネクストゴールも達成することが出来ました。最終的に寄附者1909名、総額4183万8000円の大変多額な寄附と温かい応援のお言葉を頂きました。また、クラウドファンディング以外の一般寄付に関しましてもプロジェクト発足以降に特に多くの寄附を頂きました。2019年度末までに107名、計2773万714円の寄附を頂いております。
 
 多くの支援者様のお蔭で、令和元年度においては、医師1名、臨床工学技士2名、臨床検査技師1名、看護師3名を確保し、令和2年度においては、医師4名、看護師3名を確保することができました。多数の退職者による人員不足を補うことが出来、令和元年度から今日に至るまで救急搬送受け入れの応需率は例年と同程度を維持出来ております。
 救急医療は地域の安心、安全のために必要不可欠である一方で、24時間常に人員や物資を備える必要性等から非効率的なことも多く、経営として利潤を出すことは困難な医療の分野であり、今後も特に厳しい状態が続くと思われます。しかしながら今回これだけの御寄附を頂いたこと、これはやはり何よりも皆様方が私たちを必要として下さっていると真摯に受け止め、改めて一所懸命に役目を果たして参りたいと身の引き締まる思いでございます。

 

 本年に入り、新型コロナウイルス感染症により、あらゆる人々に心身への影響、経済的打撃の影響が強く出ております。ステイホーム等の自粛推進により、内科疾患や精神疾患の悪化、体力や免疫機能の低下によりコロナウイルス感染症以外の影響も実臨床において感じられる日々でございます。皆様におかれましては感染には十分配慮しながら、一方でその他のリスクの逓減にもバランス良く注意し、お身体を大事にして頂きたいと思います。
 多数の医療機関で、報道にもあります様に外来患者数の減少あるいは院内感染による診療の停止や、専門病床の確保の為に結果として収益の大幅な減少で財政が逼迫している状況が起きています。病院の経営が立ち行かなくなれば、当然ながら職員に給料を支払うことが出来なくなり、退職者も出てきます。これは当初クラウドファンディングを行うに至った当センターの状況と同様であり、救急医療のみならずあらゆる分野において地域の医療を支えることが困難となってきます。調べて頂きますと、病院を助ける為のプロジェクトが他の医療機関でもいくつか立ち上がっております。クラウドファンディングの利用或いは一般寄附のお力で、命を繋ごうとしている他の医療機関に対しましても、また一つ皆様の応援が頂けるのであればご協力をお願いしたいと思います。


 現状を乗り越えるためには医療関係者ではない方々にも正しい知識と情報を持って頂き、基本的にはこれまで通り基礎疾患に対しては治療を行っていくこと、体力を落とさぬように健康的な生活を送って頂くことが重要です。正しく恐れるということは言うのは簡単ですが、実行していくのは難しいものです。例えば、猛暑のなか屋外でのマスク着用等の対策を重んじるあまりに熱中症で搬送されては元も子もありません。新型コロナウイルスのみに過剰な反応と対策を行うこと、或いは一部報道にもある様な感染に対する差別を生むことなどは、他の原因での死亡リスクを高めるだけであり、不慮の事故も増加させてしまいます。救命救急センターに搬送される患者さんの疾病は多岐に渡り、救える方々を一人でも多く救う必要があります。私たちは多くの死亡リスクのある疾患の中の一疾患により混乱や差別、分断を生むのではなく、冷静に情報を精査し対処すること、助け合いの精神を失わないことが大切であると考えております。私たち医療関係者と皆様方のご協力をもって、安心して暮らすことの出来る素晴らしい場所にして参りたいと思っております。
 
 当センターは幸いにして、移転までの期間を地域のセーフティネットとして繋ぐべく、皆様の温かい支援により体制を何とか維持出来ております。これを絶やさぬよう、一丸となって日々診療に邁進していかなければならないと思っております。
 以上、ご報告とさせて頂きます。最後となりますが、改めて、温かいご支援を賜り誠に有難う御座いました。今後とも何卒宜しくお願い致します。

 

敬具


公益財団法人 大阪府三島救急医療センター
大阪府三島救命救急センター
クラウドファンディングプロジェクトチーム一同

 

(2019年12月に撮影しました)

ギフト

3,000


alt

[A] 3,000円コース

◼︎お礼のメール

◼︎寄附証明書

申込数
827
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年12月

10,000


alt

[B] 10,000円コース | HPに記名

◼︎お礼のメール

◼︎寄附証明書

◼︎広報誌

◼︎HPに記名

申込数
732
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年12月

3,000


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[A] 3,000円コース

◼︎お礼のメール

◼︎寄附証明書

申込数
827
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年12月

10,000


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[B] 10,000円コース | HPに記名

◼︎お礼のメール

◼︎寄附証明書

◼︎広報誌

◼︎HPに記名

申込数
732
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年12月
1 ~ 1/ 14

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