【第10弾】歌舞伎や映画、フィルムがつないだ記憶を遺す。

支援総額

3,126,000

目標金額 2,500,000円

支援者
284人
募集終了日
2021年10月27日

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2021年09月15日 12:06

「山田洋次監督」展第七弾関連資料ご紹介『二階の他人』資料

お早うございます。松竹大谷図書館の武藤祥子です。

 

プロジェクトを開始してから8日がすぎましたが、現在72名の方から合わせて88万6千円のご支援を頂き、目標金額の35%に達することができました!フィルムの劣化を憂いてこのプロジェクトに共感して下さるメッセージや応援もたくさん頂戴しまして、目標に向かう原動力となっています!本当にありがとうございます!

 

さて当館では、閲覧室内の展示ケースで期間毎にテーマを変えて、所蔵資料のミニ展示を行っております。(ミニ展示に関しては【第2弾】プロジェクトの2013年9月27日の新着情報をご覧下さい)

 

現在は「山田洋次監督」展第七弾を開催中で、1986~1989年の作品の資料をご紹介していますが、今回の新着情報では、展示資料よりさらに25年遡った1961年の監督デビュー作の資料をご紹介します。

 

当館の評議員でもある山田洋次監督は今週9月13日に90歳を迎えました。また本年は、監督デビューしてから60年の節目の年になります。

 

山田洋次監督は1954年に松竹に入社、7年間の助監督時代を経て、1961年に『二階の他人』で監督デビューしました。多岐川恭のサスペンス小説を喜劇仕立てにしたホーム・コメディで、新婚の若いサラリーマン夫婦が二階を間貸しすることで起こる騒動と人間模様を描いており、野村芳太郎監督とともに脚本も手掛けています。当時、松竹は「SP」(シスター・ピクチャー)という、監督や俳優のテストを兼ねた中篇を製作しており、その1本として作られた56分の作品です。

 

当時のスクラップブックには、「松竹山田監督第一作に「二階の他人」」「デビューの松竹・山田監督」「山田洋次助監督(松竹)を抜てき」「山田新監督、細かい指導」など、そのデビューを伝える新聞記事が貼られています。ハンチング帽を被って演技指導をしている山田監督のスナップ写真が写った記事もあり、当時30歳の山田監督の姿を見ることができます。

 

また、下の写真は、『二階の他人』の台本です。

『二階の他人』と大きく表紙に書かれた3冊が製作段階の台本、上右は梗概、下中央は完成台本、下右は「松竹撮影所ニュース」の台本です。
 

「松竹撮影所ニュース」とは当時映画館で流れた予告編のことでこの台本は、映画の予告編を採録した完成台本です。

 

中を見ると、まずナレーションの冒頭で「ヨーイ、ハイ 今、スタートの声をかけたのは新人監督山田洋次さんです…」と記されています。このナレーションは「…青年監督がえがく それは二階の他人」と締めくくられ、次に出演者の名前や宣伝文句とともに映画の各シーンが流れた後、最後に「新鋭 山田洋次監督が描く」「珠玉の詩篇」「二階の他人」とスクリーンに映って終わっており、予告編ではこの作品でデビューした山田洋次監督の名前が大きく宣伝されていることがわかります。

 

このように、スクラップブックや台本などのノンフィルム資料は、製作時や封切当時の状況を伝えてくれる貴重な資料なのです。

 

第9弾での「山田洋次監督」展第七弾のこれまでの新着情報はこちら
2021年07月30日「8-10月閲覧室ミニ展示「山田洋次監督」展第七弾」
2021年08月30日「ミニ展示「山田洋次監督」展第七弾『キネマの天地』資料ご紹介」

 

また、8月に山田洋次監督が展示を観にご来館くださいました!
詳しくはこちらの当館facebookをご覧ください
https://www.facebook.com/Shochikuotanitoshokan/posts/4859625757399646


ミニ展示「山田洋次監督」展第七弾
展示期間:2021年7/ 30(金)~10/27(水)
展示場所:松竹大谷図書館 閲覧室
※現在、入館は前日までの予約制となっております。展示をご覧になる場合も、ご予約の上ご来館下さい。
※開館日につきましては、状況の変化にともない変更の可能性があります。随時当館のホームページをご確認下さい。また、お電話でもご案内いたしますのでお問い合わせ下さい。
松竹大谷図書館
℡ 03-5550-1694(平日:10時より16時※短縮しています)

 

▽詳しいご利用方法はこちらをご覧下さい
「現在のご利用について」

リターン

3,000


alt

活動報告+サンクスメール+HPにお名前掲載

■サンクスメール
■4月末に報告メール
■松竹大谷図書館HPにお名前を掲載
※ご了承いただいた方のみ掲載いたします

支援者
50人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年4月

5,000


松竹大谷図書館オリジナル文庫本カバー(2種類1組セット)

松竹大谷図書館オリジナル文庫本カバー(2種類1組セット)

3,000円のリターンコース内容に加え、
■松竹大谷図書館オリジナル文庫本カバー(2種類1組セット)※デザインは全て一緒です
当プロジェクト限定
 歌舞伎台本『桜姫東文章』昭和60年3月歌舞伎座公演
 映画台本『『夜叉ケ池』1979年篠田正浩監督作品
の表紙デザイン!

支援者
106人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年4月

10,000


オリジナル文庫本カバー+台本カバーにお名入れ

オリジナル文庫本カバー+台本カバーにお名入れ

5,000円のリターンコース内容に加え、
■台本カバーに支援者様のお名前をお入れします
【歌舞伎・新派・松竹新喜劇台本】
【映画台本】
【寅さん台本】
の3つの作品リストより、ご希望の1作品の「台本番号」と「タイトル」を応援コメントにお書き下さい

※作品リストはプロジェクト本文「リターンについて」の台本カバーの説明部分にリンクがあります
※今すぐ決まらない方は、プロジェクト達成後にもご希望をお伺いいたします

支援者
97人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年4月

30,000


オリジナル文庫本カバー(3種)+台本カバーにお名入れ

オリジナル文庫本カバー(3種)+台本カバーにお名入れ

10,000円のリターンコース内容に加え、
■当館所蔵 組上燈籠絵『組上付属おはやし』『組上燈籠付属絵』のデザインのオリジナル文庫本カバー

支援者
11人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年4月

50,000


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【5万円 応援コース】

※こちらのコースは、頂くご支援のほとんどをプロジェクトの実行費として使わせていただきます。

■サンクスメール
■4月末に報告書送付
■松竹大谷図書館HPにお名前を掲載
※ご了承いただいた方のみ掲載いたします

支援者
8人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年4月

50,000


【5万円 リターンコース】松竹大谷図書館見学会(歌舞伎記録映像上映付)+文庫本カバー(3種)+台本カバーにお名入れ

【5万円 リターンコース】松竹大谷図書館見学会(歌舞伎記録映像上映付)+文庫本カバー(3種)+台本カバーにお名入れ

30,000円のリターンコース内容に加え、
■松竹大谷図書館見学会にご招待
2021年11月25日(木)開催
 (1)10時~11時半
 (2)12時半~14時
 (3)15時~16時半
の3回を予定(各回6名以下)
ご希望の回をご支援時の質問の回答にお書き下さい(先着順)

※今すぐ決まらない方は、プロジェクト達成後にもご希望をお伺いいたします
※11月25日の見学会に参加できない方には予約制で、松竹大谷図書館を1時間ご案内するガイダンスの招待券をお送りします。有効期限:2021年12月~2022年7月の平日(開館日及び整理休館中)
※今回の見学会につきましては、書庫内のガイドツアーは開催いたしません
※新型コロナウイルス感染症の状況によっては、ご案内の範囲や期間を変更させて頂く場合がございます

支援者
13人
在庫数
5
発送完了予定月
2022年4月

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