バングラデシュ人から学ぶこと

（国立病院にて。医師の回診につく看護師の様子。）

「できるチカラをたくさん持っているバングラデシュ人」

バングラデシュでは、みんな物をとても大事にします。
壊れてもすぐに捨てずに、修理に出すのです。
この修理屋さんが、またすごい！
こんなに分解をしてしまって、元に戻せるの？というくらいに細かく分解。あっという間に、コンセントでもヘアドライヤーでも、もと通りに直してしまうのです。

そして、バングラデシュの人は、とっても器用。
オーダーメイドで、自分のサイズに合わせて洋服を作る習慣のあるバングラデシュ。テイラーさんに行くと、男性がミシンでコトコト、洋服を縫っている姿をよく見かける。ビーズや刺繍などの装飾が細かく綺麗な、バングラデシュの民族衣装サロアカミュズのワンピースも、１つ１つ。丁寧に手縫いで作られているのを見たことがあります。

バングラデシュの人たちの持っているチカラって、すごい！！日本人なら、機械任せにしてしまうことも、自分たちの手でささっとやってしまうだなんて。

バングラデシュではよく見かける木彫りの家具だってそう。機械なんて使わずに、忍耐強く時間をかけ、自分たちの手で作ってしまう。その仕上がりはとても美しいのです。

そして、何より、すごいことは、このバングラデシュの人たちは自分のすごさに気付いていない！！ということ。

このコース対象の看護師からも、私たちは学ぶべきことがたくさんあるのだと思います。
「バングラデシュの看護師さんは、日本では機械で行っているようなことも器用に自分で行っている。これは、尊敬すべき技術である。」とある人は言いました。
このことを身を持って実感する日は近いでしょう。

2013年8月29日Future Codeバングラデシュ支部　ラーマン真理子