【第12弾】開場100周年、大阪松竹座の歴史を紐解く資料を未来へ。

支援総額

2,687,000

目標金額 2,500,000円

支援者
196人
募集終了日
2023年10月25日

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2023年10月06日 13:21

【映画台本】作品リストご紹介1「大阪松竹座上映作品(初開場から『道頓堀松竹座映画祭』まで)」

お早うございます。松竹大谷図書館の武藤祥子です。

 

現在95名の方から120万6千円のご支援をいただき達成率が48%となりました。そしてプロジェクトの募集終了までいよいよ残り19日と迫ってまいりました。引き続きご協力・応援を何卒よろしくお願い申し上げます。

 

さて、1万円以上ご支援下さった方には、当館が所蔵する台本を保護する、スタッフ手作りのカバーにお名前を記載するというリターンをご用意しております。

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今回の活動報告より【映画台本】作品リストを複数回にわたりご紹介します。

映画は、プロジェクト限定リストの約230作品のうちお好きな作品の「台本カバー」をお選びいただけます。

今回のリストは、大阪松竹座上映作品、そして節目の年を迎える映画人や、本年の閲覧室ミニ展示に関連した作品から作成しています。

 

【大阪松竹座上映作品リスト(大阪松竹座初開場から本年開催された「大阪松竹座開場100周年記念 道頓堀松竹座映画祭」までの上映作品)】
【監督】
小津安二郎監督(生誕120年・没後10年、11-12月閲覧室ミニ展示関連)
清水宏監督(生誕120年)
鈴木清順監督(生誕100年)
吉田喜重監督(生誕90年)
山田洋次監督(『こんにちは、母さん』公開記念、9-10月閲覧室ミニ展示関連)
【俳優】
三國連太郎(生誕100年・没後10年、3-4月閲覧室ミニ展示関連)
樹木希林(生誕80年)
【作家】
池波正太郎(生誕100年、7-8月閲覧室ミニ展示関連)
司馬遼太郎(生誕100年、7-8月閲覧室ミニ展示関連)

 

詳しくは、【映画台本】作品リストをご覧ください。
毎年恒例の【寅さん台本】 作品リスト全50作も入っております。

 

第1回目は、大阪松竹座で上映された日本映画作品のご紹介です。現在は演劇の劇場として親しまれている大阪松竹座ですが、大正12[1923]年の初開場時から平成6[1994]年に改築のため閉場するまで、たくさんの映画が上映されてきました。戦前は洋画が主で、終戦後は一時期松竹映画封切館になり、昭和27[1952]年に洋画封切館として再発足。『風と共に去りぬ』『ゴッドファーザー』『ジョーズ』『E.T.』など名作を上映、関西の映画興行の中心を担いました。

 

今回の大阪松竹座上映作品リストは、初開場時から平成6年まで、そして本年5月に開催された「大阪松竹座開場100周年記念 道頓堀松竹座映画祭」での上映作品から選びました。

写真は【映画台本】作品リストより、大阪松竹座上映作品リストの全台本です。
(※番号は台本作品リストの番号です)

左上より
51 『母』 1923年 野村芳亭(監督)  ●開場初日の上映作品
52 『花嫁の寝言』 1933年 五所平之助(監督)
53 『応援団長の恋』 1933年 野村浩将(監督)
54 『建設の人々』 1934年 伊藤大輔(監督)
55 『元禄忠臣蔵・前篇』 1941年 溝口健二(監督)
56 『母子草』 1942年 田坂具隆(監督)
57 『幽霊大いに怒る』 1942年 渋谷実(監督)
58 『愛機南へ飛ぶ』 1943年 佐々木康(監督)
59 『ニコニコ大会 歌の花籠』 1946年 大庭秀雄+中村登(演出)
60 『ニコニコ大会 追ひつ追はれつ』 1946年 川島雄三(監督)
61 『歌麿をめぐる五人の女』 1946年 溝口健二(監督)
62 『象を喰った連中』 1947年 吉村公三郎(監督)
63 『満月城の歌合戦』 1947年 マキノ正博(監督)
64 『モデルと若様』 1947年 高木孝一(監督)
65 『安城家の舞踏会』 1947年 吉村公三郎(監督)
66 『懐しのブルース』 1948年 佐々木康(監督)
67 『夜の女たち』 1948年 溝口健二(監督)
68 『破戒』 1948年 木下惠介(監督)
69 『鐘の鳴る丘 第一篇隆太の巻』 1948年 佐々木啓祐(監督)
70 『鐘の鳴る丘 第二篇修吉の巻』 1949年 佐々木啓祐(監督)
71 『鐘の鳴る丘 第三篇クロの巻』 1949年 佐々木啓祐(監督)
72 『お嬢さん乾杯』 1949年 木下惠介(監督)

 

左上より
73 『恋の十三夜』 1949年 原研吉(監督)
74 『醜聞』 1950年 黒澤明(監督)
75 『てんやわんや』 1950年 渋谷実(監督)
76 『長崎の鐘』 1950年 大庭秀雄(監督)
77 『カルメン故郷に帰る』 1951年 木下惠介(監督)
78 『自由学校』 1951年 渋谷実(監督)
79 『白痴』 1951年 黒澤明(監督)
80 『大江戸五人男』 1951年 伊藤大輔(監督)
81 『波』 1952年 中村登(監督)
82 『君の名は』 1953年 大庭秀雄(監督)
83 『喜びも悲しみも幾歳月』 1957年 木下惠介(監督)
84 『人間の條件 第1部純愛篇/第2部激怒篇』 1959年 小林正樹(監督)
85 『人間の條件 第3部望郷篇/第4部戦雲篇』 1959年 小林正樹(監督)
86 『人間の條件 完結篇』 1961年 小林正樹(監督)
87 『祇園祭』 1968年 伊藤大輔+山内鉄也(監督)
88 『砂の器』 1974年 野村芳太郎(監督)
89 『八つ墓村』 1977年 野村芳太郎(監督)

 

左上より
90 『鬼畜』 1978 野村芳太郎(監督)
91 『夜叉ケ池』 1979年 篠田正浩(監督)
92 『ええじゃないか』 1981年 今村昌平(監督)
93 『白日夢』 1981年 武智鉄二(監督)
94 『化石の荒野』 1982年 長谷部安春(監督)
95 『道頓堀川』 1982年 深作欣二(監督)
96 『疑惑』 1982年 野村芳太郎(監督)
97 『クラッシャージョウ』 1983年 安彦良和(監督)
98 『戦場のメリークリスマス』 1983年 大島渚(監督)
99 『魚影の群れ』 1983年 相米慎二(監督)
100 『新宿純愛物語』 1987年 那須博之(監督)
101 『ハチ公物語』 1987年 神山征二郎(監督)
102 『さらば愛しき人よ』 1987年 原田眞人(監督)
103 『関西ジャニーズJr.の京都太秦行進曲!』 2013年 本木克英(監督)
104 『関西ジャニーズJr.の目指せ♪ ドリームステージ!』 2016年 服部大二(監督)
105 『関西ジャニーズJr.のお笑いスター誕生!』 2017年 石川勝己(監督)
106 『映画 少年たち』 2019年 本木克英(監督)

 

リストからは、大阪松竹座では松竹の代表的な作品だけでなく他社作品も、そして長編劇映画からアニメまで各時代を彩ったさまざまな名作、話題作が上映されていたことがわかります。ご覧になった作品もあるのではないでしょうか?

 

以上の作品から今回は、「松竹座ニュース」掲載の「54『建設の人々』( 1934年伊藤大輔監督)」の巻号をご紹介します。

 

『建設の人々』は、永田雅一が創立した第一映画社の第一回オールトーキー作品で、配給は日本映画配給株式会社。この会社は松竹が独立製作者の映画配給を引き受けるための機関として昭和9[1934]年に設立したものです。
この作品は、時代劇の巨匠として知られる伊藤大輔が手掛けた現代劇で、とある都会へつづく街道を半分に区切り、それぞれバスを営業するふたりの男の協定と対立を描いた作品です。当時の映画スター鈴木傳明、中野英治が主演し、その弟役で月田一郎と夏川大二郎が出演、そしてヒロインは山田五十鈴と豪華な配役でした。

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左は、「SHOCHIKUZA NEWS SY」No.83(昭和9[1934]年12月6日-12月12日)表紙。右は誌面掲載の『建設の人々』次週上映の予告広告です。見開きで大々的に掲載され、「十三日封切」と左下にあります。中央には「日本映画配給株式会社提供」と大きく書かれています。

 

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その翌週に発行された「SHOCHIKUZA NEWS SY」No.84(昭和9[1934]年12月13日-12月19日)で、この週の上映プログラムとして『建設の人々』の詳しいあらすじと配役が掲載されました。左頁の作品は同時上映されたドイツのウーファ製作『ブロンドの夢』です。ビリー・ワイルダーが共同脚本で参加しています。

 

当時の大阪松竹座は、劇場所属だった松竹楽劇部が昭和9年8月に大阪劇場(大劇)の開場に伴い拠点を移したこともあって、洋画の上映が中心となっており、日本映画の上映は数えるほどでしたが、『建設の人々』や「55 『元禄忠臣蔵・前篇』 1941年 溝口健二(監督)」のように上映される作品もありました。

 

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大正末期の開場より平成の閉場まで、実に71年もの間多くの名作・話題作が上映され、大阪のみならず日本全国の映画ファンを楽しませてきた大阪松竹座。この歴史的な劇場で上映された映画作品の台本カバーに、お名前を入れてみませんか?


次回は、生誕120年・没後10年を迎え、11-12月に閲覧室でのミニ展示を予定している小津安二郎監督の映画台本をご紹介します。

リターン

3,000+システム利用料


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活動報告+サンクスメール+HPにお名前掲載

■サンクスメール
■松竹大谷図書館HPへのお名前掲載(ご希望の方のみ)
■報告書(2024年4月末に送信予定)

支援者
28人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年4月

5,000+システム利用料


松竹大谷図書館開館65周年記念オリジナル文庫本カバー

松竹大谷図書館開館65周年記念オリジナル文庫本カバー

3,000円のリターンコース内容に加え、
■オリジナル文庫本カバー 松竹大谷図書館開館65周年記念ロゴのデザイン2枚1組

支援者
49人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年4月

10,000+システム利用料


オリジナル文庫本カバー+台本カバーにお名入れ

オリジナル文庫本カバー+台本カバーにお名入れ

5,000円のリターンコース内容に加え、
■台本カバーに支援者様のお名前をお入れします
【歌舞伎・新派台本】【映画台本】【寅さん台本】の3つの作品リストより、ご希望の1作品の「台本番号」と「タイトル」を応援コメントかメッセージでお知らせください。

※作品リストはプロジェクト本文「リターンについて」の台本カバーの説明部分にリンクがございます。
※今すぐ決まらない方は、プロジェクト達成後にもご希望をお伺いいたします。

支援者
67人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年4月

10,000+システム利用料


alt

【1万円 全力応援コース】

こちらのコースは、いただくご支援のほとんどをプロジェクトの実行費として使わせていただきます。

■サンクスメール
■松竹大谷図書館HPへのお名前掲載(ご希望の方のみ)
■報告書(2024年4月末に送信予定)

支援者
23人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年4月

30,000+システム利用料


オリジナル文庫本カバー+台本カバーにお名入れ+オリジナルクリアしおり

オリジナル文庫本カバー+台本カバーにお名入れ+オリジナルクリアしおり

10,000円のリターンコース内容に加え、
■オリジナル組上燈籠絵クリアしおり
組上燈籠絵「歌舞伎座新狂言侠客春雨傘中之町場組上ケ三枚續」の登場人物と「組上燈籠付属絵」の引幕をデザインに使用したオリジナルクリアしおり
※ デザインは全て同じです。

支援者
12人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年4月

50,000+システム利用料


松竹大谷図書館見学会(歌舞伎記録映像上映付き)+オリジナル文庫本カバー+台本カバーにお名入れ+オリジナルクリアしおり

松竹大谷図書館見学会(歌舞伎記録映像上映付き)+オリジナル文庫本カバー+台本カバーにお名入れ+オリジナルクリアしおり

30,000円のリターンに加え、
■松竹大谷図書館見学会にご招待
【2023年11月30日(木)開催 午前(15人)/午後(15人)】
「午前」か「午後」のご希望をお選び下さい(ご希望は先着順)

※11月30日に見学会に参加出来ない方には予約制で、松竹大谷図書館の書庫を1時間ご案内するガイドツアーへの招待券をお送りします
有効期限:2023年12月~2024年7月の平日
(開館日及び整理休館中)
※台本カバーの作品のご希望について、今すぐ決まらない方は、プロジェクト達成後にもご希望をお伺いいたします。

支援者
9人
在庫数
20
発送完了予定月
2024年4月

50,000+システム利用料


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【5万円 全力応援コース】

こちらのコースは、いただくご支援のほとんどをプロジェクトの実行費として使わせていただきます。

■サンクスメール
■松竹大谷図書館HPへのお名前掲載(ご希望の方のみ)
■報告書(2024年4月末に送信予定)

支援者
10人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年4月

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