プロジェクト実施 2日目!

【ネパール渡航3日目 2/2】

 

本日は残りの公立4校私立1校に教材を配布しに行ってきました!(先日更新させてもらった記事には10校と書いていたのですが、正しくは9校でした。混乱させてしまい申し訳ございません。全9校の学生対象に1000セットの教材を配布しました)

 

10時の始業に合わせてバクタプルへ出発!

 

◎5校目 Dolagiri Higher Secondary School

こちらはチャングナラヤンというネパールで一番古い寺院の近くに位置する公立の完全学校(1年生から12年生まで完備)です。この学校には被災して半壊してしまい校舎が使えなくなってしまった学校(3校目のNyacho Pauwa Primary School)からの生徒が受け入れられています。子どもたちは学校までのほそーい道を丘の上まで登って行きます。学校にくるまで1時間以上歩いてくる子どもたちもいるとのこと。被災した子どもたちを受け入れており、とてもしっかりした綺麗な公立校でした。このような公立校がもっと増えるといいのですが、、。ネパールの教育事情としては、公立⇒私立への学生の流れをもはや止められない状況ですね。どこの公立校も学生不足で困っている状況です。(お金のない子どもたちだけが公立校に残されていく)

 

◎6校目 Champak Vidyapith English school

この学校では、半分の生徒の家が壊れ、25%近くの学生は未だに倒壊の恐れのある家に住み続けています。私立学校であるために政府からの援助はなく、学校の校庭にテントを1ヶ月ほど張り、生徒たちが過ごしていたとのこと。地震で家が壊れてしまった家庭には政府から15000円の補助が出たため、その支給後には生徒たちはトタン屋根の仮設住宅で暮らしています。震災後、授業をストップせざるを得ず、生徒が学校から離れてしまったために、校長先生はスポーツやダンスなど楽しいことを学校ですることによって、子どもたちが学校に戻ってきやすいような工夫をしていたそうです。この地域はバクタプルの中心から6kmほど離れており、坂もきつく、歩いて行き来をするのは難しい状況にあります。そのため、同じバクタプル市内であっても経済的にも教育においても遅れているという話を校長先生がしてくださいました。そんな状況であるからこそ、教育が必要なんだ、【教育があることで私たちは自分たちで国を発展させることができる】という教育に対する強い想いも語ってくださいました。ネパールの状況は正直厳しいところが多いです。震災による被害だけでなく、インドの経済制裁により、ガスも電気もない状況が続いたり、大変な問題を抱えている国です。しかし、そんな状況にあるからこそ、彼らは強く耐え抜いて前向きに生きているのだということを知り、私たちにできることは本当に小さなことだけれど、彼らの力になりたい、そう思いました。

(校長先生に文房具屋さんからのご寄付で頂いた図鑑をお渡ししました)

 

◎7校目 Nyacho Pauwa Primary School

この学校は校舎が半壊してしまい現在たった10人の児童しか学校に来ていません。20年前にはこの学校には100人以上の子どもたちが通っていましたが、生徒が私立に流れてしまい、震災前の状態でも20人ほどにまで生徒が減ってしまっていたようです。公立校の存続の問題は本当に深刻であり、震災がさらなる追い打ちをかけているというような状況です。学校が存続出来なくなれば、先生たちは職を失い、貧しい子どもたちは教育の機会を奪われることになってしまいます。そのような自体を避けるためには、政府の助けを待つのではなく、自分たちが立ち上がり、教育環境の改善をはかることが必要不可欠なのです。

(半壊で使えなくなってしまった校舎)

 

◎8校目 Balbhakta Primary School

こちらも生徒数の少ない小さな公立学校です。保育所や幼稚園がなく、いきなり1年生からになるので、比較的に学年に登録されている生徒の年齢が若い感じでした。このような山岳地帯に住んでいる民族の子は公用語のネパール語を普段から使っているわけではないのでいきなり1年生の授業から始まるのは大変です。終始ニコニコの男の子の隣にいたシャイな男の子はとても素直で教材をもらって『デーラィ デーラィ ダンニャバート(とってもとってもありがとう)と言っていました^^最初はシャイであまり笑ってくれませんでしたが、最後には笑顔で見えなくなるまで手を振ってくれました。

(左の彼がシャイボーイ)

 

◎9校目 Chang Narayan Primary School

この地域には、特に震災の被害のひどかったシンドゥパルチョークから子どもたちが受け入れられています。震災後しばらくは学校に被災者が過ごしていたようです。震災でなくなったのはすぐに逃げることのできなかったおじいさんやおばあさんだったそうで、子どもたちは元気にしているということでした。政府から怪我をした生徒には1000円、家を失った生徒には15000円ほどが支給されました。この学校も他の公立校と同様に生徒数が減少し、運営が困難な状況です。この学校に通っている子どもたちの家庭環境は貧しい子どもたちが多く、親御さんも子どもたちのことを気にしていません。なので、先生やNGOの支援で鉛筆などの文房具や食べ物などの支給を行っています。シンドゥパルチョークには初めまったく政府からの支給がなく、この学校に受け入れられました。25人がシンドゥパルチョークから来ており、4ヶ月はいましたが、現在は17人が残っている状況です。シンドゥパルチョークに戻った学生にも鉛筆やノート、服を送っているそうです。学校運営としてとても厳しい状況ではありますが、校長先生はとても陽気で明るく、子どもたちのことをとても大切に思っていることが伝わりました。

赤い帽子をかぶったニッコリ笑顔がかわいらしい生徒は、シンドゥパルチョークから来て、いまだに親と離れて暮らしており、今は裕福な家庭で預かってもらい、手伝いをしながら学校に通っているそうです。まだ4,5歳くらいの小さな男の子ですが、親と一緒に暮らすことができないことをしっかりと受け入れ、明るい笑顔を私たちに向けてくれました。

 

 

ネパールのような状況において、悲しみや苦悩に暮れることは逆に彼らにとってとてもつらいことだと思います。それらに耐えて耐えて、きっとそれらを受け入れることに慣れてしまったのでしょう。それを、彼らの逞しさと捉えられる一方で、たった4歳、5歳の子がそれを耐えなければいけない状況を見過ごすべきではないと感じました。彼らにあるしかるべき権利と環境を整えることが、世界の使命であるのではないかと思います。

 

 

最後にこのプロジェクトを総括させて頂きます。

今回、9校の学校をまわり、教材を自分たちの手から一人一人1000人の子どもたちの元へと届けました。もちろん学校、地域によって抱えている問題、状況はさまざまなものでした。格差も実際に多く見受けられたというのは確かなことです。私立学校と公立学校も、大きく被災したところとそうでないところも。ですが、今現在確かに、日本や世界、さらにはネパールの中でも届かない声がたくさんあるのだということを知りました。

今回のプロジェクトでは、教材を配布するということをしました。実際に被災したことで多くの支援が入り、それが学校に行くインセンティブとなったという結果も見られています。今回のプロジェクトによって、子どもたちが震災の影響を受けて教育を離れるということなく、彼らのもつ夢を叶えるために教育を受け続けるようなきっかけになればと感じています。

子どもたちが教材を受け取って感じた喜びを写真の笑顔から、みなさんへと伝わっていることを願います。

 

 

ネパールは、現在も災害復興、インドの経済制裁による電気、ガス不足に苦しんでいます。

リポートや新聞には書かれない真実が、ネパールにあるということを忘れないでほしい。そして、もしこの事実に違和感を感じているのなら、その違和感を忘れないでほしい。彼らのことを知ること、伝えること、そして行動を起こすことが、小さなことでも確実に未来へと繋がると信じて。

 

「わたしたちのすることは
 大海のたった一滴の水に
 すぎないかもしれません。

 でも
 その一滴の水があつまって
 大海となるのです」 byマザー・テレサ

 

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