猫伝染性腹膜炎(FIP)の治療にご支援、ご協力をお願いいたします。

猫伝染性腹膜炎(FIP)の治療にご支援、ご協力をお願いいたします。

支援総額

827,000

目標金額 800,000円

支援者
123人
募集終了日
2021年10月25日

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プロジェクト本文

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◆ネクストゴールの設定について

 

皆様の温かいご支援のおかげで、あと10日を残して第一目標100%を達成することができました!!

本当に本当にありがとうございます。

そこで、当初より目指しておりましたネクストゴールの設定をさせていただきます。

 

ネクストゴール:130万円

資金使途:蘭丸のFIP治療薬費用

 

難しいお願いであることは重々承知しておりますが、どうかもう少しお力を貸していただけないでしょうか。

投薬期間も残り2週間強となりました。

どうぞ引き続き拡散やご支援のご協力をお願い申し上げます。

 

 

 

◆自己紹介

 

多数あるプロジェクトの中から当プロジェクトをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。

蘭丸の飼い主の濱野と申します。

 

蘭丸が我が家にやってきたのは2020年7月11日。ちょうど2ヶ月になった日でした。

猫なのに少しどんくさいのがチャームポイントの、1歳3ヶ月の雄猫です。

 

 

夫:グラフィックデザイナー

妻:保育士

猫:ブリティッシュショートヘア

 

現在は2人と1匹の3人家族です。

 

 

◆プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

蘭丸は、現在【猫伝染性腹膜炎(FIP)】という病気と闘っています。

「予防も治療もできない病気」とされており、発症率は非常に低く、罹患すれば1ヶ月以内にほぼ亡くなってしまうと言われています。

1〜3ヶ月程度の延命のための対症療法しか手段がなかったのですが、近年開発された新薬がFIPの治療に効果があるという事例が複数件報告されるようになりました。

しかし、この新薬は開発からまだ間も無く国内では未承認のため、非常に高額な医療費が必要になります。

また蘭丸はこの病気の中でもさらに珍しい成猫での発症となるため、通常よりも多量の薬の服用が必要となり、一般的なFIP治療の数倍の費用が必要です。

 

今回のプロジェクトでは、蘭丸にこの新薬を投与し、猫伝染性腹膜炎(FIP)の寛解を目指します。

 

 

 

▷猫伝染性腹膜炎(FIP)について

ほとんどの猫は、体内に「猫コロナウイルス」を保有しています。

このウイルス自体は、基本的に健康を害するものではありません。

※この猫コロナウイルスというのは、現在世界中で猛威を奮っている新型コロナウイルスとは全く別のものです。

 

そこからFIP発症に至る要因は以下のように言われています。

 

①猫コロナウイルスが突然変異を起こすこと

体内にあっても問題無かったそれまでの猫コロナウイルスとは別のものになってしまいます。

この突然変異については原因不明とされています。

しかし、変異しただけではまだFIPは発症しません。

 

②免疫力の低下

突然変異した猫コロナウイルスをはじき出すことができず、身体に受け入れてしまう。

これによりFIPを発症します。FIPを発症する猫が子猫や老猫に多いのはこのためで、身体がまだ成熟しておらず免疫が整っていなかったり、加齢により免疫力が低下していたりといった要因によるものです。

健康な成猫で、免疫により突然変異したウイルスをブロックできればFIP発症には至りません。

しかし、元々免疫力が弱かったり、他の病気や環境の変化等のストレスで免疫力が低下したりといったタイミングが不幸にも重なると発症してしまいます。

 

一度変異した猫コロナウイルスが元に戻ることはありません。

それゆえにFIPは治療不可と言われています。

 

さらにFIPは、非常に進行が早い病気です。

発覚してから数日〜数週間で命を落としてしまいます。

発熱や食欲不振に始まり、各部炎症、神経障害による身体の麻痺、排泄機能の低下、貧血、意識の混濁等、苦しい症状が次々に現れます。

 

実際に蘭丸も、最初の症状は元気・食欲不振と嘔吐でした。

「便秘から来る嘔吐だろう」と診断され胃腸薬を処方された1週間後には、「余命2週間」という絶望的な宣告を受けました。

 

 

▷新薬について

数年前まではかかったら最後、安楽死を勧めるしかなかった死の宣告ともいわれた病気ですが、ここ1~2年の間に海外で新薬が開発され、寛解が望める病気となりました。

この新薬は国内では動物医薬品として承認されていません。

しかし、この薬により絶望的な状況から命をつなぐことができたという例が何件も報告されています。

84日間、毎日同じ時間に薬を投与する必要があり、その後一定期間の経過観察を経て寛解となります。

 

※個人的な判断と自己責任の上で蘭丸にとって投与が必要と考えていますが、FIPを発症したすべての猫に当該新薬が有効であるという趣旨ではありません。

 

 

◆これまでの経緯

 

初めて「蘭丸の具合が悪いのかもしれない」と感じたのは、2021年7月26日のことです。

今まで毛玉も吐いたことが無かった蘭丸が、多量の嘔吐をしました。

その時は「夏バテかな?おやつ食べすぎたのかな?」程度に思っていました。

 

3日後の7月29日に再度嘔吐。

排便がここしばらく無かったこともあり、病院を受診しました。

便秘から来る嘔吐だろうとの診断で、脱水症状もあったので点滴を受けました。

ご飯を食べないことも増えていましたが、元々偏食&食欲旺盛ではなく少しずつ食べるタイプだったことからこの時はあまり気にしていませんでした。

今思えば、もっと早く気付いてあげられたはずなのに、と反省しています。

 

生まれて初めての投薬、3日分を飲みきり無事排便もありました。

またいつもの蘭丸に戻るだろうと思っていた矢先、1週間後の8月5日に再度嘔吐。

急いで病院に行くと39℃台の発熱、脱水症状、そして前回からさらに体重減少があることから血液検査をしていただきました。

 

そこで検出された数値を見て、獣医さんから「FIPの疑いがある」とのお話を受けました。

立って歩けるのが不思議なくらいの貧血状態であること、そして「覚悟はしておいてください」とのお話も。

FIPという病気について認知したのはこの時が初めてです。

 

まさかうちの蘭丸が?

いきなりそんなよくわからない難病?

治療法は無く1ヶ月以内に死んでしまう?

そんなわけないだろう…

 

でも、、、

もういつからキャットタワーに登る姿を見ていないかな?

元々活動的とは言えないけれど、何日も続けて1日中寝ていることはあったかな?

ごはんをこんなに食べないことはあったかな?

 

思い返してみれば思い当たるけれど、いつからなのか思い出せないことばかりでした。

 

 

3日後の8月8日。

精密検査の結果、ほぼFIPで間違い無いだろうと、余命は2週間だと、宣告を受けました。

涙が、後悔が、悲しさが、溢れ出して止まりませんでした。

どうしてもっと早く気付くことができなかったのか。

このままできるだけ苦しむことが無いように最期を待つしか無いのか。

 

インターネットで調べて知った新薬の存在。

寛解報告のSNS投稿などを、正直半信半疑で眺めていました。

もし助かる可能性があるのなら。

あとで「あの時、投薬を選んでいたら助かったかもしれない」と後悔し続けることはしたくないと思いました。

 

余命宣告を受けた翌日の8月9日。

新薬の協力病院を受診し、発覚からの経緯や症状を伝えて、「やはりFIPドライタイプの中〜後期だろう」との診断を受けました。

 

そして長く続く投薬治療の大変さ、リスクなど、お話してくれました。

もう泣かず、迷わず、「投薬治療をお願いします」と伝えました。

 

 

◆資金の使い道

 

皆様からのご支援はすべて、蘭丸の治療費に充てさせていただきます。

 

FIPには3つのタイプがあり、

・胸水、腹水がたまるウェットタイプ

・体内に肉芽腫ができるドライタイプ

・両方の症状が現れる混合タイプとされています。

 

投与する新薬は国内では未承認のため、薬代は非常に高額でペット保険も適用外です。

1日の投与量は体重、FIPのタイプ、進行度によって決まります。

蘭丸は投与量が多く必要なドライタイプの中〜後期と診断されました。

また子猫の頃に発症するよりも体重が多いため、必然的に薬の量が増えます。

それに加えて蘭丸は元々ふくよかで、幸いなことに体重減少もそこまで大きくは無かったため、FIP治療スタート時としては異例の投与量となりました。

発症する中で多いとされる生後数ヶ月の子猫が必要とする5倍以上の量が、蘭丸にとってのスタートとなりました。

 

〈具体例〉

・子猫(ウェットタイプ/体重1.5kg/投与量150mg) → 4,455円/日

・蘭丸(ドライタイプ/体重4.2kg/投与量850mg)→ 22,605円/日

 

スタートラインでこれだけの差があります。

治療費は50〜100万円程度とされていますが、蘭丸は最初の試算段階でも最低200万円はかかると言われました。

今後の体重増加を考えると、必要な治療費用は薬代だけで230万円程になります。

さらにその他症状や進行状態により検査代等の治療費がかかることになります。

 

 

▷薬代の現状

2021年8月9日~8月16日:850㎎/日

 22,605円×8日間分 = 180,840円

  

2021年8月15日~8月21日:900㎎/日

 1,485円(50㎎)×2日間分+23,870円×5日間分 = 170,060円

 

 

▷目標金額の内訳

・8月22日以降も900㎎の投薬が続いた場合の費用:1,997,930円   

・体重増加に伴う増加分(概算):350,000円   

・クラウドファンディング手数料:12% 

 

以上により、皆様にご支援をお願いしたい第一目標金額は800,000円とさせていただきます。

 

※この目標を達成できた場合には、新たにネクストチャレンジとして1,300,000円第二目標として設定することを事前に明示させていただきます。

こちらは、All or Nothing方式となっており、目標額を達成できなければそれまでにいただいたご支援も全て支援者様に返金されるというルールのためです。

 

賜りましたご支援金額(第二目標の130万円)から手数料と消費税を差し引いた額と、薬代を含む治療費総額との差額は、約150万円となります。

この分はもちろん私たちの自己資金にて支払いをしてまいります。

 

※金額は税込金額を記載しております。

 

 

▷治療について

考えたくもありませんが、FIPという病気の特性上、志半ばで…という可能性もあり得る状況です。

ドライタイプだと、再発率も高いそうです。

万が一治療期間中に蘭丸が亡くなってしまった場合でも、頂きましたご支援は全てそれまでにかかった蘭丸の治療費に充てさせていただき、ご返金はいたしかねます。

ご理解の上、ご支援を賜れますと幸いです。

 

 

◆プロジェクトのスケジュール

 

2021年8月9日:投薬開始

2021年10月31日:投薬終了

その後も定期検診を続け、異常がなければ寛解

 

 

◆リターンについて

 

心ばかりではありますが、ご支援賜りました方には感謝の想いをこめてリターンを送らせていただきます。

・3,000円以上のご支援へのリターンにてお送りする蘭丸のポストカード

・30,000円以上のご支援へのリターンにてお送りする支援者様のお好きな写真(ご家族・ペットなど)で作成するポストカード

上記はグラフィックデザイナーである夫が作成するオリジナルデザインを予定しております。

 

 

◆最後に

大切な家族として、いろいろな覚悟を持って蘭丸を迎え入れたつもりでした。

もちろん病気にかかった時には責任を持って治療するだけの覚悟と蓄えもありました。

しかしこの病気は、私たちの想像を遥かに上回る大きな金額と、絶望を受けるものでした。

 

それでもどうしても、蘭丸を諦めたくない。

家族としてどうか隣にいて欲しい。

その想いから、今回のプロジェクトを立ち上げました。

 

またFIPという病気を調べる中で、圧倒的に情報が少ないことに更なる不安を感じました。

この先蘭丸はどうなってしまうのか。

何に気をつければこれ以上蘭丸が苦しい思いをしないのか。

高額な投薬をして本当に命が助かるのか。 

最終的な判断・責任は全て、もちろん飼い主である私たち夫婦にありますが、それでも何を信じるのか、どう決断するのか。その材料となる情報があまりにも少ないと感じました。

 

これから先、いつかFIPは「治る病気」になってほしいと強く願いますが、それでも時間がかかってしまうものではあると思います。

そのため、蘭丸の毎日のリアルな記録を残していくことも私たちの使命であると考えました。

私たち家族と同じ苦しみの中にいる猫さん、飼い主さんたちにとって、少しでも力になることができたら。

FIPという絶望に立ち向かうための希望の1つになることができたら。

そんな想いからも今回のクラウドファンディング、そして毎日の闘病日記を始めました。

 

今後の記録もこちら(Instagram:@neko_ranmaru)にて更新していきます。

 

たくさんの方に見守っていただけること、温かいお言葉・ご支援をいただけること、本当にありがたく心強く感じています。

 

新型コロナウイルスの蔓延により、大変な思いをされている方がたくさんいらっしゃることも重々承知の上での厚かましいお願いです。

恐縮ではありますが、どうかみなさまのお力をお貸しいただけないでしょうか。

蘭丸に、私たち家族に、未来への希望を繋がせてください。

 

何卒よろしくお願いいたします。

 

 

濱野 守 / 順帆

 

プロジェクト実行責任者:
濱野 守
プロジェクト実施完了日:
2021年10月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

飼い猫が発症した「不治の病」といわれる病気の治療に必要な治療を行ないます。集まった資金は治療費用に全額充てさせていただきます。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額の差額は自己費用で補填いたします。

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プロフィール

はじめまして。蘭丸の飼い主の濱野と申します。蘭丸の猫伝染性腹膜炎(FIP)治療のためにクラウドファンディングを立ち上げました。経過報告や治療費など随時更新していきます。何卒よろしくお願いいたします。

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リターン

1,000


【蘭丸応援 1000】

【蘭丸応援 1000】

◉お礼のメール
◉蘭丸の画像2点
※ご指定のメールアドレス・ご住所にお送りします。お預かりした個人情報は、リターンの送付以外の目的には決して使用いたしません。

申込数
40
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年12月

3,000


【蘭丸応援 3000】

【蘭丸応援 3000】

◉お礼のメール
◉蘭丸の画像2点
◉蘭丸のポストカード1種
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申込数
34
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年12月

1,000


【蘭丸応援 1000】

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申込数
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2021年12月

3,000


【蘭丸応援 3000】

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申込数
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在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年12月
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プロフィール

はじめまして。蘭丸の飼い主の濱野と申します。蘭丸の猫伝染性腹膜炎(FIP)治療のためにクラウドファンディングを立ち上げました。経過報告や治療費など随時更新していきます。何卒よろしくお願いいたします。

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