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【第8弾】写真で蘇る名優の面影、歌舞伎の魅力を次世代へ。

【第8弾】写真で蘇る名優の面影、歌舞伎の魅力を次世代へ。

支援総額

2,902,000

目標金額 2,500,000円

支援者
250人
募集終了日
2019年10月30日
プロジェクトは成立しました!
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2019年10月07日 13:08

村島彩加先生の【歌舞伎ブロマイド】解説 その2

お早うございます。松竹大谷図書館の武藤祥子です。

 

皆様の温かいご支援のおかげで、現在目標額の59%まで到達する事が出来ました!10月30日(水)の募集終了まで、スタッフ一同頑張りますので、なにとぞ最後まで応援の輪を広げて頂きますようお願い申し上げます。

 

さて、前回10月4日公開の新着情報に引き続き、明治大学兼任講師の村島彩加先生に、当館の【歌舞伎ブロマイド】について、その資料的価値とデジタル化を進める意義、そして演劇写真に触れる喜びについての原稿を頂きましたので、ぜひご覧ください!

 

当館で楽しそうに【歌舞伎ブロマイド】をご覧になる村島先生
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「狩場の切手」を手に入れろ!―演劇写真という「宝の山」へようこそ―<2>

 

では、皆様のご支援で松竹大谷図書館所蔵の演劇写真がデジタル化され、公開されたら、研究者はもちろん、歌舞伎に興味のある皆様にはどんな楽しみ方があるのだろうか?今回は「宝の山」での「遊び方」をご提案したい。

 

 まずは、演劇史上に名を残す名優たちの顔を確認してみよう。九代目市川團十郎、五代目尾上菊五郎、初代市川左團次。九代目團十郎と初代左團次の写真は特に数が少ないので貴重である。当時の舞台を観ることは出来ないけれど、彼らの画像から、その演技に思いをはせるのも面白い。高名な文学者や批評家の残した劇評はもちろん重要だし興味深いが、当時のファンが実際に手に取り、秘蔵していたブロマイドからは、一般目線の彼らの姿を見ることが出来るのだ。100年以上前の歌舞伎ファンと、同じ画像を共有する喜びを味わってみよう。

 

前列左)五代目尾上菊五郎、前列右)九代目市川團十郎、後列)初代市川左團次

 

また、世襲の多い歌舞伎界。あなたのご贔屓の役者のご先祖様の写真を探して見てみよう。たとえば七代目松本幸四郎は、昭和の三名優・十一代目市川團十郎、二代目尾上松緑、初代松本白鸚の父であり、現在活躍中の十代目幸四郎、四代目尾上松緑、十一代目市川海老蔵の曽祖父に当たる。写真を丹念に見ていくと、それぞれに似ているところがあるから面白い。ほかにも、大河ドラマ『いだてん』でお馴染みの中村勘九郎とその弟の七之助、さらに清元と歌舞伎の二刀流での活躍も目覚ましい尾上右近は、そろって六代目菊五郎の曽孫だ。そのようにご先祖様をたずねて「DNA萌え」をするのも楽しい。

 

七代目松本幸四郎(武蔵坊弁慶)
六代目尾上菊五郎(源九郎狐)

 

 そんなミーハーな、と眉をひそめたそこのあなた。通好みのあなたにオススメなのは、演劇写真そのものが持つ歴史的価値を探る、もしくは自ら調査・研究する喜びを味わわれてはいかがだろうか。たとえば明治初期の演劇写真は、前回指摘したように、名刺サイズの台紙に貼られていた。各写真館はそれぞれオリジナルの台紙をあつらえていたため、そのデザインを見比べるだけでも楽しい。どんな写真師が撮影していたかを台紙から読み取り、彼らの履歴を調査してみるのも、知的好奇心を満たしてくれるだろう。

 

写真師 内田九一の台紙
写真師 塙芳埜の台紙

 

写真館・玄鹿館の台紙
森山写真館の台紙

               

 また撮影者の中には、有名写真師が撮影した写真を買ってきて、こっそり複写して違法販売をした不届き者もいた。松竹大谷図書館所蔵品の中にも、複数の写真を何枚も並べて複写し、一枚の名刺版写真に仕立て上げられているものがある(もちろん、違法写真の台紙は無地だ)。そうした写真を探したり、関西と関東での微妙な撮影の違いをチェックしたりしてみるのも面白い。また、一見して誰だかわからない役者の写真の被写体を、探偵気分で推理してみるのも楽しい作業だ。松竹大谷図書館には、その作業を助ける明治以降の演劇雑誌・演劇書が揃っている。演劇写真を足がかりに、いつもとは違う読書の機会を得てはいかがだろうか。

 

 

 

歌舞伎や写真の専門家・研究者でなくても、松竹大谷図書館所蔵の1万枚の演劇写真という「宝の山」は、様々な楽しみをもたらしてくれると言える。そこのあなた、「宝の山」の存在を知りながら「手を空しゅうして」帰ってしまうのだろうか?ぜひご支援いただき、あなたなりの楽しみ方で、この「宝の山」を味わって頂きたい。

 

 

執筆者紹介

村島彩加

 明治・大正期の演劇写真および演劇雑誌を通じ,歌舞伎の近代化の過程を検証・考察することを研究課題とする。主な論文に「幕末・明治期の日本における演劇写真の発展と変遷―歌舞伎役者を被写体としたものを中心に―」(『演劇学論集 日本演劇学会紀要 52』日本演劇学会,2011),「五代目尾上菊五郎と演劇写真―森山写真館との関係を中心に―」(『歌舞伎 研究と批評 43』雄山閣,2009),「『歌舞伎新報』と演劇写真―玄鹿館の時代―」(『文学研究論集 第 28 号』明治大学大学院,2008)がある。また、近年は宝塚歌劇に関する研究もある。

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リターン

3,000

活動報告+サンクスメール+HPにお名前掲載

■サンクスメール
■4月末に報告メール
■松竹大谷図書館HPに名前を掲載
※ご了承いただいた方のみ掲載いたします

支援者
57人
在庫数
制限なし
発送予定
2020年4月

5,000

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松竹大谷図書館オリジナル文庫本カバー(2種類1組セット)

3,000円のリターンに加え、
■松竹大谷図書館オリジナル文庫本カバー(2種類1組セット)
当プロジェクト限定 歌舞伎台本『曽我綉侠御所染』と、映画台本『男はつらいよ』第一作の表紙デザイン!
※デザインは全て一緒です

支援者
57人
在庫数
制限なし
発送予定
2020年4月

10,000

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オリジナル文庫本カバー+台本カバーに名入れ

5,000円のリターンに加え、
■台本カバーに支援者様のお名前をお入れします
※【歌舞伎・新派台本】【映画台本】【寅さん台本】の3つの作品リストより、ご希望の作品の「台本番号」と「タイトル」を応援コメントにお書き下さい
※作品リストはプロジェクト本文「リターンについて」の台本カバーの説明部分にリンクがあります
※今すぐ決まらない方は、プロジェクト達成後にもご希望をお伺いいたします

支援者
108人
在庫数
制限なし
発送予定
2020年4月

30,000

A17c9aaa61e80a1bf71d0d850af4e5baa9800bbd

オリジナル文庫本カバー(3種)+台本カバーにお名入れ

10,000円のリターンに加え、
■組上燈籠絵『富士之牧狩』のオリジナル文庫本カバー

支援者
15人
在庫数
制限なし
発送予定
2020年4月

50,000

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松竹大谷図書館見学会(歌舞伎記録映像上映付き)+オリジナル文庫本カバー(3種)+台本カバーにお名入れ

30,000円のリターンに加え、
■松竹大谷図書館見学会にご招待
【2019年11月28日(木)開催 午前(15人)/午後(15人)】
「午前」「午後」のご希望を応援コメントにお書き下さい
※今すぐ決まらない方は、プロジェクト達成後にもご希望をお伺いいたします
※11月28日に見学会に参加出来ない方には予約制で、松竹大谷図書館の書庫を1時間ご案内するガイドツアーへの招待券をお送りします
有効期限:2019年12月~2020年7月の平日
(開館日及び整理休館中)

支援者
15人
在庫数
13
発送予定
2020年4月

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