プロジェクト概要

▲「おだやかな革命」ダイジェスト版

 

持続可能で、しなやかな地域経済の復興を描く映画「おだやかな革命」の上映プロジェクト!

 

ページをご覧いただきましてありがとうございます!いでは堂共同代表/映画監督の渡辺智史と申します。私はいま、山形県鶴岡市を拠点に、地域に暮らす人々の魅力を伝えるドキュメンタリー映画の制作等に取り組んでいます。

 

前作の映画「よみがえりのレシピ」では、在来作物の種を守る人々の姿を通して、風土に根ざした豊かな文化と、そこから生まれる新たなコミュニティについて描きました。その東京上映の広報活動に関する資金調達に挑戦した前回のクラウドファンディングでは、67名の支援者様から382,900円のご支援をいただきました。ご支援いただいた皆様、本当にありがとうございました。

 

今作のドキュメンタリー映画「おだやかな革命」は「エネルギー自治」から始まる「幸せな経済」の物語を描いています。日本は未曾有の人口減少社会に直面し、地方自治体はが若者の人口流出に頭を悩ませています。その課題解決につながる、持続可能で、しなやかな地域の復興を描くドキュメンタリー映画を企画しました。調査取材は2014年からで、取材が始まったのは2015年からで2年近く、全国各地を取材してきました。


今回のクラウドファンディングでは、映画の仕上げにかかる費用と全国展開していくために必要な広告宣伝費の資金支援をお願いしたいと考えています。どうか皆様ご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

前作「よみがえりのレシピ」と「おだやかな革命」に共通するのは、「幸せな経済」の物語。

前作の「よみがえりのレシピ」では在来作物のタネを守ることの意義を世に問いました。何十年、何百年という世代を超え、味、香り、手触り、さらには栽培方法、調理方法を現代にありありと伝える作物が、大量量生産・大量消費の時代にに適応できず忘れ去られてしまったのです。飽食の時代を迎えた現在、足元にある価値に気づくことから「幸せな食のコミュニティ」の物語は始まりました。

 

この動きを日本全国、さらには世界中で起きている食や農業の問題への処方箋(レシピ)として、伝えていきたいと考え、上映活動を展開してきました。その結果、生産者と消費者の交流が生まれ、在来作物を栽培したいという新規就農者も現れました。これまで全国300ヶ所を超える上映会が開催され、研究者、市民、料理人、行政によって、在来作物の保存や食文化の継承が広がっています。

 

映画「よみがえりのレシピ」予告編(劇場版)

 

 

 

この映画で地域にある食材を用いて、そこにしかない料理、食べ方でおもてなしをすることの魅力、そして食を通して人がつながっていくことがいかに幸せなことかに気づかされました。別の言い方をすると、作物のタネも、お金も、志も、地域内でぐるぐる循環していくと地域は幸せになるということに気づきました。

 

多くのエネルギーを海外から買うことで日本の農業は成り立っています。多くの食品を輸入することで、飽食の時代は支えらています。しかし、幸せの源は身近なところにあるのだと気づいたのです。食からはじまる「幸せな経済」の物語の続きとして「エネルギー自治」から始まる「幸せな経済」を描きたいという思いが本作に企画の背景にあります。

 

 

ほしい未来は、自分たちの手で作っていく。「エネルギー自治」から始まる「懐かしくて、新しい地域の幸福論」とは? 

"3.11"や、それに伴う福島第一原発事故は、エネルギーの大消費地の”首都圏”と、”地方”との格差を浮き彫りにしました。現在、エネルギーの大半は海外からの輸入に頼っています。大きなシステムに依存しすぎている社会は、脆弱な社会です。商店街のシャッター通りに象徴される様に、地域は貧しくなるばかりで、人口流出にも歯止めがかからない状況が続いています。

 

そんな中で、一方で「再生可能エネルギー事業を自分たちの手で起こす」という動きに注目が集まっています。地域住民が将来の世代のためにお金と志を持ち寄って立ち上げるエネルギー自治」は、地域の「自治の精神」を現代によみがえらせる動きでもあります。

 

地元資本が出資をしたエネルギー事業の多くは、固定価格買取制度を利用して生まれた売電収益を地域の農業の振興や、若者の起業、そして教育や福祉にも再投資していくという動きにつながっています。地域の中でお金もエネルギーも志も循環していくことで生まれる、しなやかな地域経済のことを「幸せな経済」と呼びたいと思います。グローバル資本主義の荒波にも翻弄されない地域経済が、日本各地でいくつも生まれていくことによって、日本の社会全体の幸福度が徐々に増していくのではないでしょうか?

 

岐阜県郡上市白鳥町にある石徹白地区では地元住民が賛同して約100世帯の全戸出資による事業がスタート。人口減少により地域存続が危ぶまれている中で生まれた希望。地区住民で新たに農業協同組合を組織して、売電収益を農村振興に充てるというエネルギー自治が始まっています。一時は小学校の存続が危ぶまれていましたが、石徹白地区ではUIターンが増えたことから、若い夫婦による子育ても盛になり、人口減少が横ばいになりつつあります。

 

この土地で持続可能な地域づくりを実践したいというチャレンジ精神で移住してきた平野彰秀さんは、小水力発電の導入のきっかけに、地域の伝統的な暮らしや文化が継承されることを目指しています。平野馨生里さんは伝統的な和裁で制作した野良着で起業をしました。地域の主婦と一緒に裁縫で商売を始めることで、少しずつ地域の経済が活気を呈しています。高地に適した自然農を実践する農家が移住してくる等、これまで限界集落と呼ばれていた場所に、可能性や、やすらぎを求めて移住し来る若者が少しずつ増えています。

 

「エネルギー自治」の象徴としての小水力発電所

 

 

小水力発電を通して持続可能な社会を目指して、移住してきた平野彰秀さんと、馨生里さん

 

 

石徹白に伝わる伝統的な和裁からヒントを得て制作している「石徹白洋品店」

 

 

子育て世代の若者が増えたことで、地域には常に子どもの笑い声があふれている。

 

 

鳥取県との県境にある西粟倉村は、コンビニが1軒もない人口1600人の村。平成の合併をしなかったことから、村が中心となって森作りを進めてきました。地域の未来を託して宣言した「百年の森構想」によって、森林管理から生まれた間伐材を利用した新たな商品開発が盛んに行われています。現在では、地元企業がいくつも生まれ、地域に着実に雇用が生まれています。

 

村楽エナジーの井筒耕平さんは廃業した温泉施設を改装して、薪ボイラーを導入した温泉とゲストハウスを経営しています。さらに「地域に流れ出ているお金を停めること」その思いを実現するため、薪を利用して地域通貨の発行も手がける等、様々なかたちで地域内循環を高める事業を手がけています。森に捨てられていた薪を利用することで、地域の中でお金もエネルギーもぐるぐると巡る地域づくりを目指しています。

 

森に関わる事業は多岐に渡り、間伐材を利用した楽器製作、間伐材の木屑を利用した養殖業、ジビエの加工、様々な事業を村で展開が始まっています。今では、多くの起業家が集まる、起業の村として全国から注目を集めています。

 

西粟倉森の学校では、林業の六次産業化をめざし、売り上げを伸ばしている。

 

 

薪ボイラーによる熱供給によって、西粟倉の森に捨てられていた資源が生かされることに。

 

 

西粟倉ローカルベンチャースクールでは、多くの参加者が起業を目指している。

 

 

西粟倉の木材を使った家具は、全国のみならず世界から評価を得ている。

 

 

さらに、地方と都市がエネルギー事業を通して連帯をしていく動きも生まれつつあります。例えば、首都圏にある消費者団体「生活クラブ」が組合員出資で立ち上げた市民風車「夢風」。その売電益の一部は、にかほ市の農産品加工に充てられています。2016年より電力小売り自由化がスタートしたことにより、再生可能エネルギーにこだわった新電力会社からも購入することが可能になっています。電気を選ぶことが、環境に優しいというだけでなく、都会の食やエネルギーを支えている地域社会と都市住民が持続可能な関係になっていく、そんな新しい方向性のエネルギー事業も生まれています。

 

組合員出資による市民風車が、にかほ市民との交流の架け橋に。

 

 

食もエネルギーも日々のことだからこそ、私たちの選択によって少しずつ社会を変えていくことができます。誰かに任せていればどうにかなる、そういう時代は終わりました。これからは「ほしい未来は、自分たちの手で作っていく」という時代です。

 

今回のクラウドファンディングを成功させて、全国で「おだやかな革命」を起こしていきます。今回の支援金額の使用使途について。

今回のご支援いただく内容は「映画の仕上げの費用」と「映画の宣伝費用」に使わせていただきます。この支援を得られることで、映画の最後の仕上げ、編集と音楽制作にしっかりと取り組むことができます。既存の音源を利用するのではなく、映画のために音楽制作をすることが可能になり、知名度のあるナレーターの方にお願いすることができます。

 

ドキュメンタリー映画の上映活動は実際に出演していている方、映画を鑑賞してくださった方と一緒に、映画のテーマを深めていく創造的な仕事です。上映活動を通して、様々な立場の人と思いを共有しながら、時にはテマヒマをかけながらじっくりとテーマを伝えていくことをモットーとしています。

 

パンフレット制作では映画で紹介する取材地の紹介を詳しく行なう予定です。また各地で活躍する地域エネルギーの事業者や、地域づくりのプレーヤーを紹介していきます。映画を観た方が、映画で描いているテーマをより深く知りたい、地域で頑張っている人を応援したい、そういった思いを実現できる様に関連情報も取り上げたパンフレットの制作を行なう予定です。

 

協賛特典として計画しているトークイベント&交流会では、映画に出演してくださっている方々の話を聞きながら、実際に地域の産物を食べながら、出演者と鑑賞者の皆さんと一緒にそれぞれの思いを分かち合いたいと思います。こういった取り組みを、全国各地で展開して行くことが最終的に「おだやかな革命」になっていくと確信しています。

 

【これまでのスケジュール】

2014年 全国のご当地電力の事前取材
2015年 映画撮影スタート

 

【今後のスケジュール】

2017年5月        映画の編集後に音楽制作、音の仕上げをして完成
2017年夏          取材地でのお披露目上映会
2017年9月頃(予定 )都内での試写会&トークイベント
2017年秋          都内の映画館で公開、その後全国劇場公開を経て、自主上映を展開予定

 

特典のトークイベントと交流会のイメージ

 

 

映画に登場する各地の食材を食べながらの交流

 

 

【目標を大きく上回る金額が集まった場合・・400万円を超えた場合】

海外に映画を届けるための英語字幕の作成を行ないたいと思います。アジア諸国やヨーロッパでは福島第一原発事故後の日本のエネルギー政策や社会の動きに強い関心を寄せています。そのことから、この映画を海外で上映するためにも、英語字幕の製作を行いたいと思っています。

 

映画「おだやかな革命」の映画の上映によって、「幸せな経済」の復興が全国各地で始まることを目指します!

今回取材している会津電力の社長である佐藤彌右衛門さんは、ご当地エネルギー協会の会長も務めていらっしゃいます。大和川酒造の代表の時に、現在の地酒ブームのさきがけとなる動きを牽引したそうです。地酒と同様に、その地域の食文化にあった酒の味があるとすれば、エネルギー事業もその地域にあったやり方、進め方があるはずです。

 

この映画の上映活動を通して先進地の事例を知ることができるだけでなく、自分自身が暮らす地域の人々とこれからの暮らしについて思いを共有する場となります。その結果、新しい仲間や事業のニーズを見つけることができれば、そこから具体的な取り組みが広がっていくはずです。映画の上映活動が「幸せな経済」の復興の一助になることの土地ならではの「地域の幸福論」を発見する一助になること考えながら、上映活動を推進していきたいと思います。

 

どうか皆様、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 

 


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