寄付総額
目標金額 7,000,000円
- 寄付者
- 792人
- 募集終了日
- 2023年8月20日
細胞保存のその先、野生動物の毒性評価を
こんにちは、生物広報です。
国立環境研究所のタイムカプセル化事業に保存された、培養細胞や精子・卵子は、将来の多様性を支えるだけでなく、感染症研究や鉛汚染の現状究明にも利用されています。そして、細胞を利用した研究結果は保全現場にフィードバックする体制がとられています。
今回は大沼さんと同じ生態リスク評価・対策研究室の近藤 充希さんに、保存された細胞を使った野生動物の毒性評価についてお話を伺ってきました!
近藤さんが見ているのが、オオタカやイヌワシなどの薬剤に対する細胞の反応のデータ。
絶滅危惧種の生体を使った実験はできませんので、培養した細胞に薬剤をかけたあと、薬剤の影響を受けて遺伝子がどう動くのか【かけた細胞 / かけていない細胞 / その他の生物の反応】などと比較し、網羅的に解析していきます。
例えば、薬剤をかけた細胞で生殖に関連する遺伝子に動きがあれば、薬剤がその生物の生殖に何らかの影響を与えることが判ります。
この手法は薬剤に対する応答だけでなく、毒性評価にも使われています。
現在、北海道においてオジロワシ、オオワシの鉛(なまり)による中毒死が報告されていますが、全国的な野鳥の鉛汚染の状況はまだ明らかになっていません。
そこで近藤さんが取り組むのが、細胞を使った鉛の毒性評価とともに、カモ類などの水鳥の全国的な「鉛汚染」の現状を知ること(下の図の左側の部分です)。
「鉛」は生体に入ると強い毒性を示しますが、長らく猟銃の弾丸や釣り用のおもりとして活用されてきた背景があります。
近藤さんは、タイムカプセル化事業で保存された細胞に加え、全国から病気で死亡したハクチョウなどや猟友会から提供いただくカモ類の個体から、肝臓と血液を調査し、鉛がどのぐらい生体に溜まっているのか全国の汚染状況の把握を進めています。
野生生物が好きで獣医学部に進んだという近藤さん、環境を整えることで野生生物を救いたいと語ってくれました。頑張れー!
このように絶滅危惧種の保全は、「保全現場」と「研究現場」が同時並行で動くことで成り立っています。8/9(水)のオンラインイベントでは、細胞を使った研究現場の最前線についてご紹介します!ぜひご参加ください。
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「北海道大学大学院獣医学研究院×国立環境研究所 大沼学 〜北海道に生息する野生動物の細胞を使ってわかること〜」
■開催日程
2023年8月9日(水)20:00~21:00
参加無料・Zoomウエビナー
■概要
国立環境研究所の絶滅危惧種の細胞タイムカプセル化事業には北海道から沢山のヒグマや猛禽類が送られてきています。
タイムカプセル化事業で保存された細胞は、研究現場でどう活用されているのか、北海道大学の先生方をお迎えしお話を伺います。
■特別ゲスト
北海道大学大学院獣医学研究院 教授/北海道大学総合博物館 館長 坪田 敏男 氏
北海道大学大学院獣医学研究院 環境獣医科学分野毒性学教室 教授 石塚 真由美 氏
■出演
国立環境研究所 生物多様性領域主幹研究員 大沼 学
国立環境研究所 生物広報 小田倉 碧
■参加方法
参加登録はこちら:https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_hxL8RYn6S-CkVI5ySu88MQURL
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ギフト
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テーマ:タイムカプセル化事業について
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