12月3日に実行された我々のプロジェクトのご報告
12月3日(土曜日)に我々のプロジェクト
脳卒中を経験された患者さまの声を多くの医療従事者に届けたい!
第3回 脳卒中当事者と医療従事者の意見交換会
「未来への一歩」
を無事に開催することが出来ました。
多くの皆様方のご支援皆様のおかげと、開催スタッフ一同、心より感謝申し上げます。
今回は51名の参加していただけました。(詳細は看護師9名、学生10名、理学療法士6名、作業療法士3名、当事者4名、当事者家族4名、介護福祉士2名、鍼灸師2名、看護教員1名、当事者登壇者4名、スタッフ6名)
今回、より多くの学生に参加していただく為に、近畿圏の理学療法・作業療法・言語聴覚療法の養成校、看護学校、医学部(計:147校)に直接電話で呼びかけを行った後に、各校への告知ポスターを配布いたしました。土曜日の開催となったために、授業があるとのことで、良いお返事をもらえなかったこともありました。
今回、学生参加が10名であった事は非常に残念な結果となってしまいましたが、東は広島から学生が参加してくれて、参加した学生のコメントとして「学校での授業でも取り入れて欲しい」「患者さん側のお話を聞く機会が少ないので、とても勉強になりました」「臨床に出る前に患者さんの想いを知れてよかった」など、うれしい言葉をいただきました。
4名の脳卒中当事者の方に登壇いただき、ご自身の入院中の体験、医療従事者の接遇などについて、医療現場では決して聞くことのできない内容であり、自身の立ち振る舞いや接遇について考えさせられる機会となりました。
一人目の登壇者
大久保理恵様
脳卒中当事者でありながら、現役の看護師として活躍されております。
ご自身の体験から患者様とのかかわり方や、看護師としての視点と当事者としての視点から臨床現場で出会った患者様を紹介していただきました。
二人目の登壇者
今枝睦宏様
脳卒中友の会(あけぼの会)
テーマは「当事者の声」~思いやり、寄り添い、共に歩む~
ご自身の体験の中で、看護師、同級生、介護士、リハビリスタッフなどから何気なく、かけられた言葉やちょっとした仕草で受け取る側の印象が大きく違うことや、その言葉がけで傷つくこともあれば、励まされることもある。医療従事者はモノを相手にしているのでは「人と人のつながり」と心に響く内容でした。
三人目の登壇者
小黒修様
作業療法士でありながら当事者である、当事者セラピスト。
ご自身のお体の体験を説明しながら、参加者で体を動かしながらワークも取り入れていただきました。これまで受けてきた4つのリハビリの内容を作業療法士になって感じることや、リハビリの進め方、説明の重要さなどを講演いただきました。
四人目の登壇者
土井畑京子様
ピアカウンセラー。当事者会「ゆっくりいっぽの会」代表
これまで受けてこられたリハビリの体験「痛みを耐え続けた」「自分の希望とセラピストの想いのすれ違い」しかし、何も言えない・・・
心に突き刺さるお話でした。
四名の登壇者の講演の後は、グループに分かれて
これから、私たちがどのような行動を起こすことが出来るのか?
参加者全員で話し合い、発表することで共有しました。
このグループディスカッションが大盛り上がりとなりました。
最後に参加者全員で記念写真
皆さまからご支援頂いた資金は、会場費、登壇者への謝礼・交通費・昼食、広告費、郵送費、印刷費、保険料等に使用いたしました。
誠にありがとうございました。
リターンに関しましては、12月中に随時行ってまいりますので、しばらくお待ちくださいませ。
2月25日は東京でも同じような形で『未来への一歩』を開催しますので、こちらも宜しくお願い致します。
今後も、このような活動が継続できるようにスタッフ一同走り続けます。