海洋葬を通して「新しい弔いのかたち」をつくりたい

海洋葬を通して「新しい弔いのかたち」をつくりたい

支援総額

1,053,000

目標金額 750,000円

支援者
76人
募集終了日
2020年11月30日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

 

 目標達成のお礼とネクストゴールについて 

皆様からのご支援のお陰で、ファーストゴールを達成することができました!

このように多くの方々から、沢山のご支援を頂きました事本当にうれしく、応援の言葉にスタッフ一同お力を頂いております。心より感謝申し上げております。

このプロジェクトは
2020年11月30日23時までとなっていますが、私たちはこのクラウドファンディングを開始する以前から「このプロジェクトをさらに多くの方々に知っていただきたい」「このプロジェクトをできるだけ多くの人の手によって作りあげてもらい、私たちの場所と思って利用して欲しい」という思いがありました。

その思いをさらに現実へと近づけていきたい。そのため、次のゴールは
100万円と設定しますが、同時に支援者数「100人」を目指せるよう最後まで挑戦を続けさせていただければと思います。

ネクストゴールでいただいた支援金は、海洋葬モニュメントの照明に充てさせていただきます。引き続き、変わらぬご支援をよろしくお願い致します。

2020.11.17  妙海寺 住職・佐々木教道

 

 

死や弔いに対する多様な考えに寄り添える場所を

 

ページをご覧いただきありがとうございます。千葉県勝浦市にある妙海寺(みょうかいじ)の住職・佐々木教道と申します。

 

妙海寺は今からおよそ700年前の室町時代初期に開創されたお寺です。現在の場所に移転したのは江戸時代ですが、太平洋を眼下に望み、自然、地域の方々とともに歩んでまいりました。



 

 

家族や地域コミュニティのあり方などを含め、私たちを囲む環境は絶えず変化し続けます。そして、檀家制度やお墓の承継についても時代とともに変化が求められていると感じることがあります。

 

とはいえ、自分自身や大切な人の「死」とどう向き合うかというテーマは誰もが平等に直面することであり、時代が代わっても普遍的なもの。

 

死や大切な人を弔うということは一人で抱え込むにはあまりにも大きなテーマです。

 

そこで、人々の価値観が多様化しているからこそ、死や弔いのあり方について皆さんに寄り添える場所を作りたいと私たちは考えるようになりました。

 

そして、このような想いからこの度、「海の弔い」という新しい空間を妙海寺に作る挑戦を決意いたしました。

 

皆さまからのご支援は、「誰かに寄り添い、誰かが寄りかかれる」ような場所づくりに充てさせていただきますので、暖かなご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

妙海寺は葬儀を行う「場所」ではなく
大切な人を偲ぶ「居場所」でありたい

 

私たちは、

 ✔ 頼りになる

 ✔ 心と体と整える

 ✔ 良いつながりを得る の3つを柱に「より良く生きることを叶える」
というお寺を目指しています。

 

そしてそのために、まちのイベントや行事の場などに施設を開放しているほか、映画会やランチ会などを行い、地域の人たちに交流の機会を提供したり、都会の方々に瞑想、マインドフルネスなどを根本とした「最高の休み方」を体験してもらうテンプルステイなども開催しています。

 

葬儀のときだけの付き合いではなく、地域の一員、社会の一員としてより良いコミュニティーを作るために役立てることを大切にしています。



これまで寺市などのイベントやお寺の行事などを開くと、近隣の大学生や檀信徒外の方々が積極的にスタッフとして参加してくれていて、「お寺」という場所が年代や宗派を超えて受け入れられていると感じる機会も増えてきました

 

ですが、私たちが直面する課題。それは、檀家制度やお墓の継承を含め、時代にあった「お寺の在り方」を実践するということです。

 

檀家制度は義務として捉えている方が多いことと思います。また、檀家さんからの期待に対して、ギブ&テイクができていなかったり、家督を継ぐ者がいないことでお墓を継ぐことができない場合があり、現在の檀家制度は近いうちに破綻していくと考えています。

 

 

檀家制度が破綻するということは、大切な人の死を偲ぶ機会が失われることに繋がります。

 

そこで、今後のお寺の在り方(檀家制度やお墓の承継に係る問題)を見直しどうすべきか考えたところ、妙海寺が最大限に生かせる供養の在り方として「海洋葬」という選択肢を作ることにいたしました。

 

取り組み次第で檀信徒の枠を超えて多くの人との交流が生まれる場所作りに成りえると考えています。

 

 

このプロジェクトで実現できること

 

昔の慣習にとらわれなくなってきたことで、個人で自由に死に場所を選ぶ事ができるようになってきたました。

 

また、現代の中でのナチュラリズム思考が後押しし、自然に帰りたい、母なる海に還りたいという思いを持った方も多くいらっしゃいます。海という存在が安心感を与え、亡くなった後の不安要素の1つである「お墓問題」が解消される手段であると考えている方もいらっしゃると思います。

 

そこで、私たちのプロジェクトでは、年々増える「遺骨を海に散骨したい」という声に応え、以下の3つの取り組みを中心に「海の弔い」を行います。

 

1.ご遺族立会いのもと、勝浦外洋で行う散骨

2.ご遺族の選択で心のよりどころとなる永代供養墓『結の廟(ゆいのやしろ)』への埋葬

3.境内で海を一望する場所に新たに設置する供養塔『光輪塔(こうりんとう)』(新設)への一部納骨


「海洋葬」は散骨全般を指しますが、「海の弔い」は分骨を伴う海洋散骨になります。

 

「海洋葬」ですと全骨を海に撒いてしまった方の親類、友人などがどこでお参りしたらよいか分からず困ってしまったり、親の遺言により「墓はいらない」「仏壇はいらない」「骨はすべて散骨へ」と希望通りにしたところ、自分たちがその後どこでどのように供養してよいのか分からなくなる場合があるそうです。

 

こうした方たちの受け皿として新しい散骨の形を示したのが海の弔いです。

    

 

勝浦からクルーザーに乗船し、散骨エリアを目指します。
15~20分ほど停船し、大切な方とのお別れのためにしっかりと供養させて頂きます。


■家族廟『結の廟』について

個人、ご夫婦、ご家族、ご友人など数名で契約ができる永代供養墓。継承者がいなくても安心してお寺にゆだねることができる供養の形をつくります。


お墓の在り方として、血縁関係で縛られる必要性がこの海の弔いにはないと感じたので、ご友人同士で契約できるようにしたのも特徴の1つです。

 

■供養塔『光輪塔』について

ご遺族がいつでも海に向かって故人を偲ぶことのできる海と寺を繋ぐ場所として、敷地内の海を一望できる見晴らしの良い場所に新設します。供養された方々の御霊が海から戻って来るための迎え火にもなります。
 

奥:家族廟(結の廟 ゆいのやしろ)
​​左:光輪塔

 

光輪塔は、千葉大学「デザイン文化計画研究室」と千葉大発ベンチャーの「株式会社ミライノラボ」との共同制作となります。デザインを専門とする千葉大の学生ともコンセプトを共有し、議論を重ねデザインをつくり上げました。

 

千葉大学 デザイン文化計画研究室のメンバー、千葉大学ベンチャー 株式会社ミライノラボとの打合せ

 

 

新しい「弔い方」や多様な価値観の方が大切な人を偲ぶ際の「居場所」は押し付けられるものではなく、私たち一人ひとりが作り上げていくものだと思い、今回、クラウドファンディングに挑戦することにいたしまいた。


このプロジェクトでは、境内の中でも、海を望む最も見晴らしの良い高台に家族廟(結の廟 ゆいのやしろ)と光輪塔を作りますが、施工費やデザイン費用等で3,600万円近くの費用が必要となりますので、是非、費用の一部をご支援いただけますと幸いです。


この場所をできるだけ多くの人の手によって作り、皆さんにとっての「私たちの場所」にしていただければと思います。


すでに大枠の工事については着工しておりますが、皆さまからのご支援では、さらにこの場所を美しく、気持ちの良い場所にするために、次の3つを整えて参ります。


・木々の植栽
・四季折々の花が咲く場所にするための草花の植栽
・夜間でも人々が集える照明


11月にはダイレクトまたはオンラインでの説明会を行い、12月中旬~下旬に竣工予定です。

 

 

 

ビジョン

 

個々に敷地を確保し、お墓を持つ昔からの風習は今なお続き、現状その管理は負担としてのし掛かっているのも事実です。そして最終的に墓じまいすらできないでいる所が多く、お寺や霊園も全てのご要望に対応するのが難しい状況にあります。つまり、持続可能な弔い方が出来ていないのです。

 

こうした状況に対し「海の弔い」では「お墓の継承者がいない」「家族に迷惑をかけたくない」といった、悩みを抱える方々の将来の不安を払拭するだけではなく、ご遺族が自分たちができることを精一杯、心をこめて見送れる形を提供します。

 

多様化した現代社会、弔いの形も様々です。若い世代に向けてこれからのお墓や供養の在り方について考えていただける機会を提供していきたいと考えています。

 

時代と共に良きものは受け継ぎ、変えるべきところは変え、未来を担う次の世代へ良き供養の形を残して いくための新しい試みです。

 

 

また、妙海寺のある勝浦というまちは太平洋に隣り合わせであることから、朝は綺麗な朝日を拝むことができ、夕方は高層ビル等の建築物もないので反対側の海から美しい夕日を見ることもできます。

 

そして夜は海辺(砂浜)に座り燦然と輝く星空を眺められる自然豊かな地域です。

 

これまで妙海寺が行ってきた供養以外の地域へのサポートや、コミュニティを海洋葬を通じてご縁を頂いた方々に対しても繋げていくことで勝浦というまちを愛してもらいたいと思っています。

 

 

最後に

 

妙海寺は地域コミュニティのハブであり、縁側のような場所を目指していきます。


お寺に来ると良い出会いがあり、困ったときは解決の窓口になることもできる、そんな「より良く生きていく」ために必要な繋がりをつくれる「場所」でありたいと思っています。

 

そして、檀信徒の枠を超えて多くの人との交流が生まれる場所を皆さんとつくることで、支え合いながら小さくても強いコミュニティを作っていくことが出来たらと考えています。

 

妙海寺の目標は 必要とする方の「よりよく生きるを叶える」を実現させていくため、既存の取り組みをもっと地域に発信していき、参加してもらう努力をしていくつもりです。

 

是非、皆さんの思いを受け取りながら、新しいお寺のあり方、新しい弔いのあり方を作っていけたらと思いますので、温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

※本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関する条件の詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

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プロフィール

1977年千葉県生まれ。1990年に得度。大学卒業後(2002年)正榮山妙海寺 住職となる。 「頼りになる」「心と体と整える」「良いつながりをえる」を心がけ、より「良く生きることを叶える」お寺づくりを目指しています。 【これまでお寺で取り組んだ活動】 ・テンプルステイ・瞑想体験・お寺でランチ・寺市・メディカルカフェ・仏前結式・婚活・民泊・リユース市・大人の学び舎ミラクル人会議・まちのお寺の学校・ヨガ教室・和菓子教室 【地域活性事業】 「寺子屋ブッダ」「まちのお寺の学校」「熱血!!勝浦タンタンメン船団」「ONE勝浦 未利用魚販売」など

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リターン

5,000


御礼の手紙、御守(疫病退散 1体)

御礼の手紙、御守(疫病退散 1体)

・支援して下さった方に対して住職からささやかながら御礼の手紙を送らせていただきます。
・コロナウィルスから身の健康を守って下さいますよう疫病退散の祈願をし、御守をお送りさせて頂きます(名入り)

※ご希望の方のみ、お名前入りとさせていただきます(選択可)

申込数
12
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

10,000


御礼の手紙、御札(諸祈願 1体)

御礼の手紙、御札(諸祈願 1体)

・支援して下さった方に対して住職からささやかながら御礼の手紙を送らせていただきます。
・ご希望の祈願(家内安全・身体健全・合格祈願など)をさせて頂き、御札をお送りさせて頂きます(名入り)

※ご希望の方のみ、お名前入りとさせていただきます(選択可)

申込数
3
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

5,000


御礼の手紙、御守(疫病退散 1体)

御礼の手紙、御守(疫病退散 1体)

・支援して下さった方に対して住職からささやかながら御礼の手紙を送らせていただきます。
・コロナウィルスから身の健康を守って下さいますよう疫病退散の祈願をし、御守をお送りさせて頂きます(名入り)

※ご希望の方のみ、お名前入りとさせていただきます(選択可)

申込数
12
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

10,000


御礼の手紙、御札(諸祈願 1体)

御礼の手紙、御札(諸祈願 1体)

・支援して下さった方に対して住職からささやかながら御礼の手紙を送らせていただきます。
・ご希望の祈願(家内安全・身体健全・合格祈願など)をさせて頂き、御札をお送りさせて頂きます(名入り)

※ご希望の方のみ、お名前入りとさせていただきます(選択可)

申込数
3
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月
1 ~ 1/ 13

プロフィール

1977年千葉県生まれ。1990年に得度。大学卒業後(2002年)正榮山妙海寺 住職となる。 「頼りになる」「心と体と整える」「良いつながりをえる」を心がけ、より「良く生きることを叶える」お寺づくりを目指しています。 【これまでお寺で取り組んだ活動】 ・テンプルステイ・瞑想体験・お寺でランチ・寺市・メディカルカフェ・仏前結式・婚活・民泊・リユース市・大人の学び舎ミラクル人会議・まちのお寺の学校・ヨガ教室・和菓子教室 【地域活性事業】 「寺子屋ブッダ」「まちのお寺の学校」「熱血!!勝浦タンタンメン船団」「ONE勝浦 未利用魚販売」など

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