認知症による行方不明者を助けたい。おかえりQRを全国へ。

認知症による行方不明者を助けたい。おかえりQRを全国へ。

支援総額

1,406,000

目標金額 1,350,000円

支援者
119人
募集終了日
2020年9月11日

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プロジェクト本文

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誰もが安心しておでかけできる、

 

みんなで支えあう地域社会をつくる。

 

それをサポートする迷子のサイン、「おかえりQR」。

 

 

 

認知症による行方不明者は、年間17,500人。

 

現在の日本には、認知症を患っている方がどのくらいいらっしゃるかご存じですか?

内閣府「平成29年度版高齢社会白書」によれば、日本の認知症患者数は、2012年時点で約462万人。

団塊の世代が75歳以上となる2025年には、認知症患者数は700万人前後に達し、65歳以上の高齢者の約5人に1人を占める見込みです。(厚生労働省推計値)

 

また、認知症が原因で行方不明になっている方がどのくらいいらっしゃるかご存じですか?

下記の警察庁集計のグラフの通り、その数は2019年では年間約17,500 人と言われており、今後超高齢化社会を迎える日本において、その数が急増することは確実です。

 

(2019年 警察庁集計)

 

 

私たちにできること

 

このように、認知症が原因の行方不明者増加は、超高齢化社会を迎える日本にとって喫緊の課題です。

しかし、残念ながら私たちには認知症を治療できる力はありません。

 

でも、患者の方とご家族のみなさまを支えることはできます。

 

多くの人にこの小さなQR シールを認識していただくことで、迷子になった高齢者の方に気軽に声をかけ、みんなで見守る地域社会を創造することができるはずです。

そんな思いで私たちは、迷子の早期発見をサポートするサービス「おかえりQR」プロジェクトを立ち上げました。


「誰もが安心しておでかけできる、みんなで支えあう地域社会をつくりたい」
「おかえりQR」を「迷子のサイン」として普及させることで、認知症の方をみんなで見守る地域社会を実現していきます。
ぜひ温かいご支援、ご協力をお願いします。

 

 

 

認知症の方をそっと見守り、発見者にも負担が少ない「おかえりQR」

 

■おかえりQRとは?

 

「おかえりQR」とは、誰もが気軽に使えるQRコード付きのシールです。

高齢者の持ち物に貼り付けたQRコードのシールを、発見者が携帯電話やスマートフォンで読み取ることで、状況や発見場所を家族に伝えることができ、発見者にあまり負担をかけない仕組みになっています。
現在は、首都圏の4810郵便局とオンラインストア(Amazon・楽天市場)で販売しています。

 

おかえりQRの仕組み。

 

【おかえりQRの使用イメージ】

 

【おかえりQRの特徴】

 

どこにでも貼れて、誰でも簡単に使える「シール」

持ち物に貼るため、置き忘れが起こりにくい
GPS端末、専用アプリや事前登録が不要で、ランニングコストがかからず安価
QRコード読み取り機能があれば、携帯でもスマートフォンでも連絡可能

自社の地図データベースを使用した交番マップで、交番の位置も案内可能

 

コードを読み取った際の画面。

 

 

 

■これまでの施策

2018年のサービス開始以降、より多くの方々に「おかえりQR」について認知していただくために、さまざまな施策を展開してまいりました。

 

東京都営地下鉄への広告掲出

 

啓蒙ポスターの制作

東京 西武池袋線 池袋駅

 

 

ご当地版「おかえりQR」を認知症家族に届けよう!プロジェクト

 

認知症の方を見守っていくおかえりQRの認知度を高めていくために、さまざまな施策を行った結果、徐々にではありますが、おかえりQRは広がってきていると感じています。

 

しかし、このおかえりQRの存在が認知症の方の緊急連絡先につながっているものだと、地域でもっと認知していただき、当事者・当事者家族だけでなく、みんながおかえりQRの存在を認識できるインフラとして定着させるためには、さらなる展開が必要です。

 

そこで今回、地域ごとにおかえりQRを定着させていくためのステップとして、各都道府県ご当地のキャラクターを活用したデザイン版を制作しようと思います。

ぜひ、皆様にお力添えをお願いしたいと考えております。

 

■今回、皆様からいただくご支援で実現できること

 

1)「おかえりQR」ご当地キャラクターデザイン版を制作します


ご当地キャラクターを使った「おかえりQR」を制作することを通じて、地域のみなさんにも、帰れなくて困っている方のサインとして認識してもらい、親しみを持ってもらえたらと考えております。

 
コバトン
埼玉県コバトン(参考イメージ)
宮城県むすび丸(参考イメージ)
茨城県ねば〜る君(参考イメージ)
島根県しまねっこ(参考イメージ)
山形県きてけろくん(参考イメージ)
長野県アルクマ(参考イメージ)
広島県ひろしま清盛(参考イメージ)
鳥取県トリピー(参考イメージ)

 

現状では、長野県は“アルクマ”、埼玉県は“コバトン”、茨城県は“ねば~る君”などで検討しており、いずれも現在使用許諾申請中、または使用条件の確認を行っております。

※どこの地域から制作するか、どのご当地キャラを採用するかは弊社で判断します。

 

 

2) 全国の「認知症の人と家族の会」に寄贈します

 

困っている認知症の方・家族の方に実際に使っていただくため、制作した各都道府県ご当地キャラクターデザイン版「おかえりQR」を、「認知症の人と家族の会」の各支部に寄贈します。

 

■「認知症の人と家族の会」よりメッセージ■

 

認知症の人が家に帰れなくなる、行こうと思った目的の場所に行きつかないのは、症状が始まってから中期といわれる時期に多く起きます。「徘徊」とも呼ばれている症状です。この時期は認知症の人は、わからないことが増え、不安が多くなり混乱し、大きな声を出したり、適切な言葉が出て来なくなり、上手く思いを表現できなくなります。冷蔵庫にティッシュの箱を入れたり、トイレの場所がわからず失敗したりなどで、介護家族に注意を受けることで怒ったり、手を上げたりすることもあります。この時期のさまざまな症状はBPSD(行動・心理症状)といわれ、介護も大変な時期です。

その中でも介護家族が一番に心配するのは、目を離した一瞬に外に出てしまい何時間たっても帰って来ない時です。最初は「そのうちに帰って来るだろう」と思うのですが、何時間経っても帰ってこない時は警察に保護願を出すことも多くなります。介護家族は本人をずっと見張るか、鍵を家中にかけるかなどするしかないかもしれませんが、それは現実には難しいことです。

 

昭文社さんの「おかえりQR」は、今いる場所がわかるので安心して外出ができます。介護家族も鍵をかけたり、「外に出てはだめ」など行動制限の言葉をかけることがなくなり、自由に街を歩いてもらえます。企業が認知症の人が自由に安心して行動できることを応援してくださることは介護家族もありがたいです。
昭文社さんなど様々な企業や研究者が、認知症の人の意思が尊重され、安全に安心してそして自分らしく生きることのサポートを考えて製品はじめシステムなどを創ってくださっています。そのことは認知症とともに前向きに生きる力になっています。
皆さまもこのプロジェクトに、どうぞ応援をお願いします。

 

【公益社団法人 認知症の人と家族の会について】

「公益社団法人 認知症の人と家族の会」は、今から40年前の1980年1月に結成した会員11,000名の団体です。認知症の人とその介護家族を中心に、医師や看護師、ケアマネジャーなどの専門職、認知症に関心のある方が会員です。

結成当時は今のようなデイサービスやヘルパー、ショートステイなどの介護サービスはなく、家族だけでの介護でした。病気のことも今ほどの情報はなく、医療や社会の理解なく、家族は困り果てていました。そのような状況の中から結成以来、介護家族同士がつながり、助け合いながら、社会に声を上げ、国に要望を出し制度をよくし、認知症になっても安心して暮らせる社会をめざし活動を続けています。

 

 

迷子になった認知症の方に誰もが声をかけられる。みんなで支え合う地域社会へ。

 

おかえりQRには認知症を治したり、予防する力はありません。

しかし、認知症患者の方や高齢者の方を支える力はあると信じています。

 

今回のプロジェクトを通じて、迷子のサインとして「おかえりQR」を、全国の多くの方に知っていただくことで、市町村や都道府県をまたいだ広域(全国)の見守り体制を構築していくきっかけを作られれば、と思います。

 

認知症の方やそのご家族の「迷惑になってしまうかも」「心配だから」という心の負担を少しでも軽くし、あらゆる方が安心して暮らし続けることができ、皆が声を掛け合いながら支え合う、優しい地域社会となるよう、全国にこの「おかえりQR」を広げていきたい。

そういう人を支え、社会を支える、コミュニケーションツールに育てていきたいと思っています。

 

最後にもう一度。

 

どうか、皆さまの温かなご支援をよろしくお願いします。

 

 

■おかえりQR 企画開発者の声■

 

株式会社マップル(昭文社ホールディングスグループ)

おかえりQR事業推進課 課長 池田 有作

「おかえりQR」は日常の暮らしの中での気づきから生まれました。
街なかで「迷子のお年寄りかな?」と気づいてもなかなか声をかけづらく、協力したいけれど……と、ためらっている自分がおりました。このおかえりQRが生まれたきっかけも、このプロジェクトを考えたのも、そこが原点です。

ご家族の不安を取り除き、発見者の負担をできるだけ軽くし、誰もが安心しておでかけできる地域社会になることを願っております。
大切な人を守れる、人々を笑顔にできる活動を行ってまいります。皆さまのご協力をお願いいたします。

 

<プロジェクトメンバー>
池田 有作(プロジェクトマネージャー)
永尾 一彦(普及促進担当)
石塚 浩 (サービス運用担当)
内田 次郎(顧問)

岡本 多喜子(アドバイザー:明治学院大学名誉教授)
(株)昭文社ホールディングス コミュニケーションチーム(広報担当)

 

******

2020年12月31日までに、株式会社マップル(昭文社ホールディングスグループ)おかえりQR事業推進課が、「おかえりQR」ご当地キャラクターデザイン版を製作し、公益社団法人認知症の人と家族の会に寄贈したことを以ってプロジェクトの実施完了となります。

 

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プロフィール

おかえりQRは、旅行ガイドブックや地図出版事業を展開する㈱昭文社ホールディングスグループの新たなスタートアップとして生まれました。 メンバーは皆、「この新たな仕事を通じて、それぞれの立場で少しでも社会に貢献したい」という思いでプロジェクトに参加しました。 企画から様々な苦労がありましたが、利用者様や認知症のご家族を支援される関係者の方から評価いただくところまで進めることができました。 少しでも多くの方々へ「安心をお届けし、笑顔にできる活動」を行っていきたいと考えております。 ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

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リターン

3,000


おかえりQRコース

おかえりQRコース

・サンクスメール
・「おかえりQR」シール10枚版×1部

支援者
37人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

10,000


おかえりQRトートバッグコース

おかえりQRトートバッグコース

・サンクスメール
・「おかえりQR」シール10枚版×1部、シール23枚版×1部
・おかえりQRトートバッグ1個

支援者
12人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

10,000


おかえりQRジュートバッグコース

おかえりQRジュートバッグコース

・サンクスメール
・「おかえりQR」シール10枚版×1部、シール23枚版×1部
・おかえりQRジュートバッグ1個

支援者
8人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

50,000


おかえりQRバッグセットコース

おかえりQRバッグセットコース

・サンクスメール
・「おかえりQR」シール10枚版×5部、シール23枚版×5部
・おかえりQRトートバッグ1個
・おかえりQRジュートバッグ1個

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

100,000


おかえりQR全国ご当地キャラクター版コレクションコース

おかえりQR全国ご当地キャラクター版コレクションコース

・サンクスメール
・「おかえりQR」全国ご当地キャラクター版(47デザイン)

支援者
4人
在庫数
6
発送完了予定月
2020年12月

3,000


【おかえりQR応援】3,000円コース

【おかえりQR応援】3,000円コース

・サンクスメール
リターンに費用がかからない分、いただくご支援の多くをプロジェクト実施に当てさせていただきます。

支援者
34人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

10,000


【おかえりQR応援】10,000円コース

【おかえりQR応援】10,000円コース

・サンクスメール
リターンに費用がかからない分、いただくご支援の多くをプロジェクト実施に当てさせていただきます。

支援者
21人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

50,000


【おかえりQR応援】50,000円コース

【おかえりQR応援】50,000円コース

・サンクスメール
リターンに費用がかからない分、いただくご支援の多くをプロジェクト実施に当てさせていただきます。

支援者
4人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

100,000


【おかえりQR応援】100,000円コース

【おかえりQR応援】100,000円コース

・サンクスメール
リターンに費用がかからない分、いただくご支援の多くをプロジェクト実施に当てさせていただきます。

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

プロフィール

おかえりQRは、旅行ガイドブックや地図出版事業を展開する㈱昭文社ホールディングスグループの新たなスタートアップとして生まれました。 メンバーは皆、「この新たな仕事を通じて、それぞれの立場で少しでも社会に貢献したい」という思いでプロジェクトに参加しました。 企画から様々な苦労がありましたが、利用者様や認知症のご家族を支援される関係者の方から評価いただくところまで進めることができました。 少しでも多くの方々へ「安心をお届けし、笑顔にできる活動」を行っていきたいと考えております。 ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

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