支援総額
目標金額 1,200,000円
- 支援者
- 47人
- 募集終了日
- 2020年10月23日
「防衛技術博物館を創る会」のマンスリーサポーターを募集します!
#地域文化
- 総計
- 344人
英霊の「みこころ」とご事蹟を後世へ|靖國神社遊就館改修にご支援を
#地域文化
- 現在
- 25,348,000円
- 支援者
- 1,001人
- 残り
- 48日
311人募集中!|311子ども甲状腺がん裁判応援サポーター
#災害
- 総計
- 292人
災害時の子供たちに凝固剤トイレセットの支援
#地域文化
- 現在
- 83,000円
- 支援者
- 29人
- 残り
- 17日
二柱神社|創祀1000年記念事業で、心豊かに参拝できる憩いの場へ。
#地域文化
- 現在
- 13,000円
- 支援者
- 3人
- 残り
- 77日
明日の災害に備える仕組みにご支援を|カーシェアサポーター募集
#地域文化
- 総計
- 2人
盛岡の地に新しいシンボルを、みんなで。カワトクとともに、
#地域文化
- 現在
- 12,675,000円
- 支援者
- 732人
- 残り
- 41日
プロジェクト本文
震災などを経て、遷座(移転)から本年で300周年を迎える「大槌稲荷神社」
はじめまして。岩手県岩手県上閉伊郡大槌町に鎮座しております、大槌稲荷神社権禰宜の小國正人と申します。現在は、宮司・責任役員・総代・氏子青年会の皆さんと力を合わせながら、会社員と神職、二足の草鞋を履いてお宮を守っております。
当神社が現在の稲荷山へ遷座(移転)してから本年で300年を迎えました。地域の皆さんから「二渡神社」と称され、今も昔も変わることなく、常に海と民を見守りながら、静かにそこに御座します。
大槌町では、東日本大震災の大津波により町民の大半が被災し、当神社は、震災後約半年にわたり地域住民の避難所となりました。そして、神社の経営基盤となる氏子数が、震災前の約1,800軒ぐらいに対し、震災による氏子がお亡くなりになったり、内陸部への転居などが相次ぎ、今や800軒程度となってしまいました。それでも地域の中核であり、地域住民の心の拠り所、そして故郷の復興のシンボルでもある氏神様を守っていかなければならない、その一心で兼業の神職となり歯を食いしばっています。
しかしながら、2020年3月末の大風により、神社拝殿のトタン屋根がまくれ上がり、私たちが神事を執り行う幣殿も雨漏りが始まりました。何とか応急処置で済ませようと試行錯誤いたしましたが、老朽化もあって下地からすべてを葺きなおさなければならない状態でした。
併せて、拝殿内・参集殿内といたるところで補修が必要な状況であり、奉賛会を立ち上げ、地域の皆さんからご奉賛をいただくこととなりましたが、皆さん一様に震災の被災者であり、それぞれの住居を建てたり暮らしの基盤を再構築したりと、工事費すべてをまかなえるだけのご奉賛は難しい状況です。
しかし、実施には、私たちだけの資金では足りないため、クラウドファンディングを活用して全国の皆さんよりお力をお借りし、何とかこの神社を後世に伝えていきたいと考えた次第です。どうか、ご支援・拡散というかたちでのご協力のほど、よろしくお願いいたします。
2020年3月末の大風により、神社拝殿に被害が
当神社は古来より、海とそこに暮らす民を守り続けてきました。正月には、神社に伝わる権現様と呼ばれる獅子頭が各家庭を巡り厄を祓い、節分には鬼に扮した氏子青年会のメンバーが子どもたちを戒め、秋には、大神様の神霊を神輿に遷して里に下り家々の家内安全を祈り、御召船と呼ばれる船に神輿をのせて大槌湾を巡り海上安全・大漁満足を祈ります。年末には一年の感謝を込めて神社に詣で、神棚に祀る新しいお幣束や歳徳神を受け、新しい年を迎えます。そんな季節の巡りを感じられる穏やかな漁村集落でした。
2011年3月11日、あの東日本大震災大津波により我が大槌町は壊滅的な被害を受けました。当神社が鎮座する安渡地区は、大槌湾に面する地域です。一部の家屋と寺院、そして当神社だけを残してすべてが消え去りました。多くの氏子さんが家族・友人・大切な人を失い、また先祖から受け継ぎ、思い出にあふれた住まいをも失い、将来が見えない不安に満ち満ちた町に変わってしまいました。当神社は発災後すぐ避難所となり、半年以上に亘り氏子さんをはじめ被災した方々の住まいとなりました。
全国の皆さんからの支援を受けつつ、復旧・復興工事も進み、故郷に新しい街並みが築かれ、神社境内の周囲にも家々が立ち並んで来た矢先、本年3月末の大風により拝殿トタン屋根が捲れ上がり、トタン板が境内下の民家付近へも飛散する状況となりました。
ほどなくして拝殿内の雨漏り、また幣殿の雨漏りが確認され、バケツに天井から水滴が落ちる音を聞きながらご祈祷することもありました。屋根の専門業者に応急処置を依頼しましたが、長年浜風に晒されてきたせいもあり、屋根の下地からすでに不朽しており、現在のままでの応急処置は不可能と判明しました。
役員・総代が協議を重ねた結果、「当神社は今までもこれからも、地域の中心であり住民の心の拠り所。子々孫々まで守り伝えていかなければならない。」との強い想いのもと、本殿・幣殿・拝殿すべての屋根を全面葺き替えすることとなりました。
当然、高額な修復費用をなるため神社独自でまかなうことは不可能であり、氏子・崇敬者・地元事業所よりご奉賛いただくこととなりましたが、誰もが自らの住宅・生活の再建に精一杯で、そこに高額のご奉賛をお願いするのは非常に心苦しく、また事業費すべてを地元奉賛金だけでまかなうことは困難と判断し、全国の皆様から事業費の一部をご奉賛いただきたく、本プロジェクトを立ち上げました。
主に本殿をはじめ、屋根葺き替えを行い、元の姿へ!
今回の挑戦では、2021年1月1日までに、主に本殿をはじめとする幣殿・拝殿と呼ばれる施設の屋根葺き替えを行います。
屋根の下地を交換する木工事を施し、その上にトタンを葺き替えます。当初銅板での葺き替えを計画いたしましたが、予算的に震災からやっと立ち上がりつつある地元の方々に協力をお願い出来る金額ではないと判断し、トタン葺きとなりました。本工事を皮切りとし、来年のご遷座300年記念大祭への足掛かりといたしたく存じます。
今回の屋根の修理は、破損前の状態に復元するものです。また天候による災害が多くなりつつある現代社会で、社殿に危険となる周辺樹木を伐採することにより、将来の危険を取り除きます。
お宮はこれからも神職をはじめ、地域住民の皆様で大切にお祀りし守り続けていきます。令和3年には記念大祭が予定されており、大祭を御社殿でつつがなくとり行うためにも、ぜひ今回の修理が必要です。
今後も想定できないことが起こる可能性は多々ありますが、今回の工事で少しでも危険要素を取り除き、これから先、何百年、何千年と皆様方が健康で何事もなく日々の生活を送ることができますよう、神様に守っていただけるように、何としても修理・整備を行いたいと思っています。
■詳細なスケジュール
※今回の事業は雨漏りから社殿を守る緊急性があるため、経費の捻出を待たずに、一部工事
を進めております。
令和2年5月30日 仮殿遷座祭・工事安全祈願祭‥工事の開始に先立ち無事故安全を祈願し、またご神体を本殿から仮殿へとお遷しいたします。)
令和2年6月1日 着工
令和2年8月2日 ご神木伐採清祓‥本殿維持の上で妨げとなる、境内のご神木を伐採します。
令和2年12月15日 竣工
令和2年12月下旬
臨時大祓式‥本殿遷座祭に先立ち、工事を行ったご本殿をはじめとするすべての建物、また新調された神具などをお祓いいたします。
本殿遷座祭‥仮殿より本殿へと、ご神体をお遷しいたします。
令和3年1月 奉祝祭‥工事の完了を大神様へご奉告し、氏子崇敬者ともに無事竣工をお祝いいたします。
令和3年9月22日 遷座300年記念大祭
絶対にお祭りを、神社を守り続けなければならない!
「盆正月に帰省しなくても、必ずお祭りには帰る!」我が大槌の民にはそんな血が流れています。小さな頃からお祭りを見て育ち、小学校へ上がれば大半が郷土芸能の担い手となり祭りの行列に加わり、進学や就職で大槌を離れても、9月下旬のお祭りの時期には必ず帰省し参加する。当然、学校は休校になったり、大人も会社で年次休暇を取得したりします。そして朝7時半のお神輿の出御(出発)から夕方6時半の還御まで、1年間のお祭りに対する思いを爆発させます。お祭りを終えれば、次のお祭りまであと364日、と数え始める‥。そんなお祭りの中心が「神社」です。神社を守ること、それは大槌の、大槌人の心を守ることだと私は思っています。
東日本大震災の翌年、震災前と変わることなく神幸祭(神輿渡御)は行われました。私も神輿のお供をし、何もない街並みを歩きました。ただ道だけがあるだけで、その両側にあった同級生の家も、親戚の家も、アイスを買った店も、風呂の日を楽しみにした銭湯も、何にもない道を神輿が進む姿を見て、私は涙が止まりませんでした。そして、所々では家があったであろうところにテーブルやビールケースを置いて、その上に燈明を灯し、お供え餅を上げ、静かに、また涙ながらに神輿に手を合わせる人々の姿を目にし、「絶対にお祭りを、神社を守り続けなければならない!」そう決意しました。
大槌町、特にも神社がある安渡は海に面した漁師の町です。私の父もそうでしたが、漁師は常に「板子一枚下は地獄」という言葉を胸に漁に出ます。だからこそ、神社を大切にし、お祭りを厳粛に斎行してきました。そして町に住むすべての人が「大きな地震の後には津波が来る。お山さ、神社さ逃げろ!」そんな言い伝えと共に生きてきました。明治・昭和の三陸大津波の時も、チリ津波の時も、東日本大震災の時も、その言い伝えに従い地域の住民はお宮へと避難してきました。
神社は人々の祈りの場所でもあり、また非常時には仮の住まいともなります。この神社を守り伝えることは、ひいては地域を、地域の住民を守ることだと私は確信しています。そんな未来へ一歩を、皆様と一緒に踏み出せたら嬉しいです。重ねてになりますが、あたたかいご支援のほど、よろしくお願いいたします。
本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。
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プロフィール
昭和51年(1976)生まれ。高校在学中より当神社に伝わる神楽の太夫として、神事に加わる。平成31年出仕、令和2年3月権禰宜拝命。現在、兼業神職として会社勤務をしながら、神明奉仕に励んでいる。
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リターン
5,000円
お気持ちコース
■お礼のお手紙
※いただいたご支援は、リターン費用がかからない分、サービス手数料を除いてすべて活動内容に活用させていただきます(寄付控除の対象にはなりません)
- 申込数
- 15
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年1月
10,000円
オリジナルグッズコース
■神社オリジナル和手ぬぐい
■お礼のお手紙
■支援者様としてお名前を、神社内の芳名版に記名し掲げ置きます。
■お名前を当神社の御札に記名し、ご神前で家内安全・身体堅固の祈願を行いお送りいたします。
- 申込数
- 9
- 在庫数
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