コロナ禍の子どもに学びを止めないプラットフォームを作りたい!

コロナ禍の子どもに学びを止めないプラットフォームを作りたい!

支援総額

1,155,000

目標金額 1,000,000円

支援者
75人
募集終了日
2021年12月24日

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プロジェクト本文

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▼オンラインでの”学び”を当たり前に

 

はじめまして。特定非営利活動法人 志塾フリースクールラシーナ 代表の田重田 勝一郎(たじゅうた しょういちろう)です。

 

1978年大阪府出身の43歳。1997年開校の志塾フリースクールのグループ校として2016年から志塾フリースクール ラシーナ教室を運営し、不登校の子どもたちのサポートに取り組んできました。

 今回私たちが挑戦するプロジェクトは、オンラインでの”学び”を全国の子どもたちに届けるためのプラットフォーム作りです。

 

 私たちはこのプラットフォーム作りを通じて、全国の学習支援や居場所作りを行っている団体を巻き込んで、コロナが不安で学校や塾に行きづらい子どもや不登校、長期入院中の子どもなど、学習機会が失われている子どもに、オンラインで学ぶ機会を届けたいと思っています。

 

 

 

 

2020年3月、新型コロナウイルス感染症の拡大により、世界は一変してしまいました。

感染症拡大防止策としての全国一斉休校、大学や一部の私立学校の授業のオンライン化など、子どもたちの教育環境は半年前には誰も予想していなかった状態に急激に変化していきました。

 

この時、課題となったのが、オンラインでの教育に取り組めるかどうかによる教育の格差です。

 

同年4月に1度目の緊急事態宣言が発出され、休校が継続されただけではなく、移動そのものにも自粛による制限がかかることになりました。

 

3学期の途中から学年を跨いで、あるいは小学校卒業から中学校入学を跨いでの休校措置となり、卒業式や入学式など一生に一度しかない式典も諦めざるを得ない状況となっていました。

 

令和2年の文部科学省の調査では9割の国立大学で全面的な遠隔授業を実施したほか、一部の私立高校などでもいち早くオンライン授業を取り入れた学校もありましたが、公立の小・中・高校ではオンライン授業が行われたのは全体の15%程度で、ほとんどは大量の紙のプリントを宿題として渡される、長い春休みという状態でした。

この”長い春休み”は一番長いところで、1度目の緊急事態宣言が明ける5月末まで続きました。

 

今後の国立大学法人等施設の整備充実に 関する調査研究協力者会議(第5回)資料2-1

 

 

 

1度目の緊急事態宣言が解除され、ほとんどの学校で分散登校を経て通常登校に移行しましたが、コロナが不安で学校にいけない、行きたくない児童生徒も一定数出てきました。

 

大阪府寝屋川市ではそのような子どもたちのために、授業をライブ配信し、オンラインでの授業参加を認める、選択登校制が導入されました。

同様の取り組みは熊本市や福岡市などでも行われていますが、全国的にはほとんど行われていないのが実情です。

 

選択登校制とまではいかなくても、授業を動画で配信するなど工夫している自治体もありますが、内容やレベルは自治体でまちまちで、住んでいる場所によって格差が生まれています。

 

選択登校制や授業のオンライン配信は、新型コロナ対策として始まったものですが、青森市では不登校の生徒の74.6%がオンライン授業に参加するなど、結果としてたくさんの不登校の子どもや長期入院中の子どもが授業に参加することができたのです。

 

出典:教育家庭新聞(掲載許可取得済み)

 

新型コロナ感染症拡大の終息が見えない中、オンラインによる学びの拡充は不登校か否かにかかわらず今後ますます重要になるのではないでしょうか。

 

▼全国の学習支援団体が参加できるオンライン学習プラットフォームを作りたい

 

私たちは現在、全国の小中学生を対象としたオンライン学習会「ノ・マド」を運営しています。

ノ・マドは、コロナが不安で学校や塾に行くことが困難だったり、不登校や長期入院などで学習の機会が失われてしまっている子どものために、オンラインで、毎週1時間、マンツーマンで学習支援を行う取り組みです。

 

 

 

今回のプロジェクトでは、私たちが運営するオンライン学習会の仕組みをプラットフォーム化し、全国のフリースクールや学習支援団体など、子どもの学びをサポートする団体が参加して学習支援を行うことができる仕組み作りを行いたいと考えています。

 

▼なぜオンライン学習支援プラットフォームなのか?

 

コロナが不安で学校にいきづらくなった子どもは増えていますが、同時にフリースクールの教室にもいきづらくなった子どもも増えました。

 

全国のNPOを対象に行おこなわれた新型コロナの影響調査では、全国各地で行われていた学習会などの取り組みも、公共施設の休館等で、対面での実施ができなくなり、オンライン化して継続している活動もある一方、コロナの影響で寄付や事業収益が減ってしまい、活動が途絶えてしまっている団体もたくさんあります。

 

 

学習会などのオンライン化にはたくさんのハードルがあります。学習サポートの方法や教材のやりとりなど学習会の運営そのものにノウハウが必要だったり、利用者と支援者のマッチングや予約等の管理、ICT機器の操作方法や設定方法のサポートなど単純に活動のオンライン化といっても考えること、やるべきことは多岐にわたります。

 

私たちはこのプラットフォームで学習支援団体の活動のオンライン化を支援することで、学習機会が失われている子どもと、子どもたちの学びを支援する団体をつなぎたいと考えています。

 

 

 

 

▼オンライン学習支援プラットフォームの特徴

 

・オンラインでの”学び”を届けることだけに集中できるようサポートします。

予約の調整やZoomなどのURLの発行、利用者と支援者へのリマインド、プログラムを有償で実施する場合の決済など、機能的なサポートのほか、PCの設定サポートや利用者へのレクチャーなど人的なサポートを行います。

 


 

多様なプログラム実施が可能です。教科学習だけではなく、例えばプログラミングや英会話、ピアノのレッスンなど各団体で取り組んでいる”学び”をオンラインで提供できます。また、プログラムの利用料は団体側で自由に設定可能です。

 

 

 

利用者の間口が広がります。プログラムをオンライン化することのメリットの一つとして全国どこからでも参加できることがあげられます。団体の普段の活動地域以外の子どもにもプログラムを届けることができます。

 

さまざまな学びをオンラインで届けられるようになるプラットフォームの仕組みを、プロジェクトへの支援を通して一緒に作りませんか?

 

▼オンライン学習会「ノ・マド」について

 

私たちが現在、全国の小中学生を対象として運営しているオンライン学習会「ノ・マド」は、もともと、私たちが運営するフリースクールの教室に通う子どもたちが、緊急事態宣言の発出で教室に来ることができなくなったことをきっかけに、教室の子どもを対象に始まり、その後、日本財団の助成を受け、対象を全国の小中学生に拡大しました。

 

助成期間が終了した今年4月からは自主事業として一部プログラムを拡充し、活動を継続しています。

 

 

 

 

ノ・マドは、完全個別指導のオンライン学習会として、全国各地から集まった大学生や社会人が当団体が定める研修を修了して講師となり、オンラインでマンツーマンの学習支援を行っています。

 

標準教材としてeboard(https://info.eboard.jp/)を採用し、習熟レベルに合わせて学習を進める他、ニーズに合わせて柔軟にカリキュラムを組んでいます。

 

ただ勉強を一緒にするだけではなく、コロナ禍で家族以外の人とのコミュニケーションが減ってしまっていたり、不登校やひきこもりでそもそも人との関わりが少ない状況のお子さんの不安やストレスの軽減のためのコミュニケーションを重視している点も大きな特徴の一つです。

 

 

フリースクールの教室とオンラインで人狼ゲームに参加するなどの交流も

 

 

”学びを多様化する”をキーワードに、マンツーマンでの学習支援の他、英会話やプログラミング、ピアノレッスンなど多様なプログラムを提供しています。

 

▼ノマド設立のきっかけ・思い

 

ノ・マドは前述したように、元々は私たちのフリースクールに通う子どもたちが、教室に通えなくても学び続けられるようにオンラインで学習する時間を作ったのがきっかけです。

 

 

この時、保護者を対象としたアンケートでは、「休校で家に閉じこもり、予定がない日が続いたことで昼夜逆転してしまっていたが、オンライン学習の予定が入ったことによって朝起きるようになって、生活が整った」という声や、「人と話すことで、ストレスや不安が和らいだ」「オンラインの方が人の目を気にせずに学習に集中できる」「教室に出席する元気がないときでも自宅から学習できるのが良い」といった声がありました。

 

このような声を受け、この活動を私たちの教室の子どもだけではなく、コロナが不安で学校や塾に通うことが難しくなっていたり、不登校や長期入院などで学ぶ機会が失われてしまっている全国の子どもたちに広げたいと考えるようになりました。

 

そこで、日本財団の支援を受け、全国から集まった、子どもたちの学習を支援したいという大学生や社会人の力を借り、コロナが不安で学校や塾に通うことが困難になった全国の子どもたちに対象を広げて開始したのが現在のノ・マドです。

 

ノ・マドは2020年10月から2021年3月まで日本財団「新型コロナウイルス感染症に伴う社会活動支援事業」の採択を受け活動していました。目標を達成し、助成終了しています。

※日本財団ロゴは過去の助成事業の表示として掲載許可取得済みです。

 

 

ノ・マドの立ち上げからオンラインでの学習支援を継続していくなかで、予約の調整や振替の管理などの管理業務の負荷がとても高かったり、広報活動の限界で利用者が教室周辺の子どもに限定されるなど、いくつかの課題が見えてきました。

 

▼全国の団体と一緒にオンラインの”学び”を届けたい

 

 

すでに述べたように、1つの団体だけで全国の子どもたちにオンライン学習を提供するのは限界があります。

 

それであれば、全国にたくさんある不登校支援や学習支援を行なっている団体と連携し、それぞれの団体がそれぞれの地域でノ・マドの仕組みを使って活動することで、結果的に全国の子どもたちにオンラインでの学びを届けることができるのではないか、という考えに行きつきました。

 

繰り返しになりますが、オンラインで学習支援を行うにはそれなりの準備や運営ノウハウが必要です。オンラインで純粋に学習支援するということの他にも予約の管理や、リマインド、有料でプログラムを提供する場合の決済の仕組みなど考えなければならないことはたくさんあります。

 

オンラインでの学習支援をしたいがノウハウがなく、踏み切れない

・予約調整などの管理業務は誰かに任せて、オンラインで学習支援をすることだけに集中したい

 

このような課題を解決するため、オンライン学習支援にまつわる業務を一括で管理できるシステムの開発や、全国の学習支援 団体団体と連携して他府県にまたがって利用者を集める取り組みを行い、本事業をオンライン学習支援プラットフォーム として機能させる、というのが今回のプロジェクトの趣旨です。

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

 

いただいた支援はオンライン学習支援プラットフォームの開発費用として利用します。また、リターンとして、1ヶ月のオンライン学習プログラムを無料で受講できるクーポンを発行し、オンライン学習を利用したい子どもをサポートします。

 

プラットフォームの開発はクラウドファンディング終了後すぐに開始し、2022年春ごろのサービス開始を目指しています。プラットフォームの開発決定後、同時にプラットフォーム参加団体の募集も行っていく予定です。

 

2022年度はプラットフォーム参加10団体、各団体の参加者数平均20名で、200人の子どもの参加を目指します。

その後も継続的に参加団体や利用する子どもの募集を続け、オンラインで”学ぶ”ことが当たり前の世界を作りたいと思っています。

 

▼サポーター・応援メッセージ

 

 

中村 孝一さん(NPO法人eboard 代表理事)

志塾フリースクール ラシーナのオンライン学習会「ノ・マド」で、オンライン学習教材eboardをご活用頂いています。

 

不登校や新型コロナウイルスの影響から、学校に通うことが難しい、まさに私たちNPO法人eboardが教材を通じて学びを届けたい子ども達に、学びの機会を届けているプログラムです。

 

田重田さんが取り組まれている「オンライン学習支援プラットフォーム」は、不登校やそれに伴いフリースクールが増える中で、社会に欠かせないもの。

 

本プロジェクトを応援しています。

 

 

 

山本了輔さん(特定非営利活動法人 志塾フリースクール 理事長)

こどもたちの学びの環境は、年々厳しさを増しています。文部科学省が発表した不登校児童生徒の数も年々増加傾向にあり、高校生に至っても高い水準で推移しています。

 

長年、不登校の子どもたちと接してきていますが、子どもたちは皆、学びを放棄したのではありません。学びの魅力を感じる機会がなかったという方が正しいかもしれません。

フリースクールに通う子どもたちは、「好き」を追求することで、どんどん「学び」を深めていきます。

 

「好き」から「学び」は、自然のことです。

 

今回のこのオンライン学習プラットフォームは、既存の学習支援サービスではなく、「好きを深化させ学びの魅力に気付くサービス」です。

 

対人緊張が高い、コミュニケーションが苦手、自信が無いなど、もしかしたらそういった理由で学びに触れる機会がなかった子どもたちも、是非このサービスから、学びの魅力に気付いてくれることを願っています。

 

 

 

宝楽陸寛さん(NPO法人SEIN コミュニティLAB所長)

地域に居場所が必要と子ども食堂や冒険基地などたくさん増えてきました。大阪府では子ども食堂が400を超えてきました。

 

地域における子どもを見守る大人のネットワークはコロナ渦において、地域ごとに取り組みの差が生まれてしまっているのが現状です。

 

そんな中、地域の子どもたちを支える仕組みに新しい選択肢が生まれました。

 

田重田さんは、「プログラムをオンライン化することのメリットの一つとして全国どこからでも参加できること」を大切にプラットフォーム化をめざしています。

 

その価値は、「オンラインかリアルか」という新しい選択肢を増やすことです。

 

教育は学校だけではできません、地域社会で育まれます。 ただ、その地域がオンラインコミュニティと広がることで、子どもたちを、地域から誰も取りこぼさない社会の実現につながります。

 

応援しています。

 

▼運営団体の紹介

 

ノ・マドを運営する志塾フリースクールラシーナは大阪府富田林市にあるフリースクールです。

 

1997年設立の志塾フリースクールのグループ校として2016年、富田林市に設立されました。また、2020年には堺市中区に泉北教室を開設し、活動範囲を広げてきました。

 

設立以来、不登校のお子さんの学習支援、体験活動の提供などを行ってきましたが、2020年のコロナ休校以来、学習支援活動のオンライン化に取り組み、サポート対象を全国の小中学生に広げています。

 

 

▼最後に

 

オンラインの”学び”プラットフォームの構築を通して、全国の学習支援を行う団体とともに、全国の子どもたちにさまざまな”学び”を届け、コロナ禍ではなくなった後も、学びたい子どもはいつでもオンラインで”学び”を継続できる社会をつくりたいと本気で考えています。

ぜひ一緒に作っていきましょう。

 

応援どうぞよろしくお願いいたします!

 

 

【プロジェクト終了要項】

●リリース完了予定日    
2022年4月1日

●ウェブサイト・アプリ内容    
オンライン学習支援プラットフォーム

 

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プロフィール

特定非営利活動法人 志塾フリースクールラシーナ 理事長 田重田 勝一郎 1978年大阪生まれ コンピュータ総合学園HAL卒 卒業後、 17年間システム開発会社でプログラマ・システムエンジニアとして従事。在職中にCode for Sakai、CoderDojo堺を立ち上げ、ITによる地域課題解決や無料の子ども向けプログラミングクラブなどの市民活動を開始。2016年、特定非営利活動法人 志塾フリースクールラシーナに理事長として入職。 1度目の緊急事態宣言が明けたあと、寝屋川市などが実施している選択登校制を知り、コロナ対策として始まったこの制度が不登校の子どもにとっての希望になると考え、全国に広がることを願っている。 受賞歴 2018年人間力大賞 会頭特別賞受賞 保有資格 保育士

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リターン

5,000


1人に1ヶ月間学習のサポートが出来ます。

1人に1ヶ月間学習のサポートが出来ます。

●ノ・マドのオンライン学習が1ヶ月無料で利用できる教育バウチャーを1人分発行します。
●活動報告をお送りします。
●有効期限は発行から6ヶ月内です。

申込数
37
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年4月

10,000


2人に1ヶ月間学習のサポートが出来ます。

2人に1ヶ月間学習のサポートが出来ます。

●ノ・マドのオンライン学習が1ヶ月無料で利用できる教育バウチャーを2人分発行します。
●活動報告をお送りします。
●有効期限は発行から6ヶ月内です。

申込数
25
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年4月

5,000


1人に1ヶ月間学習のサポートが出来ます。

1人に1ヶ月間学習のサポートが出来ます。

●ノ・マドのオンライン学習が1ヶ月無料で利用できる教育バウチャーを1人分発行します。
●活動報告をお送りします。
●有効期限は発行から6ヶ月内です。

申込数
37
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年4月

10,000


2人に1ヶ月間学習のサポートが出来ます。

2人に1ヶ月間学習のサポートが出来ます。

●ノ・マドのオンライン学習が1ヶ月無料で利用できる教育バウチャーを2人分発行します。
●活動報告をお送りします。
●有効期限は発行から6ヶ月内です。

申込数
25
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年4月
1 ~ 1/ 9

プロフィール

特定非営利活動法人 志塾フリースクールラシーナ 理事長 田重田 勝一郎 1978年大阪生まれ コンピュータ総合学園HAL卒 卒業後、 17年間システム開発会社でプログラマ・システムエンジニアとして従事。在職中にCode for Sakai、CoderDojo堺を立ち上げ、ITによる地域課題解決や無料の子ども向けプログラミングクラブなどの市民活動を開始。2016年、特定非営利活動法人 志塾フリースクールラシーナに理事長として入職。 1度目の緊急事態宣言が明けたあと、寝屋川市などが実施している選択登校制を知り、コロナ対策として始まったこの制度が不登校の子どもにとっての希望になると考え、全国に広がることを願っている。 受賞歴 2018年人間力大賞 会頭特別賞受賞 保有資格 保育士

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