プロジェクト概要

プロジェクト達成!皆さまの温かい応援、本当にありがとうございます!

 

皆さまの温かいご支援もあって、今回のクラウドファンディングの挑戦は無事成立となりました!そして2月5日から17日まで、東京ソラマチで鹿革を使った製品を展示販売しています。初めての東京での出展です。まずは多くの方にプロジェクトについて知っていただく準備はできました。

 

これからの私たちの課題は、素晴らしい素材である鹿や猪の革をもっと活用していただけるようなオリジナル商品、山で使える便利グッズといった新しい商品開発にも、今後力を入れて行きたいと思います。

 

今後とも皆さまの応援、どうぞよろしくお願いします!

 

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尾瀬と周辺地域で有害獣として駆除される命をムダにしたくない!
野生動物の皮を活用した製品を、地域の資源に変えるチャレンジ。

 

こんにちは。『尾瀬鹿プロジェクト』発起人の小山抄子です。「夏が来れば思い出す、遥かな尾瀬」で知られる尾瀬国立公園をご存知ですか? 私は10年間、尾瀬で働いています。近年、尾瀬では鹿による食害が深刻化し、有害獣として殺される鹿も増えています。

 

通常、鹿肉は食用としても利用されることもありますが、この地域に関しては放射線量の関係で出荷制限が出ています。そのためにこれまでただ駆除・廃棄されているだけでした。しかし、ただ命を奪って捨てるのは違うのではないかと強く感じていました。そこで、鹿を大切な資源として命を活かし、地元の産業に結びつけていく取り組みをしたい。その第一歩として、鹿革を使った商品づくりを行います!しかし、皮の加工に必用な費用が足りません。

 

日本の自然保護を象徴する地「尾瀬」の鹿皮を製品化・発信することで、多くの方にヒト、動物、自然のつながりを感じるきっかけを持ってもらいたいのです。皆さま、お力をお貸しいただけないでしょうか。

 

全国から送られた鹿、猪の皮は1枚ずつ丁寧になめし加工されます

 

 

深刻化する尾瀬のシカ害。有害獣として1年間で458頭もの鹿が殺処分。

 

この10年の間に深刻化したのが、鹿による食害です。天敵がいない鹿は、近年の温暖化や高齢化によるハンターの減少などにより数を増やし、現在、全国に250万頭以上生息しています。

 

尾瀬周辺でも年々増加の一途をたどり、ニッコウキスゲやミツガシワ等、貴重な高山植物の食害・樹皮剥ぎによる森林への被害をはじめ、周辺町村でも白菜や大根、稲や豆類等の農作物を食べ荒らす等の食害が目立っています。それに伴い、有害獣として殺される鹿も増え、昨年1年間で458頭もの鹿が殺処分されました。

 

尾瀬内で植物を食べる鹿

 

尾瀬を代表する高山植物、ニッコウキスゲ。7月下旬、大江湿原で見ることができます

 

 

まず行動!するとたくさんの出会いが後押ししてくれました。

 

昨年5月、全国各地で駆除された鹿と猪の皮を革にし、産地に戻して地域の資源にするという『MATAGIプロジェクト』を知りました。工場で見せていただいたのは、安全な植物タンニンで丁寧に加工される革。

 

それは手に取るととても柔らかく暖かでした。そしてその革で作られた商品は、小さなコインケースやキーホルダーからベストやスリッパ、帽子などの身に着けるものまで様々。

 

それらを見たときに、「自分でもできるのではないか、ぜひやってみたい!」と強く思いました。

 

MATAGIプロジェクトを活用し、全国から送られる獣皮

 

鹿革、猪革でつくられたスリッパや小物

 

 

鹿革や猪革でつくられた小物

 

 

横浜市立日野中央高等特別支援学校革工課の学生のみなさんからの協力

 

まずは南会津の猟師さんたちに、猟期に捕殺された鹿革を8頭分いただき、MATAGIプロジェクトを活用してなめしました。そんな時、花き農家で猟師さんでもある月田禮次郎さんのお宅で素晴らしい出会いが。

 

横浜市立日野中央高等特別支援学校で革製品をつくっている革工課の加藤先生が偶然遊びに来ていたのです。先生に尾瀬鹿プロジェクトの話をし、革工課の生徒さんと一緒に試作を行いながら尾瀬の鹿革で商品を製作することが決まりました。

 

横浜市立日野中央高等特別支援学校革工課の生徒さんたちと一緒に

 

 

尾瀬の山小屋『ひだまり工房』から第一歩を踏み出しました。


尾瀬で販売するので、お土産として手軽に購入でき、身に着けたりアウトドアで使えるものとして、コインケースやメディシンポーチ、ボトルホルダーを製作。

 

また、写真を撮る方が多いので会津木綿とコラボしたカメラストラップ等を作りました。その後もお客さんからのリクエストで名刺入れやブックカバー、メガネケース等を増やしていっています。

 

それらの商品を販売するため、私は尾瀬沼の山小屋〈長蔵小屋〉の無料休憩所内の一角をお借りし、『ひだまり工房』をオープンしました。6月から10月中旬までという短い期間でしたが、ビジターセンターで約10年勤務していたこと、長年ブログで尾瀬を紹介してきたこともあり、たくさんの方にこの活動を知っていただくことができ、鹿革の商品も販売することができました。

 

尾瀬沼・ひだまり工房

 

尾瀬鹿の革で作られたコインケースや名刺入れ、メガネケース

 

尾瀬鹿と会津木綿・カメラストラップ

 

尾瀬鹿・ボトルカバー

 

 

「いきものの命をいただいてできたものだ」という実感。

 

ひとりひとりの方と直接話ができるのが一番のメリットで、尾瀬と鹿の関わりや、多くの鹿が殺され廃棄(焼却)される現状、そして私たちに何ができるのか等を話し、鹿革を手にとってももらうことで、ただの革製品ではなく、「いきものの命をいただいてできたものだ」ということを実感していただけています。

 

皆さんも『鹿の革ってこんなに柔らかいんだ』『手触りがとてもよくって、ずっと持っていたいですね』『そういえば、昔はセーム革って鹿革で車やメガネを拭いていたよね』と感想や想い出を話してくださいます。

 

雪原の中で、佇む鹿

 

 

活動を通してつながる、共通の想いをもつ方々。

 

MATAGIプロジェクトを通じ、来年2月に東京スカイツリーにある東京ソラマチで開催される『MATAGI展』への出展も決まり、尾瀬や山にあまり興味のない方にも活動を知ってもらうチャンスをいただくことができました。

 

また、このプロジェクトを立ち上げる前に群馬県片品村に「地域おこし協力隊」として移住した本間優美さんと出会いました。彼女も私と同じ想いを持ち、今年猟師の資格を取得しました。彼女の協力もあり、尾瀬全体としてこの取組みができるようになったのです。

 

本間さんと猟友会のみなさん

 

今年2月のソラマチでのMATAGI展の様子

 

 

より多くの廃棄皮の活用と、地域に根差した活動をめざします。

 

この冬から、県をまたいで尾瀬を擁する「福島県南会津・桧枝岐地区」「群馬県利根沼田地区」で鹿・猪の皮を提供いただける方を募集しています。それと同時に福島県内、群馬県内で製品製作にご協力いただける団体等を探しており、会社や山小屋等のロゴ(焼印)を入れたオフィシャル商品の提案、鹿革クラフト作りを通し人と野生生物の関わりや暮らしについて考えるワークショップの実施も計画しています。

 

殺された鹿は約500頭、私が使ってあげられたのはたった8頭。もっと多くの命を活かしたい。それにはまず猟師さんに廃棄する皮をできるだけはいでもらい、商品にするために革になめさなくてはいけません。

 

せめて1割、年間で50頭以上の鹿革を商品にすることが今の目標です。今後も地元の方々に知ってもらうこと、害獣ではなく大切な資源として命を活かしていき、地元の産業に結びつけていくことを目標に活動を続けていきます。将来的には、放射線量が下がり、食の安全が確保できる時になれば、おいしい鹿のお肉を届けられればと夢見ています。

 

長文でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
本プロジェクトが実現できるよう、皆さまのご支援をお願いします‼

 

尾瀬ケ原の白い虹

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇ リターンについて ◆◇◆◇◆◇◆◇

ご支援いただきました皆さまにはお礼に以下のリターンをお送りします。

 


● 尾瀬のスケッチ入りサンクスレター

 

● 尾瀬のいきものポストカード

尾瀬を代表するオコジョやヤマネといった可愛いいきものたちのポストカードを6枚セットにしてお送りします。

 

 

●尾瀬鹿の革製コインケース(色はお任せください)

 とても柔らかい鹿革のコインケースは手にすっぽり収まる三角形です。

 

● 尾瀬の麓(福島県桧枝岐村、南会津町、群馬県片品村)の特産品

尾瀬の麓では美味しい高原野菜やトマト、そばや花豆が名産です。なかでもトマトジュースは南会津・片品両町村の名産。美味しい無添加ジュースの飲み比べてください。その他、お送りする時期に一番美味しい特産品を詰め合わせにして。

(群馬県片品村の特産品)

 

(福島県南会津の特産品)


● 尾瀬鹿の革製キーホルダー(色はお任せください)

会津の伝統織物である会津木綿とコラボしたキーホルダーを試作中です。MATAGI展で初出展します。

 

● 尾瀬鹿の革製ブックカバー(色はお任せください)

柔らかい鹿革のブックカバーはいつまでも手にとっていたくなります。お気に入りの本を包んでください。

 


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