プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

 

▼自己紹介

  福原江太(ふくはらこうた)。昭和50年生まれ。北海道余市町で生まれ、余市沢町小学校・西中学校・小樽潮陵高校・釧路公立大学を卒業。余市町へと戻り父が経営する小さな水産加工会社の二代目社長に就任しました。

 

 果実やニッカウヰスキーがイメージしやすい余市町ですが、日本海沿岸ということもあり、かつてはニシン漁を生業にした人たちが明治の北海道開拓以前から先住民と共に暮らしていた(※注1)、海産物にも恵まれた町です。

 

 私はその余市町で生れ育ちました。

 (※注1参考文献・・・余市水産加工業協同組合史 「余市水産加工業協同組合史」編集委員会 編集 第一節 余市背負う場の頃の水産加工の動向)

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

「次世代に残したい地方食文化を掘り起こし、売れる商品にまで仕上げることで、次の世代にも胸を張って誇れる地方の食文化を伝えて行きたい。」

 

 失われて行く「地方の食文化」を残して行きたい。

 

 プロジェクトを立ち上げたきっかけは、私たちが子どもの頃に「当たり前にあった食文化」がどんどん少なくなって消えて行くのを目の当たりにしてきたからです。

 私は、その地方の食文化というのは「誰か」から「誰か」へと自動的に受け継がれていくものだと漠然と思っていました。ところが時代が移り変わり、そうではないということに気が付き始めます。

 

 【昔】

 ・台所は料理をするための十分なスペースがあった

 ・暖房が不十分で、漬物を漬けるための土間があった

 ・暖房はマキや石炭ストーブで、その上に鍋を置いて煮物ができた

 ・大人数で同居していたので大鍋で煮物や漬物を漬ける意味があった

 ・気密性が低かったので料理や漬物の匂いが家に充満してもやがて消えた

 ・冷蔵技術が未発達なので保存食が必要だった

 ・保存食は各家庭で作って、地域内で物々交換などで自然流通された

  

 【現代】

 ・システムキッチンでは土付きの野菜を切り分けたり、魚をさばくための十分なスペースが確保できない

 ・暖房が住宅の隅々まで行き届き、物置など別棟でないと漬物を漬けられる場所が確保できない

 ・暖房器具は直火タイプが激減。煮物ができない

 ・核家族、個人で生活しているので料理に時間を掛けにくい

 ・気密性が高い建築やマンションなどで料理の匂いを出しにくい

 ・冷蔵技術が発達し、ある程度の鮮度を保ちながら食品の長期保存が可能になった 

 ・化学研究が進み、調味料や保存料で食品を長持ちさせられるようになり、スーパーやコンビニで買うこともできるようになった

 

 

 私は食に携わる仕事を続け20年が経過しましたが、日本人の食文化の傾向はコンビニや弁当屋さん、ファストフードやインスタント化などといった便利でお手軽な方へと流れて行く様子を目の当たりにして来ました。

 それが時代の流れですし、現に私もその恩恵に大いに浴している一人ですので悪いことだとは思いません。

 しかし、その便利さの影で手間暇のかかる「地方食文化」を受け継ぐ人がどんどん減って行き、消滅の危機にあるということは疑いようのない事実です。

 

 そこで私はFacebookにて非公開グループ「地方食文化防衛軍」という企画を2012年に立ち上げ、そのような消滅危機に瀕している食文化や新たに起こる食のムーブメントについての情報交流を仲間内で緩やかに行って参りましたが、ここでひとつ地方の食文化を実際に防衛していくための具体的な行動を始めます。

 

 【地方食文化防衛のための5箇条】

 1・地方食文化を知るべし

 2・地方食文化を味わうべし

 3・地方食文化を語るべし

 4・地方食文化を作るべし

 5・地方食文化を商品にし、広めるべし

 

 現代の人たちが便利さを得る代わりに失った「製造環境」「手間暇」「味わいや香りが想起させるノスタルジーと得難い幸福感」。

 

 私はそれを守って行きたいのです。そして本当に豊かな日本各地(意外と世界まで行くかも知れませんが)に残る大切な味わいを、次の代までしっかりと繋げて行きたいのです。

  

 それがこの地方食文化防衛プロジェクトです。

 

 その第一弾として北海道の冬の味覚「にしん漬け」にフォーカスします。

 

 理由は、私たち福原商店が北海道で「身欠きにしん」を製造し続けて来たことと、子どもの頃からにしん漬けを食べて来て、その衰退を肌で感じているからです。

 

 

▼プロジェクトの内容

 「みなさまから頂いたご支援で、にしん漬けをはじめとする地方色豊かな食品を製造できる環境を整え、実際に製造し、全国各地へのネット販売をスタートさせます」

 

 ①ご支援募集期間:2019年1月20日(日)まで

 ②目標金額:100万円

 ③プロジェクトの内容:2019年1月末までに設備を整えます。準備でき次第、第一弾としてにしん漬けの製造を開始。初年度は2019年3月15日までに1,500㎏分を製造し従来の販路と協力して販売いたします。

 製品は400g、1㎏での販売を予定しており、約3,000食分の製造を目標としております。このにしん漬けによる販路開拓が今後の商品の販路づくりも兼ねており、目標製造重量として1,500㎏を目指しております。 

 

 ※設備は今後の商品づくりにも役立てて参ります!

 

 今回のプロジェクトでは、みなさまからご支援をいただきまして地方食文化の製造施設の整備と備品を購入し、第一弾として実際に「にしん漬け」を漬けて販売いたします。主な目的は以下の4点です。

 

 【製造施設について】

 ・製造施設(福原商店の加工場)改装

 ・備品の購入 作業台、シンク、漬け樽、業務用冷蔵庫など

 

 【にしん漬けについて】

 ・原材料の購入

 ・包装資材の購入

 

 (※募集期間中にそれらの条件が整った場合には少量ずつでも先行して製造および販売をスタートさせていただきます。)

 

 今回みなさまのご支援で特に整備したいのは【業務用冷蔵庫】です。北海道では冬期間(11月末~3月)の気温は心配ありませんが、その先の製造については低温を保持するための業務用冷蔵庫が必要になります。

  

 にしん漬けは北海道が胸を張って誇れる、全国の皆さんにも是非とも味わっていただきたい冬の味覚です。是非ともご協力のほどよろしくお願いいたします。

 

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

 「地方の食文化を胸を張って誇れる。そんなささやかな幸せを分かち合いたい」

 

 私がこどもの頃、婆ちゃんが作った料理は「日本の食卓の西洋化」に取り残された時代遅れの象徴のように、当時はそれを的確に表現する言葉もありませんでしたがそう感じていました。

 

 その当時「当たり前」だった手間暇をかけた料理をご近所さんに配って物々交換するような気持ちの交流がどれほどの価値を持っていた物なのか、そしてそれがどれほど「ありがたく」て胸を張れることだったのかを証明したいのです。

 

 このプロジェクトによって、全国からそういう志・・・という大それた物ではなくとも・・・お気持ちを持たれた方々と繋がり、情報を交換し、全国津々浦々の地方食文化を胸を張って誇れるように以下のビジョンを描いております。

 

 1・まずは「にしん漬け」の商品化、ブランド化

 2・そのノウハウを活用して、地方食文化シリーズの商品化

 3・地方食文化による交流会、仲間とつながる

 

 食べ物は心のふるさとです。

 色、におい、歯ざわり・・・その地方だから生まれ、受け継がれて来た大切な宝物を何度でも磨き直して、地味でなかなか日の目を見なかったそれが本当の宝物なのだということを、再認識して行きたいのです。

 

 ※画像は地方の食文化を中心とした料理を味わいながらの勉強会。

▼リターンについて

 今回のご支援で出来上がった「にしん漬け」を中心に、まずは福原江太が生まれ育った北海道余市町近辺の食文化についてReadyfor限定のセットや、プロジェクト達成のお食事会、あるいは福原江太と地方食文化を語る会などのさまざまなお礼を準備させていただいております。

 

 また「特にそういうのは求めないけれど、頑張ってね」と応援してくださる方に、地方食文化防衛プロジェクト応援コースもございますので、ぜひともご支援のほどお願い致します。 

 

【以下2つの完了をもってプロジェクトを実施完了とします】

 ①2019/1/31までに、にしん漬けを製造する設備を整えます。

 ②2019/3/15までに、にしん漬け1500㎏分を製造します。


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